赤川浦岳
黒原越登山口〜赤川浦岳〜黒原越登山口 2017/7/13梅雨時で連日天気が悪かったが、久しぶりに天気が良くなりそうなので出かけることにした。暑いので登山口で既に標高が高いところと言うことで赤川浦岳か小川岳を候補にあげたが、赤川浦岳は新しい林道が通じて登山口の黒原越まで行きやすくなったと言う情報を見つけたのと、帰りに少し遠回りをすれば、そのうち機会があったら登ろうと考えている親父山、玄武山の登山口の前を通るので登山口の確認が出来ると言うことで赤川浦岳に行くことにした。
7/13(木)
荷物の積み込みのために外に出ると、空にはかなり曇があるようであるが、雲の間から空が見え、月も見えていた。
6月に登った尾ノ岳、鞍岳で既に暑かったのでズボンは夏用の一番薄手のものを履いた。登山道が以前は少し薮っぽいところだが、今はそうでないとらしいが、念の為に一番薄手の長袖のシャツを一応ザックの中へ。
5:07に自宅発。外気温24度。航続可能距離799km。
少し車を走らせると雲間に青空が広がっていた。天気予報だと朝よりも昼の方が天気が良いらしいので、今日は天気に恵まれそう。
国道208号を走っていると後ろに妙な動きをしている軽自動車。こちらもそんなにゆっくりと走っている訳でもないのに妙だなと思っていると、追い越し禁止区間で自分の車ともう1台前を走っていた車を抜いていった。そこの追い越し禁止区間は数年前に無免許運転の車とバスが衝突して死亡事故が起きた場所なのだが、馬鹿な奴のやることはよくわからん。
南阿蘇までは思ったより早く着きそうだと思っていたら、県道28号の不通区間の迂回路に入ってすぐに前をクレーントラックにふさがれた。クレーントラックの後ろをトラックが走っており、その後ろが自分の車。前のトラックは県道36号の白川を越えた所の登坂車線の手前で後ろについたのだが、そんなにスピードが遅いトラックでなかったのでそのまま一緒に登坂車線を走って登ってきた。あそこの登坂車線でトラックを抜かしていたら、クレーントラックを抜く機会もあっただろうに。前を走っていたトラックは迂回路から県道28号に戻った萌の里の先あたりでクレーントラックをうまいこと抜かしていった。こちらも機会を伺ったがすぐにまた俵山峠の所の県道28号の迂回路に入ってしまったので、抜く機会はなかった。クレーントラックは久木野で阿蘇方面へ曲がっていった。余計に時間がかかったが、クレーントラックも必要があって走ってるのだから仕方がない。
南阿蘇村からは外輪山は良く見ていたが、阿蘇山は雲に隠れて見えなかった。
6:40に道の駅 あそ望の郷くぎの着。走行距離64.0km、燃費24.9km/L、平均車速39km/h、走行時間1:38、EV走行距離36.2km(52%)、航続可能距離735km、外気温21度。高度425m。6:52発。
山に行くと前日に決意しても、熱帯夜が続いているために朝に目が覚めたときに体がだるくて中止ということもあるため、事前に食料は調達していない。食料調達のためにローソンに立ち寄った。
6:58にローソン 南阿蘇白水店着。走行距離67.8km、燃費24.4km/L、平均車速39km/h、走行時間1:45、EV走行距離37.2km(55%)、航続可能距離731km、外気温22度。高度482m。7:04発。
このローソン以降はコンビニはファミリーマート 阿蘇白水店、ファミリーマート 阿蘇高森店、ローソン 阿蘇高森店、高森市街から高千穂へ向かう途中のYショップ草部・青木(山崎製パンのフランチャイズのコンビニ)だけだけだった。Yショップは24時間営業ではないが、通過したときには営業しているようだった。
五ヶ所高原までの道は祖母山に北谷登山口から登るために一度通っていが、わりと良い。問題は五ヶ所高原からの林道。昨年7/11に開通したという森林基幹道 親父山・五ヶ所線だが、地図にはのっていない。Googleマップの地図にものっていない。少し前に宮崎県北部の山について調べていたときにGoogleマップで「五ヶ所の展望台」という場所を見つけたが、そこまでは道がないので謎に思っていた。ところが林道に着いて調べていて、その謎が解けた。Googleマップの地図には道はのっていないが、航空写真を見ると林道が写っていた。調べているうちに黒川越登山口はGoogleマップの「五ヶ所の展望台」という地点にあるらしい。しかも航空写真を見る限りでは駐車できそうなかなり広い場所がある。この場所を緯度経度を元にマップコードを調べてカーナビに目的地としてセットしたが、カーナビが道として認識しているのは林道の途中まで。
