多良岳

中山キャンプ場〜多良岳〜前岳〜多良岳〜国見岳〜金泉寺〜中山越〜中山キャンプ場 2017/10/26

10/26(木)

4:22に自宅発。外気温10度。航続可能距離470km。

イオンのギフトカードが少しあり、ギフトカードの消費も兼ねて食料調達のためにマックスバリュに寄り道。

4:49にマックスバリュ 荒尾店着。走行距離16.7km、燃費21.1km/L、平均車速36km/h、走行時間0:27、EV走行距離7.4km(44%)、航続可能距離443km、外気温10度。高度15m。4:58発。

三池港ICの手前の交差点の信号待ちで停まったときに前にトラックが2台いた。トラックはそのまま有明沿岸道路へ。トラックの後ろをゆっくり走るしかないと思っていたら、このトラックたちは結構早かった。取り締まりをしていたら捕まる速度で走っていた。

有明海沿岸道路の現時点での福岡県内の終点である大川東ICで有明沿岸道路を降りた。前を走っていたトラック2台は沿岸道路を走っているうちにかなり車間を開けられたが、下道に出たら追いついてしまった。前回の経ヶ岳山行の時はカーナビの指示通りに走って失敗したので、今回はカーナビの案内を無視。大川東ICを出て、県道768号までそのまま直進、県道768号を左折、県道18号との交差点で右折、筑後川、早津江川を渡り、国道444号、県道48号へ。前を走っていたトラックも同じ道を走っていたが、県道48号でぶっちぎられた。

筑後川を渡ったら、休憩を兼ねてコンビニに寄るつもりだったので、途中にあったセブン−イレブンへ。前を走っていたトラックの1台に信号で追いついたが、そのトラックも同じコンビニへ入っていった。

5:40にセブン−イレブン 東与賀下古賀店着。走行距離53.8km、燃費24.3km/L、平均車速45km/h、走行時間1:11、EV走行距離16.3km(30%)、航続可能距離394km、外気温10度。高度8m。食料と飲料を購入。5:50発。

セブン−イレブンを出る頃に東の空が赤く染まり出した。

鹿島市街地でもカーナビの指示を無視して国道207号のバイパスへ。バイパス経由だと2km弱距離が長くなるようだが、こちらの方がやはり走りやすかった。

6:36に道の駅 鹿島着。走行距離88.9km、燃費25.6km/L、平均車速45km/h、走行時間1:58、EV走行距離34.9km(39%)、航続可能距離360km、外気温11度。高度1m。

とりあえず、干潟を見に行った。誰も居ないかと思ったら干潟を眺めている人が二人ほど。のんびり海を眺めるには良い場所。前回の経ヶ岳山行の時は運よく干潮だったが、そうそう都合よく今回も干潮ということはあるまいと思っていたが、今回も干潮だった。

海を見に行った後に買ってきた食料で軽く食事。

6:58に道の駅 鹿島発。

来た道を4km程戻ってから多良岳オレンジ海道へ。オレンジ海道の入口は鹿島市街側からは標識があったが、道の駅側からはなかった。

オレンジ海道はほぼ直線の快走路で少し高いところを走っているので所々で海が見渡せた。

7:25に中山キャンプ場駐車場着。走行距離109.6km、燃費22.4km/L、平均車速45km/h、走行時間2:27、EV走行距離40.7km(37%)、航続可能距離339km、外気温9度。高度565m。

キャンプ場の駐車場には一台も車は停まっていなかった。

中山キャンプ場〜多良岳・金泉寺分岐

長袖シャツだけでは少し肌寒く、家を出たときから着ていた薄手のフリースを脱がないで歩き出した。着ていたのは普段着用の安物のフリースで、ザックの中にはちゃんとしたフリースも入っていたが、安物フリースでも事は足りるだろうと思ったので着替えなかった。

中山キャンプ場にある赤鳥居をくぐり、歩き出すとしばらくは石組みの階段で歩きやすかった。レスキューポイント1が登山口からすぐのところにあった。

18分ほど歩いたら暑くなってきたのでフリースを脱いだ。

石組みの階段はレスキューポイント2まで続いた。ここまでの斜度はあまり急ではなかったが標高差で150m程登っていた。この調子なら思っていたよりあっけなく山頂に着きそうだななどと思いながら歩いていた。

