涌蓋山・一目山

八丁原登山口〜一目山〜ミソコブシ山〜涌蓋山〜疥癬湯登山口〜八丁原登山口 2018/3/23

ニュースで21日は都内で雪が降ったと言っていたが、22日に牧ノ戸峠と長者原のライブカメラを見たら雪が積もっていた。九重森林公園スキー場のホームページに掲載された道路状況によると積雪凍結はないらしい。これなら八丁原までノーマルタイヤで行くことが出来て、雪で白くなった山を眺められるだろうということで涌蓋山に行くことにした。

3/23(金)

荷物を車に積み込むために外に出て空を見上げると星は出ているが、見え方からすると薄雲がかかっているようだった。

車のフロントガラスには霜が降りており、スクレイパーで落としたが、落としたそばからまた白く凍っていく状態。

5:50に自宅発。外気温2度。航続可能距離444km。空が白み始めていた。

今回は運転時に履いているスポーツサンダルを新調。運転時は足が楽なのでたいていはスポーツサンダルを履いている。前に履いていた2足は片方は壊れ、もう一方は壊れかけで、そろそろ新調をと思ってamazonで探して、買う商品をある程度絞り込んでいた。先週そろそろ買おうかとその商品の見たら値段が半額以下になっていたので思わず2足購入。今回使ってみて、もう少し柔らかめの方が良いが、まずまずだった。

車のドライブレコーダーも今回は新しいもの。前のドライブレコーダーは内蔵電池がヘタって、日付の保持が出来なくなっていたし、古いものなので解像度がイマイチで下手するとあとから動画を見直したときに小さな道路標識の字が読めなかったりした。GPSで時間のセットをしてくれて、フルハイビジョンの安いのを探してそのうち買おうと思っていたが、今月の初めにたまたまamazonのタイムセールで安いのを見つけて買った。使ってみた感じはまあ普通に使える感じ。後方のカメラも付いているが、これは720x480と解像度が低く、暗い場所での映りはイマイチだったが、初めからおまけとしか思っていなかったので問題はない。

前回の祇園山・揺岳へ登ったときはカーナビが滅多に指示しない裏道の方を指示したので今回もそうなるかと思ったがそうならなかった。あの時は何故裏道の方を指示されたのだろうか?

食料調達のためにコンビニに寄ることにした。少し前にスーパーで扇雀飴のはちみつ100%のキャンデーを見かけて買った。この飴は運動時にエネルギー補給に良いので今回も持っていきたいと思っていたが、既に食べ尽くした。たしかこの飴を最初に見つけたのはローソンだったということを思い出したのでローソンに寄ることにした。

6:23にローソン 合志辻久保店着。走行距離22.8km、燃費21.3km/L、平均車速39km/h、走行時間0:35、EV走行距離11.2km(49%)、航続可能距離411km、外気温0度。高度70m。

家を出るときにトリップメーターをリセットしていないのに気付いてここでリセットした。

食料は調達出来たが、はちみつ100%のキャンデーは残念ながらなかった。

6:29にローソン 合志辻久保店発。

道の駅 大津に寄って休憩するつもりだったがパスして兜岩展望所で休憩を入れることにした。

県道30号を直進してミルクロードに向かったが、途中から渋滞。カーナビが渋滞が発生していますと告げた時はミルクロードとの合流の交差点で詰まっているだけだろうと思っていたら、それより手前から渋滞していた。道の脇のサクラの花をチラ見しながらゆっくりと車を走らせた。サクラの他にはアセビも咲いていた。ここの街路樹は上までずっとサクラかと思っていたが途中の宅地のあたりはサクラではなかった。おそらくケヤキたと思う。

ミルクロード合流の交差点から県道23号との交差点まで渋滞。通行止の国道57号の迂回路ではあるが、熊本市と逆に向かうのでそんなに混まないだろうと思っていたが甘かった。途中で57号の二重峠トンネルの工事現場が見えた。

7:36に兜岩展望所着。走行距離34.6(+22.8)km、燃費15.3km/L、平均車速30km/h、走行時間1:09(+0:35)、EV走行距離13.2km(38 %)、航続可能距離361km、外気温0度。高度937m。

少し風があって寒い。阿蘇山の上の方は白くなっていた。涌蓋山も上の方は雪が積もっているだろう。九重山の方は少しガスっているようで地表のあたりに白くなっていた。

7:45に兜岩展望所発。

菊池阿蘇スカイラインとの交差点の手前でこの時間だったら夜間通行止が解除される7時に菊池渓谷経由で来ても変わらなかったなと思っていたら、交差点で菊池方面から車が走ってきた。

