蓼科山
七合目登山口〜蓼科山〜七合目登山口 2023/10/12美ヶ原より続く
今回の遠征の最初の計画では予備日を1日取っており、その予備日の天候が悪くなければ蓼科山に登る予定だった。だが、宿泊を予定していた宿の予約を取ろうとしたら、休業だとわかり、そのため岡谷市〜東御市の間で安い宿はないか調べて見つけた女神湖の近くの宿を一泊目にした。宿から蓼科山の登山口が近いので蓼科山に登らない手はないと言うことでこの日は蓼科山に登ることにした。
10/12(木)
お湯を注ぐだけのインスタント食品で朝食をした後で荷物を車に積み込んだ。外に出るとオリオン座が見えた。
荷物の積み込みのために車まで何往復かしたが、その時に宿の前の道に鹿が3頭居るのを見かけた。
積込中に空が白み出し、出発時にはそこそこ明るくなっていた。
5:24に蓼科メドゥズ・スポーツドミトリー発。外気温6度。航続可能距離652km。
宿から出て少し大きい道(蓼科スカイライン)へ出たところで車がやって来たので通過待ち。通過後にその車を追うように蓼科スカイラインを上っていくと途中で前の車が停まったので追い越した。そのうち衛星が捕捉できないようでカーナビの表示がおかしくなった。どうやら前にいた車もカーナビの表示がおかしくなって停まって道を確かめていたみたいだ。こんな時間に車で通るのは登山口に向かう登山者なのだろうなと思ったが、その通りでこの車は後からは7合目の登山口にやって来た。
登山口へ車で向かう途中で見た感じだと稜線に少しガスはあるが、上は晴れていそうな感じだった。
5:35に蓼科山七合目駐車場着。走行距離1,182.2km、燃費25.1km/L、平均車速64km/h、走行時間17:41、EV走行距離88.7km(8%)、航続可能距離640km、外気温4度、高度1,921m。
七合目登山口〜将軍平
登山口は駐車場から道を挟んですぐのところ。一旦は登山口まで行ったが、事前に印刷して持ってきた登山届けを車の中に忘れてきたので車まで取りに戻った。
登山口からの道は緩かった。昨日は20km以上歩いているので少し疲れが残っている感じだったので緩い道なのはありがたかった。
空を見上げると雲の流れが速かった。梢の上をビョウビョウと吹いている風が初冬を感じさせた。
途中でふと横を見ると地面がが苔むした森になっていて、そこに鹿が3頭居た。
途中にケルンがあり、そのあたりから斜度が上がってきたが、まあ登山道としては普通の斜度だった。上がっていくと将軍平へ向かうにつれて道が急になった。ここを歩いているときに持ち手が上下2箇所あるトレッキングポールを購入したのは正解だったと思った。
将軍平の少し手前で道はやや緩くなった。道の脇のコケが美しかった。
将軍平でザックを下ろして少し休憩。ザックを下ろすときに雨蓋にツガの葉が付いているのに気付いた。
蓼科山荘で蓼科山のピンバッジを購入した。
Yamasankaのピンバッジがあったが、蓼科山は品切のようで八ヶ岳、霧ケ峰しかなかった。蓼科山のピンバッジは昨日に八島山荘で入手済みなので売り切れていても問題はない。霧ヶ峰、八ヶ岳のピンバッジも八島山荘で入手済み。
少しすると上空がガスってきたが、休んでいるうちに雲を通して日差しを感じるようになってきた。
将軍平〜蓼科山
将軍平のほんの少し先からは大きな岩の急登。事前の調べでこの急登についてはわかっていたので、黙々と登っていった。山と高原地図の1992年発行の「八ヶ岳・蓼科」は持っていたが、美ヶ原と霧ヶ峰の紙地図があった方が良いと思ったので2023年版の「八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰」も事前に入手した。将軍平から蓼科山までのコースタイムは1992年のものでは30分、2023年版では50分になっていた。登山道なんてそうそう変わるわけが無いのになんでそんなに違う?と思っていたが、この急登だとこういう道に慣れない人は30分で登れないから50分にしたのだろう。とにかく将軍平から先が本番で将軍平まではただの準備運動だ。
