烏帽子岳・杵島岳

草千里駐車場〜烏帽子岳〜草千里駐車場〜杵島岳〜草千里駐車場 2025/10/29

10/29(水)

起床予定時刻より40分も前に目が覚めた。そのまま横になっていても眠れそうに無かったので起きて、出発の準備をすることにした。

家の4歳のメス猫は餌を食べてから外に出たので戻ってこないかと思ったら、出かけるまでに戻って来ていた。最近は家で過している時間が増えて来ているように思う。

外に出ると結構星がきれいに見えていた。南天にオリオン座が輝いていた。

4:30に自宅発。外気温8度、航続可能距離493km。

荷物を積み込んだ後に、何か荷物が少ないような気がしていたが、北熊本SICの近くで簡単な着替え用の福を入れているバッグを積まなかったことに気付いた。

出発時間が予定より30分は早かったため時間に余裕があり、眠気覚ましのタブレット菓子を入手しておきたかったこともあり、トライアルに寄ることにした。

5:16にトライアル 大津店着。走行距離31.6km、燃費22.7km/L、平均車速41km/h、走行時間0:47、EV走行距離15.4km(49%)、航続可能距離453km、外気温11度、高度169m。

タブレット菓子の他にメルティキッスもどきのチョコレート等を購入した。もう、この手のチョコレートが出ているとは思わなかった。

外に出ると東の空白んでいた。

5:47にトライアル 大津店発。

5:58に道の駅 大津着。走行距離36.5km、燃費22.6km/L、平均車速38km/h、走行時間0:15、EV走行距離18.3km(50%)、航続可能距離446km、外気温11度、高度158m。

道の駅の手前で道沿いの店の幟がパタパタはためいているのを見かけたし、道の駅で外に出ると風が吹いていた。山上はもっと風が吹いているだろうから少し心配になった。

6:02に道の駅 大津発。

国道325号を離れ、県道299号を少し走ったところでアナグマを見かけた。草むらの中に何か塊があるように見えたので初めは岩か何かと思ったのだが、良く見るとアナグマだった。

6:34に草千里駐車場着。走行距離59.6km、燃費16.9km/L、平均車速40km/h、走行時間1:34、EV走行距離22.9km(18%)、航続可能距離417km、外気温4度、高度1,145m。

草千里駐車場〜烏帽子岳

今年はいつまでも暑くて、10/21になってからやっと秋らしい気温になった。前日までTシャツで過していたのに一気にキンモクセイの香りが漂ってきそうな空気感になった。 夏用に使っている背中の通気性の良いのでストラトス36はもう来年まで使わないだろうと言うことで、10/25にいつもザックに入れている基本装備をケストレル38に詰め替えた。

今回は最初は普通の秋の服装で行こうと思っていたが、前日の夕方の天気予報で南小国は3.3度で霜が下りたと言うのを見て、秋の服装ではヤバいかもと思った。Webで天気予報を見て、平地の気温から類推すると草千里は2度くらいだろうと思ったので冬の服装に切り替えることにした。秋を通り越して一気に冬に装備になった。

草千里の気温は4度だったので思っていたほど気温は低くなかったものの外に出ると風があって寒かった。車を停めた場所のすぐ近くに登山届けの箱が見えたので、そこから登山届けの用紙を取ってきて、車の中で記入した。yamapとかの地図を見ていて、西側の登山口の場所が変わったようだと思っていたけど、登山届けの箱の位置からして変わっていることは確定だ。登山届けの紙に書いてあったルート図でも変更されていることが確認できた。以前は草千里の縁の西側が登山口だったが、火山博物館の道を挟んだ前あたりが登山口になり、草千里を途中まで突っ切ってから、草千里の縁へ向かい、以前にあった登山道の途中から合流するようになっていた。ここの合流は以前にもあった。以前の道は少しし荒れた感じがあったので放棄する事にしたようだ。

ヘッドバンド、帽子、グローブ、ジャケットを着て、準備を整えてから出発した。 今回の服装は上は長袖シャツ、フリースのプルオーバー、その上にモンベルのトレール シェルジャケット(表地が薄手ナイロン、裏地が薄手フリース)、下はライニング付のズボンを履いた。膝サポーターも付けた。

道を渡るとすぐに案内図があった。そばには登山届けの箱があるので登山届けを投函した。

まずは草千里を突っ切るわけだが、草地の中を適当に歩くのかと思ったら、ゴムマットが敷いてあった。いきなり馬が居て、馬の生産物(馬糞)も落ちていた。ゴムマットの上にも容赦なく馬の生産物が落とされていた。

