伐株山

伐株山憩いの森駐車場〜針の耳登山口〜伐株山〜株山園地登山口〜伐株山憩いの森駐車場 2019/6/12

6/12(水)

5:35に自宅発。外気温17度。航続可能距離725km。

晴れてはいるが、山鹿市内を走っているときに見えた鞍岳の山頂には雲がかかっていた。伐株山の上は晴れているとよいのだが。

山鹿市の田には水が入っていなかった。玖珠盆地を見下ろせる伐株山に登るなら田に水が入っている時期が良かろうということでこの時期を選んだのだが。玖珠の方も水がはいっていないのなら別の山に登った方が良いかもと思ったが、代替案がないので伐株山に行くことにした。

食料の調達のためにマックスバリュに寄った。

6:10にマックスバリュ 山鹿店着。走行距離23.9km、燃費25.1km/L、平均車速40km/h、走行時間0:36、EV走行距離13.8km(58%)、航続可能距離699km、外気温19度。高度42m。6:17発。

菊池市の高原地帯を走っているときに鞍岳を見ると雲が取れていた。このまま晴れるとよいのだが。

7:01に道の駅 せせらぎ郷かみつえ着。走行距離60.5km、燃費22.1km/L、平均車速45km/h、走行時間1:21、EV走行距離28.3km(47%)、航続可能距離665km、外気温16度。高度354m。7:12発。

玖珠の方は田に水が入っているかが心配だったが、上津江、小国では既に田植えが済んでいた。この分なら玖珠の方も大丈夫だろう。上津江あたりで天気は曇りとなった。

川底温泉あたりで家畜運搬車らしきトラックの後ろになった。トラックはゆっくりめに走っていたが、後ろになってしまった以上は仕方がないのでゆっくりと付いて行った。結局、家畜市場までこのトラックの後ろを走ることとなった。

国道210号線を家畜市場入口の信号(「伐株山・万年山」、「豊後玖珠家畜市場」の案内板あり)で左折して農免道路に入り直進し、伐株山園地登山口の先500m程を左折、1.8km先を右折して(「伐株願い地蔵尊 車道入口」の案内板あり)、500m程で伐株山憩いの森駐車場。

8:08に伐株山憩いの森駐車場着。走行距離103.5km、燃費23.6km/L、平均車速45km/h、走行時間2:18、EV走行距離52.3km(51%)、航続可能距離634km、外気温16度。高度546m。

駐車場は舗装されており、ラインが引かれ24区画程ある。この駐車場を衛星写真で見つけたときは、あまり人が来そうにない山の中にきちんとした駐車場が何のためにあるのか不思議に思った。5月に万年山に登ったときの帰りにここが駐車場として利用できるか確認しに行った(Googleストリートビューのデータが無くどういう場所が確認できなかったため)。その時は駐車場として利用できて、近くの建物には中にベンチがあり休憩所らしいというのを確認しただけだった。今回は最初は近くに「千年の森」と書かれた碑があるのでその付帯施設かと思ったが、伐株山に登って戻ってきてから、駐車場のすぐそばの建物を見に行ったら、何のための駐車場なのかが判明した。建物に貼ってあるプレートを見てみると「平成14年度 地域林業経営確立林業構造改善事業 憩いの森休憩舎1 A=32.49m2 事業主体 玖珠町」と書かれていた。ということはこの駐車場は伐株山憩いの森の駐車場ということなのだろう。

伐株山憩いの森駐車場〜針の耳登山口

駐車場から針の耳登山口までは舗装道歩き。ところどころ植林はあるがほぼ落葉広葉樹の森の中の道。

駐車場から500m程戻って、伐株山の分岐を右へ。青地に白文字の標識があって伐株山まではここから2km。すぐ左は伐株山憩いの森キャンプ場。少し歩くと左にキャンプ場の建物があり道を挟んだところに案内板。

少し歩くと右側に伐株地蔵尊入口。車を停めた駐車場を挟んだ所に「伐株願い地蔵尊 車道入口」の標識があった。この時は、「伐株地蔵尊」と「伐株願い地蔵尊」は別物だと思っていたが、後で案内板の写真を見直すと同じ地蔵尊であることがわかった。

さらに少し歩くと右側に石像。さらに少し歩くと左側に東屋があったので、東屋があるくらいなら景色が良いのかもと思って行ってみたら、ロープが張ってあって行けなかった。ロープを張るなら道からの入口のところに張ってくれればよいのに。

