三俣山

長者原〜諏蛾守越〜三俣山〜諏蛾守越〜長者原 2011/10/18

10/18(火)

3時起きでとりあえず、車中で飲むコーヒーを淹れ、目覚ましにコーヒーで一服。ネコが外に出してくれと騒いだので出してやった。昨晩も寝ようと思っているところで騒いで安眠を妨げてくれた。このネコは3才くらいなのだが、子猫気分が抜けない甘えん坊でネコドアがあるのに外に出るときは人に戸を開けてもらいたがる。もっとも他のネコが大嫌いかつ恐いで、人に出してもらえば他のネコが近づいてこないということもあるのだと思う。やはり他のネコに見つかるのが恐いようでこの時は出てすぐのところでトイレをしていた。

車に荷物を積みに外に出てみると晴れてはいるものの少し雲がプカリプカリと浮かんでいた。天気予報では快晴のはずだがどうなることやら。

3:51に自宅発。気温12度。カーナビの最初の指示は高速経由で目的地まで155km。下道に設定し直して96km。高速料金がいらなくて、59kmも短くてすむなら下道を使うから下道を最初から指示してくれれば良いのに。

以前はこういう時間の運転でも眠いということは無かったが、最近は明るくなるまで少しだけ眠気を感じる。眠気と言っても居眠りするほどでなくて、TVでも見ていたらずーっと起きていられるけど、暖かい布団に入ったら、そのまますぐに寝付けるだろうなという眠気。そう言う状態なので朝の出だしの車のスピードはやや抑えめ。

菊水ICあたりでなんとなく空が全体が曇っているような気がした。もしかして霧かなと思ってしばらく走っていると霧の塊に遭遇。走っていくごとに霧に突っ込んだり抜けたり。

山鹿のマックスバリュで食料調達。こういう時は調理パンを買っていくのだが、こういう時間は品数が極端に少ないのが問題。安くておいしそうなパンは売りきれているので、そこそこの値段のものを買うしかない。そこそこの値段のものを買うのだったら、コンビニで買っても値段的には変わらないかも。

4:42に道の駅 七城メロンドーム着。調達した食料で軽く朝食。気温11度。長袖シャツを着ていたが肌寒いので薄手のフリースのプルオーバーを羽織った。前回の山行の時はTシャツ姿だったのに。4:45発。

菊池渓谷を登っているあたりで星が見えた。車内から窓越しで見えるので空はかなりクリアな状態なのだろう。星々のなかで一段と輝いて見えたのは木星だったらしい。

阿蘇スカイラインで気温7度。ふと右側を見ると下の方に町灯りが見えてきれい。ちょうどカーステのBGMでエンヤがかかっているのは出来すぎ。阿蘇スカイラインを走っていくうちにだんだんと空が白んでくる。雲一つない快晴。

瀬の本高原と阿蘇方面への分岐のT字路付近で気温5度。前を走っていたランクルがちょっと遅めだったのだが、面倒なので抜かなかったら後ろを走っていたプリウス(20か30)が2台ぶっちぎりで抜いていったので、見習って抜いた。空が白んできているのでのんびりはしておらずに早いところ登山口に着いた方が良い。

5:59に三愛レストハウス着。ここのトイレは夜間は使えないのかと思っていたら、建物の入口を右手の方に行くと夜間も開いているドアがあった。駐車場にとまっている車の人たちはいかにもこれから山に行きますというような人ばかり。先ほど、ランクルをぶち抜いたプリウスも停まっていて、若い人が運転しているのかと思ったら年配の人だった。6:03発。

6:13に牧ノ戸峠を通過、気温6度。

牧ノ戸峠からちょっと下がったところの駐車スペースに車がいっぱい停まっていた。あとで調べたら昭文社の地図では破線の道ではあるがここから星生山や三俣山へ登る道があった。

九重観光ホテルの前で側溝から湯煙が上がっていた。いかにも温泉に来たと言う感じがした。

6:20に長者原着。走行距離97km、燃費17.1km/L。気温5度。寒いので車中で来ていたのより少しだけ厚いフリースに着替えた。外に出た途端に硫黄臭がした。硫黄山からの蒸気が青空に映えてきれい。駐車場は4割が埋まっていた。ここで朝食part2。

長者原〜ゲート〜硫黄山道路分岐1〜硫黄山道路分岐2〜諏蛾守越

確実に駐車するために長者原で駐車したが、ゲートのところの駐車スペースには1台しか停まってなかった。

硫黄山道路1つ目の分岐から少し登ったところで下の方から鹿らしき鳴き声が聞えた。

歩き始めからずっと脇腹が痛かったが、硫黄山道路2つ目の分岐の手前あたりでやや治まってきた。

硫黄山に近づくにつれ、蒸気が吹き出している山の斜面がだんだん目の前に迫ってくる。これだけの蒸気を出している山にここまで近づける場所はなかなか無いだろう。

硫黄山道路から大きな岩がごろごろある涸れた沢を渡るころには前方から日差しが差してきて非常にまぶしい。調光レンズの眼鏡を持って来ていたのにも関わらず、車に置き忘れてきてしまったのが悔やまれる。

