燕岳
中房登山口〜燕岳〜中房登山口 2005/10/27-2910/27(木)
天気予報では明日は晴れだが、明後日は雨らしい。山の上では雪だろう。明日中に登って降りてきた方が良さそうだ。降りてきてからその日のうちに車を運転して帰ってくるのは辛いので下で一泊ということになるだろう。ファインビュー室山に空室があれば、蝶ヶ岳に登ろうと思ったが、ホームページの空室情報だと空室はない。となると、降りてきてすぐに宿泊施設のある燕岳が妥当だろう。有明荘ならいざとなれば、相部屋があるし、この時期だったら客が少ないだろうから個室も大丈夫だろう。
22:46に自宅発、23:18に柏ICより常磐道、23:24に三郷料金所、23:29に外環三郷西より外環道、関越道経由で上信越道へ。1:32に群馬・長野県境。いつものごとく東部湯の丸ICで下道へ。途中、休憩は上里SA、東部湯の丸SA。
10/28(金)
上里SAは駐車場を工事中だった。東部湯の丸SAで夜食。食べておかないと寒さに負けると思ったため。湯の丸ラーメンというのを食べたのだが、前回湯の丸高原のレストハウスで食べたのも湯の丸ラーメンだった。湯の丸高原の方が内容は良かった。もっとも湯の丸高原のレストハウスの方がちょっとだけ金額は上だったが。2:15に東部湯の丸ICより下道へ。
東御市で気温10度。意外と温かい。
2:58に三才山トンネル有料道路料金所。松本トンネルの料金所脇の駐車場で仮眠しようとしたが、照明が明るすぎた。仕方がないのでプラザ安曇野まで行った。ここは夜間もトイレが使用可能。3:32にプラザ安曇野着。星が出ていた。5:00まで仮眠。前の道路の交通量が少なく、静かだったのでここを選択したのは正解。
起きてみると星が見えなくて、また天気予報にだまされたかと思ったが、良く見てみると霧が出ていた。霧の中を中房線を運転するのはいやだなと思いつつ、出発。国道147号の角のドライブイン穂高がすでに更地になっていた。跡地にはアップルランドが入るらしい。
カーナビの指示だと国道147号をしばらく行ってから左折だったが、穂高駅前で左折。その方が少し早い。結局はカーナビより自分の方がこのへんの道は良く知っているということか。
国道147号を離れるにつれ、霧は薄くなっていった。富田の交差点まで来たときに眼前に山肌が見えた。今日の天気は良さそうだ。
中房線を上っているときに後ろから車が一台。ゆっくり上るつもりだったので抜かさせた。途中、サルの群れを2回目撃。上っているうちにだんだん明るくなってきて、第一駐車場に着いたときには出発するにはちょうど良い明るさ。
走行距離312km、燃費19.5km/L。
第一駐車場〜中房登山口〜第一ベンチ〜第二ベンチ〜第三ベンチ
気温3度。上はもっと寒いだろうと思って、マウンテンジャケットを着こんで出発。まともな登りは久しぶりなので少し息が切れた。睡眠不足のせいで少し頭も痛い。
いつものごとく、第1ベンチの水場で給水。時期が遅いので水量はやはり少ない。
第一ベンチまでは普段よりペースが遅かったので、体力が落ちているのを感じてちょっと焦ったが、それ以降は普通のペースに戻ったので一安心。運動する機会を増やして体力を元に戻さねば。
第三ベンチ〜富士見ベンチ〜合戦小屋
風がほとんどないので思ったより寒くない。第3ベンチでTシャツモード。
富士見ベンチからはかすかに富士山が見えた。富士見ベンチあたりからほんの少し風が出てきた。
合戦小屋は既に休業。そういえば、この時期に燕に登るのは初めてなので、合戦小屋が休業していることなど頭になかった。合戦小屋の軒下には22日に降ったという初雪の名残が残っていた。合戦小屋からは浅間山の噴煙が見えた。写真を撮ろうとして、レンズ交換をする時になってデジタルの14-45mmの他にもう一本持ってきた銀塩用のレンズが90mmマクロを持ってきたつもりだったのに、50mmマクロなのに気づいた。アダプターでデジカメにつけても50mmだとデジタルの100mm相当なので14-45mmのズームとあんまり変わらない。失敗した。
合戦小屋〜合戦の頭〜燕山荘
合戦の頭より、薄く残った雪が凍っていたり、解けてぬかるんでいたり、乾いていたりと道の変化が目まぐるしい。
燕山荘に着いた時点ではほとんど雲が無い状態で、白馬、裏銀座、槍、南アルプス、富士山、八ヶ岳、浅間山塊とすばらしい展望。
小屋の公衆電話で有明荘に電話。話し中でなかなかつながらなかったが、何度か掛け直して、予約をした。衛星電話なので通話料が高く、残度数24だったテレホンカードが通話終了時には残度数1になっていた。
燕山荘〜燕岳〜燕山荘
荷物を置いて、山頂まで往復。ハイマツの中の登山道を歩くときにハイマツの香りがして、北アルプスに帰ってきたことを実感させてくれた。風はあるが、意外と寒さは感じない。10月下旬なのに暖かいなと思っていたが、降りてから有明荘で見たテレビのニュースでは松本の最高気温が22度だったそうだ。どうりで暖かいわけだ。山頂には誰もおらず、貸し切り状態。
