雷山
広域林道登山口〜長野峠〜雷山〜広域林道登山口 2022/7/266/28に九州北部が梅雨明けして、それから1週間くらいは天気は良かったが、その後は天気がイマイチの日が多かった。ここ何日かの天気の良い日を逃すとまた天気が悪くなるようなので出かけることにした。2年前に雷山と井原山を周回したときに道標に「雷山大展望台」と書いてあったのが気になっていたので雷山に登ることにした。
7/26(火)
外に出ると空に星が出ていた。東の空に細い月とその下に金星。月明かりに照らされた雲が見え、雲の感じからすると天気は良くなりそう。
とにかく蒸し暑い。車に荷物を積むために車のドアを開けると室内は涼しく感じた。おそらく車内の湿度が低いためだろう。
4:10に自宅発。外気温26度。航続可能距離669km。
蒸し暑かったので出発時からエアコンをオン。暑くなりそうなのでこの日はエアコンはつけっぱなしになると思ったが、確かにその通りになった。
三池港ICより有明海沿岸道路。電光掲示で「本日 高田IC〜大和北IC 21:00-6:00 通行止」と出ていた。高田IC〜大和北ICまで下道かと思ったが、よく考えてみたら通行止の最中だったら、「本日」などという文言は書かないだろうから通行止は今夜からだ。
大野島ICで有明海湾岸道路を下りた。大野島ICの先の有明海沿岸道路の未開通の道や早津江川を渡った先の県道48号あたりの建設現場にはショベルカーがおいてあったりするから、2022年度開通予定だが、諸富まで開通するのは来年に入ってからなのではないかと思う。
気温は佐賀市街で26度、佐賀大和IC付近で25度だった。長野峠に行くまでにどこまで気温が下がってくれるか。
5:33に道の駅 大和着。走行距離66.6km、燃費28.5km/L、平均車速48km/h、走行時間1:24、EV走行距離26.4km(39%)、航続可能距離601km、外気温24度。高度34m。
ニイニイゼミの鳴き声が聞えてきて、夏を感じさせたが、さすがに山の上は涼しいだろう。
5:43に道の駅 大和発。
国道323号を上がっていった。佐賀で山の方に上がっていく道路といえば国道263号もあるが、国道263号と比べたら国道323号の方が走りやすいように思う。国道263号の方は微妙なカーブが多いからだろうと思う。
道の上にやたらとカラスが居た。こういう時は動物の死骸があることが多いが、そう言うことは全くなかった。
気温は熊の川温泉付近で23度、古湯温泉付近で22度、嘉瀬川ダム付近で21度だった。嘉瀬川ダムのあたりの山はガスがたなびいていた。
県道12号に入る手前あたりから、まわりが少しガスって来た。県道12号に入ったところで気温20度。
6:13に広域林道登山口着。走行距離91.1km、燃費24.5km/L、平均車速48km/h、走行時間1:54、EV走行距離33.8km(37%)、航続可能距離562km、外気温22度。高度580m。
県道12号に入ったところで20度だったので登山口では19度くらいだろうと予想していたのにまさかの22度。
車の外に出るとウグイスが鳴いていた。
広域林道登山口〜長野峠〜雷山
車を停めた広域林道登山口は前回に雷山に登ったときに道を間違えて見つけた場所。布引林道の入口から雷山に登るために三瀬峠の方から雷山横断線に入ろうと思っていたのにカーナビの経路の設定を間違え、県道12号側から入ってきて道の脇にある道標を見つけた。
今回はタイオガブーツの新しい方を使った。古いタイオガブーツと新しいタイオガブーツを比較すると新しい方はソールが薄く、少し減りが早いようだ。古い方はソールが厚く、ソールのブロックの溝も深い。古い方と新しい方のどちらかを選べと言われたら古い方を選ぶ。古い方は少し重いものの登山靴としてしっかりしている。登る山の地面の形状によって新旧を使い分けていこうと思う。
有明海沿岸道路の柳川のあたりで脊振山、天山がうっすらと見えていたので天気は良いだろうと思っていたのに出発の時点ではまさかのガス。歩き出すとアマガエルの鳴き声が聞え、ネムノキが花を咲かせているのが見えた。
背中になんとなくチクチク感があった。この日はモンベルのウイックロンのTシャツを着ていて、ザックはオスプレイのストラトス36を使っていた。どうやらウイックロンのTシャツはいつも着ている速乾シャツより背中の感触を伝えやすいようでストラトス36のエアスピードサスペンションの感触が伝わって来ていたようだ。
