篭ノ登山
池の平駐車場〜東篭ノ登山〜西篭ノ登山〜池の平駐車場 2004/9/17-189/17(金)
23:39に自宅を出発。
9/18(土)
コンビニで食料を調達したのちに0:17に柏ICより常磐道へ。0:21に三郷料金所、0:25に外環三郷西、4:26に東部湯の丸ICで上信越道を下りた。途中、上里SA、横川SA、東部湯の丸SAで休憩。上里SAでは夜食にラーメンを食べたが、なんかショボかった。横川まで我慢すればよかった。東部湯の丸SAでは少し仮眠。
カーナビの目的地を地蔵峠付近と思われる場所にセットしていたので、カーナビの指示通り進んだ。緩やかな坂をしばらく上っていく。こうやって運転してみると東御市というのは山裾に広がった街であるということがよくわかる。道はそのうち山道となり、結構、急なカーブが多かった。
4:55頃に地蔵峠駐車場着。地蔵峠の駐車場は要するに湯の丸スキー場の駐車場。トイレあり。しばらく仮眠。走行距離243km、燃費19.4km/L。
6時半ごろに起きた。地蔵峠から歩こうかとも思っていたが、あと少しでゲートが開くのでとりあえず車中で朝食を済ませた。7時を過ぎていたので、食後にすぐに移動を開始し、ゲートの前に行ってみるとバス1台と乗用車一台が停まっており、ゲートはまだ開いていなかった。バスのハイキング客らしい数人が車外でたむろしていた。そのうちしびれを切らしたバスの乗客のひとりがゲート脇の宿泊施設らしき建物の連絡先(ゲートの管理者でなく施設の連絡先)として書いてあったらしい電話番号に携帯電話で連絡を取った。聞こえてくる電話のやり取りからすると、ゲートの下の方にあった宿泊施設がゲートの鍵を管理しているらしいが、ゲート脇の建物の管理者も鍵を持っているらしく、開けに来るという話になったようだ。しばらくすると、子供が二人現れて、自分たちにこれでゲートを開けてくださいと鍵を渡してくれた。どうせなら一番先頭に停まっているバスに渡してくれれば手っ取り早いのだが、子供のやることだから仕方がない。親に言われて、わけがわからないままに鍵を渡しに来たのだろう。ゲートを開けた後に、鍵を子供に返して出発。
この道はどうやら冬は湯の丸スキー場の初心者コースになっているらしい。ゆるゆると登っていって7:24に池の平駐車場に到着。
池の平駐車場〜東篭ノ登山
団体の後ろを歩くのはいやだなと思っていたのだが、この団体はサクサク出発していった。どうもゲート前で時間を持て余していて、準備万端だったようだ。篭ノ登山の登山口は駐車場と道をはさんだ向かい側だった。団体は登山口とは別の方向へ歩いていったので一安心。
登り始めは有機質の多い柔らかめの土の道。冬の気象が厳しいせいか木々はあまり高くない。いたる所にシャクナゲが生えている。途中、イワカガミが咲いていた。こんな時期にこの花を見るとは思わなかった。
あっけないほど早く樹林帯は終わり、道は岩が多くなってきた。しばらく登るとあっけなく東篭ノ登山の山頂に着いてしまった。駐車場から見た感じよりかなり短い。
雲があり、あまり遠くの展望はなかった。手前に八ヶ岳、美ヶ原、その奥にかすかに北アルプスらしき山が見えた。その反対側には、根子岳(?、四阿山かも)と菅平らしい平地が見えた。しばらく山頂にいたが、そのうち富士山が見えているのを発見。だが富士よりも北アルプスの方が見たい。下の方にはアサマ2000や高峰温泉、池の平湿原が見えた。晴れていればもっとすばらしい眺望であろうことは想像に難くない。このような山にこんなに楽に登って来れるとは。
東篭ノ登山〜西篭ノ登山
西篭ノ登山の山頂も東篭ノ登山の山頂で見た感じよりもあっけなく山頂に到着。途中、マツムシソウが咲いていて、秋の訪れを感じさせた。
山頂からは浅間山の火口が見え、火口から噴煙がもうもうと上がっているのが見えた。登っている間中、遠くからヘリコプターの音が聞こえていたが、おそらく浅間山を観測するためのヘリだろうと思っていた。後で調べてみるとこの日は長野県の消防防災ヘリが飛んでいたらしい。
西篭ノ登山〜東篭ノ登山〜池の平駐車場
