立中山

一番水登山口〜立中山〜一番水登山口 2018/5/24

今回は前日の晩までどこに登るか決まらなかった。今年はミヤマキリシマを見に九重山のどこかか万年山に行こうかと思っていた。だが今年は花が咲くのが早いということでミヤマキリシマの見頃は過ぎているのではないかと思って諦めていた。そこでオオヤマレンゲがもう咲いているかもしれないと思って、猟師山、合頭山へ行こうかと思ったら、まだ早いらしい。それなら、20日に天城橋も開通したことだし、まだ行ったことがない太郎丸岳、次郎丸岳にでも登ろうか、それとも地蔵原からの道は歩いたことが無いから地蔵原から涌蓋山へ登ろうかと迷っていた。迷っていたところに立中山に白い花を咲かせるミヤマキリシマが生えているということとミヤマキリシマの見頃はまだ過ぎていないということを知ったので立中山に行ってみることにした。

5/24(木)

車に荷物を積み込むために外に出るとコウモリがパタパタと飛んでいた。既に空は白んでいた。

5:00に自宅発。外気温15度。航続可能距離671km。

七城から菊池市街をパスして国道387号へ抜ける道を地図で調べて見つけたが、きちんと覚えていなかったために通れずに結局は菊池市街を通ることになってしまった。どこで間違ったかは分かっているので次回はきちんと行けるだろう。

6:42に三愛レストハウス着。走行距離87.3km、燃費20.3km/L、平均車速47km/h、走行時間1:46、EV走行距離35.1km(42%)、航続可能距離595km、外気温13度。高度959m。6:57発。

今回の駐車ポイントはレゾネイトクラブくじゅうの第3駐車場。場所はレゾネイトクラブくじゅうから350m程先の右側なのだが、「第3駐車場」と書かれた小さな看板があるだけだったので、あやうく通りすぎそうになった。看板には「登山や遊歩道散策をされる方々のためにご用意しています。...」と書かれていた。ありがとうレゾネイトクラブくじゅう。

7:13にレゾネイトクラブくじゅう第3駐車場着。走行距離97.0km、燃費21.3km/L、平均車速47km/h、走行時間2:05、EV走行距離43.1km(44%)、航続可能距離578km、外気温15度。高度843m。

一番水登山口〜鍋割峠

車の運転中は長袖シャツを着ていたが、脱いでザックに入れて、Tシャツで出発。

第3駐車場から少しレゾネイトクラブくじゅうの方へ戻り、道の反対側に一番水と書かれた柱があるあたりが登山道の入口。

少し歩くと沢沿いの道となった。更に歩くと前からポンプらしき音が聞えてきた。水を吸い上げて何かに使っているのかと思いつつ歩いていたら、そのうち沢に砂防ダムの堰堤を作っている場所に出た。堰堤は基礎打が終わった状態でポンプは基礎の上流で水を吸い上げて、下流に水を流していた。水の流れのあるところではこうやって堰堤は作られるのかとすこし感心した。

四千本のヤマザクラはどうせ四千本もないのだろうとナメていた。最初はちらほらとヤマザクラの木が生えているだけだったが、歩いているうちにヤマザクラばかり生えている状態になった。本当に四千本あるかはわからないが花の時期にはかなり見応えがあるだろう。

四千本の山桜のあたりで終わりかけのテンナンショウの花があった。

登山口からの道はほぼ土の道で歩きやすかったが、登っていくに連れて道は荒れてきた。どうやら土石流が丁度登山道のところを下って道を壊したようだなと思いつつ、赤テープと踏み跡を頼りに登っていった。もうそろそろ、くたみ分かれだと地図で確認し、くたみ分かれで休憩兼食事にしようと思っていたのだが気付いてみるとくたみ分かれを通りすぎていた。それなら佐渡窪で休憩するかと登っていると左の方をスタスタと歩いている登山者がいた。赤テープと踏み跡を辿ってきたが、どうやら途中から登山道で無いところを歩いていたようだ。土石流の跡の分かりにくく歩きにくい道は鍋割坂の手前まで続いた。

