光城山・長峰山

豊科駅〜田沢駅〜光城山〜長峰山〜明科駅 2000/4/7-8

4/7(金)

1/15以来、どこにも登りに行っていないのでそろそろまた出かけたくなってきた。

会社でもうしばらくしたら帰ろうかと考えているときに一応明日の天気を見ておこうと思って見てみたら、明日は長野県は晴れとなっていた。朝見たときはたしか曇りのち晴れで、それを見て、出かけることをあきらめていたのに。

昨年末以来、この山に行くのは3度目だ。手軽に行けて、北アルプスの展望が良いというのが大きな理由であるが、今回はもうひとつ理由があった。道路地図で調べて、穂高〜明科が豊科〜田沢より近いということで今まで夜行で行くときは穂高〜明科を歩いていったが、重大な間違いに気が付いた。実は持っている地図ではこの2つの道はのっているページが違うのだが、よく見ると縮尺も違っていた。実は豊科〜田沢の方が近かったのである。今回は豊科〜田沢の道を調べるというのもこの山を選んだもうひとつの理由である。

早速、会社の帰りにみどりの窓口に行って、あずさの都区内〜塩尻・松本の指定席回数券と急行アルプスの指定席、松本〜穂高の自由席急行券と乗車券を確保。今回は豊科で降りる予定(気まぐれで穂高で降りるかもしれないので一応穂高までの切符を買った)だったので都区内〜豊科・穂高・明科の回数券にしようかとも思ったが、2,110円高くなる。今回2枚使うとして、残りの2枚の有効期限内にもう一回行くとしたら上高地近辺に行くのに使うだろうという考えがあったのでこちらにした。松本〜穂高までの自由席急行券と乗車券を買っても1,300円ちょっとだから次回は松本までしか使わないなら都区内〜塩尻・松本の方が安くなると考えたわけだ。実際に松本〜穂高までの自由席急行券と乗車券を買ってみるとなんと850円だった。どうも近接区間だから急行券が安くなるらしい。

家に帰って大急ぎで準備をして出発。新宿駅でアルプスに乗ると乗客は一般のスキー客、ボーダー、山スキーに行くと思われる人が目立った。アルプスはこの日は4分遅れの23:54に出発。

4/8(土)

少し寒さを感じて何度か起きたが、まあまあ睡眠が取れて、豊科に到着。降りる時に温度計を見たら客室の温度は18度だった。睡眠中は新陳代謝が落ちるのでこの程度の気温ではどうも寒く感じてしまうようだ。

豊科駅〜長野自動車道下〜田沢駅

豊科での乗降客は自分も含めて4名だった。駅の待合室はストーブがあって、点火してあった。駅の脇にトイレがあって、これは電気がついていて利用可。

豊科駅前にはタクシーが客待ちしていた。こんな時期のこんな時間にもタクシーがいるのかと妙に感心してしまった。

今回はダクロンのシャツにフリースのジャケット1枚と言う格好で行ったが、ちょっとだけ寒い。豊科駅を歩き出してすぐにジンチョウゲの香りがした。どうも、東京の3月上旬くらいの気温みたいだ(とは言っても、今年の長野は花の咲くのが遅れているらしいが)。

しばらく歩くとほおに冷たいものがあたった。雨が降ってきたのである。今日は一日晴れという予想だったのに空は曇っていた。そのうちやみそうな雰囲気ではあったが。

田沢駅に着く頃にはかなり明るくなってきていた。この頃には雲の中から少しだけ山が見えるようになってきた。田沢駅にも脇にトイレがあってこれも利用可だった。

田沢駅〜光城山登山口〜中間点〜光城山

光城山の登山口までの途中の道は全面通行止めという看板が出ていたが車も入れる状態だった。実際に登山口に着くまでに1台車に追い越された。今回、途中で会った登山者はこの車に乗っていた1名のみ。

光城山の桜並木はまだまだと言う感じ。桜の頃にまた来たいものだ。途中白鳥湖が見えたが、当然のことながら白鳥たちはすべて北に帰ってしまっていて何もいない。山々の頂きは雲に隠され、展望がいまいちなのでさっさと光城山から長峰山に向かって歩き出した。

光城山〜天平の森〜長峰山

光城山〜長峰山のコースを歩きだした頃には青空がだいぶ広がってきたが、山々は雲に隠されたまま。展望はイマイチだったが、鳥たちのさえずりがだいぶ慰めになった。

長峰山には誰もおらず、独り占め状態。でも、展望はあいかわらずイマイチ。この頃には風が吹き出した。トンビたちが風の中を気持ちよさそうに飛んでいた。

ここで朝食を取った。今回は出発前にコンビニで食料を調達していったが、豊科〜光城山登山口間にはコンビニが4件ほどあったので、次回からはこちらに着いてから調達することも可能だ。

長峰山〜明科駅

風のせいで寒くなったので早々に山頂を退散。

前回来たときは林道はデコボコしていて歩きにくい状態であったが、今回はローラーで固められアスファルトを張る前の状態になっていて非常に歩きやすかった。

コースタイム

明科駅に着くと8:42の快速があった。時刻表でそれを確かめているうちに電車がホームに滑り込んできた。急いで切符を買って、跨線橋を走って渡って、なんとか電車に間に合った。快速電車ではあるがあずさの車両を使っているため9両編成で楽々座れた。窓側に座って、山を眺めるとやっと常念がその白い頂きを雲の中から見せてくれた。

この電車は松本で車内整備の後、9:14発のあずさになるということでそのまま、これに乗って帰ろうかとも思ったが、せっかくだから松本で降りた。とりあえず、いつも松本で行く酒屋に寄って地酒を買った。冬期限定の酒がまだあったのでラッキーだった。

駅のキオスクに行くとわさびの花が売られていたので買った。駅ビルの本屋に寄ったり、そばでも食べてから帰ろうかとも思ったが、冬期限定の酒とわさびの花が入手したことに結構満足してしまったのでそのまま帰ることにした。

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