城山
八女市役所矢部支所〜惣見〜城山〜城山登山口〜八女市役所矢部支所 2019/10/16前回、城山に登ったときに登った道の反対側にも道があった。調べてみると惣見という場所からも登れる道があるようなのでそこを登ってみることにした。
10/16(水)
6:31に自宅発。外気温13度。航続可能距離537km。
新幹線の新玉名駅の線路の下をくぐって少し走った県道6号と県道309号の交差点の手前の田ん圃のあたりで前の方に山が見えた。もしかして三国山、国見山あたりかと思って帰ってから調べてみたらその通りだった。意外と見えているものだ。何度も見ていた景色なのだろうが、運転中だとどうしても運転に意識がいってしまうので、この時まで気付かなかった。
7:43に矢部特産物共同販売所 出逢着。走行距離50.5km、燃費23.7km/L、平均車速42km/h、走行時間1:13、EV走行距離27.6km(54%)、航続可能距離476km、外気温13度。高度320m。
ここは8:00くらいから開店しているのは知っていたが、この時間に開いているとは思わなかった。くりまんじゅう、よもぎまんじゅうを予約。
7:49に矢部村特産物共同販売所 出逢発。
7:51に八女市役所矢部支所着。走行距離55.1km、燃費23.7km/L、平均車速40km/h、走行時間1:22、EV走行距離30.0km(54%)、航続可能距離469km、外気温12度。高度336m。
八女市役所矢部支所〜林道分岐(惣見)
Googleストリートビューで惣見のあたりを見ると惣見から上がっていく林道の分岐に車を停められそうなスペースがあった。最初の計画では、そこに車を停めるつもりだった。しかし、直前になって八女市役所矢部支所からそこまで歩いたらどのくらいかとGoogleマップで調べてみたら、1:15程度らしい。同じ道の往復も味気ないので八女市役所矢部支所から惣見まで歩いて、城山に登ってから八女市役所矢部支所側に降りてくることにした。
八女市役所矢部支所の駐車場に車を停めて、降りると何故か硫黄臭がした。このあたりには温泉はないのでおそらく石灰硫黄合剤をどこかで散布したのだろう。
駐車場で出発準備をしていると出勤してきた支所の職員らしい人に山登りですかと声をかけられた。惣見まで行って城山に登ると言ったら、惣見なら車で上の方まで行けると言われた。降りてくるのはこちら側だということまで言っていないのでここから惣見まで往復はたいへんだと心配くれたようだ。駐車場で掃除していたおじさんにも山登りですかと声をかけられた。
家を出るときに薄手のフリースを来てきたのだが、歩き出す前に脱いで車に置いていこうと思っていた。歩き出してからすぐに脱いで来ることを忘れたのに気付いたが、面倒なので戻って車に置いてくるのはやめにした。
車道を歩き出すと刈り取りの終わった田ん圃の脇にゲンノショウコが咲いていた。
道沿いの民家の人にも山登りですかと声をかけられた。登山口から離れた車道を歩いていたので心配して声をかけてくれたようだ。
道沿いに丸い建物があり何だろうなと思ったら中学校だった。中学校は城山の登山口のそばにある小学校よりこじんまりした感じを受けた。小学校は3階建てだが中学校は2階建てだというのと道から見えている部分が少ないから、小さいような印象を受けたのだろう。
矢部川を挟んだ反対側にちょっとこじゃれた建物があった。川が良く見えるような大きな窓があり、どうも食堂らしく、食事をしているらしい人たちが見えた。帰ってから調べてみると「奥八女別邸やべのもり」だった。そういう名前の宿泊施設があるのは知ってはいたが、この場所にあるとは知らなかった。フロントとレストランは御前岳という名称で、全7棟の宿泊棟がありそれぞれの矢部村山系八名山の名前となっているそうだ。
河川公園のあたりの川辺にはアオサギ(もしかしたらゴイサギ)が結構たくさん居た。河川公園の河川敷では流木を重機で集めてチェーンソーで切っていた。
国道442号を前門岳登山口の標識に従って左折。左折してすぐのところに「正粉官山 臼の払風神道路 案内図」という案内図があった。案内図の地図には惣見からの城山の登山道がのっており徒歩で約20分と書いてあった。道沿いに何があるかが書かれてあり、『正粉官山 前門岳』、『開道記念碑』、『山の神』、『天神山 風の神の宮』の説明が書かれていた。それぞれの説明は、『正粉官山 前門岳』は「奥八女一帯、天気が良ければ、有明海や涌蓋山も望まれる眺望絶佳の山頂である。沢沿いの登山道もよく、清らかな水とのふれあい、また春夏秋冬、季節の彩り、ことに秋の紅葉は美しく自然にあふれる山である。山麓は「正粉官山」と呼ばれ、明治から昭和時代にかけては、国有林として貴重な良材を産出している。」、『開道記念碑』は「明治43年、林務技師、前田譲氏の提案で、正粉官山よりの木材搬出の利便を図るべく、二タ板より今屋敷に至る2千間の道路開削、その完了記念碑。以後、木材搬出はもとより歩行往来に多大の恩恵を受ける。工事費用の寄付金者の芳名も刻まれていて、当代、八女一円の奇特家が偲ばれる。」、『山の神』は「山入りの仕事に災いのないことを神に祈願する祠」、『天神山 風の神の宮』は「ことのほか風災害多発の臼の払い村落、幸運の風を招く佐賀綾部八幡宮の由来を拝聴、村約、長田米吉・仁田原菊次郎参詣、守礼、神旗を受け、天神山に奉安、風の神として祭祀、ときに昭和4年正月。以後、繁栄平安の村落となる、霊験あらたかな神として知られる。」と書かれていた。
