龍ヶ岳

下貫バス停〜三つ岩〜龍ヶ岳〜龍ヶ岳統括支所 2024/1/16

1/16(火)

フロントグラスと北側のサイドミラーに霜が付いていた。霜取りスプレーを使って霜を溶かしたが、フロントグラスは再氷結して薄氷状態になったので再度霜取りスプレーで溶かした。

ザックを車に積んだらさっさと出発だとザックを担いで家を出ようとしたら、家の老猫がトイレのために外に出たがったので外に出し、家に入るまで待ってやった。この老秒は、起きた後にコーヒーを淹れようかとしているときにもトイレに行きたがったのでお付き合いした。年齢的に体が動きが鈍くなり、誰かが近くにいないと落ち着いてトイレが出来ないようでひとりでは出ていこうとせずに誰かについてきてもらいたがる。

4:03に自宅発。外気温1度、航続可能距離731km。

県道1号を走っているときいつの間にか後ろにトラックが付いていた。夜間に後ろに付かれるのはあまり好きでないので河内町で道の脇に避けられる場所があったのでそこに避けて抜いてもらった。あおられるとかそういうことはなかったけど、結構速いトラックで抜いた後はすぐに引き離された。

抜かれてからしばらく走ったところで遅いトラックが走っていて、抜いてもらったトラックもその後ろを走っていた。下手すると遅いトラックの後ろを国道57号まで付いていく羽目になりそうなので坪井川を渡るのに国道501号の橋を渡らずに手前の橋で渡って別の道を通ってから国道501号へ戻ることで遅いトラックを追い抜いた。

5:04に道の駅 宇土マリーナ着。走行距離47.9km、燃費23.1km/L、平均車速47km/h、走行時間1:01、EV走行距離20.4km(43%)、航続可能距離677km、外気温5度、高度9m。5:10発。

5:31に道の駅 上天草さんぱーる着。走行距離65.7km、燃費23.5km/L、平均車速48km/h、走行時間1:22、EV走行距離27.6km(42%)、航続可能距離668km、外気温2度、高度15m。5:42発。

計画時には二弁当峠までの道を知っておくのも悪くないので県道290号・県道277号・国道266号で行こうかとも思ったが、バス利用があるので無難な国道266号を使った。

6:15に上天草市龍ヶ岳統括支所着。走行距離96.3km、燃費24.2km/L、平均車速49km/h、走行時間1:57、EV走行距離40.3km(42%)、航続可能距離647km、外気温6度、高度9m。

竜ヶ岳登山口から下貫(したぬき)まではバス利用だが竜ヶ岳登山口のバスは6:47なのでかなり早めの時間に着いた。登山靴に履き替え、すぐに使いそうなグローブを取り出してジャケットにしまったり、帰りのカーナビのルートのセットをしたりした。時間余りまくりだったが、車内で過して、バス到着の10分前にバス停に向かって歩き出した。5分ほどでバス停に到着。東の空が少し朱色に染まり出していた。

バス便は少なく。竜ヶ岳登山口から下貫へ行くためのさんぱーる行のバスは平日は2本しかなく、次のバスは竜ヶ岳登山口を7:22。その後は平日は竜ヶ岳登山口を通るバスは夕方に逆方向の赤崎行き18:00、20:10のバスしかない。土日祝日はさんぱーる行きの7:22、赤崎行きの14:30の2本しかない。

バスは時刻の6:47になってもやってこなかった。まあバスだから数分くらいは遅れることもあるだろうとは思っていた。バスは6:51にやってきた。少し遅れているが、要所には定刻に着くように走ってはいるのだろうから途中のバス停には数分くらい遅れても問題はないのだろう。他に乗客は高校生らしき男子学生が1人だけだった。

バスはすぐに国道266号を外れて集落の中に入った。地方のバスが幹線道路から外れて集落の中の道を通るのはありがち。集落の中の4つのバス停を通過し、下貫のひとつ手前のバス停の手前で国道に戻った。6:56(時刻表だと6:53)に下貫に到着。料金は200円だった。

下貫バス停〜龍ヶ岳登山口(下貫口)〜三つ岩

今回は龍ヶ岳に登るが二弁当峠〜念珠岳〜龍ヶ岳〜龍ヶ岳統括支所というルートも考えていた。だが観海アルプスは意外と疲れるということが昨年5月に今泉〜蕗岳〜金比羅山〜合津を歩いてわかったので今回は龍ヶ岳だけを目的にした。往路と復路は違う道を歩きたかったので、下貫から登り、龍ヶ岳統括支所に下りる周回ルートにした。バス便を調べている時に昨年はあった二弁当峠を通るバス便がなくなっているのを知った。どうやら昨年の10月の改正があって廃止されたようだ。