8:12に三愛レストハウス着。走行距離60.6(+22.8)km、燃費18.3km/L、平均車速37km/h、走行時間1:37(+0:35)、EV走行距離24.0km(40%)、航続可能距離321km、外気温2度。高度958m。

とりあえず、軽く食事。

三愛レストハウスは閉まっていたが、そのうちスピーカーから音楽が流れ出した。随分速いけどもう営業開始かと思っていたら、営業開始になった。帰ってから調べると三愛レストハウスの営業時間は8:30〜17:30(季節により変動あり)となっていた。

8:24に三愛レストハウス発。

八丁原登山口の1kmくらい手前で道のわきの林の中に雪が残っている状態になった。

8:34に八丁原登山口の駐車スペース着。走行距離67.7(+22.8)km、燃費17.7km/L、平均車速37km/h、走行時間1:49(+0:35)、EV走行距離26.4km(39%)、航続可能距離316km、外気温0度。高度1142m。

八丁原登山口〜一目山

自宅を出発するときに何か忘れているような気がしたが、紙地図を持ってくるのを忘れていた。スマートフォンに入れてある国土地理院の地図しかないが、大体のルートは頭に入っているので大丈夫だろう。

八丁原登山口の林道は雪がなかったが、一目山の登り口からは雪道。積雪量は2, 3cmと言ったところ。10分強ほど登ったところで調光グラスをかけていないことに気付いたのでザックから取り出してかけた。あまりまぶしくは感じなかったが、結構紫外線は強いはずで今日は日焼けしそう。

登っている途中で九重森林公園スキー場の方から何を言っているかまでは分からなかったが、放送が聞こえてきた。そのときは営業開始の放送だろうと思っていた。帰ってから調べてみると営業時間は9:00〜17:00ということなのでやはり営業開始のお知らせだったのだろう。九重森林公園スキー場の営業は今シーズンは4/1までとのことだ。

山頂の低木には霧氷が付いていた。ここから見る涌蓋山は遠いが地形が緩やかなのでのんびりと歩けそうに見える。

雲仙までは見えなかったが、由布岳は見えた。由布岳は上の方が白くなっていた。

今回はそれなりに寒いだろうということで防寒用の肌着を来て長袖シャツにフリースのプルオーバー、その上にハードシェルのジャケットという格好で歩き出した。一目山までの登りで結構体が熱くなったのでフリースのプルオーバーを脱いだ。

一目山〜ミソコブシ山〜疥癬湯分岐

一目山の下りは少し雪が吹き溜まっているところがあり、そういう場所は5cm位の積雪があった。雪の下が刈り込まれたカヤで足の置き場によっては滑りそうなので慎重に下った。スパッツを付けた方が良さそうだと思ったので降りきったところでザックの中に入れっぱなしにしていたショートスパッツを付けた。ショートスパッツを付けているときに登山者がひとり追い越していった。停まったついでに軽くおやつを食べた。

林道の脇に次のような案内板があった(実際には縦書き)。前回このコースを歩いたときに見た記憶がないと思ったが、どうせボケッとして歩いていて見落としたのだろうと思った。が、案内板の日付が平成29年で前回歩いたのは平成25年なので見ていないのは当然だった。

涌蓋山 登山道
『ドウダンツツジ』のご案内

ここからミソコブシ山の取付きまで 皆様の登山道路脇にドウダンツツジの 植込みが続きます。

この植込みについては、熊本県小国町 上田地区の有志の方々の肝入りにより 平成十二年から同十六年までの五カ年< に亘って、毎年三百五十本、通算千七百 五十本の植樹に依ったものです。

