鞍岳・ツームシ山

伏石登山口〜女岳〜鞍岳〜ツームシ山〜伏石登山口 2019/3/13

3/13(水)

外に出ると青空に大きな雲がプカリプカリと浮かんでいた。今日は良い天気に恵まれそうだ。

6:27に自宅発。外気温5度。航続可能距離758km。

いつもは道の駅 旭志でトイレ休憩をするが、前回に前を通ったときにトイレの工事が終わっておらず、仮設トイレが置いてあったので道の駅 泗水に寄ることにした。道の駅 旭志のトイレは前のよりも大きなものを作っているために工事に時間がかかっているようだ。

道の駅 泗水に寄るには国道208号の裏道の方が近いので、そちらを通った。裏道で畑地のある平地のあたりに出ると鞍岳が見えたが、鞍岳の山頂は雲がかかっていた。

道の駅 泗水の入口あたりの木に白い花が咲いていた。どうやら早咲きの桜みたいだ。

7:38に道の駅 泗水着。走行距離23.9km、燃費23.0km/L、平均車速42km/h、走行時間0:34、EV走行距離11.5km(48%)、航続可能距離733km、外気温4度。高度53m。腹が減ってきたので軽く食事。7:10発。

合志川沿いを走っていると川面からの照り返しがまぶしかった。照り返しはまぶしいものの鞍岳の山頂には相変わらず雲がかかっていた。

7:38に伏石登山口駐車場着。走行距離41.8km、燃費18.1km/L、平均車速40km/h、走行時間1:02、EV走行距離17.4km(42%)、航続可能距離713km、外気温1度。

車のレーダー探知機で高度を見たら、"Now Loading"と画面表示になっており、高度は見ることができなかった。最近、たまにこういうことがある。そろそろレーダー探知機がダメになりかけているのかも。

この場所は道幅の広くなったところにあるゼブラゾーンが駐車可能なスペースとして利用されているだけで駐車場ではないという意識でいたのだが、第一駐車場のそばの登山口に「東登山口」という看板が出来たころころから、四季の里 旭志が「鞍岳登山口 無料駐車場」という看板を立ててあるので駐車場扱いで良いのだろう。駐車場にはすでに1台先客がいた。

伏石登山口〜女岳コース〜女岳

今回は伏石登山口(森林コース登山口)を出発し、女岳コースを登り、森林コースで下ってくる予定。

登山口の右側の方の道は作業中ということで通れなかった。どうやら間伐をやっているようで登っている途中で新しい切り株が所々で見受けられた。この日は作業が無かったようで、下山まで作業をやっているのには出くわさなかった。

森林コース・女岳コースの分岐の少し先から傾斜が急になってきて、進んで行くと岩場に出た。

岩場の手前あたりから霜柱が立っていた。岩場のロープは染み込んだ水分が凍ったようで堅かった。岩場の上の方まで来ると風が少しあって寒かった。家を出る時点では今回は時期的にフリースだけで大丈夫かとは思ったものの、念の為にゴアテックスのシェルのジャケットを持ってきており、それを着てから出発した。ジャケットを着ていなければ、寒さで引き返すことになっていただろう。耳が寒く、ヘッドバンドか冬用の帽子も持って来ておけばよかったと思ったものの、無くても何とかなる程度ではあった。

山頂の方に雲がかかっていただけに、登るに連れ天気は悪くなった。下の方の天気を知らなければ、下手すりゃ降りそうな天気にしか見えない。岩場の途中で阿蘇方面が見えたが、阿蘇方面も曇っていた。登り始めてからまだそんなに時間が経ったわけでもないが、下の方に小さく四季の里 旭志が見えて、登ってきた感がかなりあった。

岩場の上の方で登山者ひとりが休んでいるのと遭遇。駐車場に停めてあった車の持ち主だろう。この登山者と遭遇したあとに寒くて、ザックの中から手袋を取り出してはめた。

途中であった登山者は既に登頂を済ませて下山中の登山者かとと思っていたが、ふと後ろを見てみると登って来ていた。先行していた登山者に追いついただけだった。

北まわり・南まわりコースの分岐を南まわりコースへ。分岐を通過したときにもうしばらく登るのだろうと思っていたが、5分程であっさりと女岳の山頂に到着。下の方から登ってくるのは二度目で、前回は森林コースを登るつもりだったのに間違って楽々コースの方へ行ってしまいその時は結構時間がかかったので山頂まではもっと時間がかかるものと思っていた。楽々コースというわりにはそんなに楽でもなかったし、女岳コースのほうがよっぽど楽だった。

