天狗ヶ城・中岳・久住山

牧ノ戸峠〜天狗ヶ城〜中岳〜久住山〜牧ノ戸峠 2019/9/17

9/17(火)

8月上旬は暑さが厳しく、下旬からは天候が不順でどこにも登りに行けなかったが、やっと登りに行けることになった。

前の日にザックの重さがどのくらいか測ってみたが約10kgだった。以前の小屋泊まりをしていた頃は14, 5kgだったが、日帰り中心で荷物が減ったのとカメラ機材が前と比べて軽くなったのでもう少し軽くなっているかと思ったがそれほど軽くなっていなかった。

荷物を積み込むために外に出ると東の空にオリオン座が輝いていた。

3:58に自宅発。外気温21度。航続可能距離743km。

ルートは兜岩展望所経由と菊池阿蘇スカイライン経由かで迷った。後者だと道の駅 七城メロンドーム、道の駅 水辺プラザかもとあたりが休憩ポイントになるが、休憩を入れるのには少し早すぎるし、次の休憩ポイントの三愛レストハウスまでは少し長い。前者だと兜岩展望所を休憩ポイントとすればちょうどよい感じ。休憩ポイントの間隔からすると前者が良いが、七城から裏道を使えば少し早く着けそうなので後者を選択することにした。

和水町で気温19度。このくらいの気温だとエアコンをいれずに窓を開けて走れるので車で走るのも楽だ。

途中で喉が乾いてきた。喉は乾いてきたが水筒に入れたホットコーヒーと言う気分ではなく、かと言って前日に食料を買いに行ったときに一緒に買っておいて、保冷バックの中で冷やしてあるペットボトルのコーヒーと言う気分でも無いのでトライアルに寄って何か適当な飲み物を調達することにした。

4:31にトライアル 山鹿店着。走行距離20.5km、燃費26.6km/L、平均車速33km/h、走行時間0:37、EV走行距離13.5km(66%)、航続可能距離720km、外気温20度。高度24m。

ここのトライアルは24時間営業なのだが、深夜や早朝に需要があるのかな? と思っていたが、ポツポツと客は入っていた。少し離れた所のマックスバリュ以上に客がいた。この時間帯なら近隣のコンビニの方が客の数の入りが少ないのではないかと思う。

飲み物は何にしようかと迷ったあげく、結局は無難に炭酸飲料が飲みたいとときに買っているCCレモンを選んだ。

4:39にトライアル 山鹿店発。

七城から裏道。国道325号から左折するところが分かりにくいが、他に車が走っていなかったので直前からノロノロ運転をした上で左折箇所を確認して曲がることが出来た。

裏道の最後から2つ目の信号で停まったときに後ろにトラックがやってきた。トラックだからどうせ遅いだろうなと思ったら、国道387号に入った後に追い上げてきた。加速は遅いのでしばらく追いつかなかったが、スピードは結構出しているようだ。トラックの方が巡航速度が早そうなので途中で道を譲った。譲った後はぶっちぎりでこちらを離していった。菊池渓谷のあたりの登りではどういう走りをするか見たくて追いつこうとしたのだが、立門で国道387号へ曲がっていったようだ。

菊池阿蘇スカイラインで標高920mを過ぎて、そろそろ森を抜けると言ったあたりで霧が出てきた。進むに連れて霧は濃くなってきた。多分霧ではなく雲の中に入ったのだと思う。今日は阿蘇山が良く見えるだろうから阿蘇スカイライン展望所に寄り道して見ていこうと思っていたのだが、阿蘇山は見えそうにないのでパスすることにした。霧のせいでスピードが出せないので登山口到着が遅れるなと思いながら走っていると大観峰手前あたりから霧が晴れはじめ、やがてなくなった。さらに走ると瀬の本手前で少し霧が出てきたが、三愛レストハウスまでそれほど濃くはならなかった。

5:56に三愛レストハウス着。走行距離83.6km、燃費21.1km/L、平均車速44km/h、走行時間1:54、EV走行距離39.9km(48%)、航続可能距離672km、外気温14度。高度958m。