レスキューポイント2から先はフラット気味の土の道が続いた。途中で沢を渡るとまた石組みの階段の道となった。

レスキューポイント3から道は少し急になった。

多良岳・金泉寺分岐で軽く食事。ここにはレスキューポイント4があった。

多良岳・金泉寺分岐〜十六羅漢〜多良岳・国見岳分岐〜多良岳多良権現峰

多良岳・金泉寺分岐からは石段になっており、脇には灯籠もたっている。すぐそばに役行者の座像があった。役行者の座像の左にも石像があったが、台座が蓮の花の形だったので仏像だろう。役の行者の座像には以下のような案内板があった。

多良岳県立自然公園
 多良岳 役行者座像 
建立年代

正徳二年(1712)江戸時代中期の名石仏師、砥川谷の 平川与四右衛門の作。

由来

役行者(えんのぎょうじゃ)は、奈良時代の初期、山岳に籠って仏教の修行 をした呪術者で修験道の開祖として崇められている。 この石像が、多良岳神社上宮の鳥居の傍に安置されてい るということは、往時多良岳が修験道の霊地として広く 知られわたっていたことを物語っている。

肥前石造文化の最盛期をしのぶにたる貴重な石造工 芸品として注目される遺品である。

指定年月日
 昭和51年(1976)2月10日  太良町教育委員会

登っていくと石像があり、コースを間違えて六体地蔵の方へ来てしまったと思った。 まっすぐそのままの道を進むと前岳の鞍部まで行ってから登り返さなければならず、時間が余計にかかる。太良町観光協会の「多良岳山系登山マップ」だと六体地蔵から上の方へ行く道があるようになっているのでしばらくウロウロしたが道が見つからないのでそのまままっすぐの道を進むことにした。

石像のあたりをうろうろしているときに後ろからひとり登山者がやってきて抜かしていった。中山キャンプ場を出発しようとしているときに一台車がやってきたのでその車の持ち主だろう。

多良岳・国見岳分岐のあたりで先行していた登山者と少しおしゃべり。福岡の人で退職後の楽しみとして山に登っているとのこと。この人とは中山越までなんとなく一緒に歩くことになった。

少し歩くと多良岳の山頂に到着した。ここでやっと途中の石仏が六体地蔵でなかったこととに気付いた。

山頂には頂上を示すような案内板の類は何もなかった。あるのは太良嶽神社上宮の石の祠とレスキューポイント7だけだった。展望は木々の間から少しあるだけ。

多良岳多良権現峰〜前岳本多良

前岳まではアップダウンがあり、手を使って登り降りするような場所もあった。木が繁っているので高度感はあまり感じないが道の脇は切れ落ちていた。途中に梯子がかけられた岩があってそれが座禅岩だったらしい。木々から見た感じでは結構時間がかかりそうだったが、意外とあっさりと山頂に到着。ここの展望も木々の間からある程度。

前岳本多良〜多良岳多良権現峰

権現峰に戻る途中の座禅岩で少し展望を楽しんだ。今回のコースで一番展望が良かったのはここだった。

権現峰まで戻ってくると登山者がひとりいた。3人でしばしおしゃべり。鳥取からやって来たそうで、昨日は普賢岳に登ったが風が強くて寒かったそうだ。昨日も晴れていたので昨日登りに来ようかとも思っていたのだが、風が強いらしいので今日に延期したが、正解だったようだ。

多良岳多良権現峰〜多良岳・国見岳分岐〜国見岳

権現峰からほんの少し歩くと国見岳の分岐で道標がたっていた。この道標は往路では目に入っていたが、意識に入って来ていなかったので、権現峰からの歩き出しの時から分岐を見落とさないようにしなければと思いつつ歩いていた。国見岳も木々の間から展望がある程度だった。

多良岳の標高は996mとなっているが、実はこの標高は多良岳の山頂とされている権現峰の標高ではなく、国見岳の標高らしい。権現峰の標高を調べてみると988mという記述があるが、これは誰かが高度計かなんかで計測した値なのだろう。国見岳と記された小さなプレートがあったのでそこが最高点だと思ったが、帰ってきてからトラックログを見ると標高点はそのプレートから国見岳・多良岳分岐に戻る途中にあったらしい。一応は標高点があったらしいのだが、見つけることは出来なかった。