女岳〜鞍岳

天気予報では晴れだったので、登っているうちに晴れてくるのではないかと期待していた。だが 曇っていて展望も無いのでサッサと女岳を後にして、鞍岳へ歩き出した。鞍部の開けた所まで来ると、鞍岳の山腹に霧氷が付いていた。女岳山頂で曇っていたのには少しがっかりしたが、まさか霧氷というごほうびがあるとは思わなかった。

今回は鞍岳山頂を巻いてツームシ山方向へ向かい、一旦、林道へ降りてから、第二駐車場のそばの登山口から登り返して、鞍岳に登ってから下山する予定だった。予定通りの行動をして、登り返してきても霧氷はまだあるとは思ったものの、せっかく霧氷なので鞍岳にまず向かうことにした。

鞍岳へ登る途中で女岳の方を振り返ると女岳の斜面にも霧氷が付いていた。鞍岳と女岳の鞍部が風の通り道で菊池方面から風が吹き抜けて霧氷が出来ているようだ。

鞍岳〜ツームシ山

展望も無いので早々に山頂をあとにして林道まで下ることにした。林道沿いの鞍岳の登山口にある案内図にのっていたもみじ谷で林道まで下り、第一駐車場のそばの案内図にだけのっていたカラマツ園と書かれた場所経由で林道から鞍岳と女岳の鞍部まで登り、森林コースで下山することにした。

林道への分岐まで降りてきたところで時間を確認すると9:28だった。この日はクロネコヤマトで荷物が自宅に届く予定になっていたのを営業所受け取りに変更していた。荷物を受け取れる時間が14時以降なので、このまま林道へ降りてから登り返して、下山すると時間が余りまくる。というわけでツームシ山まで足を伸ばすことにした。

林道分岐は道標があり分かりやすいが、そこを降りて、花コースに到達したところには何も道標がなく、赤テープしかない。踏み跡はないものの、道として整備されていたころはわりと道幅も広かったであろう道の名残が林道まで続いていた。もみじ谷というわりには木肌がもみじらしい木は見かけなかったし、落ち葉にももみじの葉はなかった。とはいっても雑木の葉が大量に落ちているので、少しばかりもみじの葉が落ちていても気付きようがない。木に葉が付いている時期だとわりともみじが目立つのかもしれない。わりと歩きやすい場所ながらわざわざここから登ろうとか、ここを降りようとする人が居ないようで道として機能していないのが残念。

林道まで出ると人の声がどこかから聞えてきた。第二駐車場あたりから聞えて来ているのだろう。

降りてきて、林道を挟んだ向かいに「下の広場」と書かれた道標のある道への入口がある。踏み跡こそないが道っぽいものが続いているので行ってみることにした。最初はいかにも道の名残といったような感じだったが、そのうち赤テープ頼りに歩くような道になっていった。林道まで抜けるとツームシ山の一番下からの登山口と山小屋(跡)との中間あたりに出た。歩いてきたあたりは案内図だとアセビ谷とかかれている場所のようだが、鞍岳周辺はどこもアセビが生えているので、他の場所と特に森の感じが違うという印象も受けなかった。

山小屋(跡)まで林道を登り返した。スマホのバッテリー残量を見てみると48%。気温が低いためかいつもより減りが早いが、下山までは持つだろう。

山小屋(跡)から花コースへ登り返した。花コースに到着すると、ミヤマキリシマの木を残して笹がきれいに刈り払われていた。ずっと曇り空だったが、このあたりまで来たところで少し青空が見えてきた。

ツームシ山へ向かう途中でトレランランナーひとりとすれ違った。

花コースは刈り払いがしてあったが、ツームシ山の登りも同様に刈り払いがしてあった。

ツームシ山からは九重山は上の方は雲に覆われていて山腹しか見えなかった。隣の涌蓋山は山頂まで見えた。九重山も涌蓋山も雪で白くなっていた。

ツームシ山では少し日が差すようになって来た。日差しがあると少し暖かい。山頂で軽く食事。

ツームシ山〜伏石登山口

ツームシ山から鞍岳へ向かう途中で登山者ひとりとすれ違った。

第二駐車場のそばの登山口から登り返すために一旦林道まで降りた。分岐に道標があり、花コースへ降りてくるまでの道は分かりやすいのだが、そこから林道までが分かりにくい。赤テープも数が少ない。ここは道じゃ無いだろうなとは思いつつウロウロしているうちに下に林道が見えてきたのでそのまま降りた。ここは前回もどこが道かわからずに赤テープを頼って歩いたあげくに山小屋(跡)にたどり着いた場所。どうやら、花コースに到達してからまっすぐ方向に降りてはダメなようで、花コースを少し鞍岳方向に進んで朽ちた木段を下ったあたりから左に曲がるのが一番分かりやすい道のようだ。