今回は一旦長野峠へ向かいそこから雷山に登り、広域林道の登山口に戻ってくる。雷山横断線を県道12号へ向かい、県道12号をちょっとだけ登ると長野峠の登山口で、登山口の入口に道標があった。今回車を停めた場所以外にも雷山横断線には2箇所程、県道12号の脇に1箇所車が停められる場所があった。
雷山横断線の起点の標識の所には木材搬出中の看板があって、車でやって来た時に広域林道登山口の駐車できるスペースは伐採した木材の集積に使われていて使えないかもと思ったが、広域林道登山口周辺では搬出していないようだ。それ以前にこの時期に伐採しないように思うので看板のしまい忘れかも。雷山横断線の起点の標識には幅員5.0m、全延長13,303mとあった。幅員が5.0mもあるあるので林道としては走りやすい。
長野峠の登山口でストックを1本だけ出した。今回のコースは草むらがあるということでそれをかき分けるのにストックが必要だと思ったので歩き始めの時点でストックを出しておこうと考えていんたのにすっかり忘れていた。ストックは草むらをかき分けるのに役だったが、クモの糸を払うのにも役だった。
歩き始めにアマガエルの鳴き声を聞いたことから、湿度が高いことは予想していたが、長野峠からの歩きは暑くは無いものの湿度が高く不快感を感じた。最初の方は下草のある植林地で、そのうち低木がまばらに生えた植林地となった。下草のある場所でズボンがぐっしょりと濡れた。
時々、ギッと鳴いてセミが逃げていったが、鳴き声が聞えてからそちらの方を見てもなかなか姿は見えなかった。それでも何回かは姿を見ることが出来た。透明な羽の小さめのセミだったので最初はエゾハルゼミだと思っていたけど、後から考えてみるとヒグラシだったかも知れない。植林地の下草があるあたりでは目より高い所に飛び立っている感じだったが、下に低木が生えている場所では膝の高さあたりから飛び立っているようだった。
歩き始めから40分ほどで広域林道の分岐。このすぐ近くが車を停めた地点。分岐には「雷山 2.6km 長野峠 0.7km」とかかれた道標のプレートが落ちていた。
途中から周りを飛び回る虫の羽音に何回も付きまとわれるようになった。これは雷山の山頂への登りの木段の途中まで続いた。最初は汗のにおいに引き寄せられた吸血するアブだろうと思ったので刺されないように気をつけねばと思った。そのうち羽音をたてている虫の正体が見えたが、キイロスズメバチっぽい姿だった。ザックの色はスズメバチに攻撃されそうなグレーだし、何回も付きまとわれたので巣が何個もありそうなので、帰りは別の道を通った方が良いかなとも思ったが、警戒音を出していないので大丈夫かなとも思った。このキイロスズメバチっぽい虫は実はそうでないことが山行を終えて、車に戻った後に判明した。車に乗り込んだ後に近づいてきて姿がよく見えたのだが、アブだった。後で調べたらアカウシアブだったらしい。このアブは吸血するので注意が必要。
歩き始めから40分ほどのところでコハンミョウを見かけた。羽が湿っていて飛べないらしく歩いて逃げていった。
歩き始めから1時間程でアオバトの鳴き声が聞えてきた。それまに聞えていたのは小鳥とカラスの鳴き声くらいだった。
歩き始めから70分ほどで雷山観音の分岐に到着。ここの手前が草むらでズボンがぐっしょりと濡れた。ここの草むらが今回一番濡れた。
雷山観音の分岐から5分弱で雷山大展望台の分岐。このあたりから少しガスが無くなってきた。今回は雷山大展望台に先に行くつもりだったのが、大展望台に行ってもガスっているだろうから雷山の山頂に先に行くことにした。
大展望台の分岐から少し歩くと木段の道となり、雷山への最後の登りが始まった。アオバトの鳴き声を聞いてから20分程しか歩いていないが、湿度の高さに体力を奪われていたので、もっと歩いたような感覚だった。木段の登りでまたコハンミョウを見かけた。
山頂に到着すると佐賀の方は青空が広がっており、曇りがちではあるものの井原山方面も見えていた。羽金山は最初は見えなかったが、そのうち山頂が見えてきた。
山頂はわずかに風があって涼しかった。山頂に来るまでにTシャツがビッショリになっていたので誰も居ないことを良いことにTシャツを脱いで干した。湿度の高さのせいでカメラのレンズのフィルターの内側が曇っていた。フィルターを外して拭いたのだが、拭ききれておらず、山頂で撮った写真はなんとなく眠い写真になってしまった。
