長峰山

長峰林道入口〜長峰山〜長峰林道入口 2001/3/19

3/18(日)

20日が春分の日なので飛び石連休。月曜に休めば4連休になる。仕事関係には体が疲れている上に花粉症で体調が悪いので月曜は休みます宣言をしてあった。土曜〜日曜午前中は天気が悪く、花粉の飛散量が少なかったためか花粉症の症状から回復し、日曜にじっとしていたら体調も良くなった。ちょっと前にNTT東日本の>北アルプスライブのページで小川村からの展望を見て、近いうちに出かけたいと思っていたのだが月曜は長野県は全県で天気が良いらしいので家でじっとしている予定を変更して急遽、ドライブに行くことにした。ドライブだけではもったいないので短時間で登れる山に登ろうと考えたのだが適当な所は長峰山か鷹狩山しか思いつかなかった。展望の事を考慮してまた長峰山に行くことにした。

長野の方はうちの方よりガソリンが高いので、とりあえず車のガソリンを満タンにしておいた。道路には雪がないとは思ったものの念のためチェーンも積み込んだ。

3/19(月)

0:02に自宅を出発。0:22に谷和原ICより常磐道へ。0:35に三郷料金所より首都高。江戸橋近辺より毎度の渋滞。だが渋滞の原因は首都高の改良工事(改良工事というより修復工事というのが適切だと思うが)だったようだ。1:49に八王子料金所より中央道へ。途中、数カ所で休憩しつつ、長野道経由で4:20に豊科ICで高速を降りた。八ヶ岳PAでの休憩の時に風があったので心配したが風はなし。八ヶ岳PAでは気温5度だったが、諏訪SAでは気温0度。ちょっと寒い。

明科に向かう途中で北アルプスの反対側の山はわりとくっきり見えるが、北アルプス側は霞んでいるようなので展望があるかどうかちょっと心配。4:34に長峰林道入口の近くのチェーン着脱場に到着。走行距離301.9km、燃費は19.3km/L。

長峰林道入口〜鳴神様分岐〜長峰山

5時に登山開始の予定で少しだけ食事をして、一応トイレに行っておこうということで車で明科駅まで戻ってトイレを済ませた後に出発。長峰林道入口の手前まで行ったら車が上っていく音がした。出発の時にはヘッドランプを点けて出発したのだが20分もしないうちに空が白んできてヘッドランプをしまった。このヘッドランプは昨年に買ったpetzlのティカという白色ダイオードを使ったものだが、ボーっとした光で他のヘッドランプに比べたらもの足りない感じだが実用上は問題はない。球切れの心配がない、電池のもちが良い、軽量という点がザックにヘッドランプを突っ込みっぱなしでたまにしか使わない人間にとってはうれしい。

少し上ると霞んで見ることが出来ないのではないかと心配した北アルプスの方の山々が見え始めた。日の出までに山頂に到着したかったのでちょっと焦った。日の出の時間を調べておこうと思っていたのに出発の準備の忙しさですっかり忘れていたのが悔やまれる。引き返して車で上がろうかという考えも起きたがそのまま歩いて登ることにした。結果的にはこれが正解で林道の途中がテカテカに凍っているところがあり、ここは自分の車では上っていけなかったであろう。

途中、軽自動車が下ってきた。長峰林道入口で上っていく音を聞いた車だろう。

2月には雪があったので通れなかった途中にあるディラボッチ(デーダラボッチと同意)憩の広場を上がっていった。途中にある池には氷(というか雪が凍ったもの)が張っていた。ここは石碑やらお地蔵さんやらがあるのだが、薄暗い中を石碑やお地蔵さんに囲まれた道を登っていくのはなんとなくこの世とは別の場所に通じていそうでちょっと気味が悪い。

途中、軽自動車と重機を載せるようなトラックが上っていった。こんな時間に上っていくとはちょっと不思議。

急いで登ったので1時間弱で山頂に着いてしまった。心配した展望は白馬の方が霞んでいるものの目の前の山はヘイズが少しかかっている程度できれいに見えた。ヘイズも日が昇るにつれて取れてだんだん視界がクリアになっていった。

長峰山〜長峰林道入口

パラグライダーのテイクオフ地点でしばらく過ごした。車が一台上ってくるのが見えたが、しばらくしても山頂には誰も来なかったので長峰山を目的にした車では無かったようだ。さらにしばらくすると行きで上っていくのを見たトラックと軽自動車が下って行くのが見えた。トラックにはショベルカーが積まれていてゆっくりゆっくりと下っていた。どうもどこかで工事をしているらしい。

名残は惜しかったが、次の予定もあるので半時間ほど山頂で過ごした後に下りにかかった。白馬の方は霞んでいるので小川村からの展望があるかちょっと心配である。長峰林道入口までくると行きにはなかったバリケードがあった。林道工事で閉鎖とのこと。工事箇所は長峰山までの間の道では無いのだが、一般車両が来ると工事車両の通行の邪魔になるので閉鎖しているようだ。

