一尺八寸山
長尾野登山口〜一尺八寸山〜長尾野登山口 2019/4/4今回は月出山岳に登ってから、帰りに亀石山にも登ることを考えていたが、月出山岳と同じく難読山名の一尺八寸山が月出山岳からわりと近いので一尺八寸山に登って、その後に月出山岳に登り、時間があったら亀石山にも登ることにして出かけることにした。
4/4(木)
5:42に自宅発。外気温3度。航続可能距離472km。
雲一つない天気で車を走らせていて気持ちがよい。
山鹿は裏道を使ったが、菊池川を渡るときに川面を見ると川霧が立ち上っていた。
既に明るいので七城から菊池市街をパスする抜け道の入口も視認しやすく、抜け道を使った。途中、アンズやらナシの花が咲いていてきれいだった。
7:02に道の駅 せせらぎ郷かみつえ着。走行距離60.4km、燃費20.4km/L、平均車速44km/h、走行時間1:21、EV走行距離27.7km(46%)、航続可能距離394km、外気温-1度。高度354m。7:06発。
気温が低いので今日は涌蓋山も霧氷で白いのだろうなとは思い、見に行きたくは思うものの、自分の中では寒い中の登りは次の冬まではお休みという意識があり、今回は当初の目的の山に登りに行くことにした。
国道387号を進み梅野川を川畑橋で渡ってトンネルを抜けてからすぐのところをいつもは右折するが、今回は直進。ここは道なりに進むと県道12号で右折すると国道387号という変な場所。ここから先に行くのははじめて。
カーナビの指示通りに途中で右折。右折するときに曲がらないでそのまま進んだ方が良いのでは?と思ったが、カーナビの指示通り進んだ。すぐに道は下筌ダムの上を通る道となった。ダムの上の道を走るのは2013年に信州遠征をしたときに奈川渡ダムを走ったのが最後。というかダムの上の道って他には奈川渡ダムしか走ったことがない。
走っている道は県道12号でダム湖の対岸の道は県道647号。こちらは2桁県道であちらは3桁県道だけどカーナビに表示される道の形状とかを見るとあちらの方が道としては良さそう(帰ってきてからGoogleストリートビューで見たらやはり対岸の道の方が良かった)。カーナビは国道212号へ最短で接続するこちらの道を選んだようだ。来てしまったのは仕方がないと狭めの道をそのまま車を進ませたが、対向車も無いので、ちらちらとダム湖が見える木々に囲まれた道は意外と楽しめた。
国道212号へ入って少し進むと松原ダムで本日2つ目のダムの上の道。
日田市まで道の駅の類は無いものと思っていたが、道の駅があったので寄り道。
7:38に道の駅 水辺の郷おおやま着。走行距離83.5km、燃費22.0km/L、平均車速44km/h、走行時間1:55、EV走行距離41.6km(50%)、航続可能距離361km、外気温5度。高度144m。
桜の花が盛りできれい。物産館らしきものがあるが営業時間前なので見られないのが残念。川のそばの道の駅でのんびりと休憩するには良さそうな場所。
7:49に道の駅 水辺の郷おおやま発。
前を木の花ガルテンと書かれたトラックが走っていて、何か聞いたことがある名前だと思った。何かの観光スポットでテレビか何かで見たのだろうけど、寄れたら寄るかと思っていたら、道沿いにあった。まだ営業時間でないだろうとパスしたが実は物産館は8:00から営業開始だと後から調べて分かった。
松原ダムから日田市街までの国道212号は大山川に沿ったいかにも山里の中の道と行った感じ。少し狭めで山間部の道でよくやっている直線化工事から取り残された感じではあるが、交通量は少なくわりと走りやすかった。
国道386号との交差点で国道212号を右折して、日田ICの少し先までは交通量が多かったが、その先はガラガラだった。
今回の一尺八寸山の登山口は行き方がすぐ分かった大石峠側の登山口。日田市街から国道212号を中津市側に向かい奥耶馬トンネルを抜けてすぐの右手前方向へ向かう細い道へ右折する。道の入口に小さな案内板があるがかなり見つけにくい。入口から集落を抜けて少し進むと登山口。登山口の50m程先の道の脇に車2, 3台が停められるスペースがあった。
もう一つの登山口は日田市街から県道407号を熊ノ尾集落で左折して二ツ尾集落へ向かって2.5kmのところにあるそうだ。
8:34に長尾野登山口着。走行距離108.8km、燃費21.3km/L、平均車速41km/h、走行時間2:41、EV走行距離52.5km(48%)、航続可能距離337km、外気温7度。高度520m。
長尾野登山口〜一尺八寸山
「一尺八寸山」は、「みおうやま」または「みおやま」と読み、パソコン通信のNIFTY-Serveの「山のフォーラム(FYAMA)」で1996年3月から行われた「日本異様難読山名コンテスト」で投票により難読山名の日本一に選ばれたとのことである。ちなみに「日本異様難読山名コンテスト」のベスト20は以下の山。
山名 | 標高 | 場所 | |
---|---|---|---|
1 | 一尺八寸山 | 706.7m | 大分県日田市・中津市 |
2 | 爺爺岳 | 1,822m | 北海道留夜別村 |
3 | 月出山岳 | 708.7m | 大分県日田市 |
4 | 雲母峰 | 888.1m | 三重県四日市市・三重郡菰野町 |
5 | 岨巒堂山 | 751.0m | 新潟県佐渡市 |
6 | 阿哲台 | 岡山県新見市・真庭市 | |
7 | 梅花皮岳 | 2,000m | 山形県小国町・新潟県新発田市 |
8 | 本富岳 | 940m | 鹿児島熊毛郡屋久町 |