少し歩くと左へ行く道があり、そこを進んだ。分岐には青地に白文字の標識があり、伐株山までは1kmとなっていたが、近くにある九州自然歩道の道標だと1.2km。曲がらずにそのまま直進すると万年山で九州自然歩道の道標によると6.4km。

この分岐のあたりは道幅が広く、伐株山山行の計画段階ではここの路肩への駐車を考えていた。調べているうちに衛星写真で伐株山憩いの森の駐車場を見つけたので、路駐するより、ちゃんとした駐車場ということでそちらに停めた。

分岐のすぐそばに左斜め上方向に進む道があったが、立入禁止となっていた。その先には潰れたレストハウスがあるらしい。

針の耳登山口には「針の耳」の案内板があり、以下のようなことが書かれていた(実際には縦書き)。

針の耳

ここから尾根伝いに上がる道を 「針の耳」登山道といいます。

むかし伐株山の山頂には、高勝寺と いうお寺があり、この険しい山道は かつて修行僧や信者が往来していま した。この道すじには、自然に出来た 岸壁に多くの小さな穴があり、人々は この小穴を見て、いつしか「針の耳」 と呼ぶようになりました。

登山道の両側には多くのお地蔵さ んや岩に掘り込んだ仏像などがあり 現在も地元集落の皆さんにより お守りいただいております。

ここには九州自然歩道の道標もあり、伐株山は0.8km、万年山は6.8kmと書かれていた。

針の耳登山口〜伐株山

登山道の入口には石柱が立ち、道沿いにお地蔵さんが並んでいた。少し藪ってそうな雰囲気があったので、藪って歩きにくそうだったら車道まで戻って車道で登ろうと思ったが、進んでみるとそれほど藪っていなかった。

登山道の入口の針の耳の説明には険しい山道と書かれていたが、最初の方は階段状に整備された道だったので、たいして険しくもないのではと思っていたら、そのうち岩場の道になった。でも岩場としてはわりと普通の道だった。少し道は分かりづらく、岩場で踏み跡らしきもの辿っていったら、最初の方で道を間違え、少し戻った。

岩場の最初の鎖にたどり着いたところでドーンという音が聞えてきた。日出台演習場からの音だと思っていたが、後で調べてみると、この日に演習があったのは日出台演習場ではなく十文字原演習場だった。十文字演習場は結構離れているのに音が聞えてくるのか。

道の途中で振り返ると三角形のきれいな形の山が見えた。この山は途中の車道歩きの時も見えていたが、地図には山名が書かれていない850mピーク(調べてみたら850mピークの北側の750mちょっとのピーク)のようだ。キャンプ場の所にあった案内板の写真を後で見直したら万年山に向かうコウモリ越登山道というのがあって、この850mピークや888mのピーク(これがコウモリ山らしい)のあたりを通る(850mピークと888mピークを通る)ようだ。どうも、途中に石像があったあたり(伐株山地蔵尊入口のすぐ左側)に登山道の入口があるようだが、それっぽいものを見かけなかった。帰ってから調べてみたがコウモリ越登山道は今ではどうやら失われた登山道(ほとんど歩く人がいないようだが、2022/3/24に歩きに行ったが道はまだ残っていた)になっているようだ。

途中に岩が重なり合った隙間を通る鎖がかけてある道があったが、岩と岩の隙間の穴の間隔がザックを通せる程開いていなかった。途中に別の道っぽいのがあったのを思いだし、道を戻った。往路では気にもかけなかったが、踏み跡の分岐に朽ちて柱だけになった道標らしきものがあり、最初は左に行ったが、ここを右に行くと岩を巻いていく道があった。

山の上までには石仏を彫り込んだ岩や文字が刻まれた岩があり、途中で2ヶ所程展望の良い岩があった。

ウグイス、ホトトギスが鳴いていた。そう言えば、往路で国道387号の玖珠川沿いを車を走っている時にはヨシキリの鳴き声を聞いた。

岩場を抜けて少し歩くと身の丈以上のササが繁っていた。ササの下にある踏み跡を進んでいたら前の方でガサガサという音がした。「シカかな? イノシシだったらイヤだな」と思いつつ進んで行ったが、何とも遭遇しなかった。

電波塔が見え始めたと思ったら、すぐに山の上に出て、いきなり遠くに玖珠ウィンドファームが見えた。針の耳登山口からだいたい30分弱で、距離的にも短いとは言え、あまりにもあっけなさすぎて、そのためまったく歩いた気にならなかった。