県道8号を元・五ヶ所小学校の所で右折して、最初の分岐を北谷登山口の方に向かわずに右折して、そのまま道なりに進んでいった。Googleマップの航空写真で調べたときは2回ほど分岐を右折するように見えたが、それっぽい所がないままに(それらしいと疑われる場所があったが細い林道だった)進んでいくとあっさりと「五ヶ所の展望台」とかかれていた地点に到着。砂利敷きの広いスペースがあり、そこのそばに登山口の道標があった。
7:59に黒原越登山口着。走行距離108.0km、燃費22.4km/L、平均車速40km/h、走行時間2:42、EV走行距離56.2km(52%)、航続可能距離702km、外気温19度。高度1135m。
熊本・宮崎県境のループ橋の通過が7:33だったが、林道を30分以上走ることを覚悟していたのに、かなり早く登山口に着くことが出来た。
林道は結構走りやすかった。所々に待避所の標識があるのだけど、待避所そのものの場所に標識があるためあまり役に立っていない。せめて「この先待避所」くらいの標識だったら良かったのに。林道は九州自然歩道沿いを縫って走っているらしく、九州自然歩道関連の道標がいくつか見かけられた。途中ですれ違った車は五ヶ所のまだ民家のあるあたりですれ違った軽トラのみ。
黒原越登山口までの行き方を簡単にまとめると以下の通り。
- 高千穂方面から8号線を五ヶ所方向へ進み元・五ヶ所小学校の所[32.812649, 131.279698]で右折
- 最初の分岐(「祖母山登山 (北谷口) ↑直進」、「森林基幹道 親父山・五ヶ所線 (終点) 幅員5・0M 管理者 高千穂町」という標識がある) [32.810911, 131.282274]で右折し(橋を渡る)、森林基幹道 親父山・五ヶ所線 へ入る
- 道なりに進んでいくとGoogleマップに「五ヶ所の展望台」と載っている場所(ここの砂利敷きの場所の親父山側に赤川浦岳の登山口がある)に着く
黒原越登山口〜赤川浦岳
登山道は尾根の上を赤川浦岳までアップダウンを繰り返しながら続いていた。登山道には途中途中に「高千穂町有林」とかかれた杭や境界杭が建っていた。
歩き出してすぐにヒグラシの鳴き声を耳にした。
山頂までは、ほぼ落葉広葉樹の自然林の森で所々で左側に植林が現れる程度。
スズタケの花、というか咲き終わった花がいたるところで見られた。スズタケの花は5月に登った御前岳・釈迦岳でも見た。花が咲くのは120年に一度と言われているそうだが、その頻度で咲く花を別の場所で2回も見たということは実際には120年よりもかなり短い周期で咲くのだろう。あるいは昨年の天候の影響(かなりの日照りの夏だった)あたりが影響して一斉に咲き出したか。
森の中の登山道で山頂までの往復はほぼ展望はない。展望が開けるのは登山口から20分程の岩の上と、新・分県登山ガイドに岩の展望台とかかれている場所くらいで、山頂は全く展望は望めない。
下の写真は登山口から20分程の岩の上から撮った写真。左から祖母山、黒岳、親父山。右の方の山は三尖らしい。
そろそろ山頂かなというところで山頂っぽいところがあったが、到着してみると偽ピークだった。偽ピークを降りた後にちょっと急な登り斜面になり、途中に「山頂まで4分 熊本のうさぎ」というプレートがかけらており、そこからひと登りして、平坦になって道が右方向に曲がった先が山頂。
登りの時にここのプレートのすこし先あたりで戦闘機のエンジン音が聞え、音の方を見上げて探していると、木々の間からF-15らしき機体が見えた。木々の間はあんまり広くないので機体が見えたのはかなりラッキー。多分、新田原基地のF-15だろう。
登山口近くではヒグラシが鳴いていたが、山頂の方ではエゾハルゼミが鳴いていた。
山頂近辺にはシャクナゲの木が生えているのが見られた。
