蛤岳・脊振山
犬井谷登山口〜蛤岳〜脊振山〜犬井谷登山口 2020/1/91/9(木)
外に出ると曇っていたので少しがっかりしたが、雲は薄い感じだし、天気予報は曇り時々晴なので多分現地では晴れるだろう。
この冬は暖かいためかこの時期にしては庭のスイセンの開花数が多く、スイセンの香りが漂っていた。
5:07に自宅発。外気温7度。航続可能距離771km。
昨年の12/9に五家原岳・中岳へ登りに行ったときにも見たが、荒尾で電照栽培をしているハウスを見た。その時と同じで有明沿岸道路からも見かけたし、有明沿岸道路を降りてからも見かけた。
荒尾市街に近づいたあたりで、空が少し白んでいるように見えたが、おそらく荒尾、大牟田あたりの町の灯りに雲が照らされていただけ。
三池港ICから有明沿岸道路へ。柳川東ICで降り、県道23号へ。まずは道の駅 おおきへ向かった。途中で国道442号へ左折しなければならないところを行きすぎた。カーナビが国道442号の手前の交差点で左折するように指示したのを無視したが、県道23号と国道442号の交差する箇所は交差点になっておらず、県道23号が国道442号の下を通り抜ける形状だった。県道23号からは国道442号に入るにはすぐ手前で左折してから側道で442号へ入らなければならない形状だった。交差点になっているだろうと思い込んでいたので失敗した。カーナビの指示通り手前の交差点で左折した方が行き方としては楽だった。
6:07に道の駅 おおき着。走行距離46.2km、燃費26.6km/L、平均車速46km/h、走行時間1:00、EV走行距離18.6km(40%)、航続可能距離724km、外気温7度。高度2m。6:13発。
道の駅を出るときに雲間に星が見えるようになっており天気は良くなって来ていた。
食料調達のためにトライアルへ寄り道。
6:32にトライアル 千代田店着。走行距離57.3km、燃費26.7km/L、平均車速43km/h、走行時間1:20、EV走行距離24.7km(43%)、航続可能距離713km、外気温7度。高度5m。
店を出ると空が白んでいた。今回の食料だけでなく、日常の買い物もついでにしたのでつい時間を取りすぎてしまった。気温が低い時期は食っておかないと寒さで体力と体温が奪われ、体の動きが悪くなるので、早めに腹の中に何か入れておこうということでトライアルの駐車場の車中で軽く食事。
7:08にトライアル 千代田店発。
トライアルへ来たときは交通量は少なかったが、出たときは交通量が増えて来ていた。おかげで国道34号との交差点の手前の信号の通過に少し時間がかかった。
カーナビは道の駅 吉野ヶ里の先から林道蛤岳横断線へ入る道を示したが、この道は帰りに通る予定にしていた。同じ道を往復するのは面白くないので、県道46号で犬井谷地区まで行き、そこから林道へ向かうことにした。
県道46号を走っているとチェーン必携という看板。でも、解除中と書かれたプレートが上から貼られていた。
犬井谷バス停で右折してすぐのところで道を斜面から崩れてきた土砂が半分程覆っていた。無理したら通れそうではあるが、その先が通れない可能性があるので県道305号線の林道蛤横断線の北側の入口へ行くことにした。犬井谷バス停を右折してから林道までの道が狭そうだし、Googleストリートビューのデータも無くて、何となく嫌な予感がして、別のルートも調べておいたのが役に立った。調べてなかったら、蛤岳・脊振山は諦めて、近くでルートを知っている鷹取山に登りに行くはめになっていただろう。
林道の入口は道路標識があったのですぐわかった。走りやすい林道で、すれ違いのための待避所も多かった。そろそろ登山口といったあたりで前から朝日が差してきた。天気は良さそうだが、下の方に雲がかかっていた。
