白嶽・鋸岳・蕗岳

白嶽森林公園駐車場〜白嶽〜鋸岳〜鋸嶽・白嶽登山口〜蕗岳登山口〜蕗岳〜白嶽森林公園駐車場 2024/4/10

4/10(水)

いつもは朝に起きるとそれにつられて猫たちも起きてくるのだが、今回は老猫、チビ猫、オス猫も寝ていた。このまま寝ているかと思ったら、荷物の車への積み込みを始めたら、老猫が起き出して、餌くれ、トイレつれてけと要求したので要求に答えたら、その後はまた寝た。チビ猫はたいてい起きてから外に遊びに出るのだが、この日はずっと寝ていた。寝ていてくれると車を動かすときに車体の下とかに居ないことを確認せずにすむのでありがたい。

4:27に自宅発。外気温9度、航続可能距離714km。

国道501号で坪井川を渡る少し手前からカーナビの現在位置の表示がおかしくなった。まあ、このあたりは道はだいたいわかるし、道なりに進めば良いだけだと思ってあまり紀にしていなかった。国道が左に曲がる手前で正常に戻ったが、気付かなかったので道なりに直進してしまって失敗した。緑川の少し手前で501号に復帰。

5:30に道の駅 宇土マリーナ着。走行距離49.5km、燃費27.1km/L、平均車速46km/h、走行時間1:04、EV走行距離27.2km(55%)、航続可能距離678km、外気温11度、高度8m。5:43発。

6:04に道の駅 上天草さんぱーる着。走行距離67.3km、燃費26.5km/L、平均車速47km/h、走行時間1:25、EV走行距離34.6km(51%)、航続可能距離670km、外気温10度、高度13m。

本日休館日との掲示があったが、ここの場合は早朝にこの掲示があるときは前日が休館日だったような。その証拠に納品のための車が建物の前に何台か停まっていた。

6:09に道の駅 上天草さんぱーる発。

6:41に白嶽森林公園駐車場着。走行距離91.3km、燃費24.7km/L、平均車速46km/h、走行時間1:58、EV走行距離45.6km(50%)、航続可能距離652km、外気温9度、高度300m。

白嶽森林公園駐車場〜白嶽

靴を履き替えるときに下を見たら地面にはコケが生えていた。コケ意外にメリケントキンソウも生えていた。メリケントキンソウは外来植物で短いが種子に鋭い棘があり触れると刺さって痛い。こんな山の中にまで生えているとは思わなかった。

この日はズボンはモンベルのライトトレッキングパンツ(中厚手)を持って来ていたが、これだと少し肌寒かった。念のためにCraghoppersの"Kiwi Winter Trousers"(ライニング付のズボン)も持って来ていたが、これだと気温が上がった後に暑くなるのは目に見えていたので、ライトトレッキングパンツをそのまま使うことにした。歩き出せば肌寒さは感じなくなってくると思っていたが歩き出したらこれでちょうど良かった。

駐車場から出たところの「雲仙天草国立公園 白嶽」の案内の横からキャンプサイトの方へ上がっていった。

キャンプサイトの中にはトイレがあったので道の駅 上天草さんぱーるでトイレは済ませてきたが、ありがたく使わせてもらった。この先でトイレが利用できるのは今泉地区グラウンドのトイレくらいで、かなり先だ。

途中でジップラインの工事の案内があった。工事の情報は事前に入手済み。

白嶽の登りは階段の登りだが、段差が高いので歩きにくかった。スタートから15分弱で白嶽山頂が見えてきた。山頂に構造物が見えた。

スタートから20分もかからずに山頂に到着。ジップラインの始点が建設中だったが、以前に東屋があった場所に立てているようだ。以前の東屋からは北西方面の雲仙、次郎丸嶽の展望があったが、ジップラインの建物が邪魔していた。建設が終わったら、北西方面が眺められる場所に行けるようになるのだろうか?

