久住山

赤川登山口〜久住山〜赤川登山口 2011/12/12

12/12(月)

4時と4時半に時計のアラームをセット。無事に1回目のアラームで起床。いつものごとく、車中で飲むコーヒーを水筒に入れて、コーヒーを一杯飲んだ。荷物を積み込むために外に出ると妙に明るい。空を見上げると雲の合間から月が見えていた。そういえば、10日は皆既月食があったそうだが、うちの方は曇っていたのでどうせ見ることはできないだろうということで見もしなかった。

4:42に自宅を出発。気温5度。電話番号で赤川荘を目的地にしてカーナビをセット。

うちから2番目に近くにあるコンビニのローソンで食料調達。ここのローソンって、昔は個人商店だったけど、今はローソン傘下に入りましたって感じで、店員のおじさんがどうも店のオーナーらしい。個人商店って今では成り立ちにくくなって、商売やめるかコンビニチェーン傘下になるかしかないみたいでたいへんそう。コンビニになったら24時間営業するのに人を確保しなければならないし。

5:32に道の駅 七城メロンドーム着。自宅からここまで32km。気温2度。とりあえず、買ってきた食料をちょっとだけ食べた。5:40発。

菊池渓谷の駐車場があるあたりで月は雲の間から出ていた。今日は天気予報では晴れだったし、種子島ではH2Aロケットの打ち上げがあるということで天気はかなり良いだろうと期待していたのに。ところが、外輪山の上に出たら、なんと晴れていた。雲もない。標高が低い方の上空が曇っていただけのようだ。

6:53に三愛レストハウス着。自宅からここまで87km。気温-2度。ここまでの菊池阿蘇スカイラインの気温は-3〜-1度位だった。さすがにこの気温だと寒さがこたえる。買ってきた食料を食べつつ、日が出て気温が上がらないと動くのつらいなぁとか、動けば体が暖まるからなんとかなると思いつつ、ついついうだうだしてしまった。7:20発。

途中、あざみ台とか書いてあった近辺の道路の脇で昇ってくる朝日と山の写真を撮っているらしき人がいた。どうも、太陽が昇ってくる方向が祖母山塊らしい。

7:35に赤川登山口駐車場着。気温-3度。走行距離96km、燃費17.9km/L。車のレーダー探知機の高度表示は1,046m。車から降りるといきなり硫黄臭がした。他に車は停まっていなかった。

赤川登山口〜久住山

寒かったので車の中で運転時に履いていた運動靴から登山靴に履き替えた。さすがにここまで寒いとフリースだけでは頼りないのでゴアテックスのシェルとPOLARPLUSのライニングのジャケットを着て、中にさらにフリースのプルオーバーを着た。ジャケットの方は以前から残雪期の尾瀬に行くときとかに愛用しているL.L.Beanのもの。L.L.Beanってアウトドアウェアでは結構お手軽メーカー的なところがあるけど、このジャケットはわりと良い。セール品をかなり前に買ったのだけど。確か、これを買った時ってまだインターネットでの販売が無くて、アメリカにFAXで注文書を送って注文していたような気がする。

登山口からはちょっとだけの間は舗装道。そこがいきなり凍結していた。が、ほんの少し歩くと道の上をチョロチョロと水が流れていてそこだけは凍結していなかったのでその上を歩いた。さらにいくとタンクがあって、タンクからあふれた水のまわりに硫黄が析出していた。これが赤川荘の源泉なのかと思いつつ通りすぎた。

10分も登らないうちにいきなりつらら発見。つららなんて、雪の日に車のバンパーに下がっている汚い奴以外を見るのは久しぶり。

3回ほど林道と交差し、そのうち最初の2回は林道をしばらく歩く。まわりは落葉広葉樹が生えており、新緑の頃や紅葉の頃来るとよさそう。

木々の中を通って行くコースは、霜柱が立ち、脇には雪が残っていた。話によると先週の土曜あたりに降った雪らしい。途中からだんだん樹高が低くなってきて、一旦開けたところに出るが、ここらあたりから部分的に霜柱、氷、圧雪のコンビネーション状態だが、歩くのにそんなに困難ではなかった。ここで中に着ていたフリースを脱いだ。

さらに登っていくと低木の間をあるくようになり、雪も無くなった。遠く雲の上に祖母山が頭を出していた。阿蘇山も見えているがほとんどが雲の下でほんのちょっと頭を雲の上に出している程度。

下の方から見えていたピークは当然、山頂ではないよなと思っていたが、その通りでその次にまたピークが見えてきた。まあこれも山頂ではないよなと思いつつ登っていった。だんだん、まわりの低木に白いものが付いているようになってきたが、先週降った雪が木に付いているのかと思っていた。が、さらに登っていくと白い物が付いている木が増えてきた。霧氷だったのだ。青い空に白い霧氷が映える。やっぱり、山で見る空の青さは平地とは違う。

