鞍岳・ツームシ山

第一駐車場〜子岳〜女岳〜鞍岳〜ツームシ山〜第一駐車場 2020/5/29

新型コロナウイルス感染による緊急事態宣言(※)による外出自粛ということで2ヶ月も山に登りに行っていない。運動していないと腰の調子が悪くなるので、5月初旬あたりで、そろそろヤバいなと思っていたが、案の定5月中旬に腰に来た。1週間くらいで何とか直ったが、5/25に緊急事態宣言が全国で解除されたのを機会に山に行くことにした。

最初は涌蓋山に行こうと思っていた。涌蓋山に行くには大分の上津江を通過しなければならない。でも九州各県は九州地方知事会から5/31までは県境を越えた不要不急の移動の自粛が要請されていた。通過くらいなら問題はないとは思ったものの一応は自粛要請に従うことにして、行き先を鞍岳にした。

※ 新型コロナウイルス感染による緊急事態宣言は4/7に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県、4/16に対象を全国に拡大。5/14に北海道・東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・京都・兵庫の8都道府県を除く、39県で解除。5/21に大阪・京都・兵庫の3府県で解除。5/25に首都圏1都3県と北海道の緊急事態宣言を解除され、およそ1か月半ぶりに全国での解除となった。

5/29(金)

5:48に自宅発。外気温16度。航続可能距離787km。

いつもは鞍岳に行くときは泗水経由だが、今回は山鹿経由。前日に食料を調達していないため、山鹿のトライアルに寄り、調達することにした。

6:19にトライアル 山鹿店着。走行距離20.3km、燃費26.2km/L、平均車速38km/h、走行時間0:32、EV走行距離10.9km(54%)、航続可能距離766km、外気温15度。高度26m。6:37発。

山鹿の抜け道の後半で鞍岳が見えてくるが、この日は霞んでいた。下の方では霞んで見えても、山の上まで行くと空気が澄んでいて、遠景がクリアに見えることがあるが、今日もそうだと良いのだが。

旭志あたりの国道325号沿いに「ホタル鑑賞自粛をお願いします」という看板があった。先週も買い物のためにこのあたりを走ったがその時もこの看板は見かけた。

林道を四季の郷旭志のキャンプ場まで上がっていくと「生コン打設日 大型車両通行中」との看板。この時間に工事はさすがにやってないだろうけど、帰りにはコンクリートミキサーが走っているだろうから面倒な日に来てしまったなと思った。

森林コース登山口の駐車場には車が3台停まっていた。

7:37に第一駐車場着。走行距離54.5km、燃費18.6km/L、平均車速35km/h、走行時間1:32、EV走行距離26.2km(48%)、航続可能距離724km、外気温13度。

第一駐車場〜子岳〜女岳〜鞍岳

今回は第一駐車場から登り、カラマツ園経由で降りてくる予定。もし気分が乗らなければ、ツームシ山はパス。

駐車場でキツツキの鳴き声が聞えた。調べてみると、このあたりに分布しているのはアオゲラ(カゴシマアオゲラ)らしい。

まずは登山口から少し旭志側に行ったところにある矢護山自然公園の案内板を見に行った。案内板の道を挟んで向かいの陽の原キャンプ場への降りのところに無動寺跡を示すプレートがあった。矢護山のルートは熊本地震後に通行できなくなっていたけど、プレートは割と新しそうなので無動寺跡までは行けるようになったのかと思った。帰ってから調べてみると矢護山までのルートが整備されていた。矢護山の登山道を地道に再整備されている人が居るらしいというのは知っていたが、もう再整備されたとは。YAMAPで再整備の告知があって、3/23にこの場所から矢護山までの整備が行われたとのこと。知っていれば参加したかった。既に陽の原キャンプ場からのルートも整備されているらしい。

登山口から登り出すとカッコウ、ウグイスの鳴き声が聞えてきた。

とりあえずは子岳へ。山頂からの景色は霞んでおり、阿蘇山は上の方しか見えなかった。今日は展望は諦めるしかなさそうだ。

鞍岳と女岳の鞍部の道がやたらと滑るので、女岳へ直接行くつもりが、分かれ道を見落として鞍部へ行くことになった。鞍部への道で滑る場所を避けて通る踏み跡が前からあったがそれが完全に新道になってしまっていて、土がえぐれていて一番滑る場所を歩かなくて済むようになっていた。

まずは女岳に寄ってからすぐに鞍岳へ。途中で山頂に登山者がいるのが見えていたが、山頂に到着すると女性登山者1人とトレイルランナー1人が居た。

鞍岳〜ツームシ山

鞍岳山頂で軽く食事をした後にツームシ山に向かった。登り始めの時点ではツームシ山は気分が乗らなければパスしてそのまま帰ろうと思っていたが、やはりツームシ山まで行かないと運動した気にもならない。

鞍岳からの下りで2人の登山者に会った。2人ともバンダナをマスクがわりにしていた。

山の神に寄った後に花コースへ。歩いていると林の中から走り去っていく動物の音が聞えた。おそらくイノシシだろう。

カラマツの新緑が綺麗。ミヤマキリシマは盛りを少し過ぎた感じ。一昨年はこのあたりでキンランの花を見たので、今回も見られることを少しだけ期待していたが、見ることは出来なかった。