7:53に犬井谷登山口着。走行距離80.8km、燃費21.3km/L、平均車速39km/h、走行時間2:05、EV走行距離33.6km(41%)、航続可能距離693km、外気温3度。高度641m。
登山口の前の道の路側帯が広くなっている場所に駐車。途中にも車を停めるのに良さそうな広い待避所があった。犬井谷地区から直接来ることが出来れば、犬井谷地区から林道までは1.4km、そこから登山口までは2.3kmだったが、林道入口まで4.1km、そこから登山口までは10.1kmと少し長い距離を走ることになった。結局はカーナビが示した国道385号から林道に入る道の方を通った方が早く着けただろう。
犬井谷登山口〜蛤岳
登山口では沢の音が聞えていた。登山口には「−九州自然歩道をご利用の方へ− 通行障害のご案内」という案内があり、「この先、桟橋の崩落および周辺斜面の崩壊が発生して、背振方面への通り抜けはできません」と書いてあった。このことは事前の調べで分かっていた。案内には地図ものっており、迂回路も示されていたが、この地図をちゃんと見ないで「通り抜けはできません」という記述だけを見て、脊振山へのルートが通行できないと勘違いするウッカリさんがいるのでは無いだろうか。せめて、「脊振方面へは迂回路の通行となります」との一文を追加しておいてあげればよいのに。
登山口のそばにはイノシシが掘り返した穴があった。その先の植林地へ入った場所にはさらに盛大に掘り返した穴があった。
登山口では沢の音が聞えたが、やがて沢の脇を歩くようになった。登っていくと登山口から25分ほどで未舗装の林道に到達した。登山道は林道を横切り、更に上へ続いている。
30分強で脊振山と蛤岳の分岐に到着。道標があったが、何故か分岐のところではなく、脊振山方向へ3mくらいのところにあった。蛤岳 0.6km、脊振山 3.5kmとなっていた。そばには別の道標があり、No.193とかかれており、脊振山 3.5km、基山 21.0kmとなっていた。どうやら九州自然歩道の道標らしい。この道標は今回のコースでところどころで見かけた。この分岐までの道は緩い登り。ここから蛤岳まではさらに緩い登り。左側が落葉広葉樹、右側がヒノキの植林地になっていた。
少し歩くと蛤岳山頂。木々が邪魔で展望は無かった。山頂から脊振山方向へ少しの所で木々の間から脊振山が見えていたが、木々が葉を茂らせる季節には隠れてしまうだろう。
蛤岳 標高863m。ここからの見晴らし はすばらしい。東に九千部山、西に 天山、南に多良岳、北に脊振山。ま た渡り鳥のこう路にもなっている。 山頂には、奇岩、蛤岩と呼ばれる珍 しい形のの巨岩が並んでいる。 |
案内板には「見晴らしはすばらしい」とあるが、木々に隠れて展望は無い。『分県 登山ガイド40 佐賀県の山』には「以前の山頂は草原状だったが、樹木の成長で状況がかわってしまった」とある。木々が育つ前に設置された案内板なのだろう。蛤岩の上からは少し展望があったが、下の方は霞んでいて良く見えなかった。ただし、那珂川だと思われるものが鈍く白く光っているのは見えた。上空は青空が広がっていただけに下の方が霞んでいたのが惜しい。
蛤岳〜脊振山
脊振山へ向かうために一旦は来た道を戻ったが、山頂の九州自然歩道の案内板に「蛤岳の急斜面を下り」と書いてあったのを思い出した。犬井谷との分岐から山頂までは緩い道だったから分岐の先に急斜面があるのだろうと思った。急斜面を下ったあとに登り返すなら、蛤水道側へ下ってから登り返しても大して時間が変わらないのではと思ったので、蛤水道側へ下ることにした。脊振山からの復路で分かったことだが、急斜面はなかった。三叉路を右折すると書かれていたが、該当する三叉路は蛤岳/脊振山/古賀ノ尾の分岐だと思われるが、そこから犬井谷登山口への分岐までは急斜面はなかった。
