焼岳・蝶ヶ岳・大滝山
中ノ湯〜焼岳〜徳沢〜横尾〜蝶ヶ岳〜大滝山〜蝶ヶ岳ヒュッテ〜三股 1997/8/5-78/5(火)
新宿駅23:50の急行アルプスで出発。メンバーは私の他にYとN。この日は臨時のアルプスも出ていたが、そちらはすいていた。臨時のアルプスは直角シートだが、臨時でない方はあずさの良い方の車両を使っているのでわりと快適。ただし、網棚は狭い。
8/6(水)
松本駅で聞いたら上高地までの通しの切符を買うより、新島々までの切符を買って、そこから中の湯までの切符を買った方が安いということなのでそうした。ちなみに上高地までの通しだと2,500円、松本〜新島々680円、新島々〜中の湯1,650円だった。新島々でタクシーがバス料金と同じ値段でいってくれるというのでタクシーに乗った。
5:30頃に中の湯について登り始めた。天気は曇り。登山口は安房峠の分岐からちょっと登ったところであんまり目立たない。登山道はわりとしっかりしている。
途中、ガレ場の登りで道を間違った。ちょうどガスってきたため、一番前を歩いていたYが曲がり口を見落として、自分とNも気づかなかった。登っているうちにガレ場が急になったので登山道でないということはわかったのだが、山頂も見えていたし、ガレ場を戻るのは落石の危険がありそうだったのでとりあえず、山頂まで登ることにした。
11:00頃に山頂着。山頂の看板があるものの踏み後が明確でない。地図を確認しているところで、ちょうどガスが晴れて場所が確認できた。なんと、登山禁止の南峰の頂上にいた。
慎重に南峰を下った。登山禁止のところだけに一部緊張するところもあったがなんとか下ったのちに北峰へ向かう登山道と合流した。
北峰はパスしてひたすら下った。途中のはしごの下りのあたりで雨が降ってきてレインウェアを着た。雨の日のはしごは嫌なものだ。
14:00頃に登山口に着いた。そこから嘉門次小屋経由(岩魚の塩焼きをたべるため)でこの日の宿の徳沢ロッヂに16:00頃に着いた。
徳沢ロッヂは風呂が使用できる時間は、外来の入浴もOKのようだ。徳沢のキャンプ場に滞在している人が入りに来ていた。
8/7(木)
まず、徳沢より横尾に行ってそこから蝶ヶ岳に登った。徳沢から長塀山経由という道もあるが、だらだら長くて展望もないので、横尾から登ることにした。横尾からの登りも展望はないが一気に高度を稼いで登れるので自分はこちらの方が好きだ。
ひたすら登って、針葉樹の中にダケカンバの木が見られるようになってから50分ほど登ると2500mの標識(実際には2500mよりちょっと低いようである)があって、そこから10分も歩くと梢が少し薄くなったところがありそこからちょっとだけ展望がある。さらに10分も歩くとナナカマドの木が見えだし、だんだん明るくなっていって森林限界を越える。
ここから40分ほどで蝶ヶ岳ヒュッテ。蝶ヶ岳ヒュッテは改装工事がすでに終わっていた。この日はよく晴れていて穂高の展望がよかった。蝶ヶ岳ヒュッテで昼食(小屋にはラーメン、うどん、おでんなどあり)ののち、大滝山荘に向かった。1.5時間ほどの歩きで大滝山荘に着いた。途中に池があったり、大滝山荘のそばに池があるので虫よけと虫さされの薬は必帯である。
この日の大滝山荘の泊まり客は我々3人を含めて6人である。この小屋はいつもすいているらしい。
8/8(金)
この日は下山するまでずっと雨。いったん蝶ヶ岳ヒュッテに行って、三股からのタクシーを予約。以前はタクシーの予約金をヒュッテで払う必要があったが、今はいらないそうだ。
どんどん下って最後の方で両脇に唐松が生えている並木道のような場所になったら、ここから50分ほどで三股。タクシーはがけ崩れの復旧の工事の関係でさらに20分ほど(三股の看板には50分と書いてあるがそんなにかからなかった)下の駐車場までしか入れない。ここの駐車場には最近できたらしいトイレがあった。
タクシーでほりでーゆー四季の郷へ。ここはボディシャンプー、シャンプー完備で露天風呂、サウナなどがあり、500円と手ごろな値段なので下山後に利用するには良いところ。ただし、風呂に入る前に電車の時間を確かめて、駅までのタクシーを予約しておいた方が無難。タクシーの料金は、三股〜ほりでーゆー3,250円(迎車料180円)、ほりでーゆー〜豊科2,980円(迎車料180円)だった。
この後は、豊科駅前のみやげ物屋で地ビールを買って、松本で食事して、新宿まで電車で戻った。