電波塔があるあたりに柵があり展望台になっていた。そばに道標があり、針の耳と遊歩道の方向を示していたが、遊歩道の方向は藪で遊歩道は失われてしまったらしい。近くに針の耳の案内板があり、以下のようにかかれていた(実際には縦書き)。

針の耳

ここから尾根伝いに下る道を「針 の耳」コースといいます。

中世、この山頂のあたりには、高勝 寺というお寺があり、この険しい山 路は、かつて修行僧や信者が往来し ていました。

この道すじには、自然に出来た岩 はだに、多くの小さな穴があり、人 々はこの小穴を見て、いつしか「針 の耳」と呼ぶようになりました。

両側には多くのお地蔵さんや、岩 に掘りこんだ仏像などがあります。

道は砂利道となり左脇には結構大きなトウダンツツジが植えてあった。花の時期には見応えがありそう。

やがて草地が出てきて、そのあたりが伐株山園地のようだ。草地の中に「伐株山供養碑」というのがあった。下の方に家畜市場があるので畜産関係の供養碑かと思ったが、碑の裏には次のようなことが書かれていた。

伐株山供養碑建立縁起

ここ伐株山は南北朝から戦国の時代、 玖珠郡を守る為、主要な枝城の役割を果 した。とくに建武三年(一三三六)と天正 一四年(一五八六)に大きな戦いがあり、 数千の人命が失われ数々の悲話も語り 継がれている。

いま伐株山頂が玖珠町民のみならず 多くの人たちの憩いの場となっているが 古の霊を慰め、安らかな眠りを祈る事が 現代人の責務である。

ここに地元有志の願いを込めて供養碑 を建立、併せて盛大な慰霊祭を行う。

昭和五十八年(一九八二)十月十三日

[以下略]

伐株山には石像がいくつかある。「石堂丸悲話」に基づく石像で「石堂丸悲話」に感動した高勝寺の開祖が建立したものだそうだ。以前に道の駅 慈恩の滝くすに置いてあった伐株山のパンフレットをもらってきたが、このパンフレットにこのことが書いてあった。このパンフレットを読んでいなければ、なんか石像があるな程度で終わっていたところだ。このパンフレットは玖珠町観光協会のホームページにPDFファイルが置いてある(紙のパンフレットは4ページだが、PDFファイルは主要部の2ページ分のみ。残りの2ページは、伐株山の伝説が書かれた表紙が1ページ、アクセスマップ兼用の石像の場所が示された地図が1ページ)。伐株山の三角点はこれらの像のうちのひとつの佐伯真魚(弘法大師の出家前の名前)の石像のそば。三角点と伐株山と赤い字で書かれた案内板、伐株山(六八五・五米)と書かれた柱があった。伐株山の最高地点(690m)は三角点の場所ではなく、最初の電波塔の後ろに回り込んだあたりだったらしい。

少し歩くと伐株山園地の駐車場。駐車場には「玖珠町文化財案内板」、「玖珠盆地はおとぎの国です」と書かれた案内板と「耶馬日田英彦山国定公園 伐株山園地 環境庁・大分県・玖珠町」とかかれた銘板があった。案内板には以下のようなことが書かれていた(1つ目は実際には縦書き)。

伐 株 山 城 跡

  所 在 地   玖珠町大字山田字万年山

伐株山城跡は、標高六八五メートルの伐株山頂上 部にあり、玖珠盆地をはじめ、遠くは英彦山まで一 望でき、盆地から見ると、まるで木を切り倒した跡 の切り株のようである。

この城は、「玖珠城」ともいわれ、古くから城跡 として知られている。山頂は南北に長い杓子状の形 をして、東側には 寺床 (てらところ)といわれるくぼ地がある。 そこには湧水もみられ 「高 勝 寺(こうしょうじ)」 という山岳寺 院と、それによった僧兵たちの歴史も伝える。

古くは南北朝動乱の際に「高勝寺之城」や「玖珠 城」と称され、建武三年(一三三六)三月には南北 方の拠点となった。この時、城には高勝寺の僧徒や 小田氏、魚返氏などが立て籠もり、それに対して北 朝方には一色頼行が大将として野上氏や綾垣氏、帆 足氏などが攻撃軍に加わり、郷土の武士たちは双方 に分かれて戦った。戦さは三月二十四日に始まり、 落城まで八ヶ月に及び、すさまじい攻防戦が行われ ている。その後もこの城は応安六年(一三七三)に小田 氏が南朝方として立て籠もり、さらに永正十四年 (一五一七)には「朽 網 親 満(くたみたかみつ)の乱」に際しても合 戦の場となっている。