蛤岳へ登り返してから蛤水道側へ下った。道は犬井谷からの登りよりは急。やがて道はスギの植林地の中の道となった。ところどころに白っぽい粘土質の土が露出していた。こういう透水性の低い土があるから蛤水道がこのあたりに造られたのかなと思った。
15分程で蛤水道に行き着いた。「成富兵庫茂安の水功碑」の案内板があった。木の案内板は朽ちかけてコケが生えており少し読みにくかった。
成富兵庫茂安の水功碑 この水道沿いを終点まで行くと 右手に成富兵庫の水功碑があり、 毎年春、三田川町・東脊振村の人 々が、水路清掃を兼ねて集まり兵 庫祭を行なって、その遺徳をしの んでいる。 |
分岐のそばにベンチのある東屋があったのでそこで食事をしておくことにした。ところが東屋の下のベンチは泥はねしていたため、座らないで立ったまま食べた。もう少し先にもベンチがあったが、泥はねはこちらの方がまだましだった。多分東屋の方は東屋の屋根から落ちた雨がはねるので余計泥はねしていたのだろう。
少し歩くと土木學會選奨土木遺産碑があった。この碑に気を取られたせいか、成富兵庫の水功碑も近くにあったようだが、見落とした。蛤水道は手を伸ばして水を触れるには深すぎたが、ここまでに3箇所ほど水路の堤が低くなっている場所があり、そこでは水を手で触ることができた。それが碑にある野越しのようだが、碑には野越しは4箇所とあるの書いてある。もう1箇所は分岐から坂本峠側にあるのだろう。
蛤 水 道 福岡・佐賀藩境に位置する蛤岳からの水は、もともと福岡藩側、 那珂川上流の大野川に流れていた。一方、佐賀藩側の田手側下流 域では夏場の水不足が深刻化していた。鍋島藩家老成富兵庫茂安 は佐賀藩側に導水するため、大野川上流に井手(ため池)を築堤、 そこから田手側上流の坂本側まで、蛤岳周囲に約1,260mの水路 を元和年間(1615〜1623年)に完成させた。これが蛤水道である。 当初、蛤岳からの豊かな水量は、たとえ蛤水道ができても 福岡藩側の水稲の作付けには十分であると思われていたが、 結局、大野川が枯れる事態となり、このとき、福岡藩黒田家のお万 という女性が抗議のため乳飲み子とともに滝に身を投げると いう事件が起こった。その後、水路途中の4箇所に「野越(のごし)」 という横越流堰が設けられ、増水時には水勢をそぎ、余分な水を 大野川に流す仕組みを造った。現在は昭和27年の改修により コンクリート製となっている。毎年5月になると井手のほとり にある成富兵庫記念碑前で「兵庫祭」の祭事が行われている。 |
蛤水道の源流の先で道を見失った。地図では少し登れば林道に出るし、すぐ上の方の見た目が開けた感じなのでそこが林道だろう。林道をたどれば登山道に戻れるようなので登ることにした。植林地の中なので藪ってるわけでもないのが幸いだった。少し登ると林道へ到達。
林道は砂利道で下の方はススキなどの草が生えて少し歩きにくかったが、登っていくにつれ草が無くなってきて歩きやすくなった。30分ほど歩くと、登山道が林道と交差している場所へたどり着いた。
登っている途中で山頂が草地の山が見えた。方向からしてもしかしてあれがヅーベット山?
途中に道標があり脊振山 1.7km、蛤岳 2.4kmとあった。脊振山への道は左側に曲がっているのだが、道標が示している方向以外にもまっすぐの方向に道があった。後で調べてみたら、この道は背振少年自然の家へ抜ける道だったようだ。
落葉広葉樹の森からヒノキの植林地に入ると下の方から車の音が聞えてきた。そろそろ迂回ポイントかと歩いていくと落葉広葉樹の森となり迂回ポイントに到着。No.189の道標があり、脊振山 1.5km、基山 23kmとなっていた。ロープが張ってあったが、ロープの向こう側から歩いてくる人がいた。崩壊地がどうなっているか見に行ったのかな?
