湯ノ丸山・烏帽子岳

地蔵峠〜湯ノ丸山〜烏帽子岳〜地蔵峠 2021/10/3

10/3(日)

昨日は根子岳・四阿山に登る予定を変更して高峯山・水ノ塔山・篭ノ登山に登った。 この日は根子岳・四阿山への再トライは諦め、湯ノ丸山、烏帽子岳に登ることにした。と言うのは東篭ノ登山から見た根子岳・四阿山は日帰りには少しハードな山に感じたこと、いつもはバランスを取る補助のために軽く突く程度に使っていたストックを湯ノ丸山の下りで少し荷重をかけて突いていたので少し体に疲れが貯まっていると思ったこと、昨日の高峯山・水ノ塔山・篭ノ登山は予定より時間かかりすぎたがこの調子だと根子岳・四阿山は8時間超になりそうで旅先での日帰りで8時間超は少しきついと思ったことという3つの理由から。根子岳・四阿山は登山届の提出の義務がある山なので長野県のホームページよりダウンロードした登山計画書を記入した上でプリントアウトして持ってきていたから、あとは登るだけだったのだが無理はしたくないので仕方なく諦めることにした。

5:35に布引観音温泉発。外気温15度。航続可能距離395km。

山の方は雲がかかっていたが、天気予報は晴れだし、雲はそのうち取れてきそうな感じではあった。

山の上でコーヒーを飲もうかと思ったので、セブン−イレブンで買うことにした。いつも使っている200mlのボトルは持って来ていたのでこれに入れて持っていけば良いし。

5:46にセブン−イレブン 東部滋野店着。走行距離1,540.0km、燃費24.8km/L、平均車速50km/h、走行時間30:57、EV走行距離288.8km(19%)、航続可能距離391km、外気温13度。高度637m。

ここのセブン−イレブンは昨日にも来ているが、その時は店頭に花苗をおいてあったので変わっているなと思っていた。この日は店内で観葉植物が売られているのに気付いた。

6:01にセブン−イレブン 東部滋野店発。

6:25に地蔵峠着。走行距離1,553.2km、燃費24.4km/L、平均車速50km/h、走行時間31:22、EV走行距離289.5km(19%)、航続可能距離379km、外気温5度。高度1,751m。

地蔵峠〜湯ノ丸山

地蔵峠は雲一つない良い天気だった。

まずは湯ノ丸山へ目指してスキー場のゲレンデを登った。寒いとは言え地蔵峠の気温が5度だったので霜はないと思っていた。だがゲレンデには霜が降りている場所があった。今シーズン始めて見る霜だ。

所々落ちている牛糞を踏まないように注意しながら、ゲレンデを登っていった。ゲレンデに生えていたチドメグサの葉が大きかった。牛糞が良い肥料になっているためだろうか。

リフトの終点のほんの少し先のツツジ平へ向かう道に「見頃過ぎ」、「見頃 歩3分」とかいう表示があった。コロナ禍でしまい損ねたか。

リフトの終点からは傾斜は緩くなり、緩い登り道が湯ノ丸山の登りが始まる鐘分岐まで続いた。

鐘分岐にクマ没注意の案内。まあここは熊が居そうな場所ではある。

湯ノ丸山へ登っていくと富士山と八ヶ岳が見えるようになって来た。下の方には雲海が広がっていた。道理で布引観音温泉からは山に雲がかかって見えていたわけだ。

振り返れば浅間山や篭ノ登山、手前にはなだらかな桟敷山、小桟敷山が見えた。小桟敷山の後ろに見えていたのは浅間隠山、その後ろに薄く見えているのは榛名山だったらしい。

湯ノ丸山への登りで体が楽に動くのを感じた。ギアが一段上がった感じだ。連日高所で体を動かしていたためだろう。地蔵峠に高地トレーニング施設が出来たのも納得だ。

湯ノ丸山の山頂では絶景が待っていた。北アルプスの山々、中央アルプスの山々、御嶽山、富士山、八ヶ岳、上信越の山々などが見えた。八ヶ岳の後ろにちょこっと姿を見せているのは南アルプスだろうとは思っていたが、後で調べたら高嶺、北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳だった。

湯ノ丸山〜湯ノ丸山北峰〜湯ノ丸山

湯ノ丸山で展望を楽しんだ後は湯ノ丸山の北峰へ向かった。

北峰も展望が良かった。南峰からは北峰の山体に眺めを邪魔されたが、こちらまで来ると根子岳・四阿山がバッチリ見えた。上信越の山々の他に至仏山や燧ヶ岳も見えているのだろうなと思ったが、後で写真で確認したら、至仏山、燧ヶ岳が写っており、谷川岳、武尊山、男体山、皇海山、赤城山、榛名山、浅間隠山が写っていた。平ヶ岳、会津駒ヶ岳には残念ながら雲がかかっていた。

