上高地
釜トンネル〜大正池〜田代池〜河童橋〜坂巻温泉 2000/12/15-1712/15(金)
とにかく今年は雪の便りが遅く、今年はスノーシューなしで歩くことになるかとやきもきした。やっと12日に長野県内のスキー場でまとまった雪が降ったということで一安心。
新宿駅の急行アルプスの車中で集合。面子は去年と同じくI夫妻、G氏、N氏と私。
出発前に見たYahoo!の安曇村のピンポイント天気予報では安曇村は明日は雨らしい。上では雪だろうか。
急行アルプスは定刻より数分遅れで出発。八王子でも横浜線の待ち合わせで少し遅れて出発。そこそこ混んでいた。
12/16(土)
定刻通り松本に到着。乗客の大半は松本より手前で降りてしまい松本についた時点でガラガラ。12/2のダイヤ改正で急行アルプスの松本到着時間が4:31に改悪され、ちくまとの接続は再び松本になっていた。次のダイヤ改正でまたもとの時間に改善されれば良いのだが。12月にしては暖かい。
駅前のローソンで食料を調達。売り切れのものが多かった。ちょうどローソンの前にタクシーが来て、運転手さんが上高地に行くのかと声をかけてきたので乗せていってもらった。どうせタクシーで行くのだから食料は国道158号沿いのコンビニで止まってもらってから買えば良かった。車中で年賀状を松本で投函するのを忘れたことに気づき、島々の郵便局で止めてもらって投函。今年は20日までに投函すると2001年の記念消印が押印される。
途中にいくつか温度の表示板があったが松本市内5度、安曇村の入り口付近7度(壊れていた?)、沢渡の先(だったと思う)で5度。沢渡あたりまで行ってやっと道の脇に雪が積もっている状態で今年はかなり雪が少ないことがうかがわれた。
5:53に中ノ湯着。軽く食事を取って、身支度をしてから出発。身支度をしているとペンションの物らしきマイクロバスが来て客を降ろしていった。
中ノ湯〜大正池ホテル
釜トンネルの路面は全然凍っていなかった。トンネルの中の蛍光灯はついていた。昨年は切れかけの蛍光灯がかなりあったが今年はそういう蛍光灯は無かった。
トンネルを抜けたところに重機が置いてあった。11月に蝶ヶ岳に登ったときに重機が上がっているということで釜トンネルの手前でバスが足止めされたがその重機のようだ。道路の脇を整地している様子があった。それで気づいたが、昨年の9/15に洞門内で土砂崩れがあり、その対策として洞門を避ける形で新しいトンネルを掘るという新聞記事をみたがそのトンネル工事用の重機らしい。その記事によると新しいトンネルは2001年中に開通予定とのこと。
道は除雪されていて歩きやすかった。ところどころ、路面が出ていて乾いているところまである始末。大正池に手前から雪がちらつき出す。大正池ホテルの脇にあるトイレはちょっと混んでいて順番待ちが出来ていた。その時間を利用して朝食。
大正池ホテル〜田代池〜上高地BT
雪が少なく15cmも無いのでスノーシューをつけずにそのまま歩いた。田代池の先の林間コースと梓川コースの分岐でI夫妻と私はスノーシューをつけた。迷わず雪が多そうで踏み後の少ない林間コースを歩いた。雪が少なくてもスノーシューを履くとやはり歩きやすい。
上高地BT〜河童橋〜上高地BT
田代橋から上高地BTまでの梓川沿いも20cm程度の積雪。I夫妻と私はそのままスノーシューをつけたまま歩いた。
上高地BTで休憩。軽く食事。
上高地BTの売店の広場で工事をしていた。登山補導所のところに看板があったのでわかったが上高地インフォメーションセンターというものを作っているそうだ。この施設は現在の上高地美化センターをグレードアップしたような施設になるそうで、この施設が出来たあとは現在の美化センターは取り壊してそこは広場になるそうだ。帰ってから調べてみるとこの施設の完成予定は来年秋ということ。
このころになると雪が結構降ってきたので明神池まで行くのはあきらめて河童橋まで行って戻ることにした。河童橋の脇で砂防工事をやっていた。ビジターセンター、インフォメーションセンターは作っているし、砂防工事もやっているしで上高地は建設ラッシュ。
上高地BT〜大正池ホテル
上高地BTの駐車場のすぐ先から道路の脇に新しく作られた遊歩道(去年か一昨年に作っていたと思う)を歩いた。ここの遊歩道を歩いたのは初めて。無雪期に上高地に来る観光客用だろうが上高地まで来てこのような車道のすぐ脇の遊歩道を歩く人の気が知れない。
大正池ホテル〜釜トンネル〜中ノ湯
大正池ホテルの軒先で昼食。
中ノ湯では他のハイカーがタクシーに乗り込んでいた。中ノ湯の売店の電話はつかえるようなのでここまでタクシーを呼んだようだ。
中ノ湯〜坂巻温泉
中ノ湯から坂巻温泉までは車道の脇を歩くわけであるが、そんなに交通量は多くなかった。安房トンネルの開通で交通量が飛躍的に伸びるかと思っていたがそうでも無いらしい。
坂巻温泉旅館には早い時間に着いたのにもかかわらず部屋に上がらせてくれた。露天風呂は工事中で入れないそうでちょっと残念。早速、内湯に入っから、部屋でくつろいでいたらいつのまにか眠ってしまって、夕食時間を知らせる内線電話に起こされた。夕食後は部屋で横になっていたらそのまま寝てしまった。
コースタイム
12/17(日)
6:50に起きた。いつもだともっと早く起きて温泉に入っているのだが、普段の疲れがたまっているせいか全然起きることが出来なかった。
この日は8:07発の高山〜松本の特急バスに乗るため朝食を早めにしてもらっていた。朝食後にパッキングを済ませバス停へ。昨日とは変わって天気は良い。特急バスがこちらに走ってくるのが見えたときは普通の観光バスが走っているのかと思ったが、バス停の手前でウィンカーを出したので目的のバスとわかった。乗ってみてわかったのだが、バスのグレードが落ちていて普通の観光バスと同じバスになっていた。他に乗客は一人だけ。この乗客も新島々で降りていった。
この日は山の眺めがよさそうだったら長峰山に登り、そうでなかったらそのまま帰るのが出発前からの予定であった。波田あたりから見ると山の方は雲がかかっていて眺めが悪かった。昨夜の夕食の席で天気が悪いときにはそのまま帰るのでなく諏訪の酒蔵に寄っていく案を出していたので、酒蔵に行くことになった。ただし、G氏とN氏は左党でないため、そのまま帰ることに。
松本駅前の喫茶店で清算を済ませ、松本駅のみどりの窓口で帰り組と諏訪組のそれぞれの指定席券を確保した後、松本駅の駅ビルで少し時間を潰し、そのまま別れた。改札を抜けてから山の方を見ると雲が取れていたが、すでに予定を決定した後なので仕方がない。それに少し空も曇り気味なので長峰山からの展望はイマイチだろう。
諏訪組は10:44発の高尾行きに乗り、上諏訪で下車。舞姫と真澄に寄って、酒の試飲、購入をした。昼食時間にはちょっと時間が足りなくなったため、駅の立ち食い蕎麦で蕎麦を食べたあとあずさ62号で帰着。