少し歩くと道の左側に開道記念碑があった。説明板があったが「昭和三十五年、日向神ダム建設に伴い新道の脇に移設されて埋没。平成二十二年に発見され、この地に移設されました。」という記述が増えている他は、言い回しの少し違うところがあるが、書かれている内容はほぼ「正粉官山 臼の払風神道路 案内図」と同じだった。二タ板と今屋敷には「ふたいた」、「いまやしき」とルビが振られいた。「正粉官山 臼の払風神道路 案内図」は「祠」にルビはいらないから「二タ板」にルビをつけておけば良いのに。この説明板を見るまで「にたいた」だと思っていた。
途中に古巣家、惣見の方向を示す標識があるので標識に従い左折。古巣家は「こずのえ」と読むらしい。
対向車なんて来そうにないと思っていたが、古巣家へ曲がって少し歩いたところへ丸太を積んだトラックがやってきた。国産材の需要が増しているということで山の中でも伐採した木を運ぶトラックと出会うことがたまにある。
古巣家のあたりで遺棄されたわさび田らしきものがあった。遮光のための棚があったのではじめは茶畑かと思ったが、茶は植えられておらず、地面に水路跡らしい溝があったのでわさび田だと思う。
途中の田ん圃には電柵が張られていた。さらに進むと道の脇に箱ワナがおかれていた。
1時間10分ほどで城山へ上がっていく林道の分岐に到着した。国道を曲がってからはほぼ川沿いや沢沿いの道で舗装道ではあったが、まあまあ楽しめた。それに「正粉官山 臼の払風神道路 案内図」や「開道記念碑」は車で来ていたら、まず見ることはないものなので歩いてきて良かったと思う。
道を歩いている間中、前の方からチェーンソーの音が聞えていた。城山へ向かわずに道をそのまま直進すると民家があって、そこで道は終わっているようなので、伐採をやっているのはこの道の先ではなく、前門岳か文字岳方向のようだ。
腹が減ったので休憩兼食事。
林道分岐(惣見)〜城山
分岐を歩いてすぐに右側に空き家の民家、左側に炭焼窯らしいものがあった。道の脇の草丈が低いなと思いながら歩いていたらすぐに畑があった。どうやら畑の持ち主がこのあたりまでは刈り払いをしているようで、畑の先の日当たりの良い場所は道の脇の草丈が高かった。
少し歩くと前の方に立派な木が見えてきた。何の木だろうと思ったが、すぐに正体が分かった。イチョウの木で踏まずには通れないほどの沢山のギンナンが道には落ちていた。日当たりはあまり良さそうではないのに、ここまで大きく育つものなのかと思ったが、時間帯によっては日が当たるのだろう。
標高520mあたりまで登ってきたら、下の方から車の音が聞こえてきた。少しすると軽トラが登ってきたので、道が少し広いところで避けようと止っていたら、車も停まってしまった。しかたないので歩き出したら、軽トラはその道の幅の広いところに停車したようだ。
標高540mあたりまでの道は舗装道だったが、その先は未舗装道となった。標高590mあたりで道は山道となった。ここの脇には車が1台くらいは停められそうなスペースがあった。
山道とは言え結構広めの道を登っていくと、木の間から視界が得られるようになり、前門岳や文字岳が見えるようになった。スマートフォンに入れてきた展望図だと前門岳の両脇には三国山と国見山があるのだが、ピークとしては目立たず、展望図がなければ気付かなかっただろう。
視界が得られるようになってから少し登ると、前回に城山に登りに来たときに反対側に道があるからと降りていったところまであっさりと到達してしまった。惣見から登れば、小学校のところから登るよりも展望があるのではと期待していたが、前回と同じような景色しか見ることができなかったと言うことになる。
山頂は電波施設があるのでごちゃついた感じではあるが、近くの山の展望が良い。御前岳、釈迦岳、高取山、石割岳が見えた。御前岳、釈迦岳は上の方がほんの少しだけ色付きはじめているようだ。木の隙間から前門岳、文字岳も見えた。この日は日向神湖の向こうにうっすらと脊振山も見えた。
山頂で食事をしながらウロウロ。電波施設はFM八女の矢部送信所、筑後矢部デジタルテレビ中継局、矢部村防災行政無線の城山中継局、福岡県防災行政無線の城山中継所。