花コースの途中から山小屋(跡)へ向かった。分岐のところのL字アングルの道標は山小屋の上に線を引いて消してあった。

山小屋(跡)から林道を歩いて、下の方にあるツームシ山の登山口へ向かった。

ツームシ山の登山口からまずはミヤマの丘へ。刈り払いをしたようだが、もう笹が伸び出していた。ここのあたりは道らしい道はなく、笹原の中の踏み跡らしき場所を適当に歩く感じ。下の牧草地の方からキジの鳴き声が聞えた。

赤テープがあるのでそれにしたがって少し牧草地の方向まで歩いた。途中でテープは無くなったのでツームシ山へ向かうことにした。途中、イノシシが掘った穴やヌタ場を見かけた。

途中の分岐で山小屋の方へ行ってみた。ほんの少し歩くと分岐に着いて、そこから5mほどのところに山小屋・ツームシ山・林道の分岐の道標があった。歩いてきた場所の分岐の入口には赤テープの目印があるだけだった。

途中でフジの花が落ちていたので見上げてみたが、既に終わっていて咲いている花を見ることは出来なかった。今年はコロナウィルスのせいでフジの花が咲いている時期に山に来ることが出来なかったのでフジの花は全く見ていない。

少し歩くとツームシ山への登りで一番の急登になった。でも、距離は短い。2段だけだが木段があったので以前はコースとして歩かれていたのだろう。

途中でホトトギスの鳴き声を聞いた。

国土地理院の地図にのっているツームシ山の近くの徒歩道をたどってみようとしばらくウロウロしたが結局は分からなかった。踏み跡らしきものは無いし赤テープの類もなかった。

今年はハルリンドウを見ることがなかったと思いながら歩いているとツームシ山の登りの防火帯で1輪だけハルリンドウを見つけた。そのすぐそばにはヒメハギが1輪だけ咲いていた。

ツームシ山への防火帯の登りは地味に疲れる。このコースで一番の難所かもしれない。振り返ると駐車場の車のガラスが光っているのが見えた。

山頂では霞んではいたが、九重産、涌蓋山がうっすらと見えた。

途中で見えた駐車場の車は自分の車かと思っていたが、山頂から見てみると車体の色が違った。第一駐車場の車が見えているのではないのかと思って、双眼鏡を取り出して確認してみた。やはり見えていたのは第一駐車場だったが、見えていた車は自分の車では無く、もう1台別の車が停まっていた。見ている間に他にもう1台車が駐車場へ入って来ていた。

ツームシ山〜第一駐車場

ツームシ山で軽く食事をした後で下山開始。

ツームシ山からはミヤマの広場を経て、山小屋(跡)へ。途中の分岐の少し先で水が流れた跡が道っぽく見える場所があり、道を間違えた。このあたりは踏み跡が薄いし、このあたりの赤テープは林業関係者が何かの目印に付けているもののようで、道の目印として付けられたもので無いようなので少し道が分かりにくい。

ミヤマの広場は刈り払いはしているようだが、他の植物の生長の方が旺盛でミヤマキリシマが何とか維持されていると言った状態。

山小屋(跡)からは花コースへ向かおうかと思ったが、登るのが面倒になったので林道を歩いて、ヘアピンカーブのところから登り返すことにした。

鞍岳山頂はパスしてカラマツ園経由で第二駐車場へ向かうことにした。鞍岳と女岳の鞍部の木陰で休憩している登山者1人と鞍部からの降りで2人の登山者にあった。2人の登山者はマスクをしていたけど、顎の方に下げていて、口を覆っていないかった。やはり登りでマスクをするのはきついよなぁ。

降りの日当たりの良いところで茶色いハンミョウを見かけた。

第二駐車場までほんのわずかだが、カラマツ園のベンチで水分補給のために少し休憩。カラマツ園とは言ってもアセビの木の間にチョロチョロと少しだけカラマツが生えているだけ。花コースのカラマツとの違いはこちらの方は道のそばに生えているので歩きながら葉に触れることが出来るくらい。

第二駐車場には車が2台停まっていた。

第一駐車場に戻ってくると自分の車の他に4台停まっていた。福岡ナンバーが1台で他は熊本ナンバー。

第一駐車場に戻ってくる途中で人の声が聞えたが、2人ほど人が降りてきて林道を第二駐車場に歩いていった。

靴を履き替えたりして帰る準備をしていると熊本ナンバーの車が1台やって来た。でも山登りではないようで、こちらが車を出すまで窓を開けて停まっているだけだった。

今回は子岳まで行った時点で阿蘇が霞んでいたので少し残念だったが、木洩れ日の中、鳥の鳴き声を聞きながらのんびりと歩けたのでわりと楽しかった。アセビの新緑も目を楽しませてくれた。