湯ノ丸山〜烏帽子岳

湯ノ丸山からの下りは今回のコースで一番急な道。逆コースを歩いてこの道を下るのではなく登りに使うことも考えたが、行程の最後の方が緩い下りになる方が楽なので今回のコースにした。

鞍部に生えているズミがたくさんの実をつけていた。

鞍部から少し登ると富士山がまた見た。振り返ると名前の通り丸い湯ノ丸山が見えた。今年は黄葉が遅いようだが、カラマツの黄葉の盛りの頃のここからの景色は美しいだろう。

登っていくに連れ眺めが良くなり、北アルプスをバックに上田市街、美ヶ原をバックに旧丸子町が良く見えた。

烏帽子岳と2004mピークの分岐に看板があり、「この先の登山道は地蔵峠(駐車場)方向に下山することはできません。麓の祢津御堂登山口まで約8kmあります。分岐も多いので、事前情報無しに安易に進入しますと、道迷いの危険があります。 NET'S(祢津地域づくりの会 烏帽子スカイラン実行委員会」と書かれていた。そう言えば麓の祢津という地区からの登山道を復活させようとしているというのを聞いたことがあった。烏帽子スカイランというのは烏帽子岳をコースにしたレースがあるとのことで今月の下旬に4回目が開催されるとのこと。

小烏帽子岳は赤とんぼがたくさん飛んでいた。小烏帽子岳は自分が持っている『新・分県登山ガイド15 長野県の山』(2006/7/15 初版第1刷)では偽烏帽子と書かれている。あまりにも酷い呼ばれようだが、前回ここに登ったときはガスっており、その時はこのピークに着いた時に烏帽子岳かと思ったら、道標には小烏帽子岳と書かれていたので偽ピークかよと思ったことを思い出した。

湯の丸山・烏帽子岳間の登山道は刈り払いがしてあった。

湯ノ丸山北峰では根子岳・四阿山の眺めが良いのに北峰に足を延ばす人がそれほど多くなかったのが不思議だったが、烏帽子岳まで来れば根子岳・四阿山が良く見えるからのようだ。でも、烏帽子岳からは尾瀬・日光方面の山は湯ノ丸山の山体に隠される。

烏帽子岳にいる間に少し雲が出てきた。景色も朝より少しだが霞んでいた。

烏帽子岳〜地蔵峠

烏帽子岳で眺めを楽しんだ後に下山を開始。

2004mピークのあたりで刈り払いをしていた。鞍部からキャンプ場までの道も刈り払いがしてあった。

鞍部からの道は緩い下りで森が美しかった。森は落葉広葉樹の森やカラマツの森が混じっていた。

途中に地蔵峠の方向を示す看板が落ちていたが書かれていたであろう所要時間が消えてしまっていた。東部町観光協会と書かれているので17年以上前のものだ。

中分岐からは最短コースで臼窪湿原へ。足下の落ち葉がカラマツだったり、ツガだったりした。やがてカラマツの林の向こうに臼窪湿原が見えてきた。

とりあえず臼窪湿原を一周。湯ノ丸山をバックにしたカラマツの林が美しかった。黄葉の盛りだともっと良い景色だろう。

臼窪湿原のすぐ近くにテントが張ってあった。すぐ近くまでキャンプサイトだとは知らなかった。

烏帽子岳を出発した頃よりも雲が増えてきた。篭ノ登山と青空に浮かぶ雲の景色が美しかった。

キャンプ場のすぐ脇の森の中に2頭の牛がいた。牛がいるのが普通の景色なのかそれとも2頭だけしかいなかったので放牧していた牛がはぐれてここにいるのか。

駐車場に戻ってきて、ロッジ花紋の建物を見たら、中央分水嶺を示す表示があった。言われてみればそういう場所だ。嬬恋村側は太平洋、東御市側は日本海となっていた。

今回は天気も眺望も良く、絶好の登山だった。後で写真で確認したら、百名山だと燧ヶ岳、至仏山、谷川岳、妙高山、高妻山、男体山、奥白根山、皇海山、武尊山、赤城山、草津白根山、四阿山、浅間山、甲武信ヶ岳、金峰山、富士山、白馬岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、剱岳、薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、槍ヶ岳、穂高岳、常念岳、乗鞍岳、御嶽、美ヶ原、八ヶ岳、火打山、木曽駒ヶ岳、空木岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳の36座が写っていた。平ヶ岳、会津駒ヶ岳も見えるようだが、雲がかかっていた。立山、雲取山も見えるらしいがそちら方向の写真を撮っていなかったので見えていたのかはわからない。