惣見の分岐、そこから登ってくる途中、山頂に「矢部BFC」というプレートがあったが、何のプレートかは謎。惣見からのルートを調べているときにGoogleストリートビューで惣見にあるプレートを見て、調べてみたけどわからなかった。
10:39に下から学校のチャイムが聞えてきた。城山の上からは御前岳、釈迦岳の方向の集落しか見えないけど、見えていない小学校のあるあたりの集落までは結構近い。
城山〜八女市役所矢部支所
下りは常緑広葉樹の枯葉が滑って少し歩きにくかった。前回来たときはそれほど滑るとは感じなかったが、今回は枯葉がカラカラに乾いているせいだろう。
小学校の建物が見え始めてからが見た目よりも長かった。とは言っても距離が短いので時間はあまりかからない。
ガレ場のトラバースが終わった砂利道あたりにはゲンノショウコがあちこちに咲いていた。
小学校の前の橋の上で川を見ていたら、カワセミが飛んでいるのを見かけた。矢部川の釣り人は結構見ているのだろうなと思った。カワセミを見るのは2度目。前は安曇野市の長峰山で見た。
コースタイム
トラックログ
今回はログがあまり綺麗に取れていない(特に古巣家のあたり)。
11:55に八女市役所矢部支所発。
11:59に杣のさと着。走行距離56.5km、燃費23.8km/L、平均車速39km/h、走行時間1:27、EV走行距離31.1km(55%)、航続可能距離466km、外気温21度。高度323m。
花わさび漬けと八女ビールを購入後に川を見ながら軽く食事。
国道442号の鬼塚三叉路から県道115号を高取山登山口の方向へ少し入ったところに「観音滝 50m」という標識があり、前から気になっていたので行ってみた。鬼塚三叉路側の高取山登山口の分岐まで行ってみたが滝らしいものは無かった。矢部川の川沿いにあるのかと思って、途中にあった神社から河原に降りて戻ってきたが見つからなかった。50mだからほんの少し先だよなと思って、体育館のあたりを少しだけウロウロしたが、滝の場所は分からなかった。地形から見ると原嶋製茶園というお茶屋さんの裏手に少しだけ見えている岩のあたりなら滝がありそうだとは思ったが、水が流れているようにも見えないし、水の落ちる音も聞こえなかった。あとで、Googleストリートビューで見てみたら、原嶋製茶園のところに「原嶋製茶園観音滝」と書かれたあまり目立たない看板があり、滝がありそうだと見当をつけたあたりにやはり滝があったようだ。
12:41に杣のさと発。
12:48に矢部特産物共同販売所 出逢着。走行距離59.8km、燃費24.0km/L、平均車速38km/h、走行時間1:35、EV走行距離33.8km(56%)、航続可能距離459km、外気温19度。高度329m。
予約していたよもぎまんじゅうとくりまんじゅうを受け取った。予約のときに代金は支払い済みなので、受け取りだけ。裏で湧き水を汲んでから素早く出発。
12:56に矢部特産物共同販売所 出逢発。
13:30に道の駅 鹿北着。走行距離81.1km、燃費27.3km/L、平均車速37km/h、走行時間2:10、EV走行距離49.5km(61%)、航続可能距離438km、外気温24度。高度114m。
黄金セキショウと家で頼まれていた青物野菜の類を購入。
13:46に道の駅 鹿北発。
このあとはコメリ 菊池店に用で買い物。山鹿市街の近くまでは国道3号を走りたくは無かったので、県道18号、県道9号経由で鹿本町来民まで。ちょっと遠回りになったけど、快走路だった。あとで地図を確認したら、国道3号をもう少し先まで走って、日輪寺のあたりを左折した方が距離的にも時間的にも良かったようだ。
県道9号を走っているときに道沿いに十月桜が1本だけあり、花を咲かせているのを見かけた。
14:31にコメリ 菊池店着。走行距離112.1km、燃費29.5km/L、平均車速38km/h、走行時間2:56、EV走行距離70.4km(63%)、航続可能距離403km、外気温26度。高度48m。
ペイビングストーンというレンガ風のコンクリートと色の付いたコンクリートの平板を購入。ペイビングストーンは車に積み込むときにうっかり落として1個割ってしまった。
15:11にコメリ 菊池店発。
山鹿で給油 。航続可能距離は給油前は399kmで給油後は801km。
16:18に自宅着。走行距離146.7km、燃費30.8km/L、平均車速36km/h、走行時間4:02、EV走行距離94.5km(64%)、航続可能距離776km、外気温24度。車の総走行距離23,718km。
伐株山、杵島岳・往生岳でスマートフォンで撮った写真が消えた件は、今回は新調したマイクロSDカードに交換したことで解消した。やはりマイクロSDカードが劣化により寿命となっていたことが原因だった。