35分ほど登ると蓼科山頂ヒュッテに到着。すぐ近くに案内図があって、蓼科山頂と書かれていたが、一番高い場所はもう少し先のようなのでそのまま通過して山頂へ。
山頂の近くに鳥居と祠があったのでそちらへ向かった。
山頂の西の方に方位盤の土台らしきものが見えたので祠からは西に向かった。
方位盤の近くで景色を見ながら食事。岩だらけなのでうっかり食料を落とすと岩の隙間に落ちて拾えなくなるので、落とさないように気をつけながら食べた。
山の斜面にハイマツが生えていた。ハイマツを見るのは久しぶり。
蓼科山〜将軍平〜七合目登山口
山頂をぐるりと回って少し粘ってみたものの雲はあまり減らなかったので下山を開始。
登りの時にも気付いていたが、下っている途中で氷が落ちている場所があった。昨晩は寒くて霧氷が付いていた場所があったのかもしれないが氷が落ちていた場所は1箇所だけだった。
将軍平〜七合目登山口
将軍平で休んで食事をしようと思っていたのに、食事をすることをすっかり忘れ、休憩を少ししただけで降り始めた。
思っていた以上に昨日のダメージが残っていた。そのためペースが上げられなかった。やはり20km超を歩いた翌日の山登りはきつい。それでも、下の方の緩い道ではペースが上げられるだろうと思って下っていった。結果的には下の方でもペースは上がらなかった。道が緩くなってもふくらはぎが死んでるので石の転がる道ではペースを上げられなかった。昨日は霧ヶ峰から午前中に下山できたので、その後に美ヶ原に行くことにしたが、蓼科山に行っても良いかなとも思っていた。蓼科山でなく美ヶ原にしておいて良かった。蓼科山にしていたらかなりきつい思いをしただろう。
登りでは途中でコケの森に居るのに気付いたが、何でもっと早く気付かなかったのかなと思っていた。下りでは森の地面に気をつけていたが、登山口に近い下の方では下草に笹が生えていた。
駐車場に戻ると車が9台停まっていた。朝には6台停まっていたが、既に去っている車とかもありそう。道を挟んで反対側の東屋の横のスペースにバス1台、乗用車2台が停まっていた。
この日は上はウイックロンのTシャツ、CraghoppersのKiwi Long Sleeve Hiking Shirt、古いL.L.Beanのフリースのプルオーバー、ズボンはモンベルのライトトレッキングパンツ、歩き出す前にモンベルのウインドブラスト ジャケット(ウインドブレーカー)を着た。ライトトレッキングパンツだと少し寒いかなと思ったけど問題なかった。気温はずっと低く、登山開始から下山まで同じ服装で歩いた。手にはフリースの手袋をしていたが、食事の時に外したが、それ以外は将軍平からの下りにかかるまでははめていた。
コースタイム
トラックログ
12:12に蓼科山七合目駐車場発。
蓼科スカイラインを下っている途中でまたカーナビの表示がおかしくなった。こう言うときは一旦車を停めると衛星を捕捉して直るようなので他の車の邪魔にならない場所を見つけて車を停めた。停車後に走り出すと正しい位置が表示されるようになったが、そのうちまたずれ出した。知らない道を走っていくのに困ったなと思ったが、蓼科牧場の交差点で信号待ちをした後は表示が正しくなった。
宿泊した蓼科メドゥズ・スポーツドミトリーは基本的にはスキー宿なのだろうなと思っていたが、蓼科牧場の交差点のすぐそばが白樺高原国際スキー場のゲレンデだった。昨晩は暗くなってから通ったのでこんなに近くにスキー場があるのはわからなかった。
12:33に西白樺湖駐車場着。走行距離1,150.5km、燃費25.3km/L、平均車速64km/h、走行時間18:04、EV走行距離956km(8%)、航続可能距離614km、外気温13度、高度1,438m。
ここに駐車場があることは遠征の計画を立てているときに調べておいた。ここから蓼科山と白樺湖を見ながら少しだけ歩いた。
途中に白樺湖の石碑があり、石碑には1,416mと刻られていた。白樺湖の標高が高いことはまったく知らなかった。昨日に宿に着いたときに宿の標高が1500mを越えていることに少し驚いた。白樺湖から宿まではそれほど離れていなかったので宿に着いたときに白樺湖は標高が高いところにあることをやっと認識した。
