虚空蔵山

不動山登山口〜虚空蔵山〜不動山登山口 2021/2/24

2/24(水)

少し前に格安で入手したコロンビアのズボンがこの時期に使えるかと思って履いたのだが、荷物を車に積むために外に出たら足が薄ら寒かったのでもう少し厚手のものに交換した。

この日は天気予報では1日晴れだったが、薄雲がかかっているようで空にはあまり星が見えなかった。

4:50に自宅発。外気温5度。航続可能距離558km。

三池港ICより有明海沿岸道路へ。電光掲示で外出自粛の呼びかけが出ていた。そう言えば福岡県はまだ新型コロナウィルスの緊急事態宣言は解除されていなかった。

終点の大川東ICで有明海沿岸道路から下りた。3/14の15:00に大川東IC〜大野島ICが開通とのことなので大川東ICで下りるのはこれが最後かもしれない。大野島ICは川に挟まれた島の中なので開通のメリットはあまりないかと思うが、5分くらいは時間の短縮になるかも。島の対岸の諸富ICまで開通するのは2022年度とのこと。

佐賀県内に入って少し走ったあたりで、道の脇の幟がはためいているのに気付いた。雲はそれほど厚くないようだが、相変わらず曇っており、少しどんよりとした気分で道の駅 しろいしに到着。

6:15に道の駅 しろいし着。走行距離67.2km、燃費26.5km/L、平均車速47km/h、走行時間1:25、EV走行距離27.6km(41%)、航続可能距離476km、外気温4度。高度1m。

駐車場の端の方にコミュニティバスらしきワンボックスカー1台停っていただけで他には車は居なかった。何となく薄ら寒く感じたので靴下を登山時に履いている厚手のものに交換して、体を中から暖めるために少し食事を取った。

6:30に道の駅 しろいし発。

国道207号から県道41号に入って少し走ると、前の方にきれいな三角形の山が見えてきた。カーナビを見てみると珍しく山名の表記があり、唐泉山だった。この山は前回虚空蔵山に登ったときに山頂から見えて気になって、帰ってから調べた。登る道はあるようだが展望は無いようだ。でも、あの姿は登りたくなる。

登山口までの道は分かりやすい。国道34号から県道106号への入口に標識がある。前回来たときは気付かなかったが、途中の県道106号の県道標識には下に赤字で「川棚までは行けません」と書いてあるのがあった。前回来たときは嬉野の大チャノキの先でこの表記を見て「え゛っ」っなった。分断県道なので県道106号では行けないけど、林道木場不動山線と広域基幹林道虚空蔵線経由で行けるのだけどね。

駐車場へ向かう道への分岐にも標識があり分かりやすかった。駐車場までの道が狭いということなので嬉野の大チャノキの駐車場に停めようかと思っていたけど、コンパクトカーなら通れるだろうと言うことで登山口の駐車場に行ってみることにした。分岐には虚空蔵山の案内図もあったけど、面倒なのできちんと見ることもなく、そのまま駐車場へ向かった。

行ってみると駐車場までの道は確かに狭くて、畑の中の作業道のような感じ。大きい車はきついだろうけど、コンパクトカーなら問題ない。ただし、駐車場の手前のカーブはZカーブで切り返しが必要になるかも。

7:22に虚空蔵山登山口駐車場着。走行距離102.2km、燃費24.6km/L、平均車速44km/h、走行時間2:19、EV走行距離44.0km(43%)、航続可能距離433km、外気温3度。高度249m。

不動山登山口〜新道・旧道分岐

車から下りるとウグイスの鳴き声が聞こえてきた。そう言えば昨年に来たときもウグイスが鳴いていた。

少し寒く感じたので歩き出したらすぐに脱ぐことになるかもしれないとは思ったがウィンドブレーカーを着た。楽をするためにストックを1本だけ使うことにした。

駐車場の橋の方で小さな橋を渡り、コンクリート舗装された道を登っていった。

道の脇には所々ににサツマイナモリが生えていたが、ほとんどが蕾で咲いていたのはほんのわずかだった。所々にヤブツバキも生えていて、こちらは花をつけていた。

舗装道は途中で土があったり、岩があったりで舗装が途切れたのかと思わせておいて、また舗装が復活した。どうやら舗装道へ土砂が流れてきて堆積しているだけのようだ。舗装道はすぐに終わるだろうと思っていたが、結構上まで舗装道だった。

