蝶ヶ岳

三股〜蝶ヶ岳〜三股 2004/7/8-10

7/8(木)

梅雨だというのに雨が降らない。今年は夏休みが取れるかどうかあやしいので行けるときに行っておこうということで昼に出かけることをを決意した。

22:38に自宅発。突然、出発を決めたこともあり、今回は単独行。

家を出てすぐに小屋で飲む寝酒を持ってきていないことに気づいた。家に引き返すorスーパーに寄って買うという選択肢もあったが、出てきた時間が少し遅かったのと別に酒が無くても小屋で買えば良いと思ったのでそのまま行くことにした。

23:01に谷和原SAより常磐道。23:08に三郷料金所。23:12に外環三郷西より外環道。

23:33に新座料金所。ハイウェイラジオで花園〜藤岡が降雨のため速度規制と言っているわりに嵐山小川ICを過ぎても雨は降ってこなかった。途中からハイウェイラジオの言うとおり、雨が降りだして視界が悪くなったが、それも降雨のせいというより車が巻き上げるしぶきのせい。

7/9(金)

上里SAでトイレ休憩。7/17(土)より上田菅平IC〜更埴ジャンクションJCT間が片側2車線に拡張されるというポスターが貼ってあった。疲れていて下道を走るのが辛いときは使ってもよいかも。上里SAを0:20頃発。関越ではスピードが速めのトラックの後ろを付いて走ったが、ぶっちぎられた。関越でもトラックの後ろを走ろうと思って、すぐにトラックの後ろを走ったが、ぶっちぎられた。140キロくらいは出しているようだ。途中で抜かしていったトラックは後ろにALPSと書いてあり、これに付いていくしかないと思って付いていったが、このトラックもかなり速かった。

1:04に群馬、長野県境。東部湯の丸SAでトイレ休憩。1:32に東部湯の丸ICより下道へ。東御市の国道18号にぶつかる所の深夜営業しているラーメン屋の所の道を警官がふさいでいた。何か事件だろうか

丸子で他の車が右折していくところをカーナビの指示通りに直進。たぶんそうだろうなと思ったが、腰越上の交差点経由で走らされた。和子の交差点で信号待ちしていると、丸子で右折していった車が走っていった。結局は、他の車が走っていく道の方がやや早いということか。

2:10に三才山トンネル有料道路の料金所。2:27に松本トンネル有料道路(今のところ夜間無料)の料金所。ここでトイレ休憩。ここ数日暑くて良く眠れず、睡眠不足のせいか、ちょっと頭が痛い。

県立こども病院の前の県道経由の方が早いような気がしてそちらに向かった。でも、よく考えてみると夜だと国道19号が空いているので国道19号経由の方が早い。頭痛のせいでそういうことも気がつかない。

堀金村内に着く頃は、頭痛がするので早く三股の駐車場に到着して、睡眠を取りたいということしか考えていなかった。暗い林道を走っているうちにヘッドランプを持ってくるのを忘れたことに気づいた。確か、蝶ヶ岳ヒュッテは夜も非常灯がついていたので大丈夫だろう。

三股までの道を自分の車で走るのははじめて。中房の道より狭い。今まではタクシーに乗って通過していただけなので狭さを実感しなかった。

3:12に三股駐車場着。星がきれい。走行距離311km、燃費20.0km/L。

三股駐車場〜三股登山口〜橋〜力水〜豆打ち平

4時過ぎには起きていたが、頭痛のため動く気が起きず出発が遅くなった。途中、おばさんの二人連れを抜かした。この二人は話を聞くと隣に車を停めた人で新潟から来ているとのこと。

豆打ち平〜沢〜大滝山分岐〜蝶ヶ岳ヒュッテ

軽い頭痛は相変わらずだが、山の空気に触れているうちに気分だけはよくなってきた。

ゆっくり登っていたので、新潟のおばさんたちとは抜きつ抜かれつだった。あんまり、早く登ってしまうと常念まで足を伸ばしたいという気持ちになりそうなので、スピードが上がりすぎないように途中から一緒に登っていった。この体調で常念まで行くのはちょっと辛い。