コースタイム

トラックログ

メインの駐車場は結構埋まっていて、2, 3割しか空きが無かった。でも、スキースクールに近い方の駐車場はほぼ空。

14:00に地蔵峠発。

まっすぐ宿に戻ってゆっくりしようかという気も少しおきたけど、妻恋村側へ向かって、鹿沢温泉に寄って、上田へ抜けることにした。

地蔵峠からの下りは紅葉の始まった山の中を下っていく楽しいドライブだった。まっすぐ宿に帰らずにこっちに来て良かった。

14:06に鹿沢温泉 紅葉館着。走行距離1,556.1km、燃費24.4km/L、平均車速49km/h、走行時間31:28、EV走行距離290.4km(19%)、航続可能距離373km、外気温18度。高度1,548m。

軽く汗を流すために寄ったが、浴室が昔ながらの温泉と言った感じで良い温泉だった。

14:35に鹿沢温泉 紅葉館発。

少し下ると雪山讃歌のメロディーロード。メロディロードに遭遇する機会はそれほどないから、これだけでもこっちに降りてきた甲斐がある。

嬬恋村から上田市へ行く道もいかにも高原と言った風景で走っていて楽しかった。

15:20にゆきむら夢工房着。走行距離1,579.0km、燃費24.6km/L、平均車速49km/h、走行時間31:59、EV走行距離294.3km(19%)、航続可能距離331km、外気温24度。高度704m。

ここは昨日に菅平へ向かう途中で看板を見た。ゆきむらって何だろうと思ったけど、よく考えたら真田幸村だ。上田だし。

桑の葉ほうじ茶というのがあったので物珍しくて購入。他にそば茶、ふき味噌を購入。

15:27にゆきむら夢工房発。

15:37におぎはら植物園着。走行距離1,585.1km、燃費24.7km/L、平均車速49km/h、走行時間32:11、EV走行距離298.2km(19%)、航続可能距離324km、外気温26度。高度593m。

2日前におぎはら植物園には寄ったのでもう寄るつもりは無かった。だが、ツルハナシノブを入手するためにまた寄ることにした。前回の信越遠征の時におぎはら植物園で購入したツルハナシノブをプランターに植えているのだが、今回の遠征出発後は自宅の方はまったく雨が降っていないし、帰宅するまでも降りそうにないので枯れしまう可能性が高いと思ったのがツルハナシノブを入手する理由だ。ツルハナシノブは家の方では売られているのはまず見かけない。ツルハナシノブ・シアウッドパープル、ツルハナシノブ・ホワイト、ヒペリカム・ピンクサファイア、タイム・レッドカーペット、白花イブキジャコウソウを購入。ツルハナシノブを買うのが主目的で寄ったのだが、帰宅後に水をやりに行ったらツルハナシノブは何とか生き延びていた。

16:04におぎはら植物園発。

夕食は浅間サンライン沿いのどこかで買おうと思っていたが、ツルヤを見つけてしまったのでまたツルヤ。

16:09にツルヤ かのう店着。走行距離1,587.2km、燃費24.7km/L、平均車速49km/h、走行時間32:17、EV走行距離298.8km(19%)、航続可能距離323km、外気温26度。高度628m。

夕飯の弁当、氷、明日の昼食のパンを購入。氷を買ったのは保冷バックに入れて、飲み物を冷やすため。

車まで戻ってきたら、あたりが何故か硫黄臭かった。車停めた場所の近くに排水口があってそこが臭いの発生源のようだった。

16:25にツルヤ かのう店発。

家で頼まれた分のくるみは3日前に買ったのだが、自分の分を買い忘れたので道の駅 雷電くるみの里へ。

16:41に道の駅 雷電くるみの里着。走行距離1,594.2km、燃費24.7km/L、平均車速49km/h、走行時間32:33、EV走行距離302.4km(19%)、航続可能距離318km、外気温23度。高度709m。16:50発。

17:02に布引観音温泉着。走行距離1600.4km、燃費24.7km/L、平均車速49km/h、走行時間32:46、EV走行距離307.6km(19%)、航続可能距離310km、外気温21度。高度565m 。

ツルヤで飲み物を冷やすための氷を買ったが、この日はビールは飲まずに風呂上がりにレモリアを飲んだ。

最初の2日は他の宿泊者はいなかったが、昨日はグループの宿泊客、この日は単独の宿泊客がいた。夜になって、この単独の宿泊客が次の宿の予約の電話をしている声が聞えてきた。明日の宿泊の予約をするのを忘れていたことを思いだし、自分も電話で予約した。

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