エスケープポイントからは落葉広葉樹の中のを車道までの下り。水道管注意と書かれた青い杭があり、パイプが下の方に伸びていた。
車道を登っていくとクロネコヤマトのトラックが下ってきた。途中で山頂が草地の山が見えたが、最初に見えたときには見えなかったソーラーパネルが見えた。
車道を歩き出してして100m位で山頂まで2.5kmとの標識があった。迂回ポイントの道標では1.5kmだったので1kmばかり余計に歩くことになる。舗装道を1kmを余計に歩く上に登りなのはちょっとしゃくにさわる。
途中で迂回ポイントのロープの先から歩いてきた人に追い越された。少し話をしたが、やはり崩壊地を見に行っていたそうだ。ロープが張ってあって歩けるようにしてあったとのこと。
車道の左に看板があった。見てみると「飛行家ジャピー氏遭難の地」とあった。そう言えば、地図で脊振山周辺への道を調べているときにそんな表記がされている場所があったのを見た。
下に降りていく階段があったので行ってみると案内板と石碑があった。
少し歩くと田中登山口からの登山道に行き着いた。道標があり山頂まで600mとあった。車道を挟んで反対側に登山道の案内があった。ジャピー氏遭難の地の場所が違っており、誰かが矢印を書いて修正していた。
少し登るとたにし仏。たにし仏の姿は米のSFドラマのアース2に出てきたテリアンに雰囲気が少し似ていると思った。以下のような説明があった(実際は縦書き)。
たにし仏 たにし仏とは俗称である。身に七宝壮厳の甲冑をつけ、 右手に五鈷杵、左手に五鈷鈴をもつ姿は、寸分の隙がなく まさに智勇兼備の武将の座像である。 脊振山は、九州最古の修験道本山である。修験道が真言 密教から発生していることから、密教金剛像として祭られ たものと想われる。 金剛力とか、金剛心は密教教理の上から、極めて大切な 功徳を現すものである。 |
近くにNo.186の道標があり北山 18.5km、基山 24.5kmとあった。
少し登ると駐車場で、空自の脊振山分屯基地のフェンスの中のナイキ-J地対空ミサイルが目を引いた。「全長 11.9m 重量 4,780kg 射距離 130km 速度 マッハ3.2 航空自衛隊の主力誘導弾として昭和45年に配備されたが、ペトリオットの導入により退役。固体燃料の2段式、指令誘導方式で高い命中精度を誇った。」と書かれた説明板があった。公衆トイレがあったが、冬期は凍結するということで横に仮設トイレが置いてあった。
山頂直下の駐車場だけあって、その一角には案内板が5枚ほどあった。案内板のそばには椎原峠の分岐があった。
神崎市脊振町の案内板には「霊山脊振山」の案内として以下の文が書かれていた。
脊振山(せふりさん)は、佐賀県と福岡県の県境に位置する 標高1.055m、脊振山系の最高峰の山で、山頂には、航空自衛隊 のレーダー基地があります。 天気が良ければ、遠く有明海の彼方に雲仙岳も望め、峰沿 いに走る九州自然歩道には、登山やハイキングを楽しむ人々 でいつも賑わっています。また、東側に向けて開けているので、 日の出を見るのには絶好の地理的条件を備えています。 古くは多くの修行僧が暮らしていた霊山としての歴史もあ り、現在でもその痕跡が多数の凝っています。また、禅僧栄西 が中国よりお茶の種を持ち帰りこの地で栽培したことから、 日本のお茶の発祥の地ともいわれています。 |
脊振山の名の由来が書かれた説明版は残念なことにフィルムが一部剥がれていた。
脊振山系〓〓〓〓〓〓〓〓〓1054.6メートルあり、「脊振」〓〓〓 由来は上空で 「龍が背をふった〓〓うことから名付けられたと伝えられている。(名前の由来 は諸説あり)古くから山岳信仰の霊場として繁栄し、山頂一帯には弁財天を祭る 石宝殿や多くの石像物・僧坊跡が見られる。現在も信仰のやまとして崇敬され多く の方が訪れる。 |
後でインターネットで剥げる前の案内板の写真を見つけたが、剥がれた部分は「の最高峰で、」、「の名の」、「とい」となっていた。下には英文も書かれていたが、かなり意訳っぽい。
九州自然歩道の案内板は、蛤岳にあったものは日陰にあり比較的状態が良かったが、ここのものは日向にあるため字が薄くなっており読みにくかった。
九州自然歩道の案内板には以下の様な説明が書かれていた。