草千里を歩き出してすぐのところでTV(TKU)のインタビューを受けた。阿蘇の冷え込みの取材と言うことなのだが、「気温は思っていたより暖かかったけど、風があって寒い」とか話してしまい、冷え込みの取材なのに「暖かかった」はマズそうなので悪いことをしたと思ったけど、どうせもっと他の人のインタビューも取って、気の聞いた事を言った人の映像が使われるだろうと思いもした。昼と夕に流す映像だということだったので夕方にTVを見てみたら、お天気コーナーで自分のインタビューが使われていた。どうやら冷え込みの映像にヘッドバンドも付けて冬の服装をした登山者と言うのは絵的にちょうど良かったらしい。「気温は思っていたより暖かかったけど」って言うところの後の「風があって寒い」の部分が使われていた。まあ、この切り取りは妥当だろう。実際に寒かったし。

まずは駒立山に行ってみることにした。草千里の中のちょこっと小高くなったところで、以前は山と認識していなかった。でも駒立山という名前が付けられているということを知って、一応は山と認識するようになった。草千里を歩いていくとすぐにゴムマットは無くなり、土の道になった。草千里は草地を観光客が適当に歩いているだけの場所で道なんて無いと思っていたが、わりときっちり踏み跡があって道になっていた。容赦なく馬の生産物が落ちているが、この生産物に霜が下りていた。

駒建山は少し小高いだけだけど、少し小高いだけに草千里の入口あたりよりも見える景色が良かった。中岳の火口や俵山、雲仙、鞍岳が見えた。

駒立山から5分強歩いて草千里の縁へ。ここからの道は以前からある道だ。ここまで来ると駒立山では火口縁に隠されていた金峰山、二ノ岳、三ノ岳、ツームシ山等が見えてきた。

烏帽子岳の登りがまだ緩いあたりで男性登山者1人に追い越された。

標高が上がるにつれて、遠くの山が見えてくるようになった。駒立山では火口縁に隠れていた多良山系の山々や北方向の津江方面の山々が見えるようになった。ふと烏帽子岳の山頂の方を見るとススキの穂が輝いていた。

もう少しで山頂と言ったあたりで女性登山者1人とすれ違った。

山頂が近くなってくると涌蓋山、九重山、祖母山も見えてくるようになった。

山頂手前から見えていたが、大仁田山の風力発電の風車が肉眼で確認できた。山頂で改めて見ると「何か風車の数が多くね?」というのが第一印象だった。後で撮った写真で確認すると12基写っていた。諸塚山に登りに行ったとき(2017/8/18)にはこんなに多くなかったよなと思った。調べてみたら、諸塚山に行ったときは中九州大仁田山風力発電所(2016/9/3運転開始)の8基だけだったが、その後に第二中九州大仁田山風力発電所(2023/9/4運転開始)の4基が出来たということだ。

大仁田の風力発電所の一番右側の風車の右側の奥に山が見えていたが、そこが今回に見えた山で一番遠くにありそうなので気になった。後で調べて見たら尾鈴山だった。

佐賀方面は天山、八幡岳もうっすらと見えた。脊振山地も見えたが、うっすら過ぎてどこがどの山かまではわからなかった。

津江山地も見えた。釈迦岳のドームは肉眼では確認できなかったが、双眼鏡を使えば確認できた。

草千里では風が吹いていたので山頂では寒くて食事どころでは無いだろうと思っていたけど、山頂では風が無かったので食事をすることにした。まだ、それほど空腹では無かったけど、今回は朝食時間に食事をする必要があった。前日の午後に左上の親知らずを抜歯したのだが、抗生物質を処方していた。服薬は食後ということなので食事をする必要があった。服薬が食後となっている薬は胃が空の時に服薬すると胃が荒れてしまう。

抜歯の翌日に山登りはマズいかなとは思ったものの、抜歯翌日の運動は問題ないと言うことは確認した。抜歯後から痛みは無いし、出血は抜歯した晩にわずかな出血があっただけだったのでとりあえず問題は無さそう。一応は鎮痛剤と止血用の綿をザックに入れてきた。もし、口の中に血の味を感じたらすぐに引き返すつもりで登ってきたが、血の味も感じなかった。

山頂はずっと貸し切り状態で景色を楽しみつつ、ゆっくりと食事が出来た。ゆっくりしていたら時間が経っており、山頂で45分も過していた。

烏帽子岳〜草千里駐車場

ヘッドバンドは山頂で外したが、下りの途中でグローブを外して、ジャケットを脱いでザックの中にしまった。

下っている途中で見えた九重山、涌蓋山は中腹には雲がかかり、てっぺんの方だけ姿を覗かせていた。

古坊中と草千里の分岐の手前で男性登山者1人とすれ違った。山頂は貸し切りだったし、この時期はあまり登山者は居ないようだ。

分岐からは草千里へ下りた。分岐から少し下ったところで外国人カップルとすれ違った。烏帽子岳で会ったのはこの2人が最後で、結果としては5人しか登山者に会わなかった。

草千里駐車場〜古御池火口群〜杵島岳

草千里からは古御池火口群経由で杵島岳に向かった。杵島岳には8月にも登っている。 その時は古御池火口群、烏帽子岳も行きたいと思っていたけど、暑かったのでそちらまで回る気が起きなかった。

