向坂山・白岩山

ゴボウ畑登山口〜向坂山〜白岩山〜ゴボウ畑登山口 2015/8/4

日本最南端のスキー場の五ヶ瀬ハイランドスキー場がどんなところか見てみたかったのと、きれいな森があるらしいので向坂山・白岩山に行ってみることにした。調べて見ると向坂山は熊本県山都町、宮崎県五ヶ瀬町・椎葉村との境ということだ。椎葉村と言えば山深いところというのをテレビ番組で見たことがあったので行くのが大変だと思っていたけど、調べてみたらスキー場あたりなら家から行くのにそんなに大変でもなさそう。

8/4(火)

いつものごとく、コーヒーメーカーでコーヒーを入れる間に荷物を車に積み込んだ。

メールチェック等をしつつ、コーヒーを1杯飲んでから3:47に自宅発。気温25度。航続可能距離693km。

途中の田ん圃のある所ではカエルがさかんに鳴いていた。

4:39に道の駅 大津着。走行距離38.5km、燃費25.0km/L、平均車速43km/h、走行時間0:54、EV走行距離19.4km(50%)、航続可能距離763km、外気温24度。高度165m。空が白んで来ていた。4:49発。

国道325号のあたりはさすがに涼しく高森町の手前で外気温を見たら21度、標高を見たら520mだった。

ちらっと見た阿蘇山は白い蒸気が上がっているようだった。

白水を過ぎたあたりから眠気が少し出てきたので駐車帯を探しながら走ったが、なかなか見つからず、やっと見つかっても道路から少し張り出した駐車スペースで道と分離されているわけでないので落ち着くことが出来ずに、結局コーヒーとかを飲んで少し休憩したのみ。

まだ、少し眠気があったので、国道265号の国道325号の分岐をしばらく行ったところにある展望休息所で休憩。いかにも高原といった景色が見られる場所でキツツキが木を突いている音が聞こえた。良い場所なのだが、トイレがないのが少し残念。

5:44に道の駅 そよ風パーク着。走行距離79.6km、燃費23.6 km/L、平均車速45 km/h、走行時間1:46、EV走行距離38km(50%)、航続可能距離645km、外気温24度。高度165m。

ここでトイレに寄っておこうと思ったが、車を停めた国道沿いの物産館の建物の近くには無い。そばにあった案内板だと奥の方にあるらしかった。とりあえず、行っておこうという程度だったのでトイレには寄らずに出発。5:50発。

基本的には晴れているのだが、道の駅 そよ風パークのあたりで少し霧が出てきた。

6:01に宮崎県突入。今年3回目であり、人生で3回目の宮崎県入り。

途中から、五ヶ瀬川に沿った道で渓流がきれい。

スキー場をカーナビの目的地に設定していたが、国道265号からスキー場に入るT字路が、そこを曲がった先にスキー場があるように思えないような、こんな所を曲がるの?という感じのT字路で、まさかここじゃないよなと思って一度通りすぎてしまった。

スキー場に向かう道の道すがらに咲いたネムノキの花が夏を感じさせた。

カーナビの指示通りに走っているものの、その先にスキー場があるようには思えないような道だった。川を真ん中に谷状になった場所の左岸の道を進んでいたが、川を跨いで、山の中にしては立派な橋があるのが前の方に見えた。スキー場に行くにはあの橋を渡るのだろうなと思っていたら、やはりそうだった。スキー場でも無ければ、こんな立派な橋は無いだろうということでやっとスキー場に向かっていることが実感できた。

スキー場に向かっていることを実感できたとは言え、そこからの道がすごかった。途中、舗装に穴が開いていたりで、ここはただの林道なんじゃない? と思いつつ進んでいたら、実際に林道で途中に「民有林林道 向坂山線」という看板があった。道は急で、レーダー探知機が急発進もしていないのに何度も「急発進を検知しました。ご注意ください」と警告を発した。どうも、速度で急発進を検知しているわけでなくて、Gセンサーで車の前方が持ち上がる方向に動く動きで急発進と認識しているようだ。この想像はたぶん当たっていて、帰りに下るときは登りの時ほどではないが「急ブレーキを検知しました。ご注意ください」と何度も警告を発していた。こちらは車の前方が下がる方向の動きで検知しているのだろう。

