涌蓋山
涌蓋山登山者駐車場〜小国登山口〜涌蓋山〜小国登山口〜涌蓋山登山者駐車場 2017/12/2212/21(木)
車のガソリンが1/3程度しか入っていないので給油しに行った。明日の往復には十分な量が入っているので行かなくても良いかとも思ったのだが、あとで考えてみると大晦日に大津町まで往復の予定なのでそれを終えたら、給油の警告が出るか出ないかのギリギリの残量になりそうなので行っておいて良かった。ついでなので食料調達。
ほぼ、涌蓋山に行くつもりではあったのだが、12月に入ってから寒い日が続いており、ここ数日の牧ノ戸峠のライブカメラも雪が積もって真っ白な状態だったりして、道路の凍結とかを考えるともっと無難なところに変更しようかとも思っていた。今日のライブカメラの様子だと雪も溶けて来ているし、九重森林公園スキー場のホームページの道路状況には凍結なしとあり、もっと標高の低い涌蓋山の小国登山口までなら大丈夫そう。
12/22(金)
万が一の早朝の道路凍結を考えて、暗いと道路が凍結していても良く見えないので今回一番標高が高そうな兵戸峠で明るくなるように遅めに出発することにした。
荷物を車に積んでいるときに空を見たら曇ってはいるけど、雲は薄そうで雲間から空が見えていた。
遅めに出発することにしたら、グズグズしてしまい、さらに朝刊まで読んだのでかなり遅くなった。
出発前にスクレイパーで車の霜取り。霜が降りていたのはフロントガラスだけだったので楽だった。
携帯電話のバッテリー残量が少なくなっていたのでモバイルバッテリーにつないで助手席に置いた。スマートフォンの方もバッテリーが少なめだったので車のシガーソケットから取っているUSBポートに接続。車を始動するとカーナビが今日は冬至だと言った。
6:44に自宅発。外気温1度。航続可能距離796km。
昨日の天気予報では天気が良さそうに言っていたのに雲がかなり出ていた。鞍岳の方がわりと雲間から青空が見えていたので涌蓋山はやめて鞍岳にするかという考えも頭をよぎった。
7:39に道の駅 水辺プラザかもと着。走行距離29.7km、燃費20.3km/L、平均車速31km/h、走行時間0:57、EV走行距離16.5km(55%)、航続可能距離763km、外気温0度。高度38m。7:48発。
菊池渓谷との分岐のところでこのまままっすぐ瀬の本まで行って、八丁原から一目山に登るだけにするかという考えも少しよぎった。天気もイマイチだし寒いのでとにかく弱気。
天気が気になったのでラジオで天気予報を聞いてみた。九州は太平洋側は良く晴れ、北部は昼から晴れるような事を言っていた。
兵戸トンネルの手前あたりが小国までの道で一番標高が高いが、レーダー探知機の標高表示だと658mだった。トンネルを抜けて降りきったあたりが一番気温が低いだろうと予想していたが、そのあたりで-1度だった。
8:34に道の駅 せせらぎ郷かみつえ着。走行距離62.7km、燃費20.0km/L、平均車速35km/h、走行時間1:47、EV走行距離31.9km(51%)、航続可能距離727km、外気温-1度。高度352m。
近くの山林が伐採されていた。9月に来たときは伐採されていた記憶が無いのでその後に伐採されたのだろう。
8:41に道の駅 せせらぎ郷かみつえ発。
いつもなら道の駅 小国でも休憩を取るが今回は時間が遅くなったのでパス。
道に設置してある電光掲示板に「この先積雪凍結、チェーン必要」と言った感じの表示があった。路面も乾いているし、天候が悪化して雪が降りださない限り、そんなことはないだろうと思ったが、実際にそんなことはなかった。
途中で国道387号から見えた涌蓋山の上の方が白くなっていた。それを見た途端に早く登りに行きたくなった。
