見晴岳・三方ヶ峰
地蔵峠〜見晴岳〜三方ヶ峰〜地蔵峠 2023/10/13蓼科山より続く
10/13(金)
1時頃に目が覚めたので風呂に入ってからまた寝た。
朝に起きてからもう1回風呂へ。足に少し疲れが残っている感じがした。体調が万全でないときには湯に浸かってもゆっくりできずにすぐに出てしまうが、今朝は風呂はゆっくり浸かっていることが出来たので体調は問題無さそう。
朝食はお湯を注ぐだけのインスタント食品で済ませた。
車に乗り込んで、朝露によるフロントグラスの曇りを取るためにワイパーを動かしたら、朝露ではなく霜だった。霜はフロントグラスの端の方だけに下りていたのでウィンドウォッシャーで処理。
5:58に鹿の湯つちや発。外気温5度。航続可能距離534km。
6:12に地蔵峠着。走行距離1235.9km、燃費24.8km/L、平均車速58km/h、走行時間21:10、EV走行距離128.1km(10%)、航続可能距離519km、外気温0度、高度1,749m。
地蔵峠〜見晴岳
高地トレーニング施設があるだけに朝からランニングしている人が居た。
地蔵峠の駐車場から湯の丸高原ビジターセンターに向かった。ビジターセンターのそばに案内図があった。
ビジターセンターの前の湯の丸高峰林道をほんの少し歩いた右側に遊歩道の入口があった。
遊歩道の入口から少し歩くとウッドチップの敷き詰められたランニングのコースがあった。
地蔵峠から15分ほど歩くとシラカバ林となり、三方ヶ峰と池の平の分岐に到着した。ここを右に進み、見晴岳へ向かった。
途中でスキー場のゲレンデを横切ったが、後で調べたところ第6ゲレンデとのこと。湯の丸山、烏帽子岳が見え、ゲレンデの下の方にはスキー場のレストハウスが見えた。湯の丸山へ向かうときに登るゲレンデも見えたが意外と急斜面に見えた。後でしらべたら、このゲレンデは第一ゲレンデで上級コースらしい。ありがちな話だが、湯の丸高峰林道の一部が、かもしかコースという初級コースとなっていた。
地蔵峠から50分ほど登ったところで少しだけ展望が開けた場所になり、北アルプスが見えた。背後の方に冠雪した立山が見えた。後で撮った写真を見直すと右の背後に冠雪した剱岳も写っていた。
森の中を登って行くと展望が開けた。山頂の手前の岩場の岩にザックを下ろして、景色を眺めた。八ヶ岳、中央アルプス、北アルプス等の山々が見えた。後で写真を確認してみると八ヶ岳、北岳、間ノ岳、蓼科山、霧ヶ峰、空木岳、木曽駒ヶ岳、美ヶ原、御嶽山、乗鞍岳、穂高岳、常念岳、槍ヶ岳、鷲羽岳、水晶岳、薬師岳、立山、剱岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳、高妻山、四阿山、根子岳が写っていた。
景色を楽しんだ後で山頂へ。こちらの方は富士山方面への展望も開けていた。撮った写真を後で調べてみたら、両神山、雲取山、甲武信岳、金峰山が写っていた。
国土地理院の地図だとアンテナのあるあたりの近くに2,095mの点があるが、山頂の標柱があるのはその場所より少し南東側。景色を眺めていた岩のあるあたりもアンテナのあるあたりも標柱があるあたりも見た感じだと大して高さは変わらなかった。
見晴岳では岩に氷が張り付いていた。見晴岳までの登りではフリースのグローブをつけた手の指先に冷たさを感じたが、山頂は日差しがあり寒さを感じかなった。
見晴岳の山頂は岩があるが、山頂の手前まで土の道だった。土の道は足に優しいので助かった。地蔵峠から山頂までの道は登るにつれカラマツ、シラカバ、コメツガと森の木が変わっていき、良い森歩きのコースだった。過去に湯の丸高峰林道を車で通ったときに森歩きには良さそうなコースだと思っていたが、思っていたとおりだった。前回の遠征で湯の丸高原ビジターセンターのスタッフの人に薦められたコースだったが、わりと楽だし、森歩きが楽しめ、見晴岳では展望も楽しめる良いコースだった。
見晴岳〜三方ヶ峰
見晴岳からは三方ヶ峰へ向かった。単純に往復するのは嫌だったので池の平湿原方向へ向かう道を下ってから登り返した。池の平湿原方向へ下っているときに道に霜柱が立っていた。今季初の霜柱。
三方ヶ峰の登り返しの途中の分岐は左へ向かった。途中の森の中にオトギの森と書かれた道標があった。
三方ヶ岳の手前の柵に茶色いカメムシがいた。カメムシは高速のSAのトイレでも見かけたし、この後に宿の部屋の中でも見かけた。今年の秋はいつまでも暑かったせいで方々でカメムシが大発生しているというが、2,000mを越える山にまでいるとは。
三方ヶ峰から見える山は見晴岳とほぼ同じ。見晴岳で霧ヶ峰が見えていたが三方ヶ峰では雲の中に隠れてしまった。
三方ヶ峰でグローブを外し、ザックにしまった。