自分の使っている古い地図には水場として載っている箇所(今でも載っている? でも、力水の所には最後の水場という看板があったし、ヒュッテの裏手だから水場として使うにはちょっと危険な気がする)からちょっと行ったところで、静岡から来た男性が登ってきた。おばさんたちはゆっくり登っていくから先に行ってくださいとのことだし、安曇野側から雲が上がってきて、早く登らないと展望がなくなりそうなのでこの静岡の男性と一緒に登っていった。この人、無茶苦茶速くて、大滝山の分岐の手前で先に行ってもらった。

大滝山の分岐の手前あたりより、ハクサンコザクラ、ハクサンフウロ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイといった夏山特有の花が見られるようになった。ヒュッテに着いてみるとほとんど人影無し。静岡の男性と途中で先行していた松本の男性しか居なかった。登っている時も下って来る人が居なかったので、今日はヒュッテも空いていそう。時々、何とか槍と穂高が雲の合間から顔をのぞかせる展望。

以前、ヒュッテに来たときにキンキンに冷えたグラスでエビスの生ビールを飲んだのだが、時期が早いせいかメニューにない。仕方ないので自販機の缶ビールを飲んだ。昼食はヒュッテで何か買う予定だったが、朝食用に用意していた食料を頭痛のため食べられる状態でなくて、ほとんど食べていなかったのでこれを食べた。頭痛の方はいつのまにやら引いていた。

しばらく、ヒュッテの前のベンチで山を見た後に受付を済ませ、小屋に入った。結構、ゆるゆるの状態で寝床に割り当てられた。とりあえず、蝶槍までいこうかと歩き出したが、あまりにも暑いので小屋にもどってひと寝入り。寝ているとルパン三世のテーマが流れた。向かい側あたりの寝床を割り当てられたおやじの携帯の着信音。電波状態が悪くすぐに切れたようだが、信じられないことに寝床で掛け直してやがる。パブリックスペースで掛け直すが普通だろう。寝ている人もいるのに。だからバカはいやだ。結局、電波状態が悪くて、かからなかったけど。

ひと寝入りした後で、山頂を踏んで、妖精の池へ。妖精の池のにいくまでにハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、クロユリ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲなどが咲いていた。

最近、MP3プレーヤを買ったので今回はそれを持ってきた。山の風に吹かれつつ、今の景色にはあの曲がぴったりだと考える時があるが、そういう曲を詰め込んで持って来て、山を眺めるのはなかなか良い。今回のBGMはTINGARAとGeorge Winston, ゴンチチとサウンド・オブ・ミュージックのサントラ。小屋で音楽を聴きつつ横になっているといつの間にか寝てしまった。寝ている間に一雨あった。

宿泊者は少なく、15人程度。そういえば登っているときには下って来る人はひとりもいなかった。宿泊者が少ないせいか夕食は受付の前のパブリックスペースだった。夕食時に日本酒を買って飲んだ。ここで売っている日本酒は酔園なのだが、印刷されている社名は社名変更前のものだった(酔園酩醸からEH酒造へ。ホームページによると2001年9月)。山の上で気温が低いので多少古くなっても悪くはならないとは思うが、いつまで古いのが消費されないで残っているのか興味のあるところ。

小屋の非常灯にLEDが使われていた。電気は食わないし、球切れはないので山小屋向きかも。冬の低温に晒されて、劣化しないか興味のあるところ。

夕方から雲が多くなっていたし、天気予報によると天気は悪くなるようなので期待していなかったのだが、夜に起きてみると窓から星が見えた。起きて見に行こうと思いつつも、眠りに落ちてしまい、何度かそういう事を繰り返したが、何とか起き出して外に出てみると満天の星空。天の川が綺麗に見えていた。

コースタイム

7/10(土)

蝶ヶ岳ヒュッテ〜豆打ち平〜力水〜橋〜三股登山口〜三股駐車場

天気予報に反して、昨日より天気が良かった。ただし、下界は雲の下で見えない。サッサと下って、帰るつもりだったが、しばらく、ヒュッテのそばで山の景色を楽しんだ。最後までヒュッテの周りでフラフラしていたのは昨日、途中でいっしょになった静岡の男性と小屋で食事の時にいっしょのテーブルだった群馬の男性と携帯バカオヤジ。