山に登るには良い気温なのだが、風が少しあり寒い。

6:10に三愛レストハウス発。

牧ノ戸峠に行く途中にある駐車帯で車を停めて景色を眺めた。風があって寒い。阿蘇山、祖母山、鞍岳などが良く見えた。

6:26に牧ノ戸峠着。走行距離91.3km、燃費19.6km/L、平均車速43km/h、走行時間2:07、EV走行距離40.8km(45%)、航続可能距離661km、外気温15度。

牧ノ戸峠〜沓掛山〜久住分かれ〜天狗ヶ城

牧ノ戸峠の駐車場の登山口に近い方の半分には既に20台強程の車が停まっていた。

牧ノ戸峠から久住山登るのは8年ぶり。赤川登山口の方が確実に車を停められるし、標高差はあるものの歩行距離は牧ノ戸登山口から登るよりも短いので赤川登山口から登るようになってからはこちらからは登っていない。今回牧ノ戸峠から登るのは帰りに牧の戸峠レストハウスで山バッジを買うため。伐株山に登った帰りに道の駅 童話の里くすで伐株山と万年山のピンバッジを買ってから、伐株山のようなマイナーな山でもバッジがあるのかとはまってしまった。牧の戸峠レストハウスには、ここにしかない久住山のバッジがあるらしい。

風があり寒いのでザックに入れっぱなしにしてある薄手のフリースを着てから歩き出した。少し歩いたあと、手も寒かったのでグローブをはめた。

東屋のあたりまで登ると阿蘇おぐにウィンドファーム、玖珠ウィンドファーム、九重"夢"大吊橋が見えた。津江の方の山はわりと良く見えた。英彦山は見えなかった。由布岳は山頂が雲に隠れていた。雲仙も大部分は雲に隠れていたが少しだけ見えた。

今回は家を出る前に軽く食事をしただけでそのあとは何も食べてないので、扇ヶ鼻分岐の手前あたりでそろそろ食っておかないとシャリバテしそうだと思っていたら、実際に足が進まなくなってきた。扇鼻分岐で少し休憩を兼ねて食事。

牧ノ戸峠では天気は良かったが、東南東の方向から雲が流れてきて視界を遮るようになってきた。

牧ノ戸峠に近い側の星生山の分岐から星生山の方向を見てみると稜線の上の道がある場所はなんとなく分かったが稜線から下ってくる道がある場所がよくわからなかった。地図だとかなりの岩場のあたりに道があるように見えるが、その岩場は降りてくるのが大変そうな場所。どこを下るのかなどと思いながら歩いていると星生山の稜線を歩いている登山者がいて、そのうち下り始めた。稜線部分の道は見た目通りだったが、岩場のあたりの道は岩場の右側あたりを降りて来ていた。その登山者は結構早く歩いていたので、時々歩を止めて星生山方向を見るとサクサクと進んでいて、おかげで短い時間で道がどこを通っているかだいたい把握できた。

意外と下山者が多く、久住分かれまでに10人強とすれ違った。おそらく暑さを避けて未明から登っている人が多いのだろう。

久住分かれ〜天狗ヶ城

久住分かれのあたりではまだ天気は良かったが、雲が増えて来ていたので少し先を急ぐことにした。

中岳に登るまで天気は持つだろうと思っていたが、天狗ヶ城へ向かう途中で完全にガスってしまった。

天狗ヶ城の登りはわりと急だが中岳との分岐からほんの少し歩くと山頂に到着。

天狗ヶ城の山頂は誰もおらず、貸し切り状態。大船山の方向から流れてくるガス、稲星山の方から沸き上がってくるガスで展望は無かった。時折ガスが薄くなったが、硫黄山の山肌が見えたり、日差しを少し感じられる程度だった。

天狗ヶ城〜中岳〜久住山

天狗ヶ城から中岳に向かう途中でガスは更に濃くなってきて、途中で吹き付けたガスの水滴がメガネが付いたりしていた。

中岳までの登りは普通の傾斜の登山道。ここより天狗ヶ城の登りの方が急だったので今回の一番の登りは天狗ヶ城への登りだった。

中岳山頂はガスガスで何も見えなかった。待ってもガスは晴れないだろうと思って、すぐに久住山へ向かって歩き出した。

御池に近づいたあたりで中岳方向のガスがたまに晴れてるようになってきた。ガスが晴れないと思って中岳山頂では休憩しなかったが、15分くらい待っていれば晴れたのか。

中岳から15分強で池ノ小屋に到着。石造りの小屋の外壁には次のような説明版がはめ込まれていた。

小屋から少し歩くと中岳のガスがすっかり取れいてた。ガスが取れて山頂の景色だけ見ていると天気が良さそうには見えるが実際にはまだガスが出ているし、天狗ヶ城方面はガスっているのでそれほど良いというわけでもない。