登り始めた時は、舗装道は狭く車は通れないから植林の切り出しのための道でもなさそうだし何で舗装されているのだろうと思っていた。登山口から10分ほど歩いたところの右側の藪が何となく自然の藪ではなさそうで、どうやら元は茶畑があったようだ。舗装道は茶畑の作業道だったのだろう。

15分ほど歩くと何か建物があった。中には3体のお地蔵様。舗装道はここまででここから先は普通の山道。ここでウィンドブレーカーを脱いだ。すぐに脱ぐことになったので車に置いてきた方が良かったかと思ったけど、上の方は寒いかもしれないしとも思った。これが当たっており山頂ではウィンドブレーカーが役に立った。

昨年に木場から登ったときもそうだったが、アオキが生えていて赤い実を付けていた。

途中2箇所ほど沢が伏流水になりかけている場所でカエルが鳴いていた。おそらくタゴガエルだろう。

出発から40分弱で道の脇に洞穴があった。こんなものがあるのかと思ったけど、これは県道から駐車場への道の分岐の所の案内図に書いてあるので案内図をちゃんと見ていれば分かったことだ。

洞穴からわずかに登ったところが、虚空蔵山・木庭・嬉町の分岐だった。ここまでそれほど時間がかからないのではと予想していたが40分弱しかかからなかった。ここまで時間がかからないとは思わなかった。予想以上に時間がかったら山頂往復、かからなかったら周回ルートを考えていたが、周回ルートを取ることにした。クサリ場のある新道を下りに使うのは嫌だったので、ここから木場登山口の方向へ一旦下って、新道・旧道の分岐から新道を歩くことにした。

新道・旧道分岐〜虚空蔵山

新道・旧道分岐ではここからこのまま降ったら15分もかからないで木場登山口だよなぁなどと思いつつ、新道へ歩き出した。

途中の水源地には昨年は「源流(西側)」と書かれたラミネート加工した紙があったが、今回は見かけなかった。

登山口からの登りでは風は木々の梢の上を吹いていて寒さを感じなかったが、寺屋敷跡からの登りは風が吹き下ろして来て寒かった。やがて風は吹き上げてくるようになった。クサリ場の手前あたりで風は弱くなった。

クサリ場の手前でストックを短くしてザックにくくりつけた。昨年末から使い出したオスプレイのザックにはトレッキングポールを一時的に固定しておく仕組みがあるのだが、ショルダーストラップ側の部分がドローコードになっているのを把握していなかった。丁度その辺りにはショルダーポーチを付けているのでザックを背負った状態だとドローコードが見えない。適当にくくりつけたのでクサリ場の途中でストックが落ちてしまった。幸い下の方まで落ちなかったが、危うく使用開始から2回目でストックを1本無くすところだった。

山頂は風はそれほど強くなかったが、寒かったのでウィンドブレーカーを着た。山頂から見た大村湾はさざ波が立っていうように見えた。とりあえず、風を除けられるところで景色を眺めながらコーヒーを飲みつつ軽く食事。

食事を終えた後に山頂の西側へ向かってそちらからの眺めを楽しんだ。有明海の方を見ると登山口まで来る道中で見えた唐泉山のきれいな三角形が目立つ。展望は無いらしいが登ってみたくなる形の山だ。

もう一度山頂へ戻った後に下山開始。

虚空蔵山〜不動山登山口

山頂から歩いて30分ほどでお堂まで下りてきた。お堂から少し下の藪の中にチャノキがあるのを見かけた。やはりこの藪は元は茶畑だったのだ。下山後に見た県道から駐車場への道の分岐にあった案内図にはここの茶畑が書いてあった。

