蝶ヶ岳

上高地〜横尾〜蝶ヶ岳〜三股 2002/10/4-6

10/4(金)

毎年恒例の白馬のためにあずさの回数券を金券屋で9月に入手していたのだが、都合がつかずに出かけられずにいた。今週末は都合がつきそうだし、天気も良さそうということで出かけることにした。白馬の場合は蓮華温泉も込みで行くのがここ数年の常であるが、紅葉の時期で混みそうなので蝶ヶ岳に行くことにした。

一応、みどりの窓口に行ったが、指定席は取れなかったので、自由席で座るためにちょっと早めに家を出て、21:50頃新宿駅についた。6番線に降りていくと既に列が出来ていてビビった。が、その列は最終の下りのかいじの列だった。無事に急行アルプスの列の先頭に陣取ることが出来た。

結構、混んでおり新宿で自由席は満席。デッキに陣取っている人もいた。急行アルプスは定刻通り新宿を発車。よく考えてみると急行アルプスに乗るのは今年初めてである。

10/5(土)

急行アルプスは定刻通り4:31に松本着。5番線には松電の臨時券売所で上高地までの切符を買った。松電も定刻通り4:42発車。座席は一杯で立っている人もいた。

新島々駅は今年7月に新築されたそうだが、新築後に来たのは初めて。精算所〜バス乗り場までの構造は変わっていなかった。上高地線全線開通80周年記念乗車券付CD-ROMという張り紙が目に止まり、このCD-ROMを購入。

バスは3台出たようだが2台目に乗り込んだ。そう言えばいままで、1台目以外のバスに乗ったことはなかったような気がする。途中は寝ていたが、釜トンネル手前で目が覚め、釜トンネルと釜上トンネルの分岐点をきっちり見た。釜上トンネルにつながったことにより、勾配は緩くなったようだが、ちょっと距離が長くなったようだ。よくは見えなかったが釜トンネルの上高地側の出口は土が盛ってあり塞いであったみたいだ(※)。6:15頃にバスターミナル着。駐車場は観光バスで一杯。

村営食堂で朝食。岩魚定食を頼んだが、べちゃべちゃでまずい。どうも、炭火で焼いたのをガスで焼き直したみたいだ。出てくるまでの時間も短かった。

※ 塞いではいない。道の脇を見ていると土が盛り上がっている箇所があってそう見えた。洞門側からずーっと辿ってみると道が残っているのがわかる。

上高地BT〜明神〜徳沢〜横尾

NHKのBSで県別の特集番組をたまにやっているが、それが明日は長野ということで中継車が駐車場にいた。

穂高の上の方は雲の中なので河童橋から景色を眺める必要は無いということで、河童橋は無視してさっさと歩き出した。まるで夏の最盛期のような人の数でとにかく人が多い。アホの中高年がたくさんいて道を塞いでいるのでなかなかストレスが溜まる。

徳沢でティーブレイク、横尾で大休止。

横尾〜槍見台〜常念岳分岐〜蝶ヶ岳ヒュッテ

横尾も夏の最盛期のような人の数で小屋の混雑が気になったが、大半が涸沢、残りが槍ヶ岳、ほんの少数が蝶ヶ岳方面に向かっているようなので一安心。

今年はあんまり歩いていないせいかバテ気味ではあったが、普段と変わらないペースで常念の分岐に着くことが出来た。天気が良く山々が良く見えたが、常念は雲の中、安曇野は霞んで良く見えなかった。低木(クロマメノキ?)の紅葉が美しい。

蝶ヶ岳ヒュッテは思ったより人がいた。どうも三股、常念方面からの登山者が多いようだ。蝶ヶ岳ヒュッテで昼食。時間が遅いせいかカレーかおでんしか出来ないという。熱燗とおでんを2つを頼んだら、今日はメニューにないモツ煮も出来るというのでおでん1個をモツ煮に変更。