やがて井原山の方向からエゾハルゼミの鳴き声が聞えてきた。
しばらく山頂で景色を眺めていたが、糸島側から雲が吹き上がって来ているものの、青空が広がって来ていたので大展望台でしばらく待っていれば、展望が開けるかと思ったので大展望台へ向かうことにした。
雷山〜雷山大展望台
山頂からの下りで軽装の登山者1人とすれ違った。
山頂から10分程下った所にオカトラノオの群落があった。
下りの途中で近くの木から何かの鳴き声が聞えてきた。セミの類だろうけど聞いたことがない鳴き声だと思った。帰ってから調べてみたらエゾゼミの鳴き声だった。山では普通にいるセミらしいが今まで聞いたことがないのはこのセミが生息している山に登っていないからだと思った(後日に登った九重山でアカエゾゼミの鳴き声を聞いたことで、聞いたことがあるのを思い出した。聞いたことはあるがキリギリスの類のバッタの鳴き声だと思い込んでいただけだった)。
往路では気付かなかったが層々岐野でゲンノショウコの花を見かけた。往路ではガスっていたが、復路は雲はあるものの晴れていた。
層々岐野では青空が広がって来ていたのが、大展望台へ下りるにつれ、ガスってきた。
大展望台へ向かう途中で避難小屋に寄ってみた。思っていたより大きな建物だった。
大展望台はガスっていたが、風があって涼しかった。ここで軽く食事。誰も居ないことを良いことにここでもTシャツを脱いで干した。遠くからヒグラシやカッコウの鳴き声が聞えてきた。
雷山の山頂で見た感じでは糸島の方から雲が吹き上がってきていたので、しばらく待っていてもガスは晴れないだろうということで、食事を終えた後、すぐに出発した。出発してすぐに登山者とすれ違った。山頂からの下りですれ違った登山者だった。
大展望台の入口のところでネジバナの花を見かけた。結果からすると大展望台はネジバナを見るために来たようなものだ。
舗装道を上がっていくとウバユリの花が咲いていて、あたりに芳香を漂わせていた。
雷山大展望台から10分ほどで雷山/長野峠/雷山観音 分岐に戻ってきた。往路では湿度の高さに苦しめられてここまでが長く感じた。ここからの下りは往路と違って、かすかに風があって少しだけ涼しかった。
長野峠/雷山/雷山観音 分岐からほんの少し下ったところでニイニイゼミの鳴き声が聞えてきた。さらに15分強下るとクマゼミの鳴き声が聞えた。先週の土曜日はツクツクボウシの鳴き声を聞いたので今年は7月のうちにいろんなセミの声を聞いた。
長野峠/雷山/雷山観音 分岐から20分強下ったところで林道を走っている車の音が聞えてきた。ゴールは近いと思ったが、10分ほど歩くと広域林道登山口に到着。
登りでは何度も羽音に付きまとわれたが、意外なことに下りではほとんど付きまとわれなかった。
駐車ポイントには出発時には他の車は居なかったが、福岡ナンバーのハイエースが1台停まっていた。しばらくしたらこの車の持ち主も下りてきた。
雷山大展望台〜広域林道登山口
コースタイム
トラックログ
あまりにも衣類が湿っぽかったので上のTシャツを替え、下もジーンズに履き替えた。着替えたら少しはさっぱりするかと思ったけど、それほどでもなく、あまりに湿度が高いので少しだけ気持ちが悪くなってきた。
車を停めてドアを開けながら帰りの経路をカーナビにセットしていたら、登りで何度も付きまとわれたスズメバチっぽい虫が近寄ってきた。近くでよく見るとこいつはハチでなくアブだった。車のそばに蚊取り線香の切れ端が落ちていた。もしかしてアブ対策で蚊取り線香を焚きながら登る人が居るのかも。緑色の普通の蚊取り線香だったので林業関係者のものではなさそう。
帰る準備をしているときに2台の高所作業車が長野峠方向へ走っていった。この林道は意外と通る車がいるのかも。
10:22に広域林道登山口発。
北天グリーンロード、県道37号を通ったが、天山、作礼山、八幡岳がきれいに見えた。雷山でなく、こちらの方の山に登ればよかった。もう一登したいところだが、雷山で湿度の高さに体力を奪われたのでやめておいた。
10:58に佐用の湧水着。走行距離117.3km、燃費25.3km/L、平均車速47km/h、走行時間2:31、EV走行距離47.8km(41%)、航続可能距離520km、外気温27度。高度216m。11:04発。