登山口での気温が19度だっただったのであまり暑い思いはしないと思っていたが、連日の雨のせいで湿度が高いせいかかなり汗をかいて、山頂ではTシャツから湯気があがっていた。
赤川浦岳〜黒原越登山口
山頂は展望が無いので少し休んだ後に引き返した。
戻る途中で少し道に迷った。行きの時にちょっと登山口方向に戻る方向の道があり、そこをまっすぐ歩いても登山道に戻れそうな道だったので、そこを歩くことにした。岩場の上に出て、そこから先は道らしいところがない。その辺りを行ったり来たりして、少しウロウロしたが、はっきりわかる所まで戻ってみようと戻ったら往路で歩いた登山道にたどり着いた。あとで調べてみると、新・分県登山ガイドに「大岩の上に引き返すような道がある」と記された「岩の展望台」への道だった。新・分県登山ガイドは一応は読んでいたが、肝心な所が頭に入っていなかった。
登山口まで戻ってきてから、せっかく「五ヶ所の展望台」とGoogleマップに記された場所に居るのだからと少し眺めを楽しんだ。晴れてはいるが、残念ながら夏にありがちな薄ぼんやり霞んだような景色になっており、手前の国見岳は良く見えるが阿蘇山がうっすらとしか見えなかった。
コースタイム
トラックログ
10:25に黒原越登山口発。
帰りは親父山、玄武山登山口を登山口を確認するために来た道をもどらずにそのまま森林基幹道 親父山・五ヶ所線を進んだ。
雨後のせいか林道上には石が所々落ちていた。
10:40に四季見橋脇の親父山登山口着。走行距離112.6km、燃費21.9km/L、平均車速36km/h、走行時間3:05、EV走行距離58.8km(52%)、航続可能距離696km、外気温23度。高度1132m。
ここまではカーナビでは道なき道を進んでいることになっていたが、ここからは地図にデータがある。が、しばらく道なき道を走った後なのでここに着いても道のない場所に居ることになっていた。ここから少し走ってから林道を走っているように修正された。
10:47に親父山登山口発。
ここからはカーナビにも林道が載っている。
事前の調べで親父山の登山口の所の分岐を右折する林道に入れば、最短で国道325号へ下りることが出来そうだったので右折したのだが、少し下ると雨に流されて来た枯れ枝や枯葉が道の所々に堆積していて、道幅も右折する前よりも狭い道だった。結局500m程進んだ後に、元の道に戻って、四季見原すこやかの森キャンプ場の方向に進んだ方が良さそうだということで引き返した。キャンプ場があるくらいなら所々に標識くらいあるだろうという考えもたった。
道の脇にネットが張ってあるようになり、近辺の所々にカラマツが生えているようになった。「シカに注意」の看板があり、道の脇のネットはやはり鹿除けであったかと考えていたら、いきなりシカ1頭に遭遇。
鹿に遭遇してほんの少し走るとキャンプ場にたどり着いた。このあたりにもカラマツが生えており、おそらくキャンプ場周辺にカラマツを植樹してあるのだろう。
キャンプ場を過ぎたあたりでヒグラシの鳴き声を耳にした。
キャンプ場からしばらく走ったところで路上に駐車してある車2台に遭遇。そこから少し下で林道脇の除草作業をしている人がいた。さらに下でブルドーザーに遭遇。どうやら刈った草はほうきで掃いて道の上に集めた後、ブルドーザーで運んでいるようだ。
親父山登山口からだいぶ走ったところで登山口から直に降りてくる林道に遭遇。「親父山 登山道入口」の標識があった。あとで調べてみるとやはり狭い林道でキャンプ場経由で降りるのが無難らしい。
キャンプ場からしばらく走ったあたりでカーナビを見ると道なき道を走っていることになっていた。おそらく、従来からある林道でなく、森林基幹道 親父山・五ヶ所線の区間を走っていたからだろう。
途中に駐車可能なスペースがあり、竜ヶ岩遊歩道という道標もあり、竜ヶ岩の滝を見に行くことが出来るらしいのだが、ここまで下るのに思った以上に時間がかかったので行かなかった。今回走った林道はGoogleストリートビューにデータがない区間で事前に道の様子を知ることが出来なかったが、ここから先はGoogleストリートビューにデータがあって見ることが出来る。