国道387号を右折してわいた温泉郷へ少し進むとまわりの様子が変わった。それまでは木々に霜が降りていて寒々しかったのに、寒々しい雰囲気が無くなった。もしかしてと思って外気温を見ると2度だった。国道近辺が-1度はだったのでここらへんは地温が高いのだろう。はげの湯の蒸気が上がっているあたりまで来ると気温は3度まで上がった。
わいた温泉郷に来るといつもどこまでが岳の湯でどこからがはげの湯なのだろうと思っていたが、今回は道路の脇に「ようこそ これよりはげの湯温泉です」(実際の「はげ」は漢字で「山へんの右に亥」)という看板を見つけた。道が細いので前から車が来ないかということばかり気にしていたのでこれまで看板に気づかなかったようだ。
9:18に涌蓋山登山者駐車場着。走行距離88.7km、燃費19.2km/L、平均車速37km/h、走行時間2:24、EV走行距離41.9km(47%)、航続可能距離703km、外気温2度。高度856 m。
涌蓋山登山者駐車場〜林道出会
駐車場で出発準備をしていると上空を通過する飛行機の音が聞えてきた。このあたりは静かなのでこういう音がよく聞こえる。
今回は一応は防寒用のアンダーシャツとタイツを持って来ていた。外に出てみると意外と寒く感じたのでシャツとタイツを着ることにした。上に着るアウターシェルは、いつも冬に着ているL.L.Beanで安く買ったゴアテックスのハードシェルのにするかコロンビアのにするか少し迷ったが、せっかく持ってきたのでコロンビアのジャケットを着ることにした。
このコロンビアのジャケットは冬山でも使えるような奴でスキーに行ったときや上高地にスノーハイクに行ったときに使っていた物。少し大げさすぎるので、こちらの山では使ってなかったが、持っているだけで使わないのはもったいないと思っていた。あとで調べてみると2000年の冬に買っており、アウターのシェルが$240でインナーのフリースが$95だった(インナーとアウターが別売だったのは覚えていなかった)。インナーは専用品だが、インナーだけでもフリースのジャケットして使えるし、アウターとはジッパーを使って固定できる機能が便利そうだったので買ったもの。買った当時は1ドル108円だったのでわりと個人輸入がしやすかった。OMNI-TECHというコロンビアの防水透湿機能をもった素材を使っているのだが、この素材は現在でもあるようだ。
防寒用のタイツもコロンビアのジャケットも最後に使ったのはいつだろうと思ったが、多分最後に使ったのは上高地にスノーハイクに行ったときだろう。
ゲートを越えると道に少しだけ雪が残っていた。牧野にも少し少し雪があった。
登っているとドカン、ドコンという感じの音が聞えてきた。はじめは採石場か何かで発破をかけている音かと思ったが、ずっと音が続いていたので陸自の日出生台演習場から聞えてくる音だと気付いた。帰ってから調べてみると宇佐市のホームページに日出生台演習場の使用予定のPDFファイルがあり、それによるとこの日は大砲・射撃・迫撃砲・戦車砲の訓練をやっていたようだ。
万年山の方向は雲間から青空が見ていたが、涌蓋山上空は雲に覆われていた。雲はそこそこ高いところだけにあり、渡神岳、御前岳、釈迦ヶ岳あたりは見ていた。
谷をはさんだ隣の牧野は林との境目の牧野の縁が木によって日陰になっているようでそこだけ雪が残っていた。
林道出会〜小国登山口
林道の雪は最初は少しだけだったが、途中から雪道になった。雪の上に車が通ったわだちと足跡が続いていた。足跡は人の足跡や犬らしき動物の足跡があった。子供か小柄の女性の足跡だろうか小さな足跡もあった。
尾根道へ登る前に持ってきた食料で軽く食事。
小国登山口〜涌蓋山
尾根筋の道は始めは雪があったり無かったり、そのうちほぼ雪道になった。
カラマツ林を登っていると少し青空が見え始めた。このあたりで体が少し暑くなってきた。手袋を外し、ジャケットのベンチレーターを開いた。登山用のジャケットはベンチレーターがあるので便利。冬に自分が登りに行く九州の山には少し大げさだが、今後はもっとこのジャケットを活用しようと思った。