6:30に五ヶ瀬ハイランドスキー場着。走行距離106.2km、燃費21.0km/L、平均車速43km/h、走行時間2:27、EV走行距離50.3km(47%)、航続可能距離550km、外気温20度。高度1,319m。

下調べの時に途中にはコンビニはないとわかっていたが、実際に走ってみると高森町から先はスキー場まで24時間営業のコンビニは1件も無くて、ヤマザキデイリーストアがある程度だった。

ちょっと道を勘違いし、スキー場の駐車場の奥の方まで進んでしまった。意外と奥の方まで駐車できるスペースがある。ゴボウ畑登山口に向かう林道は駐車場入口の所を曲がらずに直進する砂利道だった。ここもこの先に登山口があるの?といった感じの場所だったが、しばらくするとゴボウ畑登山口の駐車場が見えてきた。

6:41にゴボウ畑登山口着。走行距離108.4km、燃費20.3km/L、平均車速41km/h、走行時間2:38、EV走行距離51.3km(47%)、航続可能距離546km、外気温19度。高度1,442m。到着時には他に車が1台停まっていて、女性2人組が出発準備をしていた。

ゴボウ畑登山口〜スキーセンター

ゴボウ畑登山口の駐車場の前の砂利道を五ヶ瀬ハイランドスキー場の上部に向かって出発。少し行くと沢があり、五ヶ瀬源流の標識があった。

林道歩きは大抵は味気ないが、結構立派な木々が生えているのでわりと楽しめた。

ひと歩きでスキー場上部に到着。ここは展望ポイントらしいが、空が夏にありがちな白っぽく霞んだ状態でうっすらと山々が見えただけだった。

スキーセンターにある看板に「リフト券は、ここしか販売いたしておりません」と書いてあった。ここしか販売していないなら下から登ってくるリフトにはどうやって乗るのか?という疑問を抱いた。帰りに寄った下にあるスキー場のパーキングセンターのところのリフトの乗り口の料金表を見たところ、下でもリフト券は販売しているようだ。ここのスキー場は下のパーキングセンターと上のゲレンデの行き来には入場リフトの利用が必須で、入場リフト券というのがあり、それだけを買って登ってきた人がそのままゲレンデを滑って降りてしまうと、下の方にはリフト券を売っている場所はないということらしい。

スキー場に最後に来たのはいつだったか? 八方で散歩したときだったかなぁなとと思ったが、よく考えると4年前に湯の丸スキー場から湯ノ丸山、烏帽子岳に登っていた。湯の丸スキー場は、スキーで行ったことが無いので、スキー場としてすぐに頭に浮かんでこなかった。

とりあえず、ここで朝食。

スキーセンター〜向坂山(1,684.8m)

どこが登り口かと探してみるとスキーセンターの建物の左はじの方の前に時計が立っており、そこが登り口。時計のそばに「扇山山小屋 9,800m 11,500m 松木登山口 霧立越登山口」という道標が立っている。ここをリフトの上まで登って行く。リフトの上からの登山道の入口には案内板などがなく、少しわかりづらかった。

ここからは白岩山まで展望無し。白岩山まではほとんどシカ除けの柵が両側か片側にある道となった。柵があるのはちょっと興を削ぐが、こればっかりは仕方ない。森の中の登山道を歩いていった。向坂山の手前でシカ一頭と遭遇。

