蝶ヶ岳
上高地〜横尾〜蝶ヶ岳〜徳沢〜明神〜徳本峠〜上高地 1999/11/5-811/5(金)
急行アルプスで新宿を出発。すいていて途中から4席使って寝た。
11/6(土)
上高地BT〜明神〜徳沢〜横尾
バスターミナルを出発するときにちょうど松電の直通夜行バスが到着していた。路線バスより遅く着くこともあるようだ。
小梨平の少し先で穂高の方を仰ぎ見ると赤く染まっていた。横尾まではいつも通りの道。
横尾に着くと横尾の橋の工事をやっていた。橋はほとんどでき上がっていて取りつき部分の階段を作っていた。幅は河童橋より狭いが河童橋より立派な感じのつり橋。
横尾〜槍見台〜常念岳分岐〜蝶ヶ岳ヒュッテ
槍見台で白い槍ヶ岳が見えた。ここで槍ヶ岳を見るのは久しぶりのような気がする。なぜかいつもここの登りは天候に恵まれない。
2500mの看板を過ぎたあたりから大半が雪道になった。ただし、アイゼンは必要ない程度。樹林帯を抜けると山々の眺望がすばらしい。槍、穂高、常念、大天井、野口五郎、御岳、乗鞍、富士、八ヶ岳などが眺められた。常念はそれほど白くなかったが、大天井、野口五郎は結構白い。穂高は涸沢の小屋より上かあたりら白い。ザイデングラードの取り付きまでは雪の上のトレースがはっきり見える。槍は肩のあたりは真っ白。
稜線は雪はほとんどないが、登山道は少しくぼんでいるため、登山道には雪が残っていて、大半は雪を踏む道であった。雪の上には動物の足跡が残っていた。小さな足跡はもしかしたらオコジョであろうか。
蝶ヶ岳ヒュッテ〜長塀山〜徳沢
長塀山までは大半が雪を踏む道だった。長塀山より少し行ったあたりから雪は無くなった。長塀尾根は結構時間がかかった。昭文社の地図のコースタイムはちょっと短めのような気がした。横尾経由で下山した方が時間がかからないし、ラクなような気がする。
コースタイム
11/7(日)
徳沢〜分岐〜徳本峠
徳本峠の分岐まではほとんど人にあわず、静かな道。分岐には島々〜徳本峠の道は通行止めという案内があった。たしか6月から通行止めだと思ったから結構長い間通行止めになっている。
徳本峠の登りは2000mを過ぎたあたりからうっすらと薄く積もった雪の上の歩くようになった。
峠の上からはみごとな穂高の眺望。反対をみると八ヶ岳が見えた。日ざしが暖かく、峠でゆっくりした。
徳本峠〜分岐〜嘉門次小屋〜上高地BT
明神まで降りてきてみると明神のトイレはすでに冬季トイレしか使えなくなっていた。
嘉門次小屋で昼食。嘉門次小屋は事前に本で調べたら営業は11/3までと書いてあったが、どうも宿泊が3日までということのようで食事は出来た。
バスターミナルのそばの郵便局で絵付の長野県版の年賀状を買った。常念を背景とした安曇野の風景の絵が描かれていた。
上高地BT〜大正池〜河童橋
時間があるので大正池まで行くことにした。田代池へ向かう途中で前の方から足音がした。前の方から大きな雄猿が歩いて来た。道の端を歩けば猿も反対側の端を歩いて行くだろうと思ってそのまま端を歩いていったら、猿が立ち止まってしまった。仕方ないのでちょっと後ろに下がってあげたら、ちょっと前に歩いて笹林の切れ間から樹林帯に去っていった。
大正池はこの時期の常で水位が低かった。
コースタイム
11/8(月)
昨日、一昨日の晴天と打って変わってこの日は曇天。たまに青空が雲間からのぞくが、天気予報によると天気は崩れるらしいので7:55のバスに乗って早々に帰ることにした。
河童橋からバスターミナルの道で猿の群れに会った。近くに人がいてもお構いなしで、木に登ったり走り回ったりしていた。
7:55のバスは6人ぐらいしか乗っていなかった。バスは定刻通り出発し、上高地を後にした。