下貫バス停でストックを取り出したり、ザックからカメラを取り出したり準備をしてから歩き出した。

バス停から5分ちょっと歩いたところの道の脇で白梅が咲いていた。

龍ヶ岳統括支所に到着したときには気温が6度だったので暖かいなと思っていたが、下貫バス邸では3度くらいだった。モンベルのウイックロン ZEOサーマル グローブ(薄手)をはめたが、少し手に冷たさを感じた。歩けば体が暖まるから大丈夫だろうとそのまま歩き出したが、10分ちょっと歩いても冷たさを感じていたのでモンベルのクリマバリアグローブに交換した。更に10分ちょっと歩いたところで手に暑さを感じたので今度はウイックロン ZEOサーマル グローブをはめてその上にミトン兼用のフリースのフィンガレスグローブをはめた。

木々の間から朝日が見え始め、そこから少し歩いたところで東側が少し開けたところがあり、朝日が見えて、下の方には歩き始めた下貫のあたりが見えた。山も見えたが、どこの山かわからなかった。海側が切れ落ちていて、白嶽あたりの山に似ていたが、距離的に近すぎる。後で調べたら、近くの権現山だった。上島の東海岸の山はこういう山が多いみたいだ。

権現山を見た場所から5分ちょっと歩くと別の前の方に山が見えてきた。後で調べてみたらはなれ岩のあたりだったようだ。

途中のY字路を右に進み、5分ほど歩いたところで、ジャケットの下に薄手のフリースを脱いで、グローブを外した。この時点で歩き出しから50分程。この後は龍ヶ岳の下りまで薄手のグローブをはめたり外したり。

Y字路から10分ほどで道は下りになった。少し開けていて山が見えるようになって来た。最初は1つの山が見えるだけだったが、下っていくと山がもうひとつ見えるようになった。曲がりくねった道を上がってきたので方向感覚がなくなり、どこの山かわからなくて龍ヶ岳あたりが見えていると思っていた。後で調べてみると烏帽子岳と念珠岳だった。

10分ほどで三差路に着いた。ここで下りは終り。道路標識があったが、上ってきた道からも姫戸からも3.6kmらしい。姫戸からここまで上がってくるのもありだなと思った。三差路からは次郎丸嶽、鋸岳、白嶽のあたりが見えた。

三差路からは登り坂で上がるにつれ、展望がある場所が増えてきた。

歩き始めから95分程で念珠岳の登山口に到着した。もっと時間がかかるかと思っていたが、舗装道の上りはきついところもなく、楽だったこともあり、思っていたよりもあっさりとここまで来ることが出来た。このまま龍ヶ岳に向かっても10時前に着きそうだし、下山も1時間程度だろうから、思っていたよりも早く戻ることになる。それならばと言うことで三つ岩まで足を延ばすことにした。

三つ岩までの距離や所要時間は調べていなかったが、距離から考えると往復1時間はかからないだろうと思ったのでとりあえず30分後に三つ岩の分岐に到着しなかったら、戻ってくるということにして三つ岩に向かった。

三つ岩の位置がうろ覚えな上に、スマートフォンの地図にウェイポイントとして入れていなかった。途中でGoogleマップに三つ岩がのっていたことを思いだし、スマートフォンのモバイルデータ通信をオン(普段はオフにしている)にしてからGoogleマップで位置を調べた。優先ネットワークを4Gに設定しているのに(所持しているスマートフォンは5G非対応)、3Gマークが出ていたのでこのあたりは3Gしか使えないらしい。

登山口からは山道で基本上りだったが、20分かからずに三つ岩の分岐に到着し、更に5分ほど上ると三つ岩に到着した。

三つ岩からは南に御所浦島、北に念珠岳、烏帽子岳が見えた。三つ岩の一番高い岩に上るのは少し大変だったが、上ると西に倉岳、矢筈岳が見えた。

三つ岩〜はなれ岩

登山口に戻り、舗装道をほんの少し歩くと、九州自然歩道の案内板があった。

案内板から舗装道をほんの少し歩くと遊歩道の入口があった。このまま舗装道を歩いても山頂まで行けるが、遊歩道を歩くことにした。ここからは階段の上りが大半でやっと別名階段アルプスらしくなってきた。三つ岩の分岐までも階段があったが、緩い階段だったので階段アルプスという実感はなかった。