抗生物質を服薬しているので、副作用で腹が緩くなる可能性が頭をよぎり、烏帽子岳から下っているときに、 今回は烏帽子岳のみにしておいた方が無難かなと思っていた。今回は烏帽子岳からの眺めが良かったこともあり、烏帽子岳で十分満足したというのもあった。とりあえず、草千里まで下ってからの状態で考えることにして下ってきた。腹が緩くなる気配も無いので予定通り、古御池火口群経由で杵島岳に登る事にした。

遊歩道を歩いている時に外国人カップルとすれ違った。阿蘇は海外からの旅行者が多いみたいだが以前に比べたら、すごく増えているように感じる。

東側の杵島岳の分岐のところにあるベンチで5分強休憩した。出発しようとしているときに杵島岳から下ってくるひとりの女性登山者が見えた。何か見覚えがある格好だったのでおそらく烏帽子岳の登りですれ違った登山者だろう。

古御池火口群の分岐からは草丈が高くなった。草丈が高いので朝露が付いていると厄介だなと計画を立てているときに思っていた。だが、昨日のTVの天気予報では空気が乾燥していると言っていたし、朝は風も吹いていたので大丈夫だろうと烏帽子岳の下りでは思っていた。実際に歩いてみたら、朝露はほぼ無かった。

古御池火口群を回っている間は誰にも会わないだろうと思っていたが、1人の男性登山者とすれ違った。

杵島岳の登りの手前で10分ほど休憩。登りでは暑くなるだろうからフリースを脱いで、ザックに仕舞った。

登り始めて15分弱で往生岳の分岐。前に往生岳に登ったときにもう1本道があって、その道の分岐が手前にあるはずなのだがわからなかった。もっともその道は途中が不明瞭であまり使われていない感じではだったが。

登り始めて25分で杵島岳の火口縁に到着。杵島岳の火口縁まで来るとさすがに人が増え、登山者が4人居た。5分弱休憩を取り、その後は火口縁を半時計回りで杵島岳に向かった。

火口縁を歩いている間に登山者1人とすれ違い、杵島岳の山頂まで来たときには、周辺には10人弱の登山者が居た。

そのまま下ってしまおうか思っていたけど、せっかく来たのだから、山頂で休憩を取って、景色を楽しむことにした。

朝は白く噴気を上げていた中岳だが、噴気が見えなくなっていた。

さて、そろそろ下山するかと立ち上がってから景色を眺めていたら2羽の小型の猛禽が飛んでいた。

杵島岳〜草千里駐車場

杵島岳の山頂では冷えないようにフリースのプルオーバーを着た。この後は下るだけだからと暑くなることもあるまいと下る前に脱がなかったが、階段を下りている間に暑くなってきた。やはり杵島岳の一番の難所はこの階段だ。ジッパーを全開にしたが、まだ暑い。こう言うときはプルオーバーより下まで全開に出来るジャケットの方が良さそうだ。着ていたプルオーバーはかなり前に海外通販で買ったもので元値が安かった上に円高の時に買ったので千円もしなかった。安いだけにポケットが無くて、少し不便だったけど、薄いわりには暖かいので重宝していた。だが今回のような場合を考えるとフリースジャケットを入手した方が良いかもと思った。

草千里駐車場まで戻ってきたら、駐車場は混雑していた。平日だからそんなに混まないだろうと思っていたので意外だった。

今回の水分の消費はスポーツドリンク150ccと食事の時に飲んだが100cc位。寒くなってきたので水分の消費が少なくて済む。

コースタイム

トラックログ

13:44に草千里駐車場発。

往路をそのまま戻ろうと思っていたけど、草千里の駐車場の混雑していたし、わナンバーの車をよく見かけた。南阿蘇村に下りると遠回りだけど、阿蘇市側は交通量が多そうだし、わナンバーもそちらの方が多そうなので、南阿蘇村へ下りることにした。

途中のヘリポートは受付の小屋の前に行列が出来ていた。烏帽子岳の下りのあたりから古御池火口群からの杵島岳の登りのあたりまで、ヘリコプターはわりと頻繁に飛んでいたが、行列が出来るまでになっているとは思わなかった。

県道111号で下っていった。途中にある火の国トンネルを通るのは久しぶりだ。

南阿蘇パノラマ展望所に寄ろうと思っていたけど、寄り道が面倒になったので通過した。

調光レンズの眼鏡をはめていたが、県道111号の下の方の林があるあたりで少し暗さを感じたので、車を停めることが出来る場所を見つけて、普通の眼鏡に交換した。山登りが終わったら、眼鏡は交換しようと思っていたけど、すっかり忘れていた。