山頂で軽く食事。別に飲まなくても良いのだが、せっかく持ってきたのでエネルギーゼリーも飲んだ。今回の遠征のために用意したし、積極的に飲まないと賞味期限が切れるまでにストックを消費できそうもない。
三方ヶ峰〜兎平
三方ヶ峰から見晴岳方向への登り返しで登山者1人とすれ違った。ここまでは誰とも会わなかった。雲上の丘までにも3人とすれ違った。そろそろ登山者が多くなる時間のようだ。
兎平までは雲上の丘、雷の丘、村界の丘と3つの丘を経由するが、名には丘とあるが、3つとも見晴岳、三方ヶ峰より標高が高い。雲上の丘には方位盤もある。
方位盤によれば浅間山の外輪山の山体と水ノ塔山との間に赤城山が見えることになっていたので見てみたら、うっすらと赤城山が見えた。このあたりから赤城山が見えるとは思わなかった。
雲上の丘から雷の丘へ向かう途中で浅間山がわずかに蒸気を出しているのに気付いた。
雷の丘までで3人の登山者、村界の丘から兎平までで5人の登山者とすれ違った。
村界の丘から兎平への下りでは、早い時間に地蔵峠に戻れそうなので篭ノ登山へも足を延ばそうかとも考えた。だが、14日は角間山・鍋蓋山、15日は天気が悪いのでオフ日、16日は四阿山・根子岳、17日は安曇野へ移動の前に村上山か桟敷山という予定を考えていたので、この日のうちに桟敷山か村上山に登っておかないとどちらかの山を諦めなければならないということに気付いた。さすがに篭ノ登山まで足を延ばした後に他の山に登る余裕はない。桟敷山も村上山も登ってみたいと思っていた山なので登ったことがある篭ノ登山は諦めることにした。
池の平湿原の入口まで下りると工事をしていた。後で調べてみると湿原の入口から中央へ向かう木道の工事をしており、その区間が通行止だったとのこと。
兎平〜地蔵峠
兎平からの下りの途中で西篭ノ登山が見えた。前回に西篭ノ登山に登ったときに山頂のちょっと下に紅葉した木があったのだが、その木が見えていた。
三方ヶ峰の山頂で気温は13度くらいあったが、地蔵峠への下りで森の中に入ると7度くらいになり、少し寒かった。
森の中でシラカバ、ダケカンバの落ち葉で踏み跡が隠され、どこが道か一瞬わからなくなる場所があったが、テープがあったのでそれに従って下った。
兎平から30分ほど下るとすぐ横に車道が見えるようになり、少し歩くと車道に出た。車道を横切り遊歩道へ。車道にでる少し手前に上の方から下りてくるゲレンデがあった。後で調べたら第6ゲレンデの上部から下の方のゲレンデへの連絡コースらしい。
車道を横切ってから20分ほど歩くとまた車道に出て、車道を少し歩いた後にまた遊歩道へ。遊歩道を少し歩くと朝に通った三方ヶ峰と池の平の分岐に着いた。
地蔵峠に近づくと東御の方から雲が吹き上がって来ているのが見えた。湯ノ丸山の山頂は少しガスってそう。
気温が低かったこともあり、今回の水の消費は150ml程。
今回のコースは歩きやすい道だったし、急な登降がなかったので距離のわりに楽だった。篭ノ登山に足を延ばしてもそれほど大変ではなさそう。
見晴岳・三方ヶ峰からは百名山がたくさん見ることが出来るだろうとは思っていたが、撮った写真を調べてみたら以下の山が写っていた。
- 八ヶ岳
- 北岳
- 間ノ岳
- 蓼科山
- 霧ヶ峰
- 空木岳
- 木曽駒ヶ岳
- 美ヶ原
- 御嶽山
- 乗鞍岳
- 穂高岳
- 常念岳
- 槍ヶ岳
- 鷲羽岳
- 水晶岳
- 薬師岳
- 立山
- 剱岳
- 鹿島槍ヶ岳
- 五竜岳
- 白馬岳
- 高妻山
- 四阿山
- 両神山
- 雲取山
- 甲武信岳
- 金峰山
- 富士山
- 八ヶ岳
- 北岳
- 間ノ岳
- 蓼科山
- 浅間山
- 赤城山
この日は上はCraghoppersのKiwi Long Sleeve Hiking Shirt、古いL.L.Beanのフリースのプルオーバー、モンベルのウインドブラスト ジャケット(ウインドブレーカー)、ズボンはモンベルのライトトレッキングパンツ(中厚手)で歩いたが体に寒さは感じなかった。風が無かったので良かったが、風があったらライトトレッキングパンツだと足が薄ら寒かったかも。
コースタイム
トラックログ
車に荷物を積んだ後に明日の角間山・鍋蓋山の情報収集のために湯の丸高原ビジターセンターへ。自分の持っている山と高原地図「浅間山 軽井沢」(2003年版)やYAMAPの地図だと地蔵峠から桟敷山の登山口の近くまで歩道があることになっているのだが、Googleマップの衛星写真やストリートビューで見てもそれらしいものが見当たらないので歩道が今でもあるかを聞きに行った。以前にビジターセンターでもらった湯の丸高原周辺の山のトレッキングガイドのパンフでは歩道はのっていなかったので無くなっている可能性は大だと思っていたが、結果としては歩道は無くて車道を歩くしかないとのこと。
12:00に地蔵峠発。
桟敷山・小桟敷山に続く