植樹は無論、その後下草刈、また補植を 続けて、山を訪れる人たちの目を楽し ませるようになりました。

秋の紅葉は格別です。自然を愛する 登山者の皆様をいつも心待ちにしています

  平成二十九年十月吉日
   熊本県小国町
   熊本県小国町上田地区有志
   旧制大津中学山伏会
   熊本県税友会遊山会

途中の道は所々霧氷があった。カヤにはエビのしっぽが付いていた。

ミソコブシ山で防寒用の肌着を脱いだ。初めは上だけ脱げばよいかなと思ったが、下も脱いだ。一目山の下で追い抜いていった登山者が女岳の山頂にいるのが見えた。

疥癬湯分岐〜女岳〜涌蓋山

疥癬湯分岐でおやつタイム。下りで歩く予定のここから疥癬湯までの道は歩いたことがないので地図で確認。雪がつもった白い道が続いていた。

疥癬湯分岐から林の中へ。このあたりは日当たりが良いのか暖かい。暖かいせいで木に付いた雪が融けてポタポタ落ちてきていた。

林を抜けると林道で、ここではウグイスが鳴いていた。

林道をほんの少し歩き右にまがり林道を離れ森の中へ。ここからの森も上から融けた雪がポタポタ落ちてきて閉口した。森の中で小柄なイノシシ1頭と遭遇した。森を抜けてアセビなどの低木が生えている森の端の方に出たときは、ポタポタ攻撃から逃れられてホッとした。

ミソコブシ山で防寒用の肌着を脱いで来たのは正解で森を歩いているあたりからは体が熱くなった。ここから女岳までが今回のコースでの一番の登りなので体が熱くなるのも無理はない。

女岳で買ってきた食料で食事。涌蓋山の山頂あたりに一目山の下で追い抜いていった登山者がいるのが見えた。この登山者とは女岳から涌蓋山への登りの途中ですれ違った。

ここまでも霧氷が溶けて落ちるシャラシャラという音が聞えていたが、ここでは女岳の西側の斜面からの音がよく聞こえた。

涌蓋山の山頂は雪で白くなっていた。いつもだったら草原に寝転んで休憩するが雪があるのでそれができない。八丁原からここまではほとんど雪道でたまに土が出ている場所もあったが、そういうところはグチャグチャの泥道だった。

山頂には5人組の若い登山者がいた。春休みの時期なので大学生だろう。小国から登ってきたそうで小国側は霧氷全開だったそうだ。

涌蓋山〜女岳〜疥癬湯分岐

山頂でゆっくり眺望を楽しんだ後に下山開始。

下りでは雪が溶けていてグシャグシャだろうとは予想していたが、予想していた以上にぐちゃぐちゃだった。登山道に雪が溶けた水の流れが出来ていた。女岳までは所々に大きな水たまり。カエルが居たら産卵に来そうな感じの水たまりになっていた。

涌蓋越までの森の中の下りはグチャグチャの泥道で思わず尾瀬を思い出した。

疥癬湯分岐〜疥癬湯登山口

疥癬湯分岐からの道は朝は雪道だったが、雪がすっかり溶けていた。牧柵沿いに500m程まっすぐの道が続く。ミソコブシ山はこのあたりから見ると一目山から見るより山っぽく見える。

疥癬湯分岐から疥癬湯の少し手前まではずっと牧野の下り。八丁原から歩いてきて疥癬湯分岐の手前あたりで涌蓋山の方を見ると女岳から一旦下ってから涌蓋山へ登り返すように見えるが、こちらから見るとそんなに下らずに涌蓋山に続く尾根筋を登るというのがわかる。

疥癬湯への下りは九重山を眺めながらの楽しい下りだった。萱原や笹原の中の道を下っていった。

疥癬湯登山口のほんのすぐ手前に像が立っていた。後ろに火炎っぽいものがあるので不動明王だろうと思ったら、脇の石柱に大日龍泉不動明王と書かれていた。

疥癬湯登山口にはベンチがあったので座って、休憩兼おやつタイム。下りでは1回はこけるだろうと思ったが、一回もこけなかった。登山口には足湯があったが入らなかった。

疥癬湯登山口〜八丁原登山口

疥癬湯登山口のすぐそばの橋から見る川の水の色や川の中の石の色からするとどうやら温泉水が混じった水が流れているようだ。その橋を橋を渡るとすぐに坂道だった。

往路を歩いている途中で筋湯と一目山あたりを見比べていて気付いてはいたが、疥癬湯登山口から八丁原登山口までは登り。

疥癬湯から歩き出してすぐに九重コミュニティバスがやって来た。行き先は牧の戸峠となっていた。

疥癬湯からしばらく歩くと筋湯温泉の温泉街。温泉街にありがちな細い道が続く。お土産屋が潰れているのも今どきの温泉街にはありがち。温泉街から県道40号まで出る道も林道のような細い道。

小松地獄の駐車場の先の坂からが今回のコースで一番きつかった。坂の手前に勾配10%の標識が立っていた。1km程歩くと駐車地点に到着。駐車地点の自分の車が見えたときにはホッとした。