脊振山頂へ 自衛隊基地正門前から石段を上りつめると脊振山頂である 椎原峠へ 自然歩道は、キャンプ場を横切り椎原峠までは佐賀・福岡の県境に 沿った尾根づたいで変化に富み、草原あり、樹林あり、岩場あり、ま た玄海灘と有明海の両方を見おろすことが出来るなど、眺めにも恵ま れたコースである。 蛤岳へ 南側の階段を下り自然林(ブナの巨木、高山植物等)の中の桟道を 通り抜け更に植林地を行くと三叉路に出る。右に行けば田中部落。 自然に道は左に折れ、大野川源流にでる。川に沿って下ると、三叉 路(川の合流点)があり、まっすぐ下ると小川内へ。右に折れて川の 流れを聞きながら登ってゆき尾根に出てからコースを左(東)にとり、 三つのコブの様な山を越えれば蛤岳はすぐそこである。 |
この蛤岳の説明文のひとつめの三叉路はこのあと歩いたコースの蛤岳/脊振山/古賀ノ尾 分岐でふたつめの三叉路は蛤岳/脊振山/蛤水道源流の分岐のことだと思われる。
もう一つ九州自然歩道の地図の案内板があったが、地色の白のペンキがかなり剥げてきており、読みにくかった。
駐車場から分屯地のフェンス沿いの道をほんの少し登ると役行者像。像は道の脇にあるのかと思っていたが、フェンスの向こうの分屯地の中にあった。フェンスの前に案内板があった。
少し登ると山頂に到達。手前にあった鳥居には「大辨才天」と書かれていた。上空は晴れているが下の方は霞んでいてこの日の展望はイマイチ。これではレーダードームを見に来たようなものだ。晴れ渡っていれば展望が良さそうなだけに残念だ。霞んではいるが脊振ダム、五ヶ山ダムは良く見えた。筑後川もなんとか確認できた。
山頂で食事の予定だったが、祠の近くでの食事ははばかられたので少し下がったところにあるベンチで食事。いつもは行動中の飲むコーヒーは、車中で飲むためのコーヒーを入れているステンレスボトルを出発前に車のドリンクホルダーから取り出して、ザックに入れてから登っていたが、今回は車中用とは別の200ccの小さいステンレスボトルにコーヒーを入れて持ってきた。ザックに入れるのに小さい方が場所を取らないし、内容量が少ないので重量も軽くできるということで新調したボトルだ。家を出てから時間が経っているため、コーヒーはぬるくなっていた。車中用のボトルを持って来ていた時はもう少し温かいものが飲めていたのだが。ぬるいコーヒーは嫌だがザックの中で場所を取らないので今後もこの200ccのボトルを使おうと思う。
脊振山〜犬井谷登山口
食事の後に下山開始。この日は7時くらいに登山開始で5時間程で下山できるかと思っていた。12時前に下山開始できると思っていたが、登山口に来るまでに、トライアルで時間を取りすぎたのと犬井谷の集落の道が使えなかったことで登山口を出発する前に遅れを取った。少し急いで下山することにした。
山頂には自衛隊のものではないアンテナがあり、どこのアンテナかと思ったら、近くの給電施設らしき建物の壁に「西日本新聞社 脊振超短波無線中継局」というプレートがあった。
車道の登りは嫌だが、下りだとサッサと下れるのがありがたい。
ジャピー氏遭難の地に何か柱が立っていたが往路では気にも留めなかった。復路では何か書かれているので読んでみた。「ジャピー機遭難六○周年記念 白樺の苗木 六○本 寄贈長野県軽井沢町 小林 安太様」と書かれていた。付近にシラカバらしき木はなかったのでおそらく気候があわなくて枯れてしまったのだろう。
途中、郵便局員がバイクで上ってきた。バイクとは言え配達も大変だろう。
迂回ルートから登山道へは登り返さず、そのまま車道を下った。地図だと車道沿いに往路で道を見失って歩くはめになった林道の始点があるのでそこまで下って林道経由で登山道へ戻る方が楽そうなのでそこを歩くことにした。林道経由で山頂から45分ほどで登山道へ到達。すぐのところにNo.190の道標があり、脊振山2.0km 基山22.5kmとなっていた。
蛤岳/脊振山/古賀ノ尾 分岐までの途中にNo.191の道標があり、脊振山2.5km 基山22.0kmとなっていた。ほんの少し歩くと蛤岳/脊振山/古賀ノ尾 分岐の道標に行き着いた。 蛤岳 1.5km、脊振山 2.6km、古賀ノ尾 3.0kmとなっていた。
林道より登山道に入ってから、往路では蛤岳周辺では沢の音を聞くことが多かったが、復路では沢の音を聞かないなと思っていたら、途中から沢のそばを歩くようになった。沢は風化した花崗岩の上を流れており、見るからに美しい。蛤岳/脊振山/古賀ノ尾 分岐からに5分ほど歩くと道標があり、蛤岳 1.0km、脊振山 3.1kmとなっていた。別の方向へ向かうしっかりした踏み跡があり、地図ではこれが蛤水道源流へ向かう道になっているので往路で道を見失わなければ、ここに出たようだ。