諏蛾守越の手前で暑くなってきたのでフリースを脱いだ。

諏蛾守越〜三俣山西峰〜三俣山本峰〜三俣山南峰〜三俣山西峰〜諏蛾守越

諏蛾守越で長袖シャツを脱いで、Tシャツの上に直接フリースを着た。

ここからは笹原の登り。膝下くらいの丈の笹の間の獣道風の狭い道を上がって行く。途中で暑くなって、フリースを脱ぎ、Tシャツだけになった。

昭文社の地図や山渓の分県登山ガイドの地図では登山道は西峰山頂は通らないことになっているが、登山道は西峰山頂を通っているし、西峰山頂には道標もある。西峰山頂まで来ると風があり、ちょっと肌寒いので長袖シャツを着た。

西峰から先はあんまり地図があてにならない。地図にのっていない道はあるし、細い道が何本も通っている。

南峰で軽く食事。なんかヘリの音が聞えてきたなと思ったら、自衛隊の輸送ヘリが長者原方向から坊ガツルの上空を飛んでいった。CH-47 チヌークというヘリらしい。

暑くなったので西峰でシャツを脱いでTシャツ状態へ。西峰の山頂の道標の温度計では10度だが、運動しているのもあるし、日差しが強いのでかなり暑く感じられる。

このあたりには越(ごし、ごえ)という地名があるけどなんじゃらほいと前から思っていた。西峰から諏蛾守越へ下りる途中であーそうかこれは乗越と同じ意味なんだと気づく。今まで気づかなかった自分はかなりニブい。

諏蛾守越〜硫黄山道路分岐2〜硫黄山道路分岐1〜ゲート〜長者原

風向きのせいだろうか行きでは感じた硫黄臭を諏蛾守越では感じなかった。諏蛾守越で軽く食事。

硫黄山道路から諏蛾守越へ向かうときにある涸れた沢は下の方では水があって、硫黄山道路分岐1を少し行ったところで横切るのだが、なんかこのあたりで微かな硫黄臭を感じた。沢の水が硫黄臭の元らしいのだが、直接水の匂いを嗅いでも感じない。砂防ダムの堰堤から落ちた沢の水が細かいしぶきを作ってそれが硫黄臭を感じさせているようだ。

ゲートの所まで来ると脇の駐車スペースには6台ほど車が停まっていて満車。

今回はあんまり花は咲いていなかったが、アザミ(タムラソウ?)、ノコンギク、ゲンノショウコ、リンドウを見ることが出来た。リンドウ以外はゲートまでの道、リンドウは西峰付近から先で見られた。

せっかくなので長者原のビジターセンターに寄った。この近辺の山の土が火山帯にも関わらず、黒いところが多いは泥炭かなぁなどと思っていたのだが、ビジターセンターの展示で泥炭であることを確認。長い年月をかけて泥炭層を作り上げたのだろうが植物の力はすごいなぁとただただ感心するばかり。

コースタイム

13:20に長者原発。気温17度。

13:27に牧ノ戸峠通過。気温13度。長者原との高度さは300m位だと思ったが、結構気温が違う。

13:38に三愛レストハウス着。気温17度。なんかまだ腹が減っていたので何か食いたかったのだが、三愛レストハウスは観光地価格でそれなりの値段だったのでパス。同じ敷地内のヤマザキデイリーストアに行ったらめぼしい食べ物はほとんど売りきれ。仕方がないのでカップヌードルを買って、三愛レストハウス裏手の草原の上の岩に座って食べた。刈り取った牧草の匂いが漂ってきて心地よい。看板があって瀬の本高原の標高は960mとのこと。ここから阿蘇までゆるゆると800m位まで下ってからどーんと阿蘇市街に下るのだが、そんな草原がそこまでずーっと続いているのだからすごい。いつものごとく、水を汲んでから三愛レストハウスを14:53発。

この後は、ドライブがてら阿蘇市へ下り、大津の柿の葉寿し本舗に寄り道して、まあ気が向けば道の駅めぐりをして帰ろうというのが当初からの予定。ここから阿蘇市までは最高のドライブルート。高原をひたすら走ったあとに、標高790mの城山展望所から520mくらいの阿蘇市街まで外輪山を一気に下る。

道の駅 阿蘇に寄り道。14:53発。

大津で帰りの第一目標の柿の葉寿し本舗に着いたが休み。火曜日定休とのこと。ショック大きい。サンマの季節だから、サンマの棒寿司が欲しかったのに。15:20発。

道の駅 大津を15:31発。

15:49に道の駅 旭志着。15:54発。

道の駅 泗水を16:16発。

何か気温高いなと思ったら、合志市あたりで気温25度。

16:59に自宅着。気温24度。総走行距離203km、燃費22.4km/L、車の総走行距離76,970km。

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