カラマツ林の上の方まで来ると少し風があり寒かった。登ってくる途中では防寒用のシャツとタイツはいらなかったかなと思っていたが、着てきて正解。ジャケットのベンチレーターを閉めて、手袋をはめた。
低木帯のあたりまでくると木々に白い物が付いていた。下から見たときは木に着雪していると思ったが、雪ではなく霧氷だった。
低木帯であたりは風無く、けっこう暖かい。0度くらいに感じられたが、そんなに暖かいわけないと思った。でも、帰りに寄った豊礼の湯のあたりの気温が5度だったから、実際に0度前後だったのだろう。
低木帯を抜けて登っていくにつれ風が出てきて寒かった。ジャケットのフードをかぶった。ちゃんとした山用のジャケットだとフードがあるのがありがたい。
寒いと食事をするきも起きないだろうと思って、食料を買ったときに一緒にパインアメを買っておいた。少し腹は減っていたが、登っている途中は寒くて食事をする気が起きず、パインアメを口の中に放り込んで糖分補給しつつ登った。
途中で青空が見えていたので晴れてくるだろうと思っていたのに山頂に到着しても相変わらず曇り。途中で雲間から青空が見えていた万年山の方も雲が増えていた。九重山は上の方が霞んでいた。由布岳、崩平山の方は少し青空が見えたが、由布岳の上の方は雲に隠れていた。阿蘇山は雲に隠れて見えなかった。
前に登ったときには気付かなかったが(雲とかで隠れていた?)、万年山の左の方に風車が8基くらい見えた。阿蘇の方に見えるのは、阿蘇おぐにウィンドファームの風車だけど万年山の方に見えるのはどこのだろうかと帰ってから調べると玖珠ウィンドファームのもので風車は全部で11基あるそうだ。この風車がどこのものか調べたときに見つけたのだが、椿ケ鼻ハイランドパークの風車が無くなるそうだ。建設から約20年がたち、老朽化で故障が頻発し、抜本的な改修には多額の費用がかかるためとのこと。
はげの湯の先の方に見える蒸気が上がっているところはどこだろうとこれも帰ってから調べてみた。菅原バイナリー発電所か思ったのだが、撮影した写真をよく見てみると位置が違う。写真とGoogle マップの3Dの航空写真を比べて山林とか牧野とかの位置から場所を特定したらどうやら国道387号線を小国から向かって亀山の湯の手前付近。Googleストリートビューで見てみると九重町と小国町の境のあたりにボーリングのためらしき櫓が立っている(微妙に撮影データが混在しているみたいで、クリックした場所の緯度経度がどの場所と判断されるかによって2015年2月撮影のデータと2013年11月撮影のデータが出てくる。2015年2月のものには櫓があるが2013年11月のものにはない)のでここが発生源だろう。
山頂にはたくさんのモグラ塚があった。
山頂は思っていたよりは暖かかった。山頂の柱に温度計があったので見てみたら8度だった。せっかくあるのに使い物になっていない。そういえば前もこの温度計は大幅にずれていたような気がする。
涌蓋山〜小国登山口
天頂部には青空が見えていたので、しばらく待てば晴れそうな気配ではあるが、寒くて待つのは無理だったので下山を開始。
下りの雪道で3回くらい滑ってこけた。
下っている途中で阿蘇山がうっすらと見えてきた。
平日だし寒い時期なので誰も登ってこないだろうと思っていたら、低木帯の上あたりとカラマツ林の中ほどで登ってくる単独の登山者とすれ違った。
林道の手前あたりは登っているときは枯葉と泥が混じったものが凍結してカチカチだったが、それが溶けて来ていた。暖かくなってきていたので手袋をはいらなくなった。少し濡れていて、濡れたままザックやジャケットのポケットにしまわうのは嫌なのではめたまましばらく歩いていたが、途中から外して手に持って歩いた。
林道出会〜涌蓋山登山者駐車場
牧野は霜柱が溶けてグチャグチャ。登るときは今日の気温だと降りてくるまで凍ったままだろうと期待していたのだが期待が外れた。牧野で痛恨のコケ。