ゆっくり10分弱歩くと慰霊碑に到着。後で調べみると遭難のあった1930年8月11日は九州本土に台風が来ていたそうだ。そんな時に登山をすることは、今では考えられないが、富士山レーダーが設置された1964年より前の話で台風などの予報精度も現在と比べ物にならない時代故の悲劇なのだろう。

道の脇にはリンドウが咲いていた。咲いているリンドウを見ると山には秋が来ていることを実感する。

中岳の下りの途中あたりからはガスが切れたときに天狗ヶ城は見えていたが、御池の手前でガスが濃くなり御池も天狗ヶ城も見えなくなった。ガスが濃すぎて御池の縁を通っている道との分岐のほんの少し手前まで御池がまったく見えなかった。

御池の隣の空池は、御池のすぐ近くなのに水が溜まっていないので不思議な感じである。下の地層が水を通すか通さないかの差で一方は池に、もう一方はただの窪地になり、すぐ近くなのに差があるのが面白い。もし、空池の下にも不透水層があれば、双子池になって面白い景色になっていただろう。

天狗ヶ城、中岳近辺にはあまり人は歩いていなかったが、久住山の山頂はわりと人がいた。山頂からの眺望ははたまにガスが晴れると遠くの方は雲海、近くの下には草原が見える程度。阿蘇山は雲の中のようで見えない。この日は稲星山はずっとガスの中で見ることは出来なかった。

久住山〜久住分かれ〜沓掛山〜牧ノ戸峠

久住山から久住分かれに降りる道の脇にはリンドウが咲いていた。途中に、色が赤紫色のリンドウが1株あった。園芸種のリンドウならピンク色のものもあるが、自然界で他とかなり違う色の花ははじめて見た。

久住分かれからの歩きで時々久住山の方を振り返るとガスはすっかり取れており、夏山っぽい眺望が見えた。

この日は余裕があれば星生山にも寄るつもりだったが、天狗ヶ城を登っているあたりで思っていたよりは歩き疲れていたので半ば諦めかけていた。久住分かれを出た時点では星生山に寄るのもありかと思い始めていたが、帰宅が遅くなるので、星生山はまた今度登ることにした。

扇ヶ鼻分岐の手前あたりでツバメが結構飛び交っていた。

往路でも感じたが、扇ヶ鼻分岐のあたりで硫黄臭を感じた。硫黄臭なら他の場所でも感じても良さそうだが、何故かここが一番強く匂っていた。

扇ヶ鼻分岐から牧ノ戸峠までの歩きが毎度の事だが長い。時々あのあたりが牧ノ戸峠への下りが始まる地点だろうという場所が見えるが、遠くてなかなか近づいてこない。それでも、九重の山や鞍岳などを見ながらひたすら歩いていった。

沓掛山は1,503mと涌蓋山より高いのに牧ノ戸峠から久住山方向へ行く途中の通過点ぐらいにしか見られていないのが不憫であるが、だんだん近づいてくる沓掛山は景色の中で良いアクセントとなっているように思う。

沓掛山の先では烏帽子岳、杵島岳は山頂まで見えたが、中岳、高岳、根子岳は山頂に雲がかかっている状態だった。

牧ノ戸峠まで降りてきて、駐車場のあたりを見渡すとドウダンツツジが植えられており、その葉が色付きはじめていた。

山渓のヤマスタと山に登って、特定のポイントで操作をするとスタンプがもらえるというアプリがある。別に金もかからないし、スタンプを集めてみるかと思っていたのだが、すっかり忘れており降りてきてから思い出した。