そして天正十四年(一五八六)、島津軍の侵入の 際には、中嶋氏や魚返氏などの玖珠群衆は、その一 族六百人と籠城した。城は天然の要害に守られ、攻 撃軍は攻めあぐんだが、同年十二月に城内から島津 軍に内通する者がでて城に火をかけられ、ついに落 城した。それ以後、山城として使用されることなく、 長い歴史の幕を閉じたのである。

昭和五十三年には県文化課の協力のもと、町教育 委員会により発掘調査が行われ、十三世紀と十六世 紀を中心とする遺 物(いぶつ)が出土し、土塁を伴う七つの 曲輪跡(くるわあと)畝状竪掘(うねじょうたてぼり)横掘(よこぼり)が確認されている。

伐株山城跡縄張り図

[図]

玖珠町教育委員会   玖珠町文化財調査員会

玖珠盆地はおとぎの国です

玖珠盆地をつつむ山々には、万年山や 大岩扇(だいがんせん)山のように頭の平らな山(メサ 地形)角埋(つのむれ)山やチョコ山のように杯を 逆さにした姿の山(ビュート地形)、、、

どの山も普通の山々とは姿が異なって いて、まるでおとぎの国のようです。

この地域ほど沢山のメサやビュートが 集まったところは、日本には他にありま せん。

駐車場からは草地の中を通る舗装された遊歩道があり、そこを歩いた。ところどころに案内板が設置されていた。

伐株(きりかぶ)山の伝説

豊後の国風土記という古い本 に、昔この(こおり)に大きなクスノキ があって、そのことから玖珠郡 の名が付いたという伝説が書か れています。 大きなクスノキは(こおり)全体を 日陰(ひかげ)にし、作物も実らず病人も 多いので巨人が苦労して伐り 倒しました。 あなたが立っているこの山が 伝説のクスノキの伐株だと いわれるやまなのです。

伐株(きりかぶ)山と城跡

四面に断崖があるこの山は 天然の要塞で、それを利用し 玖珠城や、高勝寺城徒呼ばれる とりでが築かれていました。 土塁(どるい)などに、その跡がうかがわ れます。 南北朝時代の建武3年(1336年) 足利尊氏に反旗をひるがえした 人たちがたてこもり8ヶ月もの 長い間尊氏軍と戦って落城しま した。 玖珠城合戦として有名です。

玖珠町は 「おとぎの国」です

まわりの景色がおとぎ話に ふさわしいように、ここは童話 と縁の深い町です。 日本童話碑が建ち、毎年5月5 日の子どもの日を中心に、町を あげて日本童話祭が開かれます。 いまここでは、童話の心を生み 出して大人も子どもも住みやす いようにしようと童話の里の 町づくりが進められています。

童話の父 久留島武彦翁

武彦は森藩主、久留島氏の地を ひき、明治7年にkの町で生ま れました。 同39年にお伽倶楽部(くらぶ)をつくり 以来全国を童話を語りながら 歩き続け、日本のアンデルセン と呼ばれています。 彼の生まれた旧森藩邸跡の三島 公園にある童話碑は、彼を記念 して昭和25年に建てられました。

園地にはトイレ、休憩所、ブランコなどの遊具があった。フードトラックとかも来るらしい。休憩所のKIRIKABU HOUSEは土足はダメということで、靴を脱ぐのが面倒なので利用を諦めた。だが、それ以前に利用できる時間が11:00-15:00(月・火 閉館)ということなので、時間的にダメだった。この休憩所はかなり洒落た感じの建物で展望も良さそうだった。後で調べてみると水戸岡鋭治氏のデザインだそうだ。氏はJR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」のデザインで有名だ。それ以外のJR九州の特急列車のデザインもしており、近年、JR九州の特急に乗った時には特急料金だけで追加料金無しで洒落た座席が利用できることに驚いた。

休憩所のそばの玖珠盆地を見下ろすことが出来る景色の良い場所で食事。曇っているので眺望は今一つ。玖珠の町の方を見ると製材所が2ヶ所と玖珠町総合運動公園が目立っていた。伐株山憩いの森の駐車場を衛星写真で見つけたので車はそこに停めたが、この駐車場が見つからなかったら、運動公園の駐車場に車を停めてそこから往復するつもりだった。

