白馬岳
猿倉〜白馬岳〜小蓮華山〜白馬大池〜蓮華温泉 1998/9/10-139/10(木)
いつものごとく急行アルプスで新宿を出発。本当は金曜日から行くつもりであったが、天気予報で金曜日は晴天らしいので急遽出発を早めた。指定席は2/3程度の混み具合。
9/11(金)
信濃大町で快速に乗り換えて、白馬駅で下車。夏と違って駅前の店は全部閉まっていた。バスで猿倉へ。バスは1/3程度しか乗っていない。猿倉で朝食。
猿倉〜白馬尻〜避難小屋
林道の終点まではつぼみをつけたリンドウがたくさん生えていた。
ケルンからかなり登ってから雪渓の上を歩くようになった。雪渓はかなり小さくなっており、雪渓の上を歩いたのは200m以下。アイゼンを使う必要はなかった。途中、出来かけのクレバスを何カ所か渡った。
葱平、お花畑ももう秋の装いでほんの少し、オタカラコウ、ハクサンフウロが咲いているのみ。
避難小屋〜村営頂上宿舎〜白馬山荘
村営頂上で昼食。食事のメニューが以前より少し増えていた。
白馬山荘周辺の草はすでに黄色くなっていた。一休みしたのちに山頂へ。曇りがちの空であるが、剣、立山をはじめ槍、穂高、黒部湖、青木湖などが見えた。しばらく山頂で過ごし、小屋で一休み。夕方、日暮れを見に外に出るが西の方が曇っていて、見れず。
18:00夕食。この日の夕食は入れ換えなしで、食堂も1/2程度しか埋まっていなかった。夕食中を食べていると見事な夕焼け。思わず、一緒に食事を食べていた同室になった人とカメラを取りに部屋に戻って、数枚写真を取ったのち夕食を再開。これが人の多い夏だったら、こういうことはできない相談である。
夜は星空を期待したが残念ながら曇り。
コースタイム
9/12(土)
日の出を見るため、起きてすぐに山頂へ。東の空に雲が多かったのでこの日は日の出は無理とあきらめて、早々に小屋に戻って、朝食。
白馬山荘〜三国境〜小蓮華山
この日は蓮華温泉泊りなので、朝食の後にのんびりとモーニングコーヒーを飲んだあとに出発。この日も視界が良く、山頂からは栂池山荘、朝日小屋などが見えた。
小蓮華山は白馬に登る団体と栂池・小蓮華山を往復する団体がいて意外と混んでいた。ここから見える栂池は紅葉していないが、富山側の斜面を見るとダケカンバが色づき始めていた。
小蓮華山〜白馬大池
白馬大池付近のナナカマドは紅葉し始めていて、淡い紅色になっていた。
白馬大池〜天狗の庭〜蓮華温泉
白馬大池からは静かな道と思いきや途中、53人とすれ違った(ヒマだったのと両手で数えられる人としかすれ違わないと思っていたので数えていたら意外と多かった)。天狗の庭からの雪倉岳の眺めがすばらしかった。
蓮華温泉着で昼食後に露天風呂へ。ここの露天風呂で昼は雪倉岳を眺めながら、夜は天の川を見ながら入るのを楽しみにしていたが、残念ながら昼食を食べている間に曇ってしまった。
食事後、内風呂に入ったり(すっかり新しくなってきれいになっていた)、部屋で缶ビールを飲んでのんびりしていると、晴れてきたので同室の人と缶ビールを買ってから、露天風呂に向かった。満天の星空で天の川がきれいに見えた。30分ほど入っている間に4個ほど流れ星が流れた。
コースタイム
9/13(日)
帰るのが惜しくなるほど良い天気。白馬大池に登り返して、栂池に下ろうかとも考えたが、時間的に大変なので(蓮華温泉ロッジの朝食は7:00からと遅いため)、断念。
バスまで時間があったので蓮華の森の入り口まで散歩。改めてここの森の美しさを感じた。紅葉の時期は来たことがないが、紅葉の時期はさぞ見事であろう。
9:25のバスに乗って平岩へ。バスは1/2程度の混み具合。平岩から電車で南小谷へ。南小谷で昼食後、車中で飲むためにワインの小瓶を買った。電車の出発の15分ほど前に改札が始まり、12:29発のスーパーあずさ8号に乗り込んだ。南小谷出発時点で1/2程度の混み具合で、途中の白馬でほぼ埋まった。途中の車窓から見た白馬は上に雲がかかっていたが、鹿島槍、燕、常念は快晴。