上高地

釜トンネル〜大正池〜田代池〜明神池〜坂巻温泉 1998/12/18-20

12/18(金)

新宿駅で集合。メンバーは自分とI夫妻。急行アルプスは意外と混んでいて席は全部埋まっていた。大半がスキー客のようだった。

12/19(土)

松本駅前のローソンで買い物をしたあと、タクシーで釜トンネルへ。料金は14,020円(小型車)だった。

釜トンネル〜大正池〜田代池〜河童橋〜明神

釜トンネルの電灯はついているが、スノーシェードの部分は電灯がないため、真っ暗。路面は凍っている箇所も多少あるが水が流れている部分の方が多かった。つららもまだあまりなかった。トンネルを抜けると満天の星空。

1時間ほどで大正池ホテル前へ。ここまでの道は全然雪のない路面があったりで、雪が少なかった。ここでスノーシューをつけて大正池へ降りる。大正池は11月に入ってから東京電力が水量を落として、浚渫をやっていたが、その時と水の量はほとんど変わらなかった。雪が少なく、途中でスノーシューを外した。

林間コースを通って田代池へ。田代池には7時前について、朝食を取っている間に穂高の上の方が少しだけ赤く染まった。その後は林間コースを通って田代橋へ。途中、リスを見た。雪の上にいろいろな動物の足跡があったが、何の足跡かわからないのがちょっと残念(ただし、カモの足跡だけはわかった)。田代橋は新しい橋が完成しており、柵がおいてあるがすでに通れる状態。ウェストン碑の前の仮橋はすでに撤去されていた。

河童橋からは右岸を通って、明神へ。雪はやはり少ない。途中で20頭ほどの猿の群れを見かけた。

明神に着いたのは10:30頃だったが、ここでちょっと休憩。嘉門次小屋のベンチを利用しようと思ったが、雪が積もっていたため、穂高神社の前のお舟祭の船がおいてあるところを利用。

明神〜坂巻温泉

明神橋を渡って、左岸へ。明神館へ行く途中でまたリスを見た。左岸の方は右岸より雪があった。スノーシューをつける程ではなかったがせっかくもってきたのでつけて歩く。12:00頃にビジターセンターに着いて、そこの軒先で昼食。

朝から雲一つない快晴であったが、明神あたりでポツンと出ていた雲がだんだん多くなってきて、ビジターセンターを出発する頃には曇りになっていた。あとはひたすら歩いて、坂巻温泉へ向かった。大正池を過ぎたあたりで振り返ると穂高の中腹まで雲が降りてきている。

行きは気づかなかったが釜トンネルの下側の洞門のところにトイレが設置してあった。冬季入山者のために設置してあるようだ。また、今回歩いた範囲のトイレがある箇所は冬季トイレがすべてに設置してあった。

釜トンネルを抜けて、ゲートのところの売店に着くと明かりがついていて、営業している模様。ここの前にある公衆電話は冬も生きているようである。あとで知ったのだが、ドコモの800MHz携帯電話が大正池あたりから小梨平のあたりまで使えるようになっているそうである。

この日は坂巻温泉に宿泊。泊まり客は他に一組のみ。坂巻温泉には何度か泊まったことがあるが、これほど泊まり客が少ないのは初めて。上高地の方も人が少なかった。不景気のせい?

12/20(日)

この日は朝から雪が降っていた。降雪が昨日でなかったことにホッとした。この日は帰るだけなので天気は別に関係なし。以前だと坂巻温泉の車で沢渡まで送ってもらうか、坂巻温泉からタクシーで松本まで出ていたが、宿の人によると高山〜松本の特急バスがすぐ前のバス停から乗れるということで、前の日の宿の到着直後に宿の人に予約をしてもらった。このバスは一応予約が必要なのだが、すいていると予約なしでも良いらしい。しかもたいていはすいていて予約なしでOKらしい。

朝食を7:00からにしてもらって7:47のバスに乗った。ちょっと早いが次のバスが11:57とちょっと遅めなのでこのバスにした。バスは空の状態でやって来て、乗客は松本まで我々3人のみだった。料金は1950円で沢渡からバス、電車を乗り継ぐよりちょっと高い程度。

9:00に松本バスターミナルに着いて、駅の改札のそばの喫茶店で駅ビルが開く10:00まで時間を潰した。松本に降りてきた時点では曇りだった天気が時間を潰している間に晴れ間が見えるようになった。

駅ビルで土産を買って、11:59のあずさに乗った。山の上の方は雲がかかっているが、天気はよくなってきて、車窓からの眺めが良かった。途中、車窓より四角いものが並んでいるのが見えたが、おそらく寒天作りをやっているのだろう。八ヶ岳、富士山を眺めたあと、一眠りしているうちに新宿に到着。

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