13:19に道の駅 あそ望の郷くぎの着。走行距離78.6km、燃費20.8km/L、平均車速38km/h、走行時間2:05、EV走行距離36.1km(46%)、航続可能距離380km、外気温19度、高度437m。

平日だというのに混んでいた。わりと空いていた第3駐車場へ車を停めた。

コキア畑がきれいらしいのでまずはコキア畑へ行った。コキア畑は沢山の人が居た。東側のコキア畑は人が立ち入れないようにしてあるようでそちら側だと人が写りこまないコキアと阿蘇山の写真が取れた。

コキア畑の次にはモンベル 南阿蘇店へ。シャミースジャケット(薄手のフリースのジャケット)、シャミース ヘッドバンド、ご当地Tシャツ(草千里の絵柄)を購入した。フリースのジャケットで良さそうなのがあったら買うつもりではあったが、他のものもつい買ってしまった。

10/25の晩に暑い時期用に使っているストラトス36からケストレル38に基本装備を入れ替えたのだが、その時にしばらくヘッドバンドがどこにあるのか見つからなかった。翌日にヘッドバンドの値段を調べてみたら、マムートやノースフェイスのものだと五千円弱もしていた。ヘッドバンドに五千円は高すぎる。amazon.co.jpで安いのがないか調べたら、中国メーカーのものばかりだった。困ったときのモンベルと言うことで調べてみたら、今回買ったものが1,700円でまあまあ許容範囲だった。現在使っているものはまだまだ使えるけど、予備はあっても良いかなと思ったので購入した。

フリースの上着は以前から使っているプルオーバーがあったが、今回の山行でジャケットの方が温度調整がしやすくて、より利便性があると思ったので適当なものがあったら買おうと思っていた。今回の山行中に着ていたトレール シェルジャケット(表地がナイロンで、裏地が薄手フリース)の下に着るのに良さそうなものを念頭に探した。最初に目に入ったのはクリマプラス100ジャケットだが、これよりも薄い方が良いと思った。重ね着で使うなら薄手の方が便利だ。厚手のフリースのジャケットは既に持っているのだが、意外と使い勝手が悪い。もっと薄いのは無いかと見ていたら、今回買ったフリースのジャケットを見つけた。これまで使っていたプルオーバーは寒い時期に歩いている間に暑くなったらインナーを脱ぐという使い方で使っていこうと思う。今回、買ったジャケットは少し寒い時期に歩いている間に暑くなったアウターの方を脱ぐという使い方をすれば良いかと思う。

山行中は靴、帽子、ジャケットがモンベル製品だったのに入店したときは、全くモンベル製品を身につけていないことに店内で商品を見ているときに気付いた。

13:44に道の駅 あそ望の郷くぎの発。

14:12に萌の里着。走行距離93.0km、燃費22.2km/L、平均車速36km/h、走行時間2:33、EV走行距離44.4km(48%)、航続可能距離360km、外気温20度、高度301m。

高菜おにぎりを購入して、それを遅い昼食として食べた後に抗生物質を服薬した。

14:30に萌の里発。

県道36号を大津町まで下りてきて、国道443号に入ったあたりでJASM(TSMC)の工場が見える。第二工場の建築が始まっていて建築現場の脇ではクレーンもニョキニョキ立っているわりにはこの場所から見えるクレーンは第一工場の建築時より目立たないなと思った。第二工場の建物は第一工場より低くて、低いクレーンを使っているからかも。

国道325号沿いのガソリンスタンドで給油。航続可能距離は給油前が364km、給油後が789km。

15:14に道の駅 旭志着。走行距離114.0km、燃費22.2km/L、平均車速35km/h、走行時間3:14、EV走行距離55.3km(48%)、航続可能距離786km、外気温23度、高度111m。

ふ〜塩(ハーブ塩)を購入。詰め替え用の袋入りのものが欲しかったが、瓶入りのものしかなかった。コッコファームまで行けば袋入りがあったはずだと思ったものの、これ以上の寄り道は面倒だったので瓶入りを購入した。

15:23に道の駅 旭志発。

大津のあたりから偏光レンズのオーバーサングラスをかけていたが、道の駅 泗水の近くを走っているときに外した。西原村あたりを走っているときには日差しの強さを感じていたが、もう秋なので夕方近くになると日の光が確実に弱くなって来ている。

16:16に自宅着。走行距離146.6km、燃費26.3km/L、平均車速35km/h、走行時間4:08、EV走行距離78.8km(54%)、航続可能距離753km、外気温22度、車の総走行距離62,022km。

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