小屋に戻って、喫茶室でコーヒーとケーキ。オフシーズンなのでここも貸し切り状態。
燕山荘〜合戦小屋〜富士見ベンチ〜第三ベンチ〜第二ベンチ〜第一ベンチ〜中房登山口〜第一駐車場
ちょっと早いかと思ったが、下山を開始した。登ってきたときはこの天気で明日は雨なの?と言う感じだったが、だんだん雲が増えてきたので、やはり明日は天気が悪いのだろう。
はじめはかなりゆっくり下っていたが、普通のペースで下っても、下山は15時くらいになると気づいて、普通のペースで下っていった。有明荘のチェックインが確か15時。
第2ベンチから第1ベンチへ向かう途中でリスを目撃。そう言えば、以前に中房線を走っているときに、リスが飛び出してきて危うく轢きそうになったことがあったっけ。
サクサク降りて、車に一部の荷物を積んでから有明荘に移動。
チェックインして、部屋に荷物を置いてからまずはひと風呂。結局、この日は夕食前に3回、夕食後に2回風呂に入った。部屋は8.5畳。これが山小屋の個室だったら、1万円弱の個室料といったところか。
部屋に帰って、一杯飲んでいると、軽自動車を載せたトラックがやって来て、有明荘の駐車場で軽自動車を下ろした。そして、前の道に停めてあった車を乗せていった。車の持ち主らしき人と、トラックに乗ってきた人が軽自動車に乗って去っていった。車の持ち主らしき人はザックを軽自動車に乗せ変えていたから登山者だろう。車でやって来たけど、車が故障して、業者がトラックと軽自動車で修理のためにお出迎えということだろう。自分の車はかなり山道を走っているがそういった故障に見舞われたことが今まで無いことをありがたく思う。車を良い状態に整備してくれているディーラーに感謝。
部屋のテレビでテレビ信州のニュースを見ていると松本は松本と松本安曇、安曇野市は安曇野豊科、安曇野穂高とわけて予報を流していた。NHKは松本は松本と松本奈川にわけていた。四賀村、奈川村、安曇村、梓川村が松本市と合併、豊科町、穂高町、三郷村、堀金村、明科町が合併し安曇野市となってから、yahooの天気予報のピンポイント予報を見て、山の天気予報がしにくくなった。ピンポイント予報を市町村合併に対応して新しい市町村ごとにやってたら全然ピンポイントじゃないよなぁ。
コースタイム
10/29(土)
6時起床、早速風呂へ。露天から空を見上げると青空が少しだけ見えていた。いったん、部屋に戻ったが、朝食の7時まで時間があったのでもう一回風呂へ。今度は雨がポツポツ降っていた。多分、上も降っているだろう(後日、燕山荘のホームページを見たら雪だったそうだ)。
朝食を終えて部屋に戻るころには完全に雨。食後に最後に一回風呂に入った後にすぐに出発。8:04発。なぜか、この時は雨が上がって少し日まで差してきた。往路では薄暗くて良く見えなかったが、中房渓谷は紅葉真っ盛り。ゆっくり下りつつ、途中で数回車を停められるスペースを見つけて、写真を撮った。途中、サルの群れに1回遭遇。まるでサルしかいないサファリパークのような状態だ。上高地で見かけるサルの群れよりもかなり大きな群れ。中房渓谷はかなり餌が豊富と見える。
8:50にvif穂高に到着。朝食時にお茶をたくさん飲んだのでトイレだけ使わせてもらってすぐに出発。
9時ちょっと過ぎに穂高駅のそばの肉屋の前を通ったが、まだ開店していないだろうと思っていたのに開店していた。穂高神社の駐車場に車を停めて、馬刺を買ってきた。
プラザ安曇野によって少しだけ湧き水を飲んだ。こちら方面に来ると言うのに水を汲む容器を持ってくるのをすっかり忘れていた。ここの喫茶店でコーヒーを一杯飲んでいこうかとふと頭に浮かんだが、家までの道のりが長いことを考え先を急ぐことにした。
田沢北の交差点を曲がった時点で前にトラックがいた。途中で松本方面に行かないかなと思っていたら、三才山トンネルの方に向かってしまった。が、このトラックは結構速かった。これは順調に東部湯の丸ICまで行けるかと思ったら、鹿教湯温泉のところで鹿教湯温泉ホテル東急と車体に書かれたバスが曲がってきた。こいつが遅い遅い。こいつが上田方面に曲がる頃には後ろにたくさん車が行列していた。迷惑なバスだ。
10:43に東部湯の丸ICより10:43に上信越道。11:09に長野・群馬県境。途中、休憩は東部湯の丸SA、上里SA。上里SAでは昼食。12:51に新座料金所、12:54に大泉、外環道経由で常磐道へ。13:24に谷和原ICで常磐道を降りた。
14:18に自宅着。総走行距離629km、燃費21.1km/L、車の総走行距離39,475km。
天気予報では降ると言っていた雨もほんの短い間にポツポツ程度だったので運転も楽だった。