11:12に道の駅 厳木着。走行距離123.2km、燃費25.8km/L、平均車速46km/h、走行時間2:40、EV走行距離51.7km(42%)、航続可能距離515km、外気温28度。高度59m。
雷山の山頂で下の方は天気が良いんだろうなとは思っていたが、晴れ渡っていた。
たこのじゃん辛、練り物等の海産物を購入。雷山からの帰路は往路を引き返した方が楽なのだが、ここのたこのじゃん辛と小城のようかん目当てでこちらの方に下りてきた。
11:40に道の駅 厳木発。
西川こんにゃくの刺身こんにゃくを買うためにほたるの郷へ。帰路に往路を引き返せば道の駅 大和で西川こんにゃくの刺身こんにゃくがあるのだが、小城経由のルートで帰ると買うことができないと思っていたが、昨晩に小城のほたるの郷で前に買ったことがあったのを思い出した。
12:06にほたるの郷着。走行距離138.3km、燃費26.3km/L、平均車速44km/h、走行時間3:08、EV走行距離60.4km(44%)、航続可能距離500km、外気温34度。高度38m。
1つだけ残っていた西川こんにゃくの大葉を購入。ゆずこしょうか純芋が欲しかったのだが、最後の1つを買えただけラッキーと言えよう。
12:18にほたるの郷発。
ようかんを買うために桜月堂へ。
12:23に桜月堂着。走行距離140.3km、燃費26.1km/L、平均車速43km/h、走行時間3:15、EV走行距離61.6km(44%)、航続可能距離497km、外気温34度。高度18m。12:38発。
途中にローソンがあったらよなよなエールを買うために寄ろうと思っていたが、小城の駅前でローソンを見つけたので寄ることにした。
13:39にローソン 小城駅前店着。走行距離140.5km、燃費26.0km/L、平均車速43km/h、走行時間3:17、EV走行距離61.7km(44%)、航続可能距離497km、外気温34度。12:45発。
とにかく暑いので冷たい飲み物が飲みたくなり、道の駅 しろいしまで我慢したくなかったのでカーナビの画面に表示されていたセブン−イレブンへ。ここのところ冷たい飲み物と言えばセブン−イレブンのゆずれもんサイダーを買っている。500mlが100円で買えるので自販機の飲み物よりも安いし、味もまあまあ。
12:53にセブン−イレブン 小城牛津店着。走行距離144.2km、燃費25.8km/L、平均車速42km/h、走行時間3:26、EV走行距離63.9km(44%)、航続可能距離491km、外気温34度。高度4m。12:59発。
途中の道沿いに高床式倉庫、竪穴式住居がある場所があった。後で調べてみたら土生遺跡公園という場所らしい。
芦刈ICより有明海沿岸道路へ。カーナビのデータに芦刈南IC〜福富ICが入っておらず、このあたりから道の駅しろいしに向かうのに芦刈南IC〜福富ICが開通後もカーナビの指示に従ってこれまでは国道444号を使っていたが、芦刈ICから有明海沿岸道路を利用した方が早く着けることにようやく気付いた。
13:15に道の駅 しろいし着。走行距離154.7km、燃費25.7km/L、平均車速43km/h、走行時間3:43、EV走行距離67.7km(44%)、航続可能距離474km、外気温33度。高度0m。
蓮根、唐揚げ(ピリ辛にんにくファイヤー)、クリームチーズの粕漬け等を購入。これで唐揚げをつまみによなよなエールが飲める。クリームチーズの粕漬けは前回寄ったときに物珍しくて購入したが、うまかったので今回も購入した。
13:36に道の駅 しろいし発。
福富ICから有明海沿岸道路にのり、嘉瀬南ICまで。早く嘉瀬南IC〜大野島ICまで開通してくれると良いのだが。電光掲示で「芦刈南IC〜嘉瀬南IC 21:00-6:00 通行止」と出ていた。
14:30に道の駅 みやま着。走行距離192.8km、燃費26.3km/L、平均車速42km/h、走行時間4:38、EV走行距離85.4km(46%)、航続可能距離431km、外気温35度。高度15m。
海産物、果物等を購入。
コーヒーも残りが少なくなってきたし、冷たい飲み物が飲みたかったので、道の駅の隣のセブン−イレブン みやま小川店でカフェラテとゆずれもんサイダーを購入。
15:01に道の駅 みやま発。
15:51に自宅着。走行距離223.3km、燃費26.5km/L、平均車速40km/h、走行時間5:32、EV走行距離104.1km(47%)、航続可能距離398km、外気温35度。車の総走行距離39,357km。