とりあえず山頂往復。戻ってきてから瞑想の丘で山座同定していたら、ブロッケンが出現。ブロッケンは久しぶりに見た。

17:30に夕食。入れ換えは1回だけだったようだ。

19時過ぎに星を見にいった。晴れ上がっており、天の川がきれいに見えた。こういうときに限って、三脚を持ってくるのを忘れていて、星の写真は撮れなかった。寒いので少しの間だけ星を眺めて、小屋に戻って19時過ぎに寝てしまった。この日の寝床は1人1畳。

コースタイム

10/6(日)

蝶ヶ岳ヒュッテ〜蝶ヶ岳〜豆打平〜力水〜橋〜三股登山口〜三股駐車場

日の出と穂高のモルゲンロートを見た後に朝食。6:00からの初回の朝食に間に合ったので、早めに出ることも出来たが、ゆっくりコーヒーを飲んでから出発。とりあえず、もう一回山頂に行っておこうということで山頂に向かった。山頂より奥さんの携帯電話(j-phone)でタクシーの予約をしようとしたらアンテナ立たなかった。小屋の前だとアンテナが立つのは分かっていたので小屋の前まで戻ってから10:30ということで予約。降りる前に小屋の雨水をためているドラム缶が目に入ったが、氷が張っていた。

出発時点では晴れていたが、降りるに従いだんだん曇ってきた。昭文社の地図の水場の表示があるところで休憩。沢は涸れていて水は流れていなかったが、上の方に登っていった人がいたので上だと水が汲めるのかもしれない。ここまではわりと急な道だったが、ここから豆打平まではわりと平坦な道。豆打平からちょっとの間はまた急になりその後は平坦な道。唐松の並木状になったところに出るまでにちょっと時間がかかったので先を急いだが、10:07には登山口にたどり着いた。タクシー会社の看板があり、駐車場まで600メートルと書いてある物と927メートルと物があった。

タクシーは常に結構早めに来てくれているというのがわかっていたので少し急ぎつつ歩いて10:16に駐車場着。多分、駐車場までは900メートルと行ったところだろう。やはりタクシーは駐車場の山側で既に待っていてくれた。

コースタイム

タクシーでほりでーゆ〜四季の郷に向かった。途中、数頭の猿が道を歩いていた。

10:30にはほりでーゆ〜四季の郷着。40分もあれば汗を流せるということで豊科までのタクシーを11:10で予約してからタクシーを降り、風呂へ。曇っているものの露天風呂から常念が見えた。

タクシーは11:00頃には既に来てくれて、それに乗って豊科駅へ。ほりでーゆ〜のあたりは道が狭いのだが、拡幅工事をやっている。また、途中からは国営アルプスあづみの公園関連で整備された新しい道になっていた。

11:30ころに駅に着いたが、次の電車は12:10なのでそれまで待った。ほりでーゆ〜からのタクシーは電車の時間を考えて予約すれば良いのだが、いつも忘れて適当な時間で予約して電車待ちをしてしまう。途中、下り電車が来たのでそれに乗って穂高まで行ってから昼食という選択肢もあったが、それを思いついたのは電車が出発した後だったので後の祭り。

2両編成の一番前に乗った。途中駅での停車中に線路に猫が出てきているのが運転席越しに見えた。何かに夢中で電車がいることに気付いていない。電車が動き出したらやっと気付いて、線路から去って行った。なんとものんびりした気分になった。

松本で昼食。ちょっと足を伸ばして木曽屋まで。途中、縄手通りを通ったが14時からNHKの例の県別の特集番組の中継があるとのこと。特に興味ないので素通り。

いつものごとく酒屋と駅ビルの本屋に寄った後、駅に向かい、14:42発のあずさ64号に乗った。このあずさは新型(257系というらしい)であった。そういえば行きに新宿駅に来た最終のかいじも新型であった。もう今までのあずさは走っていないのだろうか? このあずさは従来のあずさと自由席の号車がちがっていた。あやうく今まで通りに1, 2号車に乗ろうとしてしまったが、乗る前に気付いて良かった。窓は小さいし、作りも見かけも新特急みたいだが、網棚はスーパーあずさなんかよりも広いのでこの点は気に入った。でも、天井のピンクのラインはやめて欲しかった。

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