途中でヘリが飛んできた。どうやら、自衛隊のUH-60Jのようだ。なんかこのあたりの山に登る度に自衛隊の航空機を見ているような気がする。

2つ目のピークは山頂ではないよなと思いつつ登っていたのだが、そのピークあたりでいきなり稜線に出た。その途端に絶景が広がっていた。ここまでは下りは雪や霜柱がとけて、ドロドロの道を下るのかとそれが面倒だなぁという気持ちで登ってきたのだが、それも吹っ飛んだ。今回のコースは南側の斜面を登るコースなので霧氷は上の方に少ししか着いていなかったが、稜線に達して見えた向こうは白い世界だった。

もう少し稲星山の側の鞍部で稜線に出るものと勝手に思っていたのだが、山頂のすぐそばに出たのでちょっと拍子抜け。山頂には先客が二人いた。気温は多分0度くらいだけど風が無いので過ごしやすかった。今回も楽して牧ノ戸峠の方から登ろうかとも思ったが、赤川コースを登ったことがないってことでこちらを選択して良かった。牧ノ戸峠からの道の眺めはなんか白々していて、いかにも寒そう。久住分れなんか周りより低いので見た目が寒々していた。それに対して、今回のコースは南斜面なのでそんなに寒くなかった。

登ってくる途中で見かけたUH-60Jが一帯を旋回して、牧ノ戸峠方面のどこかと三俣山の上でホバリングしていた。訓練中なのだろう。しかし、自衛隊ってあのデカいヘリを山岳救助にも使うのだから凄いと思う。デカいから安定性はあるだろうけど、小回りが利かないだろう。九重では自衛隊機を何回も見たが、調べてみたら、U-125A, UH-60Jは宮崎の新田原基地の新田原救難隊、CH-47(チヌーク)は熊本の高遊原分屯地に配備されているものらしい。

久住山〜赤川登山口

下りの途中で体力のありそうな5人組が登ってきた。ひとりはそでに日の丸とJAPANと書いてあるシャツを着ていた。そういうシャツを着ている人は消防関係、自衛隊関係、海保あたりだろうと思いつつ下っているとその人たちが持っていた無線から防災云々と聞えてきた。

下りは登っているときに予想したとおり、道がドロドログチャグチャの状態になっていた。

赤川荘の源泉のタンクのところに来たときにあることに気づいた。湯気が出ていない。駐車場でいきなり硫黄臭がしたのに赤川温泉って冷鉱泉なのか。

駐車場まで降りてきたら、大分県防災航空隊と書かれた車が停まっていた。下りで会った5人組の人たちの車だろう。

最近は山から下ってもそのまままっすぐ帰ってしまい温泉には入らないが、やたらと硫黄臭がする冷鉱泉というのにひかれて、赤川荘で入浴してから帰ることにした。入浴料500円、シャンプー・ボディソープ有、ロッカーは有料で100円。泉質は含二酸化炭素・硫黄・カルシウム・硫酸塩冷鉱泉で、白濁した青いお湯でなかなか良かった。赤川荘にポスターが貼ってあったのだが、3/31まで使える湯ごもり入浴券というのが1,500円で買えて、阿蘇、久住近辺の温泉で使える入浴券が5枚付いているらしい。今度これを入手しても良いかも。

コースタイム

13:07に赤川登山口駐車場発。気温10度。

せっかくなのでちょこっとドライブしようということで道の駅 波野まで足を伸ばすことにした。赤川荘からの下り坂を下って左折してちょっとでNシステムがあったけど、車のレーダー探知機にはデータが入っていなかった。Nシステムは取り締まりに関係ないからあんまりきっちりデータが入っていないようだ。

13:50に道の駅 波野着。腹が減ったのでここで昼食を食べていくことにした。とりそば700円也を注文。冷や奴と漬物が付いてきたのでまぁコストパフォーマンスは良いかな。普段、そばと言ったら冷たいのものしか食べないが、今回は温かいそばを食べた。何か心の奥底に寒い所に言ったという気持ちがあったのだろうな。14:19発。

波野まで足を伸ばしたら、大津の柿の葉寿し本舗は帰り道の途中にあるので当然寄った。しかし、国道57号って阿蘇市の手前で結構曲がりくねっているのね。退避場まであった。けど、あの程度の道で退避場作っていたら、信越地方の道路なんて退避場だらけになるんじゃない?

15:07に柿の葉寿し本舗着。今回はあなごんぼ(あなごとごぼうの棒寿司)を購入。店頭には無かったけど、ちょっと待てば出来るということなのでほんの少し待っていたら持ってきてくれた。15:19発。

16:44に自宅着。気温12度。総走行距離206km、燃費23.7km/L、車の総走行距離77,946km。

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