第二駐車場のそばの登山口から登り返した。途中のベンチで休憩兼食事。青空がさらに広がり、日差しが暖かい。ここのベンチは第一駐車場のそばの案内板にカラマツ園と書かれているあたりなのにカラマツがないなと思って見回すと1本だけカラマツが生えていた。

ベンチから少し歩くと少し開けた場所にカラマツが固まって生えている場所が2箇所ほどあった。ここも下草の刈り払いがしてあった。

鞍岳・女岳鞍部の直前でコケた。ここは滑りやすいのでいつも注意して歩くのだが、何故かそれでもコケることが多い。

気温は低いままのようで林道から女岳・鞍岳の鞍部までは霜柱が立っており、寒々しかった。朝に見ることが出来た霧氷はもう消えていた。

鞍岳山頂はパスして、馬頭観音より森林コースを下った。岩がゴロゴロしていて少し歩きにくい。途中に祠らしいものがあった。字とかは書いてあるのだろうけどすり減っていて見えない。上の方に○っぽい模様があり、これはもしかしたら家紋かも。だとしたら祠でなくお墓?

しばらく下ると右側に林道が見えてきた。少し歩けば、女岳コース・森林コースの分岐に到着して、その後は林道かと思ったが、なかなか分岐にたどり着かなかった。途中1箇所林道に出られる場所があったが、舗装道を下るのはイヤだったのでパスした。

女岳コース・森林コース分岐にたどり着いてみると、下っていく道がふたつあった。往路で辿ったのは右の道だが、往路と違う道があるならそっちを歩こうとそちらを歩いた。地形から言ってそちらを歩いても林道にたどり着くのは明白だったし。少し下ると林道にたどり着いた。そこにあった貼り紙によると降りてきた道は林道工事の時に作られた工事箇所を避けるためのバイパス用の道らしい。

出発時点よりは気温は高いだろうが、それほどは上がっていないようで、吐く息が白かった。

伏石登山口に到着すると、朝に停まっていた1台は去っており、新しく4台の車が停まっていた。

今回、女岳コース、森林コースを歩いたので鞍岳の主だったコースは歩いたことになる。しかし、北尾根あたりにまだ幾つかバリエーションコースがあるようだし、上の方の林道の登山口のそばにある案内板に書いてありながら、人が歩かなくなったであろう道はまだ歩ききっていない。

東登山口から旭志側に少し戻ったところに矢護山自然公園の案内板があるが、そこには、林道から大津町と旭志村の境界を子岳まで登る道があったようであるが、今は無くなっている。鞍岳には他に林道脇の鳥居から山の神まで登る道があったが、2012年7月の九州北部豪雨でこれも無くなった。2012年7月の九州北部豪雨で陽の原キャンプ場からの鞍岳ルート・矢護山ルートの道が閉鎖になり、陽の原キャンプ場も2016年4月16日の熊本地震で閉鎖になった。今後再開されそうな様子は無いので、せめて鞍岳周辺のまだ歩ける道は歩いておきたい。

コースタイム

トラックログ

12:30に伏石登山口駐車場発。

駐車場で車の温度計の表示は外気温6度だったが、四季の里 旭志まで降りてきたら、7度になった。駐車場は日当たりもあまりよくないところなので表示はほぼ正確な温度だろう。

下の方は完全に晴れていた。国道に出る途中で車を停めて、後ろを振り返ると鞍岳山頂の雲もなくなっていた。山頂付近を歩いているときに晴れていなかったのは、少し惜しい気持ちもあるが、霧氷も見ることができたし、まあいいか。

このあとは頼まれものの買い物のためにコッコファーム、園芸用の支柱を買うためにコメリに寄って、その後はクロネコヤマトの営業所に寄って帰るのみ。

12:51にコッコファーム着。走行距離53.5km、燃費20.8km/L、平均車速37km/h、走行時間1:26、EV走行距離22.5km(42%)、航続可能距離694km、外気温11度。高度93m。13:03発。

13:15にコメリ 菊池店着。走行距離58.7km、燃費21.7km/L、平均車速36km/h、走行時間1:39、EV走行距離26.0km(44%)、航続可能距離690km、外気温12度。高度45m。13:36発。

クロネコヤマトの営業所で荷物の受け取り。

14:45に自宅着。走行距離94.5km、燃費24.4km/L、平均車速35km/h、走行時間2:43、EV走行距離49.4km(52%)、航続可能距離671km、外気温12度。車の総走行距離20,153km。

TOP