国見岳〜多良岳・国見岳分岐〜多良岳・金泉寺分岐〜金泉寺

多良岳・国見岳の分岐あたりからの道は見応えのある杉、アカガシの大木が点在していた。

太良岳・金泉寺分岐あたりに六体地蔵への分岐があるようなのだが、あまり注意して歩いていなかったのでわからなかった。前岳〜権現峰の途中にある六体地蔵の分岐は案内板があってわかったのだが、そこには無かったのかも。そう言えば、中山キャンプ場から登ってくる途中にあるはずの「多良岳山系登山マップ」に書いてあった補助登山道の分岐も気付かなかった。

金泉寺はこんなところに寺なんてあるのかといった場所だが、多良岳・金泉寺の分岐から少し歩いて、登山道の下の方に林道が見えて来てからすぐの場所に立派なお寺があった。お寺には以下のような案内板(実際のものは縦書き)がたっていた。

諌早市指定有形文化財(昭和六十二年三月二日指定)
金泉寺(きんせんじ)千手観音像(せんじゅかんのんぞう)
(寄木造 塑土仕上 高さ百三十七.五cm)

元禄(げんろく)十六(一七〇三)年、第七代諫早領主茂晴公のご母堂様であるお 糸の方がここに奉安(ほうあん)されたと言われています。

中国明朝(みんちょう)末〜清朝(しんちょう)初期(十七世紀後半)の大陸系の様式をもち、日本 で多く見られる千手観音像と比べ、頭上の意匠(いしょう)が異なっており、表情 には茫洋(ぼうよう)さの中に女性的なしなやかざがみられます。

平成二十一年度に全面的な修復が行われました。

長崎県指定有形文化財(平成二十九年二月十六日)
金泉寺(きんせんじ)木造不動三尊像(もくぞうふどうさんぞんぞう)

本尊として(まつ)られる不動明王(一木造 檜 高さ八十七.六cm)と二 体の脇侍(きょうじ)からなります。腰を左に折って立つ像が、制多迦童子(せいたかどうじ)(一木造  高さ五十二.七cm)、もう一体は、矜迦羅童子(こんからどうじ)(寄木造高さ五十.九cm) と思われます。不動明王と制多迦童子は平安後期(十一世紀前半)の特 色を見せ、矜迦羅童子は中世中ごろ(十五世紀頃)の特色を持っていま す。多良岳信仰の起源を物語る貴重な資料です。

金泉寺境内には、このほかに市指定遺跡として、「金泉寺の石垣と 墓石群」があります。「石垣」は本堂前面にあり、「墓石群」は東側の尾 根近くにあります。

諌 早 市 教 育 委 員 会

金泉寺〜中山越〜中山キャンプ場

金泉寺から中山越まではあまりアップダウンは無いのかと思ったらそこそこあったし、思っていたより時間がかかった。来た道をそのまま戻るのはつまらないと思ってこちらに来たが、展望はほとんど無い。途中で2人の単独の登山者とすれ違った。

金泉寺からしばらく歩いたところでスマートフォンの地図のトラックログの表示が停まってしまった。ログの最大値の制限があってそれを越えたのかそれとも描画する最大値の制限があるのかだろうと思ったが、帰ってきてからログを調べてみたら、全行程のログは取れており、ある程度以上のログが描画されていないだけだった。

中山越で経ヶ岳も登るという福岡の人とお別れ。地図を持っていないということなので「多良岳山系登山マップ」を渡した。

軽く食事をした後に中山越を出発。ここからは前回の経ヶ岳山行の時にも歩いた道。前回は林道に出たところで林道をショートカットしている登山道の入口を見逃したが、今回は見逃さなかった。

最後のショートカットから林道へ出たときにツクツクボウシが鳴いており、こんな時期に鳴いていることにビックリした。

中山キャンプ場には福岡ナンバーの車が停まっているだけだった。おそらく、途中から一緒に歩いた福岡の人の車だろう。

コースタイム

トラックログ

14:00に中山キャンプ場発。外気温16度。

14:21に道の駅 太良着。走行距離123.1km、燃費24.2km/L、平均車速42km/h、走行時間2:55、EV走行距離49.7km(40%)、航続可能距離311km、外気温20度。高度6m。