コースタイム

トラックログ

下りてきて、帰る準備をしていたら、福岡ナンバーの車がやって来た。下りてきたのは夫婦らしい二人連れでこれから登るようだ。

10:38に虚空蔵山登山口駐車場発。

駐車場からの道を県道へ出たところの道幅が広くなっていて、端に車を停めても迷惑にならなさそうだったので車を停めて案内図を見に行った。

案内板にある数字は嬉野町が設置した道標に書いてある数字らしい。山頂の分岐の所の道標の頭に「九」と書いてあるのを見た。嬉野町の道標はそれ以外は見かけていない。古い案内図のようで新道が描かれていない。

前回、虚空蔵山に登りに来たときには見に行かなかったが、次に来たときには嬉野の大チャノキを見ようと思っていたので大チャノキへ向かった。

10:46に嬉野の大チャノキ駐車場着。走行距離103.2km、燃費24.3km/L、平均車速43km/h、走行時間2:25、EV走行距離44.5km(43%)、航続可能距離431km、外気温12度。

駐車場に着いた時にカーナビの画面を見てみると地点登録してある木場登山口がわりと近くにあった。道を走ると5.4kmあるが、直線距離だとたった1.4kmのようだ。

大チャノキのそばに案内板があったが、文章は駐車場にある案内板と同じだった。近くには石碑もあり、石碑には「うれしの茶野歴史は古く(一四四〇年)不動山に移住した陶工らは、自生する山茶を摘み自家用茶を製した。これがうれしの茶の始まりである。その後一五〇四年この地に唐釜による中国式釜いり製茶技術が伝えられたと云う。一六四〇年代肥前白石在の郷士吉村新兵衛がこの地に入り茶の栽培製茶を興した。以来この地方一帯に茶の生産が普及し、今日全国屈指の銘茶山地として知られるに至った。この度先人達のたゆまぬ努力、精進に心からの感謝の意を表すと共に、地域の活性化とうれしの茶の限りない発展を祈念し、うれしの茶発祥地の碑を設立する。」と書かれていた。茶は中国原産の植物で脊振山あたりが日本茶栽培の発祥地なのだが、1440年にはすでに嬉野の方まで野生の茶が分布していたのか。後から調べてみたが、茶の種は805年に最澄によってもたらされたが、茶を飲む風習は一旦廃れ、1191年に栄西が種を持ち帰って、ここから茶の栽培が始まったということらしい。

大チャノキは大と付くだけあって大きいが樹勢が衰えているようで少し葉の色が悪かった。

11:04に嬉野の大チャノキ駐車場発。

11:14にお茶ちゃ村着。走行距離108.9km、燃費25.0km/L、平均車速42km/h、走行時間2:36、EV走行距離49.2km(45%)、航続可能距離419km、外気温12度。高度103m。

嬉野茶とカステラを購入。カステラはこっちの方に行くときには買ってきて欲しいと頼まれていた品。お茶屋さんに来て、カステラだけってわけにもいかないのでお茶も購入。東彼杵方向へあと9キロも走ればカステラ屋さんはあるけど、そこまで行くと帰りが遅くなるのでここで済ませた。

11:24にお茶ちゃ村発。

11:55に道の駅 鹿島着。走行距離130.8km、燃費26.4km/L、平均車速42km/h、走行時間3:08、EV走行距離63.9km(49%)、航続可能距離397km、外気温13度。高度4m。

牡蛎や嬉野の紅茶等を購入。牡蛎はこちらの方まで山登りに来た大きな理由の一つ。紅茶はお茶ちゃ村には置いてなかったので、嬉野で見かけたら買おうと思っていたが、紅茶を置いている店の看板を見つけたときには既に通りすぎてしまっていて戻るのは面倒なので戻ってまで買わなかった。嬉野で購入できなかったのでこの日はもう買える場所は無いものと諦めていた。国産の紅茶の味ってたいしたことないのではと以前は思っていたが、八女あたりの紅茶を飲んでみるとおいしかったので嬉野の紅茶も買ってみた。