9 | 鰻轟山 | 1046.0m | 徳島県海部郡海陽町・那賀郡那賀町 |
10 | 後方羊蹄山 | 1,898m | 北海道倶虻田郡倶知安町・喜茂別町・真狩村・京極町 |
11 | 設計山 | 701.5m | 北海道北斗市 |
12 | 万年山 | 1,140.3m | 大分県玖珠町 |
父不見山 | 1,047m | 群馬県神流町・埼玉県小鹿野町 | |
14 | 山毛欅潰山 | 896m | 山形県西置賜郡小国町・飯豊町 |
15 | 皇海山 | 2,144m | 栃木県日光市・群馬県沼田市 |
16 | 子壇嶺岳 | 1,223.1m | 長野県小県郡青木村 |
17 | 光岳 | 2,591.5m | 長野県飯田市・静岡県静岡市・榛原郡川根本町 |
18 | 大根下山 | 1,083m | 福島県南会津郡只見町 |
19 | 行縢山 | 829.9m | 宮崎県延岡市 |
20 | 犢牛岳 | 690.6m | 福岡県田川郡赤村 |
天狗角力取山 | 1,360m | 福島県郡山市 |
登山口には説明板があった。この説明板には一尺八寸がほぼ68cmと書かれていて、アレッと思った。1尺は30cmなので54cmでないかと思ったのだが、鯨尺と言う単位だと1尺が37.9cmなので68cmということになるらしい。
杉の植林の中を登っていくと、そのうち落葉広葉樹の雑木林に出た。
雑木林の道の脇にはササが生えていたがあまり葉がついていない。シカの食害? 夏はササが道に覆い被さってきて歩きにくそう。
木々の間から遠くの山が見えるものの山容が分かる程は見えない。木々が葉を付ける季節だと全く見えないだろう。上を見上げると木々の梢の上に青空が広がっているのが気持ちよい。
やがて未舗装の林道に行き着いた。林道を少し歩くと、林道から分岐して東側に向かう山頂への道に行き着いた。
山頂への道はヒノキの並木道と言った感じで両脇に檜が植えられていた。歩いて行くと左側が落葉広葉樹の雑木林となり、10分弱ほどで山頂に到着。
山頂に山の由来が書かれた石碑があったが、そこには『「山名ノ由来」ハ、昔代官ガ猟デ射止メタ三頭ノ、イノシシノ尾ヲ足スト、一尺八寸アリ、尾ノ長サカラ、読ハ「ミオ」ト呼ビ伝エラレテイル』と書かれていた。
事前の調べで展望はないと分かっていたが、本当に展望はない。休憩するのに良さそうなベンチはあるが、展望がないので休んで森の中にいることを楽しむだけしか出来ない。
山頂には「杜の鐘」があり「鐘を3回鳴らして、森の精に願いごとを祈って下さい。」と書いてあるので3回鐘を鳴らして山頂を後にした。
一尺八寸山〜長尾野登山口
ボケッと歩いていたら、途中の林道をそのまま下っていきそうになり引き返した。
雑木林の中で黄色い花を咲かせている木を発見。帰ってから何の木か調べてみたら、どうやらクロモジらしい。今回の一尺八寸山の登山で最大の見どころはこの花と雑木林の中で上を見上げた時の青空だったかも。
コースタイム
トラックログ
10:06に長尾野登山口発。
国道212号を中津市方向へ進むと道の駅 やまくにがあるので、寄ってみた。
10:21に道の駅 やまくに着。走行距離117.6km、燃費22.6km/L、平均車速40km/h、走行時間2:57、EV走行距離57.8km(49%)、航続可能距離319km、外気温13度。高度173m。
運の悪いことに店内改装中。営業はしていたけど、改装中なのでそんなに商品を置いていないようで野菜しかなかった。山菜があることを期待していたのだが。
10:34に道の駅 やまくに発。
往路で見かけた木の花ガルテンに寄ってみることにした。
国道212号を往路では市街地を通ったが、またもカーナビは市街地を通る道を提示し左折するように指示してきたが、無視してそのまま直進した(直進の方の212号は玉川バイパスと言うらしい)。日田IC近辺からとカーナビが左折指示した交差点のその少し先までは交通量が多かったもののその後はスイスイ。
途中、日田天領水 元気の駅というのがあって物産館とかもありそうだったが、道の右側にあったので面倒で寄らなかった。
突き当たりのT字路で左折。ここは国道210号、国道212号の重複区間らしい。途中にサッポロビール九州日田工場。道は良いし、この区間は交通量が少ないので走りやすい。 往路の市街地では交通量が多く、信号待ちの時にカーナビの地図を見ていて、こちらの方の道の方が早そうだとは思っていたが、やはりこちらの道の方が早かった。おそらく往路では市街地の交通量の多さで10分位はロスしたと思う。
途中、国道210号と国道212号の交差点に木造の地味なセブン−イレブン。景観のために地味な建物を建てたのかと思ったら、もともとは日田一品街という店だったらしい。
11:17に木の花ガルテン 大山店着。走行距離143.7km、燃費23.7km/L、平均車速39km/h、走行時間3:39、EV走行距離70.8km(49%)、航続可能距離29.2km、外気温16度。高度134m。
コゴミとタラの芽があったので購入。ゼンマイもあったけど、あく抜きが必要なので、パス。日田に来たことだしと梅干しも購入。
家に帰ってからレシートを見ると「大山店」と書いてあった。他にはどこに店があるか調べてみたら、今回寄った大山店が本店で他に9店ほどあるとのこと。
出発しようとするとトンビが鳴いていた。
道の駅 水辺の郷おおやまにも寄ってみたかったけど、ここに来るまでに思ったより時間がかかったし、この後は月出山岳に登りに行くのでパス。
月出山岳に続く