食事の後に園地を少しぶらついた。道の駅 慈恩の滝くすでもらった伐株山のパンフレットに載っていた稚児落とし登山道を探してみた。出発前に稚児落し登山道についてネット検索をかけてみたが、情報はほとんどないし、歩いたという情報もなかった。道標の稚児落としの方向に進み、ここだろうと思った場所を見つけたが、下の方に道が通っているように見えてはいたが、踏み跡っぽいものがなかった。後で調べてみると違っていた。近くに苅萱道心の石像があって、その東側あたりだろうと思っていたのだが、もう少し南方向に向かってから東側あたりだったようだ。石像から近い場所には花菖蒲が咲いていた。

伐株山〜伐株山園地登山口

園地をぶらついたあとに下山開始。登山道の入口はKIRIKABU HOUSEのすぐそば。はじめは草地を歩くが、すぐに常緑広葉樹の森となった。少し歩くと植林地となったが、間伐や枝打ちが行われていない様子だった。途中でトンビの鳴き声が聞えた。

やがて植林が竹林となった。元々竹林だったわけでなく、植林地に竹が侵食して来た感じだった。竹林の下はまた植林地だった。こちらは間伐はやっているけど、枝打ちまでは手が回っていない感じ。

道が見えてきたあたりで九州自然歩道の道標があり、森駅までが4.0km 伐株山までが1.4kmとなっていた。すぐそばに「耶馬.日田.英彦山国定公園 伐株山園地登山口 山頂まで1.5km 徒歩30分 玖珠町」と書かれた案内板。そのすぐ下が農免道路。ここにも九州自然歩道の道標があり、伐株山までが1.5km、森駅までが3.9kmと書かれていたが、直前の道標から10mちょっとしかはなれていない。

登山口には車が1台停まっており、登山者が2人程出発準備をしていた。途中が藪ってないか聞かれた。今回は問題はなかったが、おそらくここから登ると園地の直前の草地が藪ってることがあるのだろう。

伐株山園地登山口〜伐株山憩いの森駐車場

登山口からは2.8kmの車道歩き。少し味気ないが仕方ない。

途中の道の脇の草むらに動物が居て、側溝に降りていった。こちらの方に歩いてきていたが、こちら側の途中の側溝には蓋のある個所があった。蓋のある部分の下に隠れて出てこないだろうと思ったが、こちらに気付いていなかったようで、蓋のない部分まで出てきた。アナグマだった。

車道歩きの最初の方はアマガエルの鳴き声が聞えていた。

登山口から500m程歩くと左に行く道路があり、「伐株山公園墓地」、「伐株山 3.5km」、「伐株山憩いの森キャンプ場 1.7km」という道標。ここを左折。途中に町道・笹ヶ原線の道路標識があった。この道標は分岐まで他に2つあり、ナンバーが88, 89, 90となっていた。

次の分岐までは1.8km程。途中から登り気味になっている。舗装道の登りは登山道の登りより何故か地味に疲れる。

分岐を右へ。途中に気の早いゲンノショウコが紅紫色の花を咲かせていた。前の方には道があったら登ってみたくなるような岩山が見えた。分岐から500m程で伐株山憩いの森駐車場。

コースタイム

トラックログ

12:07に伐株山憩いの森駐車場発。

道の駅 童話の里くすへ行ってみることにした。伐株山へ登ってから降りてくる間はずっと曇っていたのに、車で走り出すと日が差してきた。

豊後玖珠家畜市場は家畜市場だけあって消毒用らしき液体を場内でスプレーしていた。ここで家畜運搬車が前を走るようになった。車体に伊万里牛とか書かれていおり、かなりゆっくりと走っていた。こう言うときは諦めてこちらもゆっくり走るしかない。

国道210号で右側に牛の像があった。場所はAコープ 玖珠店のあたり。調べてみると糸福号という豊後牛の凄い種牛がいたそうでその像だということだ。

12:27に道の駅 童話の里くす着。走行距離113.2km、燃費25.0km/L、平均車速42km/h、走行時間2:40、EV走行距離60.6km(54%)、航続可能距離624km、外気温23度。高度336m。