12:45に西白樺湖駐車場発。
カーナビは国道152号経由の道を示すかと思っていたが、県道40号を提示した。途中、女神湖がちらっと見えたが、遊歩道があった。ああいった場所をのんびり歩くのは楽しそう。
途中の雨境峠あたりは景色が良かった。車を停められる場所があったようだが、知らなかったので素通りしてしまったのが少し残念。
麓の方に下りてきたところで絵柄入りのマンホールがあったので車を停められるところを見つけて写真を撮った。そこからは浅間方面の山がきれいに見えた。
カーナビのデータが2014年のもののため、道の駅 女神の里たてしなはデータに無いので調べておいたマップコードで経由地に設定していた。白樺高原入口の交差点の手前でカーナビを見るとどうも微妙に違う場所のようだった。白樺高原入口の交差点からは左折か右折か覚えていなかったので目に入ったセブン−イレブンの駐車場にとりあえず車を入れた。
13:28にセブン−イレブン 立科町店着。走行距離1,175.0km、燃費25.5km/L、平均車速63km/h、走行時間18:47、EV走行距離103.8km(9%)、航続可能距離580km、外気温18度、高度719m。
コーヒーでも飲もうと思っていたところだったので、コーヒーを買ってきてからスマートフォンで場所を調べて道の駅へ向かった。
13:33にセブン−イレブン 立科町店発。
13:49に道の駅 女神の里たてしな着。走行距離1,178.7km、燃費25.5km/L、平均車速62km/h、走行時間18:59、EV走行距離106.2km(9%)、航続可能距離597km、外気温19度、高度713m。
ちらっと売店を見たが、欲しいものは無かったので何も買わなかった。
13:58に道の駅 女神の里たてしな発。
時間もまだ早いし天気も良いので浅間方面の山をみつつ汗を流そうと言うことで立科温泉 権現の湯へ行くことにした。だが権現の湯へ行ってみると休みだった。
まだ15時前なので丸子町まで行けるだろうということで、途中で道の駅 マルメロの駅ながとに寄ってから、丸子農産物直売加工センター あさつゆへまで行って、その後に丸子のツルヤに行ってから宿に向かうことにした。
14:13に道の駅 マルメロの駅ながと着。走行距離1,187.2km、燃費25.5km/L、平均車速62km/h、走行時間19:18、EV走行距離109.8km(9%)、航続可能距離575km、外気温19度、高度650m。
ここの物産館は広くて、お土産を買いたいところだが、帰宅までまだ日数があるので常温で保存できる、くるみゆべしだけを購入。
14:22に道の駅 マルメロの駅ながと発。
14:39に丸子農産物直売加工センター あさつゆ着。走行距離1,194.7km、燃費25.6km/L、平均車速61km/h、走行時間9:40、EV走行距離116.5km(10%)、航続可能距離572km、外気温20度、高度549m。
前に来たときに買ったくるみ菓子がうまかったのでまた購入。購入したあとで商品のラベルの原料の欄を見たら、くるみはアメリカ産だった。このあたりのものなのにアメリカ産のくるみを使っているのは予想外だった。
14:49に丸子農産物直売加工センター あさつゆ発。
14:55にツルヤ 丸子店着。走行距離1,116.8km、燃費25.6km/L、平均車速61km/h、走行時間19:49、EV走行距離117.5km(10%)、航続可能距離571km、外気温21度、高度524m。
ここへ来た目的は今日の夕食、明日の昼食用のパンを買うこと。だが、ヤッホーブルーイングの「軽井沢高原ビール 2023年限定」、ツルヤのオリジナルビールの「信州高原ビール ブロンド」、あんずジャムも買った。「軽井沢高原ビール 2023年限定」は地域限定のビールなので家の方では売っておらず、入手するには通販しかないので売っているのを見つけたのはラッキーだった。「信州高原ビール ブロンド」は飲んだことが無かったので買ってみた。主目的の夕食はミニ山賊焼き弁当、昼食はパン2種を購入。夕食には少し量が少ないが、家から食料を積んで来ているのでそれを食べれば何とかなる。