鍋割坂のつづら折れの道を歩き出してすぐに緑色のカエデの種が沢山落ちていた。木々の梢の上を吹いている風の音を聞きながらつづら折れの道を登っていった。

石まじりの土の道がしばらく続いたが、やがて岩だらけの道となり少し歩くと、石仏があり、石仏からほんの少しで鍋割峠に到着。

鍋割峠〜鉾立峠〜立中山

鍋割峠の下りで前の方にピンク色に染まったピークが見えた。これが立中山の山頂だったようだ。佐渡窪まで下りるとピンク色に染まったピークは見えなくなった。

佐渡窪の入口で10分強ほど食事兼休憩。

佐渡窪からは新緑の山々の眺めが素晴らしく、佐渡窪まで登っただけで登ってきたかいがあったなと思った。

佐渡窪から鉾立峠への登りは意外とあっけなかった。しばらく登るとミヤマキリシマの花がチラホラと登山道の脇に咲いているようになり、少し登ると鉾立峠だった。

鉾立峠から見た三俣山は斜面がピンク色に染まっていた。しかし立中山の方を見ても、ミヤマキリシマの花園があるようには見えなかった。

鉾立峠で休んでいると女性の3人組の登山者が下っていた。少し話をしたが、立中山はミヤマキリシマがきれいに咲いており、白い花のミヤマキリシマは登山道から離れた所で咲いていたとのことだった。

そのうち法華院温泉の方から男性登山者がひとり登ってきた。この人は倉敷の人で大曲に車を停めて三俣山経由でここまで来たそうだ。

鉾立峠から少し登るとミヤマキリシマの花園が広がっていた。登ってくるまではここまで群落があるとは思いもしなかった。白い花のミヤマキリシマも見ることが出来た。

立中山から見た平治岳はピンクに染まっており、この山にもいつか登ってみたいと思った。

立中山〜鉾立峠

鉾立峠までの往復は、往路では先に立中山に登りはじめていた倉敷の人、復路では鉾立峠へ向かう途中で登ってきた登山者1人、鉾立峠の近くで3人ほどの登山者が登ってきただけだった。山頂にいるときは倉敷の人と自分だけしかおらず、ほぼ貸し切り状態だった。

鉾立峠の少し手前で鉾立峠の九州自然歩道の案内板が数m先に見えている場所まで来ているのに、2m弱の段差で降りられない状態になった。途中で道を間違えており、少し手前まで登り返して正しい道に戻った。そこまでの道がまっすぐだったのと鉾立峠の景色が見えていたのでまっすぐ下りてしまったが、立中山から見て左側の方を回り込むのが正しい道だった。この時は倉敷の人と前後して下っていたが、倉敷の人も間違えていた。そう言えば、往路で鉾立峠に到着したときに降りてきた女性3人組も同じ事をしたようだ。降りてくる姿はすぐそばに見えていたのになかなか降りてこないなとは思っていたけど、こういうことだったのか。

鉾立峠〜鍋割峠〜一番水登山口

鉾立峠で休憩の後下山開始。倉敷の人は白口岳へ登っていった。鉾立峠から白口岳までは地図で見ると短いのにコースタイムは1:20ほど。実際に鉾立峠までやって来て白口岳を見て1:20かかるのが納得できた。

下りの道中ではエゾハルゼミが鳴いていた。

とりあえずくたみ分かれを目指して降っていった。登りでは赤テープと踏み跡に騙されたが、降りは登山道を降ったので登りより楽だった。

くたみ分かれで休憩兼食事の後下りを再開したのだが、少し歩くとヤマザクラの木が少なくなってきて、道が違っていることに気付いた。くたみ分かれのそばに鉾立峠と納池公園の方向を示す道標があり納池公園と書かれた方向に道が伸びていたのでそちらへ向かったのだが、間違っていた。この道はおそらく往路で砂防ダムの工事をやっていた沢の対岸に出たあとに車道に出るようだ。

登り返してふたたびくたみ分かれへ。15分程のロス。地図はくたみ分かれを通っているのでくたみ分かれ経由で下ると思っていたのだが、どうやら土石流のせいで道が壊れているのでくたみ分かれ経由で下ってはいけなかったようだ。くたみ分かれの少し上の方でら土石流が下った溝を東方向へ渡れる場所がありそこを渡れた。どうもここはもとは枯れ沢で橋がかかっていたようで橋の残骸らしきものがあった。ほんの少し歩くと往路で登って来た道に戻ることが出来た。

一番水まで下り、一番水を飲んでみた。すぐそばの案内板には水温8.5度と書かれているが、そんなに水温は低くない。普通の湧き水と同じで13度位だろう。

道路のちかくには一番水の沿革が書かれた案内板があった。一番水はずっと「いちばんみず」と思っていたが、「いちばんがすい」というらしい。湧き水のそばの案内板、道路の近くの案内板のどちらも振り仮名が無かったので分からなかった。帰ってきて調べてやっと本当の読みがわかった。