家を出る前に頼まれていたカニを購入。カキもあったので一緒に購入。

ブラブラと歩いていると潮見表があって、そこには朝の干潮時間が5:53と書いてあった。道の駅 鹿島に朝着いたときは一番潮が引いている時間帯だったようだ。

外の売場でノリ網が売っていたので購入。これはエンドウなどのつる性の植物を育てるときに使うつもり。少し網の目が荒いが16m×1.6mというビッグサイズで400円という値段でホームセンターで園芸用に売っているネットよりかなり割安。

14:51に道の駅 太良発。

道の駅 鹿島の手前に海道しるべの道標があった。同じような道標は国道207号バイパスの多良岳オレンジ海道の入口のところにもあった。往路では道の駅 鹿島から207号バイパスを4kmほど戻って多良岳オレンジ海道に入ったが、ここから行けば時間の節約になりそう。でも、途中の道はかなり細いかも。

海道しるべって何だろうと思って調べてみたら、鹿島市産業活性化施設ということで農林水産物の加工が出来る設備や会議室などがある施設で加工品の販売コーナーとかもあるらしい。

14:57に道の駅 鹿島着。走行距離127.6km、燃費24.3km/L、平均車速43km/h、走行時間3:03、EV走行距離51.5km(40%)、航続可能距離309km、外気温20度。高度4m。15:03発。

15:20にフラワーウッド(園芸店)着。走行距離139.1km、燃費24.6km/L、平均車速42km/h、走行時間3:21、EV走行距離57.8km(41%)、航続可能距離297km、外気温22度。高度5m。15:46発。

15:38に与っちゃん直売所着。走行距離147.5km、燃費25.0km/L、平均車速42km/h、走行時間3:33、EV走行距離62.3km(42%)、航続可能距離290km、外気温21度。高度0m。

レンコンを購入。購入後に外に出て空を見上げると遠くにわらわらと何か浮かんでいた。はじめは連凧か何かと思ったが、ゆっくり移動していたので違うとすぐにわかった。どうやら渡り鳥らしく崩れ気味のV型飛行をしていた。色は黒っぽくて大きさは鴨くらいはありそうな感じだった。

15:44に与っちゃん直売所発。

15:48に福富物産直売所着。走行距離149.5km、燃費25.0km/L、平均車速41 km/h、走行時間3:38、EV走行距離63.2km(42%)、航続可能距離289km、外気温22度。高度0m。嬉野茶を購入。15:55発。

国道444号を走っているときにシチメンソウ自生地の標識があった。前回の経ヶ岳山行の時にも見かけてシチメンソウとは何だろうと気になって帰ったら調べようと思いながら忘れていた。高い塩分濃度にも耐えられるアカザ科の1年草で秋には赤く紅葉するそうだ。東与賀海岸に群生地があるとのこと。

国道444号、県道48号は車は少なく流れは良いが、わりとゆっくり走っている車ばかりなのでこちらもそのペースでゆっくり走った。もう少しで県道18号に左折して県境越えというところで流れが停まった。橋のところで詰まっているのかと思ったら、左折する手前のところで歩道と車道の間の境界ブロックを跨いでしまった事故車がいて、お巡りさんが交通整理をしていた。

前回の経ヶ岳山行の復路は大川市街で車の流れが悪くて時間を取ったので、大川市街を避けたのでわりとスムーズ。でも、柳川市街の通過は車の流れは良く道も良いのだが、信号でつかまるせいか少し時間がかかった。

16:58に道の駅 みやま着。走行距離184.9km、燃費26.2km/L、平均車速39km/h、走行時間4:43、EV走行距離87.0km(47%)、航続可能距離260km、外気温22度。高度14m。山芋、ギンナンを購入。17:18発。

使っているETCカードが年1回使わないと年会費がかかるカードなのだがまだ今年は高速を使っていない。年会費回避のため前回の経ヶ岳山行の復路で高速を使うつもりがど忘れして使っていない。今回は忘れずにみやま柳川IC〜南関ICの1区間だけ高速を使った。17:23にみやま柳川ICより九州道へのり、17:31に南関ICでおりた。

18:11に自宅着。走行距離218.0km、燃費26.7km/L、平均車速39km/h、走行時間5:58、EV走行距離104.8km(48%)、航続可能距離227km、外気温18度。車の総走行距離11,991km。

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