更に5分ほどで犬井谷/蛤岳/脊振山 分岐で5分ほど下ると未舗装林道に。林道を横切り、20分弱で犬井谷の登山口に戻ってきた。脊振山の山頂を出発した時点で登山口到着は14時位かと思っていたが、意外と早く戻ることが出来た。
コースタイム
トラックログ
蛤水道源流より先で道を間違えたのでトラックログは正しい道をたどっていません。
靴を脱いで帰る準備をしていると1台の軽トラックが上がってきた。荷台には犬が乗っていた。どうやら猟犬のようだ。軽自動車が去った後にヘリのエンジン音が聞えてきた。見える位置には来ないかもと思いながら音の聞えてくる方向を見ているとヘリがやって来て、すぐに去っていった。どうやら陸自のUH-1Jのようだった。
13:47に犬井谷登山口発。
ループ橋のところにある霊仙寺へ向かう道は通行止になっていた。このあたりの山に登るときに車を停められそうな場所を調べているときにGoogleストリートビューでこの道を見たことがあるが、使いたいと思う気持ちの起きない何かあったらすぐ通行止になりそうな道ではあった。
犬井谷登山口から国道385号までは5.2kmだった。
14:01に道の駅 吉野ヶ里着。走行距離86.3km、燃費21.8km/L、平均車速37km/h、走行時間2:20、EV走行距離35.6km(41%)、航続可能距離682km、外気温10度。高度312m。
物産館でレンコン、しいたけ、地ビール、羊羹、イノシシ肉、厚揚げ、刺身コンニャクを購入。豆腐が無かったのが少し惜しい。湧き水を汲んだ後に出発。
14:24に道の駅 吉野ヶ里発。
国道385号を下っていくと坂本峠への道、林道九千部山横断線は通行止になっていた。
カーナビは県道46号へ左折させようとしたが、国道を県道31号まで下ってから左折。今回はみつせ鶏本舗に寄るつもりだったのだが、定休日だった。事前に調べておけばよかったのだが、どこに寄るかはその時の気分次第で決めているので仕方がない。
そのまま県道31号を進み、ぼたもちを買うために泉屋へ。ここは鷹取山に登りに来たときに見かけていた。綾部八幡神社までたいして距離はないが、その手前で買えるのならそれに越したことは無い。
14:42に泉屋着。走行距離97.0km、燃費23.0km/L、平均車速37km/h、走行時間2:38、EV走行距離38.9km(40%)、航続可能距離673km、外気温13度。高度51m。14:44発。
鷹取山に登ったときの帰りで吉野ヶ里公園の近くで国道385号の流れが悪かった記憶があったので県道46号へ左折。でも、こちらも流れはそんなに良くなかったので国道385号の交差点まで行ってから左折した方が良かったかも。
鷹取山に登ったときに帰りに見かけた、あおき温泉へ寄ることにした。
15:13にあおき温泉着。走行距離119.3km、燃費24.0km/L、平均車速36km/h、走行時間3:08、EV走行距離49.7km(44%)、航続可能距離668km、外気温14度。高度2m。
温泉に入ってから帰ろうと思って寄ったあおき温泉だったが、何か工事をやっていて営業していなかった。残念。
15:17にあおき温泉発。
国道442号沿いにあったビニールハウスの中が見えたが、アスパラガスが植えてあった。アスパラガスの時期には道の駅 おおきで手に入りそう。
15:26に道の駅 おおき着。走行距離119.3km、燃費24.3km/L、平均車速36km/h、走行時間3:18、EV走行距離52.8km(44%)、航続可能距離666km、外気温13度。高度2m。八女茶、豆腐などを購入。
15:36に道の駅 おおき発。
16:00に道の駅 みやま着。走行距離131.0km、燃費24.5km/L、平均車速35km/h、走行時間3:43、EV走行距離159.7km(45%)、航続可能距離661km、外気温13度。高度4m。魚、海産物加工品を購入。
16:21に道の駅 みやま発。
17:12に自宅着。走行距離164.7km、燃費25.4km/L、平均車速36km/h、走行時間4:36、EV走行距離79.4km(48%)、航続可能距離628km、外気温12度。車の総走行距離25,156km。