鉾立峠から一番水登山口までの間ですれ違った登山者は15人ほど。久住山の赤川コースに比べてマイナールートで人は少ないだろうと思っていたが、登っている人は意外と多かった。

コースタイム

トラックログ

レゾネイトクラブくじゅうが登山と遊歩道散策のために提供してくれている駐車場を使わせてもらったのでレゾネイトクラブくじゅうで温泉に入ってから帰ることにした。

レゾネイトクラブくじゅうまでは短く刈り込んだ草の歩道が続いていた。歩道にはニワゼキショウが咲いていた。家の方で見かけるのは紫色の花だが、ここには青っぽい色の花のニワゼキショウが生えていた。

温泉の入浴料は550円。駐車場代+温泉入浴料だと思えば格安。お湯は薄茶で気のせいかもしれないけどほんのわずか緑がかっているように見えた。泉質はマグネシウム・カルシウム−硫酸塩・炭酸水素泉とのこと。

温泉に入ったら腹が減ったので、第3駐車場へ戻ってきてから残っていた食料で食事。

13:51にレゾネイトクラブくじゅう第3駐車場発。

駐車場からレゾネイトクラブくじゅうまでの往復の間もそうだったけど、祖母山、阿蘇山は上空に薄雲が出ているけどなぜか久住上空だけはきれいに晴れていた。

14:08に三愛レストハウス着。走行距離110.2km、燃費21.2km/L、平均車速45km/h、走行時間2:27、EV走行距離48.9km(44%)、航続可能距離564km、外気温23度。高度957m。

いつものごとく湧き水を汲んで、飲料を購入。

飲料を買っている時に別のレジからWAONの決済の時に流れる音が聞えてきた。帰ってから調べてみるとWAONが使える店に三愛レストハウスが入っている。が、何故か三愛レストハウスの所在地は南小国町なのに九重町で検索しないと出てこない。他にもグッデイでもWAONが使えるようなのでこれらの店では今後はWAONで決済しよう。

14:18に三愛レストハウス発。

14:38にきよらカアザ着。走行距離125.2km、燃費23.3km/L、平均車速44km/h、走行時間2:49、EV走行距離54.5km(44%)、航続可能距離546km、外気温28度。高度453m。なんと運が悪く店休日。 14:43発。

この日は天気予報で暑くなると言っていたのでサッと登ってサッと下ってきた。小国まではそれほど暑くなかったが小国で29度位まで気温が上がった。ところが国道387号で大分県に入る手前で25, 26度だった。いつも小国は他より暑いと思っていたが、実際に暑いのだろう。

15:05に道の駅 せせらぎ郷かみつえ着。走行距離141.9km、燃費24.4km/L、平均車速44km/h、走行時間3:14、EV走行距離65.8km(46%)、航続可能距離535km、外気温25度。高度346m。

いつものごとくイノシシ肉を買ったが、シカ肉もあったのでこれも購入。シカ肉を買うのはここでははじめてだったが、店の人もシカ肉は珍しいと言っていた。あとはわさび漬けを購入。ここのわさび漬けは花わさびを使ったやつで普通のわさび漬けより好き。キンリョウヘンも売っていた。キンリョウヘンの花はニホンミツバチが大好きで、巣箱にニホンミツバチを入居させるのに効果的らしい。花は付いてなかったが、実物を見るのははじめて。

15:21に道の駅 せせらぎ郷かみつえ発。

道の駅 せせらぎ郷かみつえからの道は渓流沿いなので涼しい。出発から少し走ると気温23度、たまに22度と涼しかったが、兵戸トンネルを越えると24度まであがった。

16:03にコメリ 菊池店着。走行距離171.1km、燃費25.5km/L、平均車速43km/h、走行時間3:57、EV走行距離77.1km(45%)、航続可能距離511km、外気温27度。高度45m。16:57発。

地形が関係しているのか菊池、山鹿は家の方より暑い。今回は菊池がそうでもなかったので、山鹿あたりもそれほど暑くないのかと思っていたら、山鹿での気温は30度だった。

山鹿の暑さで少し疲れたので道の駅 きくすいで休憩を入れることにした。

16:50に道の駅 きくすい着。走行距離195.2km、燃費26.0km/L、平均車速42km/h、走行時間4:38、EV走行距離92.5km(47%)、航続可能距離496km、外気温29度。高度24m。16:57発。

17:20に自宅着。走行距離204.9km、燃費26.2km/L、平均車速41km/h、走行時間5:02、EV走行距離98.6km(48%)、航続可能距離488km、外気温28度。車の総走行距離14,523km。

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