コースタイム

トラックログ

11:58に第一駐車場発。

森林コース登山口の上の林道の入口にコンクリートミキサー車が停まっていた。工事をやっているとしたらここかパノラマコースあたりの林道だろうとは思っていたが、こちらだったか。キャンプ場のあたりでもう1台のコンクリートミキサー車とすれ違った。国道325号に生コン工場があるけど、あそこあたりから持って来ているのだろうか。

森林コース登山口の駐車場には車が5台停まっていた。その少し先に1台、さらに少し先に2台停めてあった。駐車場の先に停めてあった車は木陰に停めようという意図したようだが、1台は見事に日向になっていた。

国道325号の少し手前でなんか暑くなってきたなと思い、車の温度計で外気温を確認してみると25度だった。晴れの日でこの気温だと車体が日射で炙られて、室内での体感温度が外気温以上なのでエアコンを付けた。

家で牛肉を買ってきてくれと頼まれていたので道の駅 旭志へ。

12:29に道の駅 旭志着。走行距離70.6km、燃費22.4km/L、平均車速34km/h、走行時間2:04、EV走行距離34.6km(49%)、航続可能距離701km、外気温27度。高度111m。12:43発。

今年はまだ柿の葉寿司本舗に行っていないので寄ることにした。

12:57に柿の葉寿司本舗着。走行距離80.1km、燃費23.3km/L、平均車速34km/h、走行時間2:20、EV走行距離40.1km(50%)、航続可能距離69.6km、外気温29度。高度88m。

コロナウィルスの自粛がなかったら4月か5月には阿蘇方面か宮崎方面に行って帰りに寄ろうと思っていた。それはかなわかったがやっと来ることが出来た。いつもなら昼時は駐車場が一杯なのだが、自粛要請が解除になっても来る人がいつもより少ないようで昼時にもかかわらず駐車することが出来た。柿の葉寿司とあなごんぼを購入。

13:09に柿の葉寿司本舗発。

13:26にハンズマン 菊陽店着。走行距離87.4km、燃費22.8km/L、平均車速33km/h、走行時間2:40、EV走行距離42.9km(49%)、航続可能距離693km、外気温30度。高度88m。13:38発。

県道138号から県道321号へ右折した途端に渋滞。アンビー熊本に商業施設が増えてきたら渋滞するだろうなとは思っていたが、やはり渋滞した。ただ、この渋滞は近接する2つの交差点の信号のタイミングのせいで発生しているようで帰るときには解消していた。

13:52にアンビー熊本着。走行距離92.3km、燃費22.6km/L、平均車速32km/h、走行時間2:55、EV走行距離45.4km(49%)、航続可能距離691km、外気温30度。高度95m。

ナーセリーズgnでサルビア・ネモローサ・カラドンナを購入。家で野菜を買ってきてくれと頼まれていたので志来菜彩で小松菜、その他を購入。

14:50にアンビー熊本発。

献血をやっているということで菊池市役所へ。コロナウィルスの外出自粛のせいで献血する人が減って、GW前あたりから献血のお願いのメールが来ていたのだけど、近くに献血バスが来るときに限って体調がイマイチで行けなかった。

15:17に菊池市役所着。走行距離107.4km、燃費23.4km/L、平均車速31km/h、走行時間3:26、EV走行距離55.0km(51%)、航続可能距離686km、外気温29度。高度70m。

献血の受付は建物の外、問診は献血バスではなく別のマイクロバスとコロナウィルス対策のためらしく、いつもとは違う手順だった。これが真夏の暑い時期まで続くなら赤十字の人は大変だ。

15:51に菊池市役所発。

15:57にコメリ 菊池店着。走行距離109.7km、燃費23.5km/L、平均車速31km/h、走行時間3:34、EV走行距離56.7km(52%)、航続可能距離685km、外気温29度。高度56m。

アメリカンブルーと処分価格のアレナリアを購入。アレナリアは1鉢育てていて、挿し芽で増やそうと思っているところだった。処分価格のものは花が着いていないだけでしっかりとした株だったので処分価格で買えるなら挿し芽で増やすより手っ取り早いということで購入。

16:12にコメリ 菊池店発。

山鹿市街ではどこも寄るつもりがないので鹿本から抜け道を使おうとして失敗。抜け道を良く覚えていなかったため、途中からカーナビの示すとおりに走ったのだが、大して時間の節約にならなかった。

17:17に自宅着。走行距離145.7km、燃費24.8km/L、平均車速31km/h、走行時間4:40、EV走行距離79.7km(55%)、航続可能距離653km、外気温27度。車の総走行距離26,930km。

コロナウィルスのせいで2ヶ月ぶりの山登りだったが、この2ヶ月は山登りとそれに付随する楽しみが失われた。コロナウィルス騒動が無ければ、山の帰りに上津江方面や矢部村方面で花わさびと山菜などを買ってこようと思っていたのだが。ビールがおいしい季節になったので、佐賀方面に行って、みつせ鶏本舗でつまみになるものを買って地ビールとか、矢部村方面で八女地ビールとか買ってきたかったがこれも出来なかった。ビールは季節に関係なく買って来れるが、梅雨以降は暑くて出かける機会が減るからどうなることやら。

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