牧野の下の方で涌蓋山の方を振り返ると雲一つない青空。下山してから晴れてくるのは少し恨めしいが、霧氷で白くなった山に登る機会はあまり無いので山頂での天気は今一つではあったが、かなり満足できる山行だった。
駐車場は出発時は他に車は停まっていなかったが、大分ナンバー、熊本ナンバーの車が1台ずつ停まっていた。途中ですれ違った人の車だろう。
駐車場の地面がドロドログチャグチャになっており牧野を歩いているとき以上に靴に泥が付いた。
牧野で痛恨のコケをしたのでジャケットが汚れているかと思ったが、ジャケットは汚れておらず、汚れたのはズボンとザックだけだった。帰りの温泉で着替えるつもりだったが、ズボンが汚れてしまったので駐車場で着替えた。
空腹のままだと、帰りに寄る温泉に長湯できないだろうということで駐車場で軽く食事。
コースタイム
トラックログ
13:25に涌蓋山登山者駐車場発。
行きに途中の林道にカラマツっぽい葉が落ちているなと思ったが、帰りにゆっくりと車を走らせてよく見てみるとただの松の葉だった。落葉してからしばらくたったカラマツの葉の色と松葉の色は少し似ている。
13:32に岳の湯温泉の豊礼の湯着。走行距離90.7km、燃費19.1km/L、平均車速36km/h、走行時間2:33、EV走行距離42.3km(47%)、航続可能距離700km、外気温5度。高度719m。
登山口の駐車場でもしたが、温泉に入る前にここの駐車場でも軽く食事。
露天風呂から涌蓋山を見ると雲一つない青空をバックに白い山頂を眺めながらの温泉は格別。でも本当は山頂に居るときにこの状態になって欲しかった。
駐車場から涌蓋山をパチリ。バッテリーの警告が出た。気温が低いからバッテリーの持ちが悪い。予備のバッテリーを装着しようと思ってザックの中を探したけどなかった。山の中で落としたとガックリしたが、家に帰ると予備のバッテリーが置きっぱなしになっていた。
駐車場に着いたときに温泉の人が何か切ってるなと思っていたが、切っていたのは竹で温泉を出発するころにその竹を使った門松がほぼ出来上がっていた。
14:21に豊礼の湯発。
14:56に道の駅 せせらぎ郷かみつえ着。走行距離114.9km、燃費21.3km/L、平均車速36km/h、走行時間3:09、EV走行距離55.9km(49%)、航続可能距離685km、外気温8度。高度352m。イノシシの肉と日田ギスカンを購入。15:05発。
道の駅 せせらぎ郷かみつえの前後は道幅の狭い区間があり、対向車に大型車が来るとちょっと面倒だ。今回は走っていていつもより車が少なかったので来ないだろうと期待していたら、そう言うときに限って前からトラックがやって来た。もう少し先に行けば道幅が広くなっているのによりによって狭い部分で出くわすとはと思いつつ道の端まで寄せて通過。もう来ないだろうと思っていたらもう一台来た。山間部の道だから大型車はあまり走りたがらないようなのだが、日田方面へ抜ける道として利用している大型車がそれなりにいるみたいだ。
交通量は少ないのに何故かトラックには良くあう日で兵戸トンネル手前で後ろにトラックがやって来た。ゆっくり走るつもりだったので兵戸公園の駐車場に入ってやり過ごした。この兵戸公園が謎の公園で主には駐車場と小さな東屋があるだけで停まっている車もほとんど見かけない。調べてみると、ロータリー状になった場所の真ん中に生えているモミジの木が見どころらしい。
15:51にコメリ 菊池店着。走行距離144.4km、燃費22.9km/L、平均車速37km/h、走行時間3:57、EV走行距離72.6km(50%)、航続可能距離662km、外気温11度。高度54m。16:05発。
17:12に自宅着。走行距離178.2km、燃費24.1km/L、平均車速35km/h、走行時間5:04、EV走行距離94.8km(53%)、航続可能距離650km、外気温11度。車の総走行距離12,627km。