疥癬湯登山口から八丁原登山口の舗装道歩きは精神的にきついだろうと思っていたが、精神的より肉体的にきつかった。調べてみると疥癬湯登山口から八丁原登山口は距離は3km弱で標高差が200m強だった。道理できついはずだ。

駐車スペースには出発時には他の車は停まっていなかったが、戻って来ると1台停まっていた。

コースタイム

トラックログ

カーナビの目的地を自宅にセットすると何故か小国経由の道を指示してきた。菊池阿蘇スカイライン経由の方が近いし早いはずなので、そちら経由で帰る予定だが、カーナビをセットし直すのは面倒なのでそのまま出発。

15:16に八丁原登山口駐車スペース発。

15:28に三愛レストハウス着。走行距離74.8(+22.8)km、燃費18.0km/L、平均車速36km/h、走行時間2:04(+0:35)、EV走行距離31.0km(41%)、航続可能距離300km、外気温10度。高度964m。

湧き水を汲んで、売店で飲料を購入。車に戻ってからカーナビで経由地をいじってみたが、道の駅 せせらぎ郷かみつえに寄り道しても距離が7kmしか違わない。現在、菊池阿蘇スカイラインは熊本地震の復旧工事で19:00-7:00までは通行止だが、その時間帯に九重方面に行くのに往路は小国経由でも良いかも。菊池阿蘇スカイラインはスピードが出せるのでほぼ確実にこちらの方が早く帰ることが出来るが、天気も良いし道の駅 せせらぎ郷かみつえに寄り道することにした。

15:41に三愛レストハウス発。

黒川温泉まで前をバスが走っており、ゆっくりとしたスピードでしか進めなかった。黒川温泉付近で観光バスが客を降ろしていた。

黒川温泉から先はバスが居なくなったので早く進めるかと思ったら、意外とのんびりペース。何故かと思ったらクロネコヤマトのトラックが何台か前を走っていた。クロネコヤマトには普段から世話になっているし、トラックが走っているなら仕方ないのでゆっくり行くかと思っていたら、クロネコヤマトは道幅の広いところで左に寄って先に行かせてくれた。

途中の山間で車を停めて道の脇で何かしている人がいた。どうやらフキノトウを取っているようだった。山の中で車が少なくて飛ばせるようなところでも突然このような車が出現するので油断は禁物。

途中できよらカアサの方向を示す標識が出ていて、そちらに行った方が近いのではと思ったが、カーナビはそちらを指示しなかったのでそのまま国道442号を進んだ。しばらく進むと右に観音様が見えていた。帰ってから調べたら永江観音と言うらしい。

途中に小国市街を示す道路標識があった。国道442号を進んだ先が小国登山口から涌蓋山に行く時や由布岳方面に行く時に通っている国道387号の交差点につながっていることに気付いて、そこまで行くより小国市街へ向かった方が早そうだと思ったのでカーナビの指示を無視して小国市街地へ左折した。ところが小国市街は街中なのでゆっくりとしか走れなかったので少し失敗。でも、この失敗のお蔭で途中に小国両神社という歴史の古そうな神社の脇を通った。今回は寄らなかったけど機会があったら寄りたいと思う。

16:21に道の駅 せせらぎ郷かみつえ着。走行距離104.5(+22.8)km、燃費21.7km/L、平均車速38km/h、走行時間2:46(+0:35)、EV走行距離46.7km(45%)、航続可能距離269km、外気温12度。高度349m。

いつものごとくイノシシの肉の買った。ワサビの花があったのでこれも買った。他にワザビ漬け、オキナグサのポット苗(おそらく西洋オキナグサ)を買った。

16:32に道の駅 せせらぎ郷かみつえ発。

道の駅のそばの民家のウメの花が見頃だった。往路のミルクロードへ上がっていく途中ではサクラがもう少ししたら盛りと言った感じだったので、山の中を走っているという実感がわいた。

17:14にコメリ 菊池店着。走行距離133.7(+22.8)km、燃費23.6 km/L、平均車速38km/h、走行時間3:30(+0:35) 、EV走行距離62.5km(47%)、航続可能距離240km、外気温16度。高度46m。

ポテンティラ・スカーレットスターレッド、ゲラニウム・ブルックサイド、ミヤコワスレ(桃花)、夏エビネを購入。

17:29にコメリ 菊池店発。

18:30に自宅着。走行距離167.4(+22.8)km、燃費24.9km/L、平均車速37km/h、走行時間4:32(+0:35、EV走行距離85.1km(51%)、航続可能距離218km、外気温13度。車の総走行距離13,533km。

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