荷物を下ろし、靴を変えた後に牧の戸峠レストハウスへ。久住山のピンバッジを購入。ここには九重山に関係ない山域のバッジもあるという話を聞いていたが、確かにあった。以前に買った万年山のピンバッジと色違いのものがあったのでこれも合わせて購入した。

コースタイム

トラックログ

13:33に牧ノ戸峠発。

牧ノ戸峠出発時に車の外気温表示は21度だったが、しばらく走ると22度になった。普通は晴れた日に車を停めておいた後は車体が日差しで暖まって外気温表示が高く出るのだが、晴れているとはいえ日差しが和らいでいる上に山の上の涼しい空気の中に停めておいたから車体はそれほど暖まらなかったみたいだ。

牧ノ戸峠から下る途中の駐車帯には車が目一杯停まっていて、展望を楽しんでいる人たちがいた。ちらっと見た感じでは高岳、中岳、根子岳は山頂に少し雲がかかっていた。結局、この日の阿蘇の眺望は朝にここに寄ったときが一番良かった。

13:44に三愛レストハウス着。走行距離98.9km、燃費20.7km/L、平均車速42km/h、走行時間2:20、EV走行距離46.0km(46%)、航続可能距離646km、外気温22度。

湧き水を汲んでから、自販機で飲料を購入。ここでは水を汲むのとトイレ休憩に使わせてもらっているので、何かしら購入することにしている。以前は売店に売っていたジェイエイフーズおおいたの飲料を買っていたが、隣にあったヤマザキショップが同じ建物内に移転してからは売店では飲料を売らなくなってしまった。ヤマザキショップではどこのコンビニでも売っているような飲料しか売っていないのでそれなら自販機でも同じということで結局は自販機での購入となった。

14:07に三愛レストハウス発。

家を出るときに野菜の類を買ってきてくれと言われていたのできよらカアサに寄ることにした。

14:24にきよらカアサ着。走行距離112.4km、燃費22.7km/L、平均車速42km/h、走行時間2:39、EV走行距離51.8km(46%)、航続可能距離633km、外気温25度。高度457m。14:40発。

15:03に道の駅 せせらぎ郷かみつえ着。走行距離129.2km、燃費24.0km/L、平均車速42km/h、走行時間3:04、EV走行距離63.1km(49%)、航続可能距離624km、外気温26度。高度353m。

いつものごとくイノシシ肉とシカ肉を購入。

15:14に道の駅 せせらぎ郷かみえつ発。

車で走っていると立門の手前で道の脇に何台も車が停まっていて、外から人の声がした。川の中では子供たちが遊んでいた。停まっている車の中に車体に菊池少年自然の家と書かれたものがあったのでそこの利用者が川で遊んでいたのだろう。

15:57にコメリ 菊池店着。走行距離158.6km、燃費25.6km/L、平均車速42km/h、走行時間3:48、EV走行距離79.3km(50%)、航続可能距離600km、外気温30度。高度50m。

久しぶりにスィートピーを栽培しようと思っていたのでスィートピーの種子とトレリスを購入。あとは花壇の柵を購入。スイレンの栽培に使っていたプラスチックの容器が劣化してきていたので角形ジャンボタライを購入しようとしたが、欲しかった60型は無くて、80型と120型しか無かった。

16:22にコメリ 菊池店発。

16:44にコメリ 山鹿店着。走行距離170.5km、燃費26.0km/L、平均車速41km/h、走行時間4:10、EV走行距離87.1km(51%)、航続可能距離596km、外気温30度。高度23m。

菊池店にはなかった角形ジャンボタライの60型がおいてあったので無事購入。夏の時期だったら、大抵のところでおいてある商品なのだが、購入を思い立つのが遅かったので店舗をはしごするはめになってしまった。ここではあとはピンバッジを飾っておくためのコルマットを買うつもりだったが、コルクペーパーというクラフト紙に薄いコルクを貼り付けたものがあったのでこれを購入。

16:57にコメリ 山鹿店発。

17:41に自宅着。走行距離192.4km、燃費26.6km/L、平均車速39km/h、走行時間4:55、EV走行距離101.7km(53%)、航続可能距離586km、外気温32度。車の総走行距離23,086km。

今回は時季的に日差しが和いできていたので運転が楽だった。

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