八代海を挟んだ向こう側には海に近いところに小山が見えた。おそらく3月に登った竜峰山から見えていた海の近くの小山だろうが、その小山の東側の先に竜峰山があるはずなのだが、霞んでいて見えなかった。

北側にはジップラインの降着点が見えた。どうやら展望所があった場所のようだった。

山頂直下までジップラインの工事用に重機が入れるような道が作られていた。ジップラインを作るということは工事用に作った道をジップライン利用のためにそのまま道として残すのだろうか? ジップラインの運営のための人員だし、施設維持のコストもかかるだろうが、ペイするのだろうか? 予約制で必要な時だけ人員を配置すればコストは下げられるが長期的にみたらペイしないように思える。

白嶽〜鋸岳

今回は白嶽から先が長いので少し眺めを楽しんだ後に白嶽を降り始めた。

ジップライン施設のための道が出来ていた。白嶽から西方向へ下りる道を通るつもりだったが、ジップラインの道に惑わされて、南側の道に行ってしまった。矢岳神社の手前で道を間違えたことに気付いたが、そのまま進んで車道に出た方が早いのでそのまま進むことにした。ついでなので矢岳神社に寄ることにした。

矢岳神社から下って、車道に出た。眺望が少しだけ開けており、鹿見岳、龍ヶ岳、烏帽子岳、念珠岳が見えた。

不動の滝は前回来たときには水がチョロチョロ流れているだけで滝と言う感じでなかったので寄らないつもりだったが、車道から下りている時に水音が聞えてきたので寄ることにした。不動の滝まで行ってみると今回は水量があり滝らしくなっていた。そう言えば昨日一昨日は降雨があり、一昨日は結構降った。

今回の目的のひとつは小鳥越峠へ下る道を確認するため。二弁当峠〜鹿見岳〜白嶽を歩いたことがないが、二弁当峠からの往復でなく、周回にしたいので小鳥峠までの道を確認しておきたかった。ところが上天草市のホームページに置いてある地図や白嶽自然公園の駐車場にある地図だと白嶽湿原の南側から下りる道が書かれているが、YAMAP, ヤマレコだと鋸岳の北側から下りている記録しかほぼない。白嶽湿原の南側から下りる道の入口の場所は白嶽の山頂の西側を下ってくる道と不動の滝から湿原に向かう道とぶつかる場所だということはわかっていた。実際にその場所から5mほど入ってみたのだが、シダが生い茂っていて歩けそうな感じではなかった。先に赤テープとかも見えなかった。地形的には道がついていそうではあったが、生い茂るシダのためとても歩けそうにないのでここを歩くのはやめておいた。

小鳥越峠へ白嶽湿原の南側から下る道が通れる状態でないとわかったので鋸岳へ向かった。途中でルリタテハが飛んで来て近くの木に留まった。

鋸岳への登りの途中で上に着ていた薄手フリースのプルオーバーを脱いだ。鋸岳への登りでは次郎丸嶽、老岳、矢筈岳、倉岳の景色を楽しめた。

鋸岳〜鋸嶽・白嶽登山口

まだ先は長いので鋸岳でもその先の東屋でも休まずに小鳥越峠の鋸嶽・白嶽登山口への下降点へ向かった。ここからの道は途中までは本来の道ではないので道標はなく、木に巻いてあるテープが目印。どうも白嶽湿原の南側へ出るより鋸岳の北側に出る方が距離も時間も短くてすむため自然発生した道らしい。出発時からストックを1本使っていたが、これをしまい、軍手をはめてから下り始めた。

テープとかロープとかはあったが、結構急な道で初級者レベルの人は連れては来れない道だった。

下りていくうちに楽な道になったと思ったら、道標が立っている場所に到着。ここまで降下開始地点から20分弱。「小鳥越峠0.8km」「鋸岳分岐0.9km」と書かれているが、「鋸岳分岐」は降り始めた鋸岳の北側の場所を指すわけでなく、白嶽湿原の南側の分岐のことで距離的にもそんな感じ。降下開始点からの距離は水平距離で300m弱と言ったところ。