上っていくと北方向から風が吹き上がってきて寒かった。今回はここが一番寒かった。

歩道入口から10分ほど歩いたところに鳥の巣が落ちていた。

歩道入口から20分ほどではなれ岩の分岐に到着。分岐には東屋と石碑があった。石碑には「阿蘇や雲仙霧島までも龍ヶ岳からひとながめ」と彫られていた。

分岐から少し歩くと階段があって階段を上ると展望台っぽいところに出たが、木が少し邪魔でそれほど展望は良くなかった。階段を下りると展望台っぽいところの下の方へ向かう道があり、そちらに向かうと展望の良い岩があった。この岩がはなれ岩らしい。

はなれ岩〜龍ヶ岳

はなれ岩から10分ほどで道はキャンプ場のロッジの裏を通るようになった。少し歩くと海の眺めがあり、ここからは所々で海の景色が楽しめた。キャンプ場にはウッドデッキまであって展望が良かった。ここのキャンプ場は良い景色が眺められて楽しそう。

Googleストリートビューでキャンプ場の管理棟のそばに案内板があるのを見かけていたのでとりあえず、そちらの方に行ってみることにした。管理棟の横を通ったときに木を燃やす匂いがした。管理棟に薪ストーブがあるようだ。管理棟にあるカフェらしき施設は営業しているようだった。

管理棟の近くの駐車場の隅の方には車が数台停まっていたが、キャンプ場の関係者の車のようだった。そう言えば下貫バス停からの舗装道歩きでは1台の車にも会わなかった。

管理棟から5分ほど歩くと石の祠と鳥居があった。神額には「寿ヶ嶽神社」とあり、祠の横には「辨財天」と彫ってあった。

祠からほんの少し歩くと左側に向かう道があったので行ってみた。ほんの少し歩くと岩の下に石の祠があった。そばの賽銭箱の横には「龍ヶ岳龍王神」、「龍ヶ岳山王神」とかかれていた。ここからは御所浦島を見ることが出来た。

龍ヶ岳龍王神・龍ヶ岳山王神からほんの少し歩くと展望台があり、龍ヶ岳の説明がそばにあった。山頂標はなく、近くに三角点があった。三角点の場所が一番高いという良くあるパターンで展望台の下の岩が最高地点のようなので展望台を上る前にそちらに行くことにした。

岩の上から眺めを楽しんだ後に展望台へ。展望台の階段の横には「99万ドルの夜景」とかかれた柱があった。

展望台からの上の景色も岩からの眺めとほぼ同じ感じ。ただし、側溝に使われるコの字のコンクリートが置いてあって、この上に上がると倉岳、矢筈岳が見えるが下の方は木に隠されていた。

はなれ岩の近くの東屋のところにも石碑があったが、展望台にも「阿蘇や雲仙霧島までも龍ヶ岳からひとながめ」と彫られた石碑があった。後で調べてみたら、ここからは途中にある山体に隠されて阿蘇は見えないようなので、この石碑の詩の内容ははなれ岩あたりからの情景だろう。はなれ岩からは阿蘇も霧島も見えるようだ。阿蘇は視程が約85km、霧島は視程が約70kmあれば見えるようだ。

龍ヶ岳〜龍ヶ岳登山口(脇浦口)〜龍ヶ岳統括支所

展望台からはハート岩に向かった。ミューイ天文台を横目に見て、ほんの少し歩くとハート岩に着いた。

ミューイ展望台の前を通り、途中の草地の広場に東屋があったのでそこで軽く食事。気温は12度くらいで日差しがあって暖かかった。

脇浦への道へ向かう途中に寿ヶ嶽神社の鳥居があったが、祠の近くの鳥居の神額は「寿ヶ嶽」となっていたが、こちらの鳥居の神額は「寿嶽神社」となっていた。

途中に展望台があったので寄ってみた。山頂に向かうときにも見かけていたが、それほど高くないので景色はそれほど見えないだろうと思ってスルーしていた。だが、展望台の近くからは烏帽子岳、念珠岳、次郎丸嶽が見えてわりと景色が良かった。展望台に上ろうと思ったら入口にロープが張ってあって上れなくなっていた。