12:20に道の駅 鹿島発。

12:38にフラワーウッド(園芸店)着。走行距離142.4km、燃費26.6km/L、平均車速41km/h、走行時間3:27、EV走行距離70.0km(49%)、航続可能距離386km、外気温14度。高度6m。12:51発。

13:03に与っちゃん直売所着。走行距離150.8km、燃費26.9km/L、平均車速41km/h、走行時間3:39、EV走行距離74.1km(50%)、航続可能距離377km、外気温15度。高度3m。

車を下りるとヒバリの鳴き声が聞えた。ここではいつものごとくレンコンを購入。

13:07に与っちゃん直売所発。

13:32に道の駅 しろいし着。走行距離153.8km、燃費26.9km/L、平均車速41km/h、走行時間3:45、EV走行距離75.9km(49%)、航続可能距離376km、外気温14度。高度2m。

家から出るときは復路では牡蛎は道の駅 鹿島ではなく、道の駅 しろいしで買えば良いかと思っていた。だが、ここには牡蛎はおかれていなかった。道の駅 鹿島に寄って買っておいて良かった。買った牡蛎はデカかったし量も多かった。こちらの道の駅では新玉ねぎ、アミ漬け、海苔の佃煮を購入。

13:27に道の駅 しろいし発。

ここからはみつせ鶏本舗に寄るために吉野ヶ里を経由で帰ることにした。まずは道の駅 大和へ。

14:06に道の駅 大和着。走行距離178.1km、燃費27.6km/L、平均車速40km/h、走行時間4:25、EV走行距離91.4km(51%)、航続可能距離352km、外気温16度。高度32m。

レトルトの鯉濃、西川こんにゃくの刺身こんにゃく、アイスプラント等を購入。ここにおいてあるアイスプラントは味が他のところのものより良い。

14:30に道の駅 大和発。

ほんの少ししか遠回りにならないので湯葉を買いに梅の花 おしとり神崎店へ。

14:54に梅の花 おしとり神崎店着。走行距離193.3km、燃費27.7km/L、平均車速39km/h、走行時間4:55、EV走行距離100.7km(52%)、航続可能距離334km、外気温16度。高度30m。15:08発。

みつせ鶏本舗の砂ズリを肴に飲むための、のまんばエールを買うのに道の駅 吉野ヶ里へ。

15:27に道の駅 吉野ヶ里着。走行距離204.2km、燃費26.7km/L、平均車速39km/h、走行時間5:14、EV走行距離105.3km(52%)、航続可能距離327km、外気温12度。高度308m。

湧き水を汲んだ後にのまんばエールと木屋のいかさし柚子こしょう等を購入。

15:42に道の駅 吉野ヶ里発。

吉野ヶ里まで来たのでみやき町まで足を伸ばして、綾部八幡宮のぼた餅を買っていくことにした。

15:54に橋本屋着。走行距離213.4km、燃費27.5km/L、平均車速39km/h、走行時間5:27、EV走行距離110.9km(52%)、航続可能距離315km、外気温15度。高度50m。15:58発。

16:05にみつせ鶏本舗着。走行距離216.7km、燃費27.6km/L、平均車速39km/h、走行時間5:34、EV走行距離113.0km(52%)、航続可能距離309km、外気温15度。

砂ズリと山賊焼きを購入。ここの山賊焼きは何故か手羽中。

16:15にみつせ鶏本舗発。

17:08に道の駅 みやま着。走行距離247.0km、燃費28.1km/L、平均車速38km/h、走行時間6:29、EV走行距離133.1km(54%)、航続可能距離285km、外気温15度。高度9m。

毎度のごとく海産物を購入。

17:18に道の駅 みやま発。

18:18に自宅着。走行距離279.7km、燃費28.5km/L、平均車速37km/h、走行時間7:32、EV走行距離154.0km(55%)、航続可能距離258km、外気温14度。車の総走行距離30,290km。

走行距離がここまでになるとは思わなかった。次からは寄り道は道の駅 しろいしの後は道の駅 みやまだけにした方が良いかもしれない。

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