しばらく浅間山を眺めた後で東篭ノ登山に引き返し、またしばらく山頂で展望を楽しんだ。このころになると登ってくる人がボチボチ増えてきた。
湿原入口〜池の平湿原〜湿原入口
いったん、登山口に戻り、その足で池の平湿原へ。湿原の入り口のベンチでお湯をわかして、ティータイムにしようとしたら、バーナーとライターとコッヘルは持ってきたのに肝心のガスを持ってきていないのに気づいた。しかたがないので、すでにぬるくなっていた運転中に飲むために持ってきていたコーヒーを飲んだ。
歩き出すとバスの団体が歩いていた。どうやら、池の平湿原散策だけが目的らしい。
池の平湿原はかなり乾燥化が進んでいて本当に湿原らしいのは鏡池の周辺だけだった。とりあえず、湿原を一周。三方ヶ岳には時間がかかりそうなので登らなかったが、あとで調べたら15分くらいで登れたらしい。ここはすべてにおいて見た目より時間をかけずに歩けるようだ。
あまり運動した気にならなかったので地蔵峠から登ってくればよかったかなとも思ったが、疲れ気味だったので楽な方を選んで正解だったと思う。3年前に1年間ほどかかわった仕事のせいで体調が悪くなり、それが続いているが、それでも山に登りたいという欲求がたまに高まる。そういうときに登りに来るには良い山かもしれない。
コースタイム
駐車場に戻ってみると、駐車場は5割以上埋まっていた。とりあえず、汗をかいたので温泉に行くことにした。カーナビで調べてみると湯楽里館も権現の湯も距離的にかわりがない。ルートを見てみると、どちらもチェリーパークライン経由だった。チェリーパークライン側は砂利道があるのが上から見えたし、東御市側に降りた方が道が良いという情報を知っていたのでルート変更してみてもどちらもかわりがない。うちの奥さんは権現の湯に行ったことがないので権現の湯に行くことにした。
道を下って、湯の丸高原スキー場に差しかかると朝にはいなかった牛が草を食んでいた。どんどん道を下っていくと、登ってくるときは暗かったので気づかなかったが、所々に観音様の石像がおいてあった。
山道を抜けてちょっと行ったあたりでチーズ工房を発見。とりあえず寄ってみた。店内に入ってみるとショーケースのチーズケーキがうまそうである。隣にカフェがあったので、お茶をしていくことにした。チーズケーキは見た目以上にうまかった。
権現の湯の入り口の道を間違え、一本下側の道に入ってしまったが、公園の駐車場があったので、そこに駐車してから、権現の湯へ上がっていった。ここのフロントからの山の眺めは前に来たときにすばらしいと思ったが、今回は雲がかなりかかっていたもののやはりすばらしい。露天風呂から見る景色よりフロントから見た方が眺望が良いように感じるのは建物が綿密な計算の上で設計されていてうまいこと景色を窓の中に切り取っているためだろう。風呂からは下にある小学校で運動会をやっているのが見えた。
思っていたより遅くなってしまったが、ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリーに行って、昼食を取ることにした。ウェイティングリストに名前を書いて待っていると、ランチのパンがそろそろ切れるので順番が来たときにないかもしれないと告げられた。ここがオープンしたと聞いたときから一度ここで食事をしたかったので、別にパンぐらいなくても構わないので、そのまま待った。おやつ時間前に来てランチを取る客は少ないだろうから、パンがなくなってもおかしくはなかろう。
昼食後にハーブ園を見学したあと、16:46に出発し、17:04に東部湯の丸ICより上信越道へ。睡魔に襲われたため、佐久平PAでしばらく仮眠。18:02に長野・群馬県境。
上里SAで休憩後、18:54に本庄児玉ICで下道へ。前回の山行の帰りに、群馬県内は自宅近辺よりガソリンの値段が安いことに気づいたので館林ICの手前で給油。関越を降りた直後に給油すればもっと安かったのだが、その時は給油のことなど思いつきもしなかった。下道はわりと順調に流れて21:43に自宅着。
総走行距離520km、燃費22.3km/L。