標高が高いので涼しいのは涼しいのだが、既に22, 3度くらいまで気温が上がっているようで、少し体が熱くなってきた。

向坂山は森の中で展望は無いとは事前に知っていたが、見事に展望が無い。でも、今回の目的は森の中を歩くことなのでその点ではピッタリ。

向坂山〜杉越(白岩峠・日肥峠)〜ゲート〜白岩山

ゆるゆると下っているうちにほどなく杉越に到着。

ゆるゆると少し登ったあとには平らな道が続いた。途中、大きな岩があり、かめ割という標識が立っていた。

のんびりと歩いていける道で静かで森に覆われているので、山深いところに居ることを感じさせてくれる道。

白岩山〜ゲート〜水呑の頭分岐〜水呑の頭

白岩山頂からはキツツキが木を突いている音が聞えた。白岩山を越えてから水呑の頭までは展望が無いということだったのでちらっと白岩山まで引き返そうかとも思ったが、せっかくなので水呑の頭まで行ってみることにした。

白岩山頂を降りたところを直進したら、なんとも険しいところに出た。そんなに大変なコースでは無いはずなのでこれはおかしいと思って、白岩山山頂そばまで戻ってみて、周りを見ると東の方の下方向に向かう斜面にロープが張ってあった。登山道は南方向のはずなのでおかしいなと思ったが、直進した所が登山道とも思えないので東側に下って、とりあえず行ってみる事にした。

斜面を降りきると道は南に向かっており、この道で正解だった。が、ゲートの所まで来てみると白岩山からまっすぐ降りてくる道らしいものがあったので直進しても正解だったようだ。ただ、あの道はちょっと危険だと思う。

ゆるゆると歩いていくとすぐに水呑の頭の分岐に到着。

水呑の頭〜水呑の頭分岐〜ゲート〜白岩山

水呑の頭でシカ1頭に遭遇。すぐに下の方に逃げていったのだが、鳴き声が聞こえたのでそちらの方を見ると、こちらの様子を伺っていた。

ここには三角点があって、国土地理院的にはこちらが白岩山山頂ということになっているらしい。木が茂っていて、木々に間からしか景色は見えないが、木を切り払ったあとがあり、三角点を設置して測量を行った頃はもっと見通しが良かったのだろう。木を切り払ったあとは、そんなに古いものには見えなかったが、結構古いのだろう。

水呑の頭の分岐の所にあった看板に白岩山から水呑の頭の南東斜面一帯にはツクシシャクナゲの大群落があるらしい。ここまでの道にシャクナゲらしき木は無かったが、三角点から先にいく道の方に群落があるらしい。

白岩山〜ゲート〜杉越〜ゴボウ畑登山口

白岩山山頂でしばらくのんびりした。晴れてはいるが、空が白んでいたので遠望は無いが近くの山々を眺めることが出来た。そこからの眺めは人里から離れた山深い山中にいることを実感させてくれた。

白岩山から少し歩いたところで少し霧が出てきて、少し涼しくなった。この時点で大気の状態が不安定らしいから、もしかしたら雷雨とかもあるかもと思ったが、この日は自宅に帰るまで雨に降られることは無かった。

杉越からは直接ゴボウ畑へ降りる道へ。

このあたりは、ゲートを挟んで、下草の生え方が全然違っていた。下草のない側は手入れの行き届いたマツタケ山のように草が無いことからシカの被害のすごさを実感させられた。

途中にホウノキ、イチイなどしばらくお目にかかっていなかった木が生えていた。イチイは行きの稜線のあたりにもあったが、ホウノキはこっちの方でしか見かけなかった。

駐車場に戻ってみると、自分の車を含めて、宮崎、熊本、鹿児島のナンバーの車が、各2台停まっていた。

今回のコースで見られた花はソバナ、カラマツソウ、コオニユリ(だと思う)などが咲いていた。咲いていた場所は白岩山近辺で、どうも白岩山がシカ除けの柵に囲まれているためのようだ。

コースタイム

ゴボウ畑登山口を10:49発。

五ヶ瀬ハイランドスキー場駐車場に10:57着。走行距離109.6km、燃費20.5km/L、平均車速38km/h、走行時間2:53、EV走行距離52.4km(48%)、航続可能距離544km、外気温25度。高度1,316m。とりあえず、駐車場からの眺めを楽しんだ。霞んでいなければもっとよい景色だろうとちょっと残念。駐車場から車を出そうとしたら、バーキングセンターのトイレの扉が開いていたのでとりあえずトイレに寄った。朝に到着したときにはトイレの扉が開いていたか気付かなかったが、多分日中だけ使えるようにしてあるのだろう。11:07発。