管理棟のすぐ近くに脇浦口への道があり、そこから下山。擬木の階段で整備はしてあるのだが、その上に石がゴロゴロと落ちて来ている箇所が多く歩きにくかった。

20分弱歩くと弁慶の足跡というかかれたプレートがあり、そのそばに岩があった。岩には窪みがあり、この窪みが弁慶の足のつま先の窪みらしい。足跡は1個だけかと思ったら、反対側に回るともう1個あった。

弁慶の足跡から10分ほど歩くと車道に出た。車道の右側に東屋があり、展望でもあるのかと思って行ってみたがなかった。東屋を作ったときは海方向が見えていたけど木が繁ってしまったようだ。

車道からの下の道はそれまでより斜度が緩くなり、石がゴロゴロの箇所もなくなり、歩きやすくなった。

車道から10分ほど下ると山の神の一本杉に着いた。近くにあった案内には「急な歩道コース」とかかれていたが、確かに急なコースだった。

山の神の一本杉から10分ほどで舗装道に下りてきた。舗装道を少し歩くと九州自然歩道の案内があった。この案内図からすると大道港から山頂までは5.8kmなので今回の上りに使った道よりも距離は短かかったようだ。

舗装道に出てから5分もかからずに国道266号に出た。国道の渡ったところには「龍ヶ岳 登山道入口」、「P 龍ヶ岳統括支所」の道路標識があった。

国道に出てから5分弱で龍ヶ岳統括支所に到着した。国道に間近の駐車場に停めたが、朝には他に1台車が停まっていたのだが、その車は去っており、自分の車以外の車は停まっていなかった。

今回は今月に入ってから入手したモンベルのトレールシェルジャケットの初使用。これまでは寒い時期は長袖シャツ+薄手フリース+ウィンドブレーカー(モンベルのウインドブラスト ジャケット)で歩いていたが、暑くなってきて薄手フリースを脱いだときにウィンドブレーカーだと風があるときには少し寒くて、心もとないことがあったのでウィンドブレーカーよりも保温性のあるものと言うことでこれを入手した。他にはライトシェルアウタージャケット、ライトシェルジャケット(どちらも似た感じで違いはデザインだけ?)も候補に上がったが、より暖かそうなトレールシェルジャケットを選んだ。今回使ってみた感じでは薄手フリースを脱いだ後も心もとなさを感じなかったので自分が想定していた用途には丁度良さそう。

コースタイム

トラックログ

12:32に上天草市龍ヶ岳統括支所発。

13:12に道の駅 上天草さんぱーる着。走行距離126.8km、燃費25.1km/L、平均車速48km/h、走行時間2:39、EV走行距離56.8km(45%)、航続可能距離616km、外気温11度、高度11m。

茎わかめ、牡蛎、刺身、ナマコの刺身等を購入。車エビも欲しかったのだが、なかったのでかわりに芝エビを購入。

小鳥越峠の鋸嶽・白嶽登山口からの道について疑問があったので天草四郎観光協会へ。yamapなどを見ると鋸嶽・白嶽登山口から登って鋸岳の北側の稜線に出ている記録ばかりなのだが、白嶽森林キャンプ場駐車場、今泉の市営無料駐車場にある地図や上天草市のホームページにあるパンフレットにはその道は載っておらず、南側の湿原のあたりに出る道が載っている。観光協会ならもしかしたら情報を知っているかなと思ったけど、結局はわからなかった。でも、新しいトレッキングマップをもらえたのは大きな収穫。そのマップにも南側の湿原のあたりに出る道しか載っていなかった。

13:42に道の駅 上天草さんぱーる発。

14:07に道の駅 宇土マリーナ着。走行距離144.9km、燃費25.7km/L、平均車速47km/h、走行時間3:05、EV走行距離67.2km(46%)、航続可能距離601km、外気温12度、高度7m。

家で頼まれて来た小袖餅、ハマグリ等を購入。マテ貝も欲しかったのだが無かった。

14:32に道の駅 宇土マリーナ発。

住吉海岸公園はパス。通りすぎるときに何やら新しい建物が出来ているのを見かけた。後で調べてみたらカネリョウ海藻の海藻セレクトショップ「OKAGESAMA MOBA」という施設が2023/8/4にオープンしたとのこと。

15:52に自宅着。走行距離194.0km、燃費27.3km/L、平均車速44km/h、走行時間4:27、EV走行距離99.5km(51%)、航続可能距離563km、外気温13度、車の総走行距離50,512km。

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