白馬岳

猿倉〜白馬岳〜小蓮華山〜白馬大池〜蓮華温泉 1999/9/10-13

9/10(金)

新宿より指定席を確保しておいた臨時のアルプス81号に乗った。臨時の急行アルプスだから直角対面シートかと思ったら、昔の急行のリクライニングシートの車両が来たので一安心。隣の席が空いていたので2席使ってゆっくり眠れた。

9/11(土)

信濃大町を過ぎたところで起きた。曇ってはいたが雲は薄いのでやや安心したが、佐野坂を過ぎたら雲が厚くなっていた。いつも思うのだが佐野坂を境に天気が変わるように思う。

到着した時には白馬駅前の店は閉まっていたが、臨時でないアルプスがつく頃には開き出した。この日は朝食用にパンを事前に買ってザックに入れておいたが少しつぶれていた。よくよく考えてみると駅前の道を左側に行ったすぐのところにローソンが数年前にできたので朝食をここで買えばよかった。

白馬駅よりバスで猿倉へ。バスは空席が少しあるくらいの混み具合。やはり夏と比べると格段にすいている。

猿倉〜林道終点〜白馬尻〜避難小屋〜村営頂上宿舎

6:10に猿倉に到着。白馬尻で補給するつもりで少しだけ水筒に水を少しだけ入れてすぐに出発。

林道始点で朝食を食べたがちょっともの足りなかったので白馬尻小屋でうどんを食べた。水筒を満タンにして出発。葱平の避難小屋のトイレが故障で利用できないとの看板があった。

大雪溪はすでにかなり小さくなっており、ずっと脇のガレ場の道を歩いた。大雪溪は100メートルも歩かない状態で5分も歩かずに通過。一応、アイゼンも持ってきたのでつけたが、スプーンカットが深い状態だったのでアイゼン無しでも十分OKな状態だった。

白馬尻を出発した時点で曇り空にほんのちょっと青空が見える状態であったが、大雪溪をトラバースしてちょっと歩くと雨が降ってきたのでレインウェアを着た。雨はすぐに上がったがこのあとはずっとガスっていた。

葱平で低木が見え出したと思ったらすぐに避難小屋。避難小屋から10分も登ると村営頂上宿舎が見え隠れするはずだが、この日はガスっていて見えなかった。

昼前に村営頂上宿舎に到着。今日はここに泊まる。過去の白馬の山行はいつも白馬山荘に泊まっていて、ここに泊まるのは初めて。白馬山荘は前回の山行で食事の質が落ちている印象を受けたし、Mt. Hakubaと入ったアホなTシャツ(白馬はしろうまである)を売っていて印象を悪くしたので今回はこちらに泊まることにした。こっちの小屋の方がきれい。上下2段の蚕棚の合計48畳の部屋に4人とゆったり眠れた。今までの例だとこの時期の白馬山荘は単独行者は一人一畳程度になるように寝場所を割り当てられていたのでこっちに泊まることにして正解。

ガスっていて展望もないのでこの日は山頂はパス。

コースタイム

9/12(日)

朝起きてみると雨が降っていた。電話で天気予報を聞いてみると今日の天気は晴、朝夕ところにより曇と言うことなので天気が少しは良くなることを期待して出発を遅らせた。

村営頂上宿舎〜白馬山荘〜白馬岳〜三国境〜小蓮華山

雨は朝食時間前に上がったが念のためにレインウェアを着込んで出発。レインウェアは乾いているが、メガネや髪の毛には水滴が付いた。レインウェアの撥水性のありがたさを実感。

山頂はやはりガスっていて展望なし。方位盤にタッチだけして早々に出発。三国境あたりから少しずつガスが薄くなり、時々青空が見え出した。出発を遅らせて正解だった。

小蓮華山の山頂では白馬の山頂は見えないものの雪倉岳の山腹(山頂は雲に覆われていた)が見えるまでになっていた。登山道の脇で休んでいると3メートルほど前に動くものが目に入った。オコジョだ。オコジョの出現で山頂は急ににぎやかになった。

小蓮華山〜白馬大池〜天狗の庭〜蓮華温泉ロッジ

白馬大池についた時点で青空が広がってきた。雪倉岳の山頂もたまに姿を現すようになった。ここまでは結構登山者がいたが、ここからは静かな山行。

白馬大池からは今までの道より道は多少悪いが木々の合間から雪倉岳が目を楽しませてくれた。天狗の庭では展望が開け、雪倉岳の山頂は見えないがゆったりとした山腹の景色を楽しんだ。天狗の庭から15分ほど歩くと下の方に蓮華温泉ロッジとキャンプ場の建物が見えるところに出た。見えてはいるがまだまだ長い。登山道を水浸しにしている沢を通りすぎてすぐにまた蓮華温泉ロッジの建物が見え、ここからもうひとつ沢を通りすぎて、3つ目の丸木橋のかかった沢を渡ると3分で蓮華温泉ロッジに到着。暇つぶしに白馬大池からすれ違う登山者の数を数えたが19人だった。

宿泊手続きをした後にロッジで昼食を取り、その後は温泉三昧。露天風呂での展望を期待したがガスって来て、展望はほとんどなし。この日は6畳ほどの部屋に4人。

コースタイム

9/13(月)

0:00頃に目が覚めた。窓から外を見ようとしたがガラスが曇っていて良く見えなかった。だが良く見ると星が見えた。蓮華温泉に来た目的のひとつが天の川を見ながら露天風呂に入ることだったので早速、ライトを持って露天風呂に向かった。ロッジを出たときは空一杯の星空であったが、露天風呂につく頃にはだんだん曇ってきた。露天風呂に入っているうちに星がほとんど見えなくなってきたので早々に退散して、再び眠りについた。

蓮華温泉ロッジ〜兵馬平〜蓮華温泉ロッジ

バスの出発時間まで少し時間があったので朝食後に少しだけ散歩することにした。兵馬平はギボウシの見事な群落があった。花の頃はさぞ見事だろう。時間がないので兵馬平からすぐに折り返した。ここからは登りなので予想以上に時間がかかり、バスの時間が気になり少し焦った。

コースタイム

9:25発のバスで平岩駅へ。乗客は7人だけ。どうもロッジの宿泊者の大半はマイカー利用のようだ。乗客が少なかったせいか運転手さんが途中の白馬が見える展望のよい場所とおいしい水が飲める沢でバスを止めてくれた。

10:30頃に平岩に到着し、11:18の電車で南小谷へ。白馬まで行こうかとも思ったが、自由席に確実に座るために南小谷にした。南小谷の駅前のラーメン屋での昼食後に12:33のスーパーあずさ8号に乗り込んだ。席は半分位埋まっていて、このあと、白馬駅でほぼ埋まった。このあとは爆睡しているうちに定刻どおり16:36に新宿へ無事到着。9:25に出て16時過ぎに新宿着であるから蓮華温泉はやはり遠いと実感した。

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