行きと同じ道で帰るのはつまらないので、帰りは道の駅 清和文楽邑、道の駅 通潤橋に寄り道して帰ることにした。

11:40に宮崎から熊本県へ。

行きには気付かなかったが、山都町馬見原の交差点の近くの交番の敷地の隣の駐車場の入口にトイレの案内標があった。もし、早朝も使える状態だとまたこちらの方に登りに来たときに使えるので便利かも。

11:51に道の駅 清和文楽邑着。走行距離135.4km、燃費23.1km/L、平均車速37km/h、走行時間3:41、EV走行距離70.2km(52%)、航続可能距離499km、外気温31度。高度504m。買ってしまうと道の駅への寄り道が増えそうで買うまいと思っていたが、九州・沖縄 道の駅 スタンプラリー2015のスタンプ帳をつい買ってしまった。あとはくまモンと通潤橋が描かれたガラスのワンカップの酒と生のブルーベリーを買った。持ってきた食料の残りで昼食。12:13発。

12:29に道の駅 通潤橋着。走行距離147.2km、燃費23.4km/L、平均車速37km/h、走行時間4:01、EV走行距離75.5km(51%)、航続可能距離484km、外気温32度。高度450m。ここの道の駅はこんなところに道の駅があるの?と言った感じの所にあった。片側一車線のいかにも街中の道路と言った感じの道路を走った後にあった。通潤橋はかなり立派な水道橋で、この寄り道は大正解。12:54発。

途中でカーナビの指示する御船町方面へ進むか、西原村方向に進むかちょっと迷った。御船町方面に進むと熊本市をかすめるので車が多そうなのがいやだったのと、西原村方面に進めば山の中の道を森を見ながら走れるだろうと思ったので西原村方面に向かった。思っていた以上の快走路で結構楽しかった。

途中、突然人がいる場所があって、そこは吉無田水源という場所だった。今回は水を入れる容器を持って来ていなかったこともありパス。

グリーンロードとの交差点でちょっとだけ南阿蘇村に寄ろうかとも考えたが、やめておいた。これが大正解で、西原村を過ぎて大津町に入るととてつもない暑さで寄り道をしていたら、かなりバテバテになっていただろう。

フロントグラス越しの日差しが暑さが、暑さが眠気を誘ったため、休憩のため、急遽途中のHIヒロセ 大津店へ向かった。

13:54にHIヒロセ 大津店着。走行距離180.5km、燃費24.2km/L、平均車速37km/h、走行時間5:03、EV走行距離96.4km(52%)、航続可能距離447km、外気温35度。高度119m。とても暑い。ここで休憩を入れなかったらかなりきつかったと思う。14:06発。

県道30号、341号沿いのトウモロコシ畑で収穫をしていた。ここのトウモロコシはなんとなく以前から飼料用じゃないかと思っていたが、草体全体を切り刻んだ状態で収穫しているので間違いなく飼料用。

14:25にきくちのまんま 合志店着。走行距離192.5km、燃費24.3km/L、平均車速36km/h、走行時間5:25、EV走行距離103.2km(53%)、航続可能距離440km、外気温36度。高度83m。

14:39に道の駅 泗水着。走行距離200.4km、燃費24.3km/L、平均車速36km/h、走行時間5:38、EV走行距離105.5km(53%)、航続可能距離435km、外気温35度。高度56m。14:48発。

合志川沿いの道を走っていたら、イタチが道を横切った。

15:39に自宅着。走行距離224.2km、燃費24.6km/L、平均車速35km/h、走行時間6:27、EV走行距離119.9km(53%)、航続可能距離416km、外気温35度。車の総走行距離3,298km。

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