15:17にツルヤ 丸子店発。
宿に行く前にアトリエ・ド・フロマージュでチーズを買って、宿で赤ワインを飲みつつ食べようと思っていた。それなのにツルヤで赤ワインを買い忘れたことを県道81号を走っているうちに思い出した。デリシアより手前で思い出したのでデリシアに寄ることにした。
15:32にデリシア 東御店着。走行距離1,204.5km、燃費25.7km/L、平均車速60km/h、走行時間20:03、EV走行距離122.4km(10%)、航続可能距離568km、外気温21度、高度542m。
ハーフボトルが欲しかったがフルボトルしかなかった。とにかく赤ワインは飲みたかったので仕方なくフルボトルを購入。
15:38にデリシア 東御店発。
15:52に道の駅 雷電くるみの里着。走行距離1,209.1km、燃費25.6km/L、平均車速60km/h、走行時間20;17、EV走行距離124.1km(10%)、航続可能距離564km、外気温20度、高度722m。
生くるみがあったので3袋購入。お早めにお召し上がりくださいみたいなことが書いてあったが、家に着くまで持つだろうと思った。だが、後日に再度寄ったときに聞いたら、薄皮が剥きにくくなることと水分量が多いのでカビが生えることがあるので5日くらいとのこと。
2台持って来ているスマートフォンの内の回線契約の無い方で東御市の無料Wi-Fiが使えるようにしておこうと思ったら、回線契約があるか、SNSのアカウントがないとダメだった。回線契約のあるスマートフォンの通信量の節約が主眼のようだ。地蔵峠あたりでも東御市の無料Wi-Fiは使えるようなので使えれば便利かと思っていたのに残念だ。
15:52に道の駅 雷電くるみの里発。
16:31にアトリエ・ド・フロマージュ着。走行距離1,212.4km、燃費25.5km/L、平均車速59km/h、走行時間20:25、EV走行距離125.0km(10%)、航続可能距離562km、外気温18度、高度893m。
駐車場の車が少ないなと思ったらお休みだった。工事をやっていて、工事看板によるとケーキ、ピザ工房を作っているようだ。
16:32にアトリエ・ド・フロマージュ発。
地蔵峠から新鹿沢温泉へ下っていく途中に雪山讃歌のメロディロードがある。ここはメロディーがきちんと聞えるように少し速度を落として通過。2年前にもここを通ったけど、その時はまた通る機会があるとは思いもしなかった。
17:01に鹿の湯つち着。走行距離1,229.0km、燃費25.1km/L、平均車速59km/h、走行時間20:55、EV走行距離128.0km(10%)、航続可能距離534km、外気温10度、高度1,240m。
安曇野市への移動日の17日まではここで素泊まり。ビジネスホテルより安い宿泊料で8畳くらいの広い部屋を1人で使えたのはありがたかった。部屋には電気ポット、冷蔵庫、灯油ストーブもあり、快適に過せた。
嬬恋村観光協会のホームページの案内だとWi-Fiは無いことになっていたので期待していなかったがWi-Fiも使えた。早速、スマートフォンで天気予報を確認してみると15日は雨のち晴れで日中は雨のようなので15日はオフ日に決定。
部屋にTVがあったので「ゆうがたGet!」でも見るかと思ってつけた。TVのEPGを表示して、やっと群馬にいることを認識した。鹿沢が群馬だとはわかっていたが、長野県側から上がってきたのでなんとなく長野県にいるつもりになっていた。
風呂は温泉なので部屋に落ち着いた後に行ったが、ほんのわずかに茶色い湯で浴槽の縁に成分が析出していた。アルカリ性炭酸泉ということで良さそうな温泉だとは思ってはいたが、実際に浸かってみると良い温泉だった。今回の遠征の山行は思っていたよりハードだったが、この温泉は疲労回復に効果的だった。
見晴岳・三方ヶ峰に続く