思っていた以上に林道を走る時間が長かったので民家のある場所まで降りてきたときはホッとした。キャンプ場からは何ヶ所か分岐はあったが期待していたキャンプ場への道標は見かけなかった。結局、玄武活性化センターあたりまで降りてきた時刻が11:35。ここまで降りてくるのに思った以上の時間がかかったので親父山の登山口に行くなら五ヶ所側から入った方が楽かも。
玄武山に登るのに駐車場所が問題だが、玄武活性センターのすぐ横の砂利敷きの場所に停められそう。玄武活性センターの駐車場は登山者が停めても良いのは山開きの時だけらしい。国道325号の玄武山トンネルの手前の右側にも駐車できるスペースがあるのを確認。
11:53に奥阿蘇物産館着。走行距離142.6km、燃費22.9km/L、平均車速33km/h、走行時間4:16、EV走行距離75.0km(53%)、航続可能距離666km、外気温28度。高度645m。11:57発。
13:39に道の駅 あそ望の郷くぎの着。走行距離166.8km、燃費24.1km/L、平均車速34km/h、走行時間4:58、EV走行距離89.2km(53%)、航続可能距離650km、外気温30度。高度427m。
とりあえず、湧き水を汲んで、その後に売店へ。高菜漬けを購入。カラミンサのポット苗があったので一緒に購入。カラミンサは少し前からどこかで見かけたら買おうと思っていたのでちょうど良かった。
その後はモンベル 南阿蘇店へ行き、靴下1速と靴紐を購入。
13:21に道の駅 あそ望の郷くぎの発。
13:49に萌の里着。走行距離181.1km、燃費24.3km/L、平均車速34km/h、走行時間5:20、EV走行距離93.8km(52%)、航続可能距離636km、外気温31度。高度273m。家族に頼まれていた品物を購入。13:47発。
県道206号から県道36号への道は信号待ちでいつもそこそこ車が連なっている。206号から熊本空港へ直接入る道が去年あたりに出来てそちらの道は走っている車がほとんどない。こちらの道を使えば速いかといえば必ずしもそうでもなく、空港出口の益城町小谷の信号が青になるタイミング次第。とは言え車列に並ぶのは嫌なので大抵は206号から空港に向かい空港の脇を通ってから36号へ出ている。今回もそうしたが、結局は車列に並んでいた車がこちらが信号待ちをしている目の前を通過していった。だが、今回は空港の脇を通ったお蔭で正面に陸自の鷹夕原分屯地の上を飛ぶCH-47をチラッと見ることが出来た。
14:12に柿の葉寿司本舗着。走行距離195.0km、燃費24.9km/L、平均車速34km/h、走行時間5:45、EV走行距離102.7km(53%)、航続可能距離630km、外気温34度。高度86m。鰆の棒寿司とアジの棒寿司を購入。14:41発。
14:57にハンズマン 菊陽店着。走行距離202.3km、燃費24.8km/L、平均車速33km/h、走行時間6:03、EV走行距離105.7km(52%)、航続可能距離624km、外気温34度。高度95m。15:08発。
車中で飲むためのコーヒーを飲み干したのでディスカウントコスモスに寄って、ペットボトルのコーヒーを購入。
いつもなら道の駅 泗水に行くときは、県道138号を左折して県道341号で国道387号まで出るが、この2つの道路の交差点である農業公園入口の信号待ちが長く、交差点の通過までに時間がかかる。今回は県道138号を直進して県道49号、県道316号で合志川を渡ってから道の駅 泗水を目指したらどうかと思ってそちらを通って道の駅 泗水へ行ってみた。道はすいているが3km程長く、時間もだいたい5分くらい余計にかかるようだ。でも、信号待ちでうんざりするくらならこちらの道の方がましかも。
15:43に道の駅 泗水着。走行距離218.3km、燃費24.9km/L、平均車速33km/h、走行時間6:34、EV走行距離115.6km(53%)、航続可能距離605km、外気温33度。高度55m。15:51発。
16:36に自宅着。走行距離242.8km、燃費25.3km/L、平均車速33km/h、走行時間7:22、EV走行距離131.7km(54%)、航続可能距離581km、外気温34度。車の総走行距離10,664km。