道標の少し先からは更に道は楽になり、しばらく歩くと「鋸岳・白嶽方面」と書かれた道標が立っていた。道標からほんの少し歩くと送電鉄塔の下に出た。

鋸嶽・白嶽登山口は以前に小鳥越峠から今泉まで歩いたときに見ており、鉄塔巡視路でよく見かけるプラスチック階段があったので、 電鉄塔に出たらもうすぐ登山口だろうと思っていたけど、5分ちょっとで登山口に到着した。

鋸嶽・白嶽登山口〜蕗岳登山口

登山口で軍手をしまい、スピードアップのために下降前にしまったストックを1本取り出した。この先はストックが邪魔になるような急な道はもうない。ここからはしばらく県道37号を歩くことになる。

舗装道を歩いているということもあるだろうが、登山口から少し歩くともう十分歩いた感を感じ始めた。それでも次郎丸嶽・太郎丸嶽の眺め時々があるのを知っているのでそれなりに楽しみにしていたこともあり、スタスタと歩いていけた。

途中で工事中の看板があった。歩いていくと道路脇に工事用の資材置き場のようになっている場所があった。その近くの小高いところに鉄塔があり、鉄塔の周りが刈り払われていた。鉄塔で工事をやっていたようだ。

途中の民家があるあたりから県道37号を離れ、田ん圃の方へ下りる道を通った。県道37号を歩いている間には今泉方面からやってくる車が1台、今泉方面に向かう車とバイクがそれぞれ1台だけしか通らなかった。田ん圃の一部には既に水が張られ、苗が植えられていた。

途中の民家で年配の女性から話しかけられた。どこから歩いてきたか聞かれたので白嶽のキャンプ場から歩いてきて、蕗岳に登ってそちらに戻ると答えた。その民家には5匹くらいのネコが居たが全て野良猫だそうだ。

農地の中の道の歩きの後半では前方の方に千元森嶽が見えた。お寺の横から登山口へ向かう道入って少し歩くと前の方の送電線や鉄塔で工事をしているのが見えた。休憩らしい休憩をしていなかったので蕗岳登山口から送電鉄塔まで登ってそこで一旦休憩しようかと思っていたがダメかも。

蕗岳登山口〜蕗岳

蕗岳登山口まで来ると工事をやっていて、工事関係の車が停められていた。どうやら車が停められるようにあたりをならしたようだ。前回に来たときには登山口の駐車場は車2,3台が停められる草の繁った空き地と言った感じで車を停めたいとはあまり思えない場輔だった感じだったが、工事が終わったあとには駐車台数も増え、停めやすい状態のままかも。

登山口の少し手前から通行止で階段で迂回路が作ってあった。迂回路を歩いていくと登山口のほんの少し上の本来の登山道に着いた。

登山口から10分弱で運搬用レールの横断箇所に着いた。ここも階段で迂回路が作ってあった。昨年の5月にここを通った時に林の中に紐が張ってある場所があって、その時はショートカット道の目印か何かと思っていたが、どうやら運搬用レールの予定地だったようだ。

送電鉄塔で休憩しようと思っていたが、送電鉄塔の手前で迂回路の案内があって、鉄塔にはいけなかった。下の方で送電線の工事をしているのを見た時にダメかもとは思っていたが、やはり送電鉄塔では休憩出来なかった。仕方ないので蕗岳への登りの階段が始まる手前あたりで休憩することにして、蕗岳へ向かった。

25分ほどで稜線の登山道へ着いた。分岐から10分ほど歩いたところでエゾハルゼミが鳴きだした。エゾハルゼミの鳴き声を聞いたのは今年初。

蕗岳への階段が始まるあたりまで着いた時には少し疲れていた。ここで休憩を取ろうと思っていたし、休憩をしたいところだが、階段を登りきれば東屋があるのでそこまで行ってから休憩することにした。

稜線に出てから20分強で東屋に到着。今回はモンベルのブリーズワークキャップという通気性の良い帽子をかぶっていたが、この帽子でも少し暑さを感じた。この帽子を入手したときにはこの帽子なら夏でも涼しいと思ったものだが。結構スタスタと歩いてきたし、途中から階段アルプスでわりと急だから仕方ないか。