前を走っていた伊万里牛のトラックは結局はここまで一緒で、さらに道の駅にも一緒に入った。他にも家畜運搬車が停まっていた。途中の牛の像があったAコープのあたりにも家畜運搬車が停まっていた。どうやら、このあたりが家畜運搬車が玖珠ICで高速に乗る前の休憩ポイントとなっているらしい。北陸道あたりで見た牛を運んでいるトラックはゆっくり走ってはいなかったのに対して、何故ここのトラックはゆっくりだったのかを考えてみたが、家畜市場からのトラックは子牛を運んでいるのでゆっくりなのだろう。

売店で少し買い物。ここに来る途中の道の脇の電柱に看板が看板があり気になっていた八鹿という酒とか平山ようかん等を買った。

道の駅の中の観光案内所に行ってみると、万年山と伐株山のピンバッジを売っていたので購入。観光案内所には戦車の通行予定が掲示してあった。調べてみると駐屯地から演習場へ向かう戦車が通る道が近くにあるらしい。この戦車の通行予定は玖珠駐屯地から玖珠町に通知があるようで、玖珠町のホームページにも通行予定がのっていた。

12:50に道の駅 童話の里くす発。

往路で玖珠町に入ったときには完全に曇っていたので復路はそのまま往路と同じコースを通って、寄ったことのない旧宝泉寺駅の駅舎を利用しているという物産館に寄って帰ろうと思っていた。だが道の駅を出たあたりで青空が見えてきて、天気も良くなってきそうに見えたので亀石峠経由で帰ることにした。

国道387号を玖珠川方向に向かっている時に九重山方面が良く見えた。このあたりから九重山が良く見えるとは思わなかった。

13:06に道の駅 慈恩の滝くす着。走行距離125.0km、燃費25.8km/L、平均車速42km/h、走行時間2:59、EV走行距離67.9km(54%)、航続可能距離620km、外気温24度。高度263m。13:22発。

13:43に亀石峠着。走行距離141.2km、燃費23.8km/L、平均車速42km/h、走行時間3:22、EV走行距離73.3km(52%)、航続可能距離603km、外気温21度。高度799m。

前回5/21に亀石峠に来たときは牧草の刈り取りを行っていたので牧草は短い状態かと思ったら、意外と伸びていた。

13:48に亀石峠発。

途中にあるレストラン「菜園の風」は車が結構停まっていた。景色が良いのでここで食事をするのは楽しかろう。

14:12に道の駅 小国着。走行距離159.8km、燃費25.1km/L、平均車速42km/h、走行時間3:48、EV走行距離79.4km(50%)、航続可能距離577km、外気温25度。高度434m。14:23発。

杉の平トンネルを抜けたあたりでネコが道を横切った。民家の近くでないところでもこういうことがあるので油断できない。

杉の平トンネルを抜けると気温は26度。上津江に向かっているので気温は一旦下がるが、菊池まで出たら暑いだろう。

14:41に道の駅 せせらぎ郷かみつえ着。走行距離173.9km、燃費25.6km/L、平均車速42km/h、走行時間4:06、EV走行距離87.8km(50%)、航続可能距離564km、外気温25度。高度349m。

前に来たときにも売っていることに気付いたが、日本ミツバチの巣箱を売っていた。キンリョウヘンを売っていたこともあるのでこのあたりで日本ミツバチで養蜂をしている人がいるのかも。

14:51に道の駅 せせらぎ郷かみつえ発。

国道387号はいつもこのあたりが一番涼しいが水織音あたりで23度だった。立門あたりはまだ25度で、どのあたりから気温が上がるのかと思って見ていたら水の駅の先の坂あたりから徐々に上がり出し、菊池市街地の端に着いたときに28度。水の駅の先の坂のあたりで26度だったのでエアコンオン。

買いたいものがあったのでコスモスへ。

15:32にコスモス 西寺店着。走行距離203.2km、燃費26.3km/L、平均車速42km/h、走行時間4:48、EV走行距離98.8km(49%)、航続可能距離533km、外気温30度。高度46m。

コスモスでの買い物後に向かいのコメリでも買い物。タイタンビカスのアドニスとジャンボタニシの駆除剤を購入。ジャンボタニシの駆除剤はかつて売られていたグリーンベイトという陸生の不快害虫の駆除剤と成分がほぼと同じで代替品として使えると思って買ってみた(後日試したら効果あり)。

16:03にコスモス 西寺店発。

17:02に自宅着。走行距離237.1km、燃費27.1km/L、平均車速41km/h、走行時間5:48、EV走行距離21.6km(51%)、航続可能距離510km、外気温28度。車の総走行距離222,26km。

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