群馬の男性は先に下っていって、自分は静岡の男性と一緒に下っていった。土曜日だけあって、登ってくる人がそれなりにいて、数えてみたら33人だった。

下っているうちに雲の下になり、時々ポツポツ雨粒が当たったが、ほとんど降っていないに等しい。

コースタイム

駐車場で先行した群馬の男性が既に到着していた。小屋で下山後の風呂だったら、ほりでーゆ〜がありますよというような話をしていたのだが、なんとなく一緒に行くことになり、順次出発。群馬の男性と私は、途中の延命水で水を汲んだ。本で読んで、そういうわき水があることは知っていたが、わりと地元では知られているらしく、山奥にもかかわらず、やって来ている人たちがいた。

ほりでーゆ〜四季の郷は10周年ということで無料券をもらった。群馬と静岡の男性とはここで別れた。群馬の男性は波田でスイカを買っていくと言っていたが、スイカの出荷が始まったとという記事が信濃毎日新聞のホームページに載ったのは翌週だったので、おそらく買えなかっただろう。

北アルプスで牛乳を飲んで、ビンの牛乳を購入。

vif穂高で野沢菜を購入。穂高地ビール、ブルーベリー・ジュースもあったのでこれも購入。ブルーベリー・ジュースはなかなか美味だった。11:57。

フロンティの肉屋に寄って、脇の直営の店で食事をした後に、馬刺と店のオリジナルのソーセージとフランクフルトを購入。ここのフランクフルトは味が絶妙。このころになると本格的に雨が降ってきた。12:13。

堀金の道の駅でリンゴジュースを買おうと思って寄ったのだが、ここには箱入りのものがなかったので三郷サラダ市へ。3本入りのを2箱購入。13:37。

ちょっと腹具合が悪かったのでリンゴジュースを買ったらすぐに帰ろうと思っていたが、三郷ミルクの赤い屋根を見たら、ソフトクリームが食べたくなってきたので食いに行った。今まで、食べたことが無かったラズベリーがあったので迷わず、これを頼んた。聞いてみたら夏の時期限定ということだ。

平安堂あづみの文具館で雑誌を購入。13:36。

平安堂のわきのホームセンターに寄った後に帰途についた。13:50頃に豊科IC付近。

三才山トンネル有料道路あたりからバケツをひっくり返したようなどしゃ降りの雨。気の毒なことにツーリングらしいバイクの人がいた。

いつものごとく東部湯の丸ICで上信越道へ。いきなり50キロ規制だった。長野・群馬県境15:26。

16:08に関越道を本庄児玉ICで下りた。カーナビの地図データが古く(とはいっても去年DVDを更新してるのだが)、利根川を渡る橋の手前で余計な遠回りを強いられた。

帰りは消えて欲しい車3連発。館林で周りの車の流れに乗れていないドン臭い車。前回の山行に続き今回も館林でロクでもない車に会うとは館林近辺ではロクでもない車が多いのか。

境で道の脇に止まっていた足立ナンバーの車が前に入ったのだが、これが飲酒運転だったようで、ふらつきながら走っていた。左端のガードレールにこすりそうな状態で道を曲がったりもしていた。でも、スピードは速かった。途中でウィンカー出して止まったので追い抜いたのだが、酔っ払いなのでトイレが近く、トイレのために止まったのだろう。

岩井市あたりでドン臭い春日部ナンバーの軽トラ。早く進めとイライラしつつ後ろを着いていったら、曲がるべきところを曲がり忘れて、利根川を渡って野田市に行ってしまった。カーナビは何故か国道16号経由が好きらしくて、カーナビ的には正しいルートだが、この道を行くと遅くなってしまう。

19:25頃に自宅着。

三才山トンネルでどしゃ降りだったのでこちらでも少しくらいは降っただろうと思ったら、全然降らなかったということ。ここしばらく暑い日が続いたので庭の土はカラカラ。三才山トンネルの1/10だけでも降って欲しかった。

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