コースタイム

降りてきたらちょっと腹が減って、まともな食べ物が食べたくなったが、このあたりは11時にならないと店が開かないので辛抱するしかない。

カーナビの目的地に小川村役場をセット(本当は天文台をセットしたかったのだがカーナビのデータになかった)。県道51号経由で行こうかと思ったのだがカーナビは国道19号経由のルートを示していた。国道19号は途中に道の駅やドライブインなどのトイレがある施設があるか知らないのでトイレのためにまた明科駅に寄った。明科駅方面に向かった途端安曇野側の道を通るルートをカーナビが示したのだが国道19号経由で行くことにした。かなり長野市に近いところまでずーっと国道19号を進んだ。何故か頻繁にビーコンVICSの情報が入ってきた。信州新町で国道19号を離れ県道に入ったが途中に雪でガードレールがグニャグニャになっているところがあったり、林道並みに細いところがあったりでこの道を来たことを後悔した。安曇野側の道の方が快適だし、時間的にも短かっただろう。

なんとか9時前にアルプス展望広場に到着。長峰山からは白馬方面は霞んでいたので心配していたが、見事な展望。残雪の鹿島槍が美しかった。

しばらく山を眺めた後に小川村天文台の駐車場に移動。ここからの展望も素晴らしい。

財布の中身が乏しかったので高府郵便局に寄った。金をおろすついでに信濃の国のふるさと切手があったので買った。絵柄が2つあって片方は上高地の河童橋。もうひとつはどこかわからないが千曲川かどこかだろう。

白馬村に移動。白馬三山の残雪は今年は豊富。平地も道路以外は雪が積もっていた。話によると先週も降ったらしい。松川の堤防沿いの道路は雪があって車で入っていけない状態なので、松川の脇の藤森酒店でお酒を買ったのちに早々に白馬村を退散。

国道148号を通って大町方面に向かった。青木湖の手前で旧道の方に入った。青木湖は大部分が結氷している状態。木崎胡は湖岸側のみ結氷している状態。

大町市内で県道51号に入り再び明科へ。大町より先は平地には雪はなかった。明科の蕎麦屋で昼食。駅前の肉屋で馬刺とジンギスカン用の肉を買った。

次にプラザ安曇野に寄り、わき水を汲んだ。他にも一人汲みに来ている人がいたが、大量に汲んでいくようなので商売に使うのだろう。

わさびの花を買いに大王わさび農場へ。残念ながら花が無かったので葉わさびを買った。町中まで行けば花も買えたであろうが帰りの渋滞が怖いので先を急ぐことにした。

穂高ビールを買いに広域農道沿いのジャスコ穂高店へ。安曇野地ビールは結構いろいろなところで売っているのだが穂高ビールはここのジャスコでしか見たことがない。途中の道で下水道の工事をしていていつもならすぐに着くのに結構時間がかかってしまった。この日はこの後も安曇野一帯の行く先々で工事をしていてわりと時間を食ってしまった。

ここまで来たらやはり温泉に寄らねばということでほりでーゆ〜四季の郷を目指した。ところが須砂渡の交差点を曲がってすぐに小さな看板があり改築工事中で全館休業中とのこと。家に帰ってから調べたら21日まで休業ということだった。仕方ないのでファインビュー室山を目指した。平日なので空いているかと思ったら駐車場は一杯で少し離れた第2駐車場に停めなければならなかった。ここに来るのは2回目だが、前回は雨が降っていて景色を見ることが出来なかった。今回は安曇野、松本平一帯の展望がフロントや露天風呂から楽しめた。以前より山渓の分県別登山ガイドの表紙の写真の撮影地を探して、大体の場所の検討をつけていたのだが、ここの露天風呂からの眺めで場所のその特定が出来た。次はあそこにいってみたいものだ。

ガソリンのメーターが半分のところと半分の1つ上を行ったり来たりしていたのでガソリンスタンドに寄って10Lだけ補給。昨年の夏に槍ヶ岳に行った帰りに泊まった徳沢園にガソリンスタンドの割引券が置いてあって、一緒に行ったYがなんの気なしに貰ってきて自分にくれたのでそれを財布に入れたままにしてあった。どのくらい安くなるかわからなかったが割引券が使える広域農道沿いのスタンドに行った。リッター106円の所105円になったのだがこの後104円というスタンドの脇を通った。まぁそんなこともあるだろう。

松本ICで長野道にのろうかと考えていたのだが、ICまでの道が混んでいるかもと思ったので塩尻でのることにした。ついでなので松本空港に寄ることにした。途中、臨空工業団地という所を通ったが、たしかに臨空ではあるだろうが、松本空港は貨物輸送には使っていそうにないので臨空というのもなんである。松本空港では北海道への最終便が停まっていたが、帰りの渋滞を考えてテイクオフまでは待たないで早々に退散。

16:21に塩尻北ICより長野道にのった。

諏訪湖を見るため、諏訪SAに寄った。さすがにもう結氷はしていない。この大きな湖が結氷して御神渡という現象が起こるというは驚きである(今年は結氷したが、御神渡は氷の上に雪が積もって確認できなかったそうである)。その御神渡も地球温暖化の影響でここ数年は湖が結氷しなくてみられないという。過去には結氷していた湖が結氷しなくなっているというのだから、地球温暖化もかなり深刻な問題である。

途中、首都高の渋滞を避けるためにいつもと違う道を通ったら、道を間違えかなりはまったが22:30になんとか家についた。総走行距離803km、燃費は21.2km/Lというドライブであった。後日、ガソリンスタンドでガソリンを入れたら31.5リットルだったのでガソリン消費量は41.5リットル。ちょっと計算が合わないがまあこんなものだろう。

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