東屋で少しだけ休憩してから蕗岳に向かって、蕗岳の山頂で食事をするつもりだったが、ここにはベンチがあるのでここで食事を取ることにした。コーヒーとパンで軽く食事をした。さっさと食事を済ませて蕗岳へ向かうつもりだったが、のんびりしすぎてここで30分弱過してしまった。

東屋から3分ほどで蕗岳の分岐に到着。もう少し時間がかかると思っていたが、思った以上に近かった。

分岐から5分ほどで蕗岳の山頂に到着した。山頂の気温は15度くらい。東屋のあたりも同じくらいの気温だった。景色は良いのだが、景色が霞んでいるのが残念だ。それでも緑青色の海に浮かんで日差しの浴びている小島(後で調べたら舟揚島(ひのがりじま)という島らしい)を見ていて、のどかな気分になれたのでこれを見に来たと思えばまずまずの景色だ。

蕗岳〜白嶽森林公園駐車場

蕗岳から湿原の分岐まではアマクサミツバツツジの花を眺めつつ下った。アマクサミツバツツジの花色のバリエーションには改めて驚かされた。ミツバツツジの花色と言えば自分は淡赤紫色を思い浮かべるが、淡赤紫色の他にもヤマツツジのような赤、アケボノツツジのようなピンクの花もあった。

蕗岳の分岐から15分ちょっと白嶽、蕗岳、白嶽湿原の分岐に到着。ここからはまっすぐ進んで白嶽湿原に向かった。

湿原の端の方で小さなカラスヘビに遭遇。カラスヘビは慌てて逃げていって水路に落ちた。

駐車場に戻ってくると自分の車の他に4台の車が停まっていた。1台は札幌ナンバーで、他は熊本ナンバーだった。

出発時点から他の登山者には会わなかったが、駐車場で帰る準備をしている時にキャンプサイトの方から白嶽湿原の方へ向かっているひとりの登山者を見かけた。

コースタイム

トラックログ

蕗岳登山口から2箇所ほど送電線工事のための迂回路を通っている部分があります。

12:32に白嶽森林公園駐車場発。

国道266号に出る少し前からカーナビの現在位置の表示がおかしくなった。国道266号に出てからも表示がおかしく、海の上を走っていた。どのくらいの間表示がおかしいままかなと思っていたら、すぐに正しい位置表示になった。

13:09に道の駅 上天草さんぱーる着。走行距離115.3km、燃費26.2km/L、平均車速44km/h、走行時間2:36、EV走行距離60.1km(52%)、航続可能距離628km、外気温20度、高度13m。

天慎のバッテラ三姉妹、刺身、渡り蟹、牡蛎、車エビ、茎わかめ等を購入。天慎のバッテラ三姉妹は前から食べてみたいと思っていたが、やっと入手できた。牟田港あたりや道の駅の手前の養殖場は水を抜いて砂を干していたので車エビは無いかなと思ったけど、あった。もしかしたらもう少し後の日だと無かったかも。

13:40に道の駅 上天草さんぱーる発。

14:05に道の駅 宇土マリーナ着。走行距離133.3km、燃費26.9km/L、平均車速44km/h、走行時間3:01、EV走行距離70.7km(53%)、航続可能距離611km、外気温19度、高度16m。

小袖餅、イイダコ、ウニ、マテガイ、タケノコ等を購入。

14:20に道の駅 宇土マリーナ発。

途中から裏道へ。裏道から501号へ出る手前で幟に書かれたマルメロの文字が目に入った。以前にかせいたというマルメロを使った昔の菓子を復刻したという新聞記事を読んだことがあり、もしやと思い寄ってみることにした。

14:40に走潟公民館着。走行距離144.8km、燃費27.4km/L、平均車速44km/h、走行時間3:21、EV走行距離79.5km(53%)、航続可能距離601km、外気温21度、高度20m。

思っていたとおり、公民館でかせいたを販売していた。かせいたとマルメロジャムを購入。

14:43に走潟公民館発。

15:40に自宅着。走行距離182.2km、燃費28.2km/L、平均車速42km/h、走行時間4:19、EV走行距離102.5km(56%